何事もそうですが、『初動』がその後の展開を大きく変えます。
逆算してみてください、
『初動』に到達出来れば、角度の制御と同じで、最初の地点の1Mは初動部からずーっと遠くの100Mより意味が大きい。つまり「直線距離でどれだけ動くのか」より、「角度」を変えられる方が大きな力になります。
精神分析が「過去と記憶」に拘る理由です。
過去に問題の発端がある事を疑う人はいないでしょう。時々問題の中心に近づく事を危険視する論議があります。これは精神分析の世界観の説明不足なのだと思うんです。
「トラウマ論」いつか書きますが、一番不快だった記憶がいかにも悩みの『原型』として捉えてしまっている学派があるので、話が逸れてしまったのです。
PTSDが典型例で、同じ体験をした人が、同じ悩みを抱えるのでは決してありません。
つまり、トラウマと呼ばれる記憶を『どう解釈するのか』で、こころが受ける傷は180度方位を変えます。
おわかりでしょうか
俺が、元体験的な話を(具体的な記憶を)あまりここで話していないのは、トラウマ以前の人間関係と、それを受けて自我が何を「判断」したのか、このロジックこそ問題の中心だからです。
つまり、最も不快だった体験のもっと前に「そう解釈する自我が既にあった」のであり、不快な体験で傷つくこころとは、象徴的な体験で『ダメ』を押されたのであって(証明、のような意味合いです)、『それ以前のささいなやり取りのなかに、葛藤の中心がある』、と俺は考えています。
つまり、最も不快だった記憶を、「嫌な過去に還元する」プロセスが、精神分析にはあります。フロイドの発見であるエディプスコンプレックスは普遍的なアイデアで、何か得意な体験が引き起こす拘り(コンプレックス)では無い事を、忘れてはなりません。
『コトバ』は非常に重いもので、「どんな単語」を「どんな慣用句を」「どんな代名詞を」「何人称で」「時制」発想はこれらの連想に拘束されているのです。この中心となる記憶を辿る事が危険であるとは、いえないでしょう。
少しずつ、危険なキーワード(心理学テキスト「やりたいこと」参照)について考えてみようかなって思います。
2004年06月17日
「受動的」と「能動的」動機形成について。
『被る』というのは、「〜される」という発想です。
一見ここでそれを受動的というのは誤りです、実際言葉の意味としての「受動的」というのは、何か外からのアクションを実際に受けてから行動する様子だからです。
『被る』と「受動的」の関連はむしろ「文法」です。
動機形成の時の理由「なぜかっていうと」の部分の主語が、「誰かに何か言われたから」とかの受動か、「私はこう思うから」の能動か、この差です。
発想が「受動的」なのか「能動的」なのか、なんです。(なんとかシンキングは、この辺の解釈がおかしいと思う)「何か言われたから」「何かされたから」「何か言われるに決まってるから」こういう受動を出発点に動機形成(実は『能動』)をすると、いいことあまりないんです。なんでかっていうと、そもそも動機形成は、内的な欲求を行動に変えるときの根拠選びなので、『能動』であって、これの発想を受動にすると、もう自我の中の文法は、言葉としての形が壊れてしまって、時折支離滅裂にさえなります。
こんな状態の時に「たいして何も悩んでいないのに、落ち込む」という現象がおきます。
「誰かに何か言われるので、僕は積極的にこうしたい」
このロジックで、動機形成によって、衝動を欲望に変える事は難しいっていうか、、なんか文章がおかしなことに誰しもが気が付くと思います。
デ・コードします。
「僕は積極的にこうしたいのに、誰も何も言ってくれない」
これでなかなか行動に移れないのはもっともです。
僕が行動する事は勝手であって、誰かが何かを言う必要が無いからです。
おそらく、これは悩みの発端と相関関係にあるのだと思います。
つまり、なんだか「理由不明の不快感」を、独自の発想で解決できたのかも知れないんです、みなさんは幼児を幼く知性も大人に劣る、と考えているのかも知れませんが、俺はそう思いません。「きっとこうかもしれない」という内容があいまいであったり、具体的でない事はあるのですが、幼児も非常に深い洞察力で考えている事は事実なんです。
悩みの発端の話のとこで(「理由不明の不快感」をどう解決するのかって話です)「幼児の力ではとても解決不可能」と話しましたが、それは問題に対する実行制圧力の問題で、考える自由は残されているのです。俺は『自己嫌悪』というアイデアの怖い所を、むしろここに感じているのです。
「自分自身の発想(知性)すらスポイルする、現実を歪めてしまうレンズこそ自己嫌悪なのではないか」
ザザーッと、話を元に戻しましょう。
もっとばっさりとダイレクトで直線的に話を割ってしまいましょう。
悩みの解決とは、悩んでいる問題の解決などは全く関係なく、考える時の発想を能動的にするため、必ず「私は〜思うので」という風に、常に主語が「私は」ではじまる文章以外は使わないで思考する事。
これで、なぜ友達などに相談すると気持ちの整理がつくのかわかっていただけるのでは無いでしょうか。
「実はさ、俺さ」
そうです、主語が「私」なんです。
一見ここでそれを受動的というのは誤りです、実際言葉の意味としての「受動的」というのは、何か外からのアクションを実際に受けてから行動する様子だからです。
『被る』と「受動的」の関連はむしろ「文法」です。
動機形成の時の理由「なぜかっていうと」の部分の主語が、「誰かに何か言われたから」とかの受動か、「私はこう思うから」の能動か、この差です。
発想が「受動的」なのか「能動的」なのか、なんです。(なんとかシンキングは、この辺の解釈がおかしいと思う)「何か言われたから」「何かされたから」「何か言われるに決まってるから」こういう受動を出発点に動機形成(実は『能動』)をすると、いいことあまりないんです。なんでかっていうと、そもそも動機形成は、内的な欲求を行動に変えるときの根拠選びなので、『能動』であって、これの発想を受動にすると、もう自我の中の文法は、言葉としての形が壊れてしまって、時折支離滅裂にさえなります。
こんな状態の時に「たいして何も悩んでいないのに、落ち込む」という現象がおきます。
「誰かに何か言われるので、僕は積極的にこうしたい」
このロジックで、動機形成によって、衝動を欲望に変える事は難しいっていうか、、なんか文章がおかしなことに誰しもが気が付くと思います。
デ・コードします。
「僕は積極的にこうしたいのに、誰も何も言ってくれない」
これでなかなか行動に移れないのはもっともです。
僕が行動する事は勝手であって、誰かが何かを言う必要が無いからです。
おそらく、これは悩みの発端と相関関係にあるのだと思います。
つまり、なんだか「理由不明の不快感」を、独自の発想で解決できたのかも知れないんです、みなさんは幼児を幼く知性も大人に劣る、と考えているのかも知れませんが、俺はそう思いません。「きっとこうかもしれない」という内容があいまいであったり、具体的でない事はあるのですが、幼児も非常に深い洞察力で考えている事は事実なんです。
悩みの発端の話のとこで(「理由不明の不快感」をどう解決するのかって話です)「幼児の力ではとても解決不可能」と話しましたが、それは問題に対する実行制圧力の問題で、考える自由は残されているのです。俺は『自己嫌悪』というアイデアの怖い所を、むしろここに感じているのです。
「自分自身の発想(知性)すらスポイルする、現実を歪めてしまうレンズこそ自己嫌悪なのではないか」
ザザーッと、話を元に戻しましょう。
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悩みの解決とは、悩んでいる問題の解決などは全く関係なく、考える時の発想を能動的にするため、必ず「私は〜思うので」という風に、常に主語が「私は」ではじまる文章以外は使わないで思考する事。
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「実はさ、俺さ」
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