実際俺はまるでお酒の方は下戸なので(飲めと言われて飲めないワケじゃないが後で猛烈に気分悪くなるのがオチ)、この吐くまで飲んでしまう気持ちってのはよくわから無いんだが、どうやらついいい気持ちになって吐くまでレベルに達してしまうとの事らしい。
えー、つまり「この辺でヤバイ」なる判断が酔ってしまってつかないって話。
終電に乗るのが極当たり前の生活していると、「おっここ空いてんじゃん」とやたらと目立つ車両が時折ある。
まー限りなく、そういう車両は「ゲロ車両」なワケだ(笑
もうあれ、ほんと驚かない。
東京の深夜の電車や駅の風景にとってゲロは風物であって(これさぁ吸殻どうたらと同じ問題じゃね)、駅員さんも慣れた手つきでバケツでジャーなんだが、つい先日「かなり深刻なゲロ模様」に遭遇した。
張本人が車両中央の席で既に爆睡していて、カバンやら自分のスーツからゲロ自爆しているんだけれども、まパッと見「酷く酔っている」なる有様だった。
この車両が新宿駅に止まって、ここで一斉に満員御礼になるんだが、
この時後方に白いウールの帽子に厚手のサングラスという芸能人風のアンちゃんとケバイ姉ちゃんのカップルが乗り込んできた。いかにも悪そう(って何が悪そうなのか知らんが)な風体だったので、電車内に僅かに警戒感が広まっているのを端っこの窓際に立っていても感じたんだが、そんなこんなで新宿駅を出発して大久保でブレーキ踏んだときに「ドっスーん」とデカイ音がした。
既に電車は満員で何が起きたのやらさっぱり自分の位置からはわからないのだけれど、周辺の諸君は盛んに音の下方向を降り返っている。
「あー誰か酔っ払いが、あのゲロで滑って転んだな」と俺は思ったんだが、周囲の評価はそういう感じじゃないし、転んだ先でも「痛ェ〜」とか聞こえてこない。
「さて今日のその時歴史が動いた、その時がやってまいりました」
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