2004年08月10日

自己分析チェックシートの背景説明

なんつーかですね「相殺」とか「相打ち」とかかな、
悩みのアイデアの中には必ず固定観念がある、固定観念って変わらない論理の別名だから自我の中では『常識』として管理される。

つまり悩みの構造が一向に変化しないのは、そのコアが常識の後ろに隠れているから、悩みで語られる言葉の前とか後ろにそれは顕著に表れて、前提条件が随分と固定的になっている事に気が付く。
まるで話をそらされてるように感じるだろうけれど、この「・へえ」が俺はほんとの正面だと確信してる。

悩んでいるロジック自体には矛盾が無いから。
矛盾は前置きにある

そして知るべきなのは「悩みの狙い」ってとこになる、誰も好き好んで自分に得にもならないことをしたりしない。精神分析的には二次的利得とか呼ぶんだが(無意識なので)体感する事が出来ない利益が隠れていて、それは意識されてる自分には全く身に覚えの無い(利益でもなんでも無い)ものだから『視野にも入らない』
だからこそ、感情を廃して事実関係だけを組み立てて「この人物の目的は何か」を見つめるのが一番、自覚は無くても「そうかもしれない」と思った瞬間に無意識は自我に取り込まれていき、悩みはフェーズを変える。

後は地味に行くしかない、その次はこれ、今度はこれってね。
どこまで必要なのか基準も法則も無い、不快感が「じゅうぶん、これでいいだろう」ってとこでいい。考える流れが定着しているので、むやみに自己嫌悪的な発想に覆われる事も無いし、その度に「又やったかしょうがないなー」と切り返すことも容易になる。

果たしてどこまで、そういうきっかけになっているのかわからんけれど、大きく逸れている事はないと思う。
posted by kagewari at 02:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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所謂臨床系の言うところの行動療法ってほど堅い話ではありませんが期待感あるアプローチだと思います
自我と時間』参照




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