2007年08月21日

『歯医者』

俺の目から見ても名医って歯医者が近所にいて、随分と長いことお世話になっている。
そもそも話の発端は、就職直後に退職して後フリーター時代にえらい事になって近所の歯医者に駆け込んだのが始まり。
そもそも学生時代なんかに、治療後の金属のつめものが取れたときなんかに「アロンアルファで付ける」なんて剛の者(ってか貧乏とも言う)だったものだから当時から歯にかなりガタがきていて横向き親不知が4本とも前の歯を圧迫している状態で数年放置していたものだから、そろそろヤバイなと学生時代から思っていた、

その後、ついに親知らずがどうにもこうにも痛くなりその歯医者に駆け込んだ。電話には受け付けじゃなくて直接医師が出て、事情を話すと
「いいですよ、直ぐ来て下さい」と、
で、そそくさと歯医者にいってみるとそもそも歯医者自体は休診日で、中には先生独りという状況で「あれ、今日お休みなのにいんですか」と言うと
「お痛みがあって緊急の時にはいつでも大丈夫なんですよ、偶然僕もいたし」みたいな(何せ随分昔でいくつか記憶違いもあると思う)、
当時俺は保険証なんて持っていないのもこれ「当たり前」な状況だったので、「痛い親不知抜くだけでいんで、保険証無しだと一本幾らでしょうか」と率直に聞いてみた。
すると医師は
「とにかく診て見ましょう」と、
どうやら状況と目視で「かなりトンデモ無い事になっている」のが彼には直ぐにわかったらしく、即座に「正直言って健康保険に加入した方がいい」な話に。
「保険証がまだ無い間は、治療費の方もなんとかしておきますから大丈夫です。治療は直ぐに開始するとして、ともかく市役所行ってください」って事になった。

当時俺はアウトサイダーとして、保険証が無い事も結構自慢だったので「保険証取得」それ自体妙に”敗北感”だったりするガキでもあったのだけれど、この医師の話には妙に背中を押された。マジに言っているのがわかったからだ、
その後通院してわかったことは、横向き親不知の前の奥歯がほぼ全滅で外からはどこにも虫歯は見えないが中ではかなり進行しているって話で、暫くこの歯医者への通院は続く。
とにかくこの医師は『インフォームド・ コンセント』を最も重視する人で「今何が起きていて、これからどんな治療をして、その際にどんな希望があるのかしつこいぐらいに説明する」その説明が長すぎて診療時間をオーバーしてしまう事もしょっちゅうなんだけれども、とにかく彼は説明する。
となりの席での彼の説明なんか聞いていると、隣に妊婦の患者がいる時には虫歯の治療で一本麻酔打つにしてもそれにどれだけリスクがあるのか、延々と説明していた。歯に金属をかぶせる時にはいかに厚生省の健康保険行政に問題があるのかって話までする人物。
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posted by kagewari at 12:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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所謂臨床系の言うところの行動療法ってほど堅い話ではありませんが期待感あるアプローチだと思います
自我と時間』参照




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