ガツンと検察と戦わないとこの国は終わりだと思っていたんだが、それを超える記者会見だった。ほとんど検察相手に(向こうがリークのメディア戦略なら、こっちは記者会見で自首作戦)喧嘩売ったようなもんだ
「肉を切らせて骨を断つ」ってのは、この事か、
大々的に記者会見して自首するって話し自体前代未聞で、その発言内容が痛烈だった
「検察の言い分には疑問もあるが、2年も争うと各方面に迷惑もかかるし弁護士と相談した結果検察の言い分を飲む事にした。」
ここで、検察の言い分がかなり言い掛かりに近いものだと宣言し、
「それは、検察の解釈ではなくて、プロ中のプロを自認する僕がやってはいけないミステイクだからで、この部分は“僕”が悪かった。僕が悪かった。その責任を取って市場のプレーヤーから退場する、」
ある意味、検察にケチをつけられるようなミスをした自分が許せないので退場すると宣言、
「ライブの宮内が言う話を、彼には失礼だが実現性のは無い話だと思ったが、彼がニッポン放送株の話をした時の印象は確かに覚えている」
自分は無罪同然だが、全てこの立件はライブの宮内が検察の都合のいい話をベラベラしゃべったからで(これこの前の公判から考えると、今になって宮内が証言翻す可能性もあるんだが、法廷で彼が証言する前にその様子を詳細話してしまうことで、ある意味「宮内を許さん」という結論を出してしまった)、これは検察の恣意的な「宮内落とし」の結果起きた話だと言い切り、
「一生懸命仕事して、沢山税金納めた人間が評価されない世の中でいいんだろうか?堀江君が僕は好きだし、僕みたいな歳よりは引退しても未練は無いが、堀江君が活躍する事無く今みたいな状態になっている事は日本のためなんだろうか。このままチャンレンジャーが守旧派の圧力で(検察使って)潰される日本が正直嫌になったのでシンガポールに拠点を移した」
これこそ特捜検事部長の決り文句「額に汗して仕事する人間がバカを見る世の中論」を意図的に批判したもので、ほとんど皮肉だと言える。
「本当は阪神には近鉄が、、」
グリーンメーラーとしての批判に対し、最近の敵対的買収は「フジのTOB」「阪急のTOB」等の企業合併を促す行為に「僕はファンドとして力を貸した」って話で暗にニッポン放送株のインサイダー無罪を主張しつつ、グリーンメーラーでは無いことを宣言、
この記者会見で検察による株暴落(村上銘柄)をも阻止した。
今の村上に対する批判としては「もの言う株主として日本の株式会社を変えたい」という姿勢から「1円でも儲ける」って姿勢に転じた部分を変節として取り上げているんだが、これも言葉の裏にある意味を読み切れていない。
ファンドマネージャーとして利益を上げるってのは(自分の金じゃ無いんだから)、買収した会社に利益をきちっと上げさせて株主配当をさせるのか、株価を上げるのかの方法で利益を上げればいいのであって、必ずしも「売り抜け」である必然性は無い。
実際企業買収時に、敵対的買収として買われる側の会社がそれを防衛するのを利用して高値で買い取らせるのなら確かにグリーンメーラーだろうが、その価格が「市場で決まっている」のなら、買収先の既存株主にも利益になっている話で、この株価を利用して新たな資金調達もできる(そもそも市場から資金調達する必要がないのなら株価を公開する必要が無い)。
現実村上が狙った会社「ニッポン放送・阪神」には、元々合併・子会社化の動きが予想されていたのであって、それを企業の力だけでやろうとするのには銀行・証券会社・会社首脳・株主と複雑な利害関係がからみ遅々として進まなかったりする。
機動力のあるファンドが数千億動かすって部分はかえって市場をあるべき方向に動かすのであって(阪急のTOB価格は、村上と関係なく値段がつけられており適正価格であると言えるのに、ニュースのアナウンサーが「村上の逮捕が早ければこんな高額のTOBにならなかったのでは」なんてとんでもない事を言っていた。)、所謂仕手筋がやるように「ゴシップ」「事実に反する風説の流布」「総会屋動員」等によって「会社を食い物にしますよ攻撃」「僕達暴力団です攻撃」で、市場に寄らなくても「高値で買い取らせる」なんて商行為をしているのではない。
村上の動きで、既存の阪神・ニッポン放送株主は利益を得たのであって、その本来なら得られる利益を株主に還元してこなかった「これまでの会社首脳は」職務怠慢だった事になる。
「額に汗して仕事する人間がバカを見させていた」のは、この会社首脳部の事だろ。
そもそも堀江ライブのフジ買収は「明らかに企業価値を高めるためで、売り抜けが狙いでは無かった」。
堀江の今後を見ればわかるとおり、裁判所での発言は随分先になってしまう。
それを見越して村上は「一部容疑を認める」事によって、先手を打った、
堀江にも強烈な援護射撃になったんだが、その記者会見を「特別枠」で生中継したマスコミを見ると、何かを変えたいって動きはマスコミにあるのかな?とも思う。
時代の試行錯誤はまだ続くんだろう。
2006年06月06日
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