2018年01月26日

『監禁症候群』について(2)

●『監禁症候群』と「イジメ事案」の相関図
※『ストックホルム症候群』とは長期膠着状態になったハイジャック事件において、人質が無意識に犯人に親近感や共感を感じてしまった得意な事例から論じられた話。

前回に引き続き『監禁症候群(勿論便宜上の”仮称”)』についての話です
『監禁症候群』が「エディプスコンプレックス」の構図を模倣する事で成立しているのだとしたら、『抑圧』下の自我は容易に閉鎖空間設定に飲まれてしまというようなところまで説明してきました。


言わずと知れた事ですが
『共同幻想』とは「舞台設定のような仮想空間」です。
現実はお芝居とは違いますが、『共同幻想』社会では登場人物設定と決め台詞などいくつかの”お約束”の中、「設定上の登場人物が言いそうな台詞を連歌のように連ねる即興芝居が行われている」と考えても間違いではありません(いい役悪い役や得な役損な役などクラス《階級》上位者が決めていく)。

【以下ポイントが重要】
本来「何かの縁で始まる『共同幻想』歩留り的オンザレール」や、「軍人や部活など自らの意思で志願して参加する」など、『共同幻想』社会適応であっても”選択的なもの”であり(ここに確信犯的再選択も含まれる)」、
『家族幻想』における子役を例外に、当該人物にはなんだかんだ参加の意思があって自らその舞台設定(見方変えれば特定閉鎖空間)に身を投じます。
上記の”選択性”は当事者が『反抗期』(現実アップデート)を通過した事により反証される。
(※故に、就労についての年齢制限もあるワケで、)
(※加えて、上記説明の「『家族幻想』における子役を例外に」←ここが特に重要)

と こ ろ が
■場合によればメンタル問題に発展もする「『抑圧』下の自我」の場合、
理由にもならない理由や、『抑圧』下であるが故に顕著ともなる「承認欲求」的動機により”強迫的に(フラフラと)”『共同幻想』社会と関係する”事情や背景”を抱えやすく(そうなりがちな背景事情がワンセットになりやすい)。
 ↑↓
どういう意味か補足します
『自意識』マターの『抑圧』が無ければ、主体性・独自性の自由がありますから、経緯はどうあれ「選択曲面は『自意識』判断」で決定されます(『反抗期』経過証明)。

しかし、肝心要の選択曲面の自由(自己責任所有権)が、『反抗期』アップデートの不全などにより十分に確保されていないと、(わかりやすく言えば何をするにも権威上位者や権威的概念の承認を求めるように)権威的に振る舞う人物や、権威的構造の社会や、権威的概念を根拠とする組織に(友達グループや学校や会社など)、無意識に追随・従属する結果(強迫的選択)を招きます。
(※「法律用語によく出てくる”なになにに対抗できる”」←のような役割は権限的に『自意識』にしかできない。)

→続きを読む

posted by kagewari at 22:34 | 心理学テキスト「Why not」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月17日

『監禁症候群』について(1)

あまり大きな声では言えないというか、注意も必要なのですが、
昨年「某監禁殺人事件死刑囚親族のその後」のようなドキュメンタリーがありました。
その中で(人権問題がどうこうの話では無く)、
死刑が確定している犯人が「監禁連続殺人犯行時、心理学も研究していた」という話があり、、
これは衝撃的でした。

思うに、本格的にフロイト心理学というのは考え難いため、
書店などによく見られる洗脳やマインドコントロールなどの書籍じゃないのかと思うのですが、
それでも(一般教養水準の)そういった書籍ほど『ストックホルム症候群』などの引用があるのではなかろうかと思ったのです。

※『ストックホルム症候群』とは長期膠着状態になったハイジャック事件において、人質が無意識に犯人に親近感や共感を感じてしまった特異な事例から論じられた話。


<問題提起も含めて>
この現象を広義の『監禁症候群』として説明してみたいと思います。
かなり広範に波及する話なので2回シリーズとします。

■「実は誰にでも身近な問題だった『監禁症候群』」
・締切間近な小説家が編集者にホテルに缶詰めで執筆活動
・厳しいトレーニング法と言えば?『合宿』
・明治から昭和初期の頃までに見られた子供に対する処罰は?
「ゴメンナサイ言うま物置などに閉じ込める」
・家庭教師を含む、集中的トレーニング法は「マンツーマン」
・暴力的先輩が後輩を呼びつけるのは?「ちょっと裏までこいや」

あれこれ考えるうち
「ちょっと待てよ」と、、
●強圧的な腕利き刑事の取り調べにおいて発生した「冤罪事件」
 ↑
これでしょうこれ、これこそ『ストックホルム症候群』の典型だろうと。

あまり大きな声では言えませんが、
鉄拳制裁でも有名だった「俺が育てた」で有名な某監督の手腕についても、
「ちょっと待てよ」と思うワケです。
体罰のアリな体育会系指導者の中には、(仮に刑事事件なら冤罪にもなり兼ねない)『ストックホルム症候群』における心理反応を「自分の指導手腕」と勘違いしている人物が無数にいたのではないか。
●勿論それは「育児、躾と称し昔から行われてきた行為」そのものであると。


<話は戻って『ストックホルム症候群』の仕組み>
こいつを分析します。
『ストックホルム症候群』とは「エディプスコンプレックス」の応用に過ぎません。
「エディプスコンプレックス」を仮想空間でバーチャルに再現するものです。
「エディプスコンプレックス」の発生要因は?
幼児には自主的に生存能力が無いので、権威者側が生殺与奪の権利を有する。
同時に幼児には「家幻想的空間」から、この関係から(物理的には家出)容易に脱出できない閉鎖空間として認知されている。
且つ、権威者側が(何らかの事情で)幼児側に強い関心のもと、快不快原則的関与を行う。
以上です、

わかります?
「監禁事案」にもっていけば、実行者は被験者に(あたかも)「エディプスコンプレックス」下におけるような(快不快原則)による誘導が可能となる。

し か も
『基本用語』の解説などでお馴染みのように、
快不快原則とは(脳が『興奮』を確認すればいいだけで)被験者に快として認知されても”不快として認知されても”有効である。
(注:被験者はコーチの体罰を「愛情があれば許される」などワケのわからない共感を示す)
(注:場合によっては被験者は暴力を振るう先輩コーチ監督を「恩師」として賞賛する)
(注:冤罪事件の時、無罪の罪で証言してしまう被害者は「強引な取り調べをする刑事に強要された調書にサインし、刑事に褒められる時に感謝さえする」場合すらある←だったような記憶あります)

→続きを読む

posted by kagewari at 17:31 | 心理学テキスト「Why not」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月12日

驚きました金正恩氏は思っていた以上にやり手でしたね

なかなかどうして、たいしたもんです。
金正恩氏は(トランプ曰くのパラノイアでは無く)、
CIA情報のとおり合理的判断のできる人物でした。

ある意味「一安心」です。
(唐突にパニック起こしてミサイル発射とかの心配は無くなったワケですから)

■北朝鮮は、韓国の心理を読み切って大胆な平和攻勢に出た
韓国の文在寅政権は(確信犯的親北派左翼)、これに歓喜の声をあげて飛びつきました。
思わぬところから、
過去記事:2017年05月05日の
朝鮮半島における武力衝突はあり得る
http://kagewari.seesaa.net/article/449600282.html

 ↑
上記記事中の(まさかと思った)「▲もうひとつシナリオ」に突入しそうです。

但しこの時の記事は最後に米中による武力制裁となってますが、
少々そこいらへんは違ったものになるでしょう。
そして、金正恩氏が北朝鮮包囲網の弱点「文在寅政権の心理」を読みきって、合理的判断による一手を打ってきたことは大きな変動要因です。


■■■そこで「▲もうひとつシナリオ」修正する形でザックリ予測してみよう■■■
(※以下は韓国文在寅政権が極端に斜め上に振れた場合の話なので最も高い確率の可能性を論じたものではありません。よく言う「ナントカのケース」を予想したものです。)

「話の前提から」
・南北対話の様子などから韓国青瓦台に北朝鮮への内通者がいることはほぼ間違いないだろう(大統領の思惑が筒抜けである)
・北は韓国を民族主義で凋落させ、米韓同盟の無実化を図るだろう(米国の演習は妨げないが韓国軍が参加を保留するなど)
・韓国の寝返りにより経済制裁に穴が空くのであれば北は国連主導の経済制裁解除を急ぐ必要が無い
・事実上のオリンピック共催演出や南北会談により多数の北工作員が韓国に潜入すると推定される
・トランプ大統領のやり方的に、韓国が上記のような対応となった場合(現在の中国の扱いと同様に)「北の核廃棄の責任は韓国にある(そういうこと始めた以上お前が責任とって核放棄させろ)」のような対応に切り替わることが予測される
・結果的に米国の対応は(韓国が責任をとれず北の核放棄になんら成果をあげられない場合)「韓国に任せた」のだから、決裂による北への武力制裁時に韓国の被害は無視してもいい(自分の責任だ)との判断へ
・韓国を抱き込む制裁逃れの影響により北のICBM開発は加速
・米国は当初の限定的武力制裁選択から、その内容を(核の使用を躊躇しない)全面的武力制裁のシナリオに切り替えざるを得ないし(韓国への配慮も必要無くなるので)移行させるだろう
・北がミサイル開発凍結も提案しても(北の約束は)何ら信頼できないことは”国際的な確定事項”なのでミサイル防衛を強力に推進(北から発射されるミサイルやロケットは日米同盟により無条件に迎撃する方針が検討)

→続きを読む

posted by kagewari at 03:16 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月10日

基本用語のまとめ(9)『快不快原則』脳にとっての『興奮』

継続的読者の人はあえて説明を必要としていないのだろうけれど、
新規閲覧者の方にとっては「何のことですか」ともなり兼ねない頻繁に使用されるいくつかの用語を別カテゴリーでまとめておこうと考えたものです。
(重要項目なので予告なく編集される場合があります)


■なにやら『興奮』と書くと、喜ばしい状況が展開しているのか?などの想像されるかもしれませんが、そういう意味ではありません。
「ドーパミンなどに代表される脳内物質が分泌しているのか否か」の意味です。
脳にとっての快感代謝とは(”臓器としての脳”にはそのジェットコースターやバンジージャンプホラー映画がエンタメなのか本気で怖くて不快でしかないなどの判断はできないので)脳内興奮物質のいずれかが盛んに分泌され、関連する行動なりが企画実行されたのかが”全て”なワケです。
●胃腸が「食事そのものを美味かっただの不味かっただの判断しないのと同じ」ですよ。
 ↑
この流れを「欲求不満」というプロセスから見れば重要な事がわかります。


人間以外の哺乳類で考えた場合、
「欲求不満」というプロセスを最もわかりやすく観察できるのが「犬イヌ」でしょう。
ルーチンで求められっる散歩ができなかったら?
毎日ある筈の食事を連続で抜かれれたら?
下手したら、欲求不満により体調に異変をきたしたり、場合によれば飼い主に対して暴力的に暴れる事もあり得るでしょう。

そしてこの「欲求不満」のプロセスは、毎日の楽しい散歩でも過酷な北極海の犬ぞり業務であっても”解消”であるとか”完結”し(代謝)、
脳により充足感(欲求不満の消化)が確認されます。
事象に対峙する自我がそれを快であるとか不快であるとか直近の”感想評価”とそれは無縁・無関係なワケです。
(ここは人間が入浴や筋トレやランニングなどを課して実行した時に、その時には苦痛を伴う行為でも事後に「はーやったー完了〜、すっきりした〜」と事後的な感慨に移行するのと全く同じ。)


<語彙的には>
今回は専門用語的難解な意味はどこにもないので、
『快不快原則』:「快か不快など直接的な自我判断と無関係」に「臓器である脳が脳内興奮物質の状況などにより、欲求不満解消のプロセスが実行されているかの確認が優先される」在り様
『興奮』:そのままの意味(ドーパミンなどに代表される脳内興奮関連物質分泌の有無)

→続きを読む

posted by kagewari at 20:47 | 『基本用語』の解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月04日

「(昭和的)オンザレールな『共同幻想』適応自我」と「現代メンタル問題にもなり得る自我」構成の同一性

前回記事でこの辺補足説明が不十分であったかなと思うので、個別記事にまとめてみました。

自我構造論的には「(昭和的)オンザレールな『共同幻想』適応自我」と、「現代メンタル問題にもなり得る自我」の基本構造は”同じ”です。
●背景事情的にオンザレールな『共同幻想』適応ケースには事後追認的な『歩留り』選択が派生するため、社会的強迫関連の不安やエスカレートする『興奮』などありつつも”一定幅に収まる”ため、当事者に「メンタル問題と認知されることはほとんどありません」。
(※エスカレートする『興奮』の存在は、当時のエンタメにおける熱血ドラマのようなシナリオを多数派生させた。)

このように説明すると、
「にわかに信じがたい」思われる方いらっしゃるかもですが、
仮に現代社会において、
「自らはお国のために命をいとわず、国体に異議唱えるような輩がいれば躊躇なく暴力に及ぶ」人物が唐突にタイムスリップして登場したら?
 ↓
■実際にほとんど同じ状況が現実に発生した事例があります。
昭和世代には有名な「戦後帰還兵小野田さん」です。
(戦争終結を知らず、フィリピンに30年間潜伏しひとり戦闘を続けていた人物。)
彼は戦後日本の『共同幻想』を受け入れられなかったのか、一度ブラジルへ移住、
反戦どころか、その後右翼的活動家として帰国、東京で亡くなられておりますが(wikiなどにも詳しく記載あります)、
(※確かにダイ・ハードな小野田さんが当時においても異例な水準の確信犯的選択人格であったことも類推されるので、典型事例と呼ぶには違うと思いますが、彼が戦中『共同幻想』社会適応人格であった事は事実。)


同様に、国が違えば『共同幻想』も全く違うワケで、
近代以前に限れば『共同幻想』とは(近現代の法治国家へ連なる)「社会統治のための概念」であることがわかります(なので時代や国が変わると中身も変わる)。
(当時の左翼活動家には、小野田さんの振る舞いは「軍国時代の洗脳」としか思えなかったのでしょう。)

注:「(慣習法的)憲法と(名文法的)憲法典」の事例にあるように、社会統治の事情とは別に連綿と続く文化歴史が存在するのも事実であり(非幻想的歴史や文化の実存)、だからこそ「時代の都合ででっち上げられる『共同幻想』のナンセンスさ(ドグマ性)」は必然的に”現実から浮く”のであって、
現代で言えば、中東に発生したISってありましたね?
イスラム原理主義を標榜していながらその実態は本家イラスラム教研究者などから「おおよそイスラム教と違うだろ」な解釈満載で運営されていたことは説明するまでも無く(ISの『共同幻想』はテロリスト国家を形成する事が目的であるため)、
本物の文化伝統と(非幻想的歴史や文化の実存)、ご都合主義の『共同減幻想』は全く違うものだってところも大きなポイント。

→続きを読む

posted by kagewari at 16:04 | 心理学テキスト「Why not」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月22日

「依存性と強迫性」

事実上「依存性と強迫性」は個人差ありつつもワンセットのものです。

まず、メンタル問題と構造的には同様の、
■「(昭和的)オンザレールな『共同幻想』適応人格の場合」
『共同幻想』論で何度か説明してきましたが、
所謂、軍国全体主義時代や昭和高度経済成長期の一般社会の傾向であった「オンザレールな『共同幻想』適応人格」の特徴は、同調圧力の形で認知される強迫的情報共有(プライベートな旅行の報告や記念撮影画像の共有)だけでなく、日常生活の振る舞いを確認する意味で、
「○○でいんだよね?そうだよね?」
「○○ぐらいでいいのかな?そうだよね?」
などの確認行動も”無意識に”派生します。

確認行動はプライバシーレベル(羞恥心度)に対応し、
「日常性の高いよくある事項」は→所属組織全般誰でも間
「個人的な生活に関わる事項」は→休憩時間を過ごす仲間の誰か間
「極めて個人的な事項」は→親しい友人関係間
 ↑
だいたいこんな流れになりますが、
上記の行為は事実上の「権威承認的な依存」です。
(端的に言えば「依存」とは「個の実存」の反対であり、自己の存在が希薄になる様子=没個性)

(注:昭和的な『共同幻想』社会適応は、戦争の時代や高度経済成長などの社会的合理性が強いインセンティブとなり「強迫的要素も適応すべき普遍的現実と仮想される結果(幻想)」、無意識に定着。自我は強迫的認知下にあるが《時代背景が時代背景なので》「事後追認的な『歩留り』成立」に至り強迫性は一定幅に収まる。時に『興奮』を伴う不快認知やエスカレートした行為が見られても、自身にはメンタル問題として認知されない。)



■「志願制の職場や部活や恋愛婚姻や職業軍人など予め確信犯的選択社会の場合」
よくある事項は→「で、いいかな?」
個人的事項は→「なのかな〜」
極めて個人的事項(トイレや浴室のプライバシー)→確認せず
 ↑
上記のように「選択が確信犯的である分(応じた自己責任が担保されている)だけ」、”確認や報告程度”の情報共有は行われるが、依存性は後退する。
「帰属性は高いが、依存性は低い」
(軍人の場合は、語尾が「であります!」に変化しますが、依存性が高い事を意味しない。→というか軍人の場合高い水準で個としての判断も求められる訳で、)

前者と後者の違いは、
●「選択の場面において、それが自覚的か無意識的か」の差異であり、
選択の自由度にも関係する→親子関係のように関係性の選択に自由が無い場合「事後追認的選択しかできない」ため、自動的に強迫性・依存性の高い関係性となる
(自覚的か無意識的かの差異=自己責任担保の有無=担保が無ければ所有権が派生しないので「無自覚・無意識的」となるって流れです。)


そのため、
地方公共団体の条例や法律で、未成年の性行為などが人権を保護するため禁止されるワケで(子供が誘拐されてしまう構造も同じ)、自我の依存性がその背景にあるからです(能力的に自己責任の担保金が制限されているため=依存性の分量だけ自己決定の証明が不足するって寸法です)。
幼児教育における「褒めて伸ばす」なんてのも同じ線上にあります。
(半ば自我の依存性を利用している話で、現代においては「一歩間違えば過干渉」です。)
 ↓
極論ですが、「(権威的に)なになにすればいんだよ?そうそうよくできました」←この投げかけで、依存性の高い自我は”釣れる”構造にある。
幼児教育の是非はともかくですが、、依存性を利用する褒めて伸ばす手法だと「自由選択意識はむしろ狭まる」のだから自主独立性が抑制されるのは事実。
(専門外なのでいい加減な事は言えませんが、現代における教育の在り方は「知的刺激としてサバイバルと合理性をからめ選択の可能性をその都度説明する」って事なんだろうと思いますが。)

→続きを読む

posted by kagewari at 21:48 | 心理学テキスト「Why not」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月18日

論議が難航するポイントに「いい悪い論」があります

どうしても出てきてしまう、
避けられないと言ってもいいでしょう。
(特に鬱病などの症例で顕著だと思いますが、)
何の話かと言えば、
(※このテキストもかなり重要なので『基本用語』リンクに入れておきます)

<たとえば>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Q)かくかくしかじかの事象は何故起きて、どうしたらいいのでしょう。
A)この状況だと無意識下の「強迫心理」が、このように刺激され(はたまた「強迫心理」の裏付けとなる権威者のイメージがあれこれなどに投影されであるとか)、自我は『被(こうむる)』認知にあるため(『自意識』が抑圧されているため)、この刺激がもろに不快(や落ち込み)『興奮』のトリガーとなってしまっているんです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ↑
「いい悪い論」が関係してくると、上記のようなやりとりで「もうアウツ」です。

カウンセリングなどの場合では(HPにもそのテキストあるんですが1章3項)、
必要に応じて「まずいい悪い論を使用しないでください(半ば文章としても使用禁止です)」と予め注意する場合があるだけでなく、
実際のやり取りの中で何度も繰り返しこの点注意事項として伝えても、
それでもアウツなケースが頻発します。
 ↓
どういう方向かって、、、
●「私の問題があるって言うんですか!納得できません」みたいなズレ方です。


(※「流石にその反応はレアでしょう」と思われるかもですが、この展開は”決して少なく無い”のです。→思いっきり「強迫心理」の防衛反応なので心理学知見のある方には「そのまんまじゃないかもっと注意して説明しろ」って話でもある。←そういう簡単な話じゃないんです。)

■■■「いい悪い論」は勿論道徳感を根拠としますが■■■
基本的に一般的に流通している道徳とは(哲学的に検討された道徳論では無いの意)、
『共同幻想』社会内部の規約のようなものであり(わかりやすく言えば「宗教団体の教義(ドグマ)」)、
現代社会における、法治国家を前提とした広い意味で社会契約的な日常的なマナーだとか倫理だとかの慣習法的な(=処罰などには縁遠い)覚書水準では”無く”、
「何々の関係者がしかじかするとか悪いんじゃないですか」←この段階に及ぶと組織論としての道徳感になります。
(”いい悪い”の判定を上部構造の権威認定に委ねている《問いかける》ワケで→自動的に内部的な処罰にも及ぶ論議となる)

●仮にその道徳感が、
(ある意味『共同幻想』崩壊後の現代社会にあるべき方向として)「個人的美意識の範囲(乃至個人的哲学や信念)」だとしたら、別個性となる他者にはその適応を求める事に”なりません”から(極論自分の美意識と他者が真逆でもなんとも思わない)、
他者を指したり、他者との関係において自分を指したりして「いい悪い論」に至る事は”あり得ない”。
(所謂、一般論の道徳的に自分が悪いと感じても「忸怩たる思い」的な範囲に留まる。→何故なら自らの『自意識』の存在を賭けて選択している”美意識”なので、それから逸脱する事があり得ないからです。→逸脱するケースは「やむを得ないケース」に限られる=「忸怩たる思い」)


■説明するまでも無い事なのですが、
「強迫心理」の元ネタは子供時代の『共同幻想』であり、
(親権と子供や乳幼児の関係であり→圧倒的な上下関係下における階級社会)
この時代は親などの代表権威者がトップダウンで「それはいい、それは悪い」を決定します。
逆に言えば、その代表権威者に部下として合格の認定があれば、不快事例は全て外部事情が悪いのであり、「代表権威者がきっと罰してくれるだろう」のような認知がセットになります。
(ベタな言い方すると子供の「お父さんに言いつけてやる!」です。)
自動的に当事者には強い『興奮』を伴う処罰感情としてそれは認識されます。
(ある意味エディプス関係者との幼児期の性愛的関係性とセットになっているため。)

→続きを読む

posted by kagewari at 20:02 | 心理学テキスト「Why not」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月14日

マスメディアもいよいよ変化始まるでしょ

業界内の事情はよくわからないんですが、
なんだかんだで朝○の報道がメディア内における方向性を結果としてリードしていたらしく(朝○が報じれば間違いない的に)、そこに昨今の「朝○の信頼性瓦解」です。
これが波及するような形でなんだかんだと様相変わってきているようです。
●あまり巷で話題になっていませんが、
ネットメディアのアベマTVで報○ス○ーションが放送されていることはデカいと思います。
「ニコ動と同様に、アベマTVはコメントが付けられる(youtube的な)」
そこはネットメディアだから、政治ネタともなれば批判コメントが殺到しており、

元朝○新聞の某記者が前回の衆院選で立憲から立候補した時(選挙は落選)、街頭演説に出て初めて「実際の世論から朝○がどれだけ批判されているのか初めて知った」と、このように言っているんですね。「ホントに初めて知ったとか、、」と別の意味で驚いたワケですが…。
ネットメディアに慣れている人なら「コメント欄の存在」なんてことないでしょうけれど、
そんな心配も無く堂々と偏向放送を(当人達は前衛的で民度が高い意見のつもりで)やっていた面子としては、ちょっと気になって見る事もあるのじゃなかろうかと、
「そこで初めて知るでしょう」
(いや本当に自覚無いんだと思いますぜ。)

※ちなみにですが、TV局がガチガチに新聞社などの指示命令で偏向路線にあるとは”言い切れない”ところがあります。資本関係にもよるんでしょうけど、以前からラジオの報道番組は左巻きだったり右巻だったり番組単位でで自由にばらけており、各メディアが採算悪化から「不当な安値で払い下げられた本社土地などを開発して不動産業化している」中で下手したら本業が不動産業になる可能性も囁かれている。
何時までも新聞部門が直接的な影響力を保持し続ける事はできないだろうし、その力が年々落ちているのは事実でしょう。→その証拠にワイドショーでは森友加計ネタは唐突に消えた。
 ↓
(故に現状に至っても続いているTVメディアなどの偏向は陰謀論的なものでは”無く”、本気で「朝○が報道しているんだから間違いない」的な延長上にあるんだろうと、)
てか、先進国で巨大新聞があるのは日本だけ。
それがGHQにも都合がよかったから続いてきちゃったというだけの話です。

■「ようやく気が付いてきたのか」の証拠が、
維新「足立議員」のSNS投稿や。文芸評論家「小川栄太郎氏」の朝○批判書籍に対しての意味不明な抗議文送付であり、「これでは批判が更に拡大する」という危機感の表れでしょう。
(その動機も「偏向報道が実ネタでバレて拡散することはマズイ」って話で、実に恰好が悪い。)
 ↓
並行して昨今のNHKの最高裁判決なんてのが出てくると(TVを見ない層が更に拡大すると思われなので)、放送メディアの存続を考えれば否が応でもネットとのリンクは更に重要になってきます。アベマTV状態の批判コメントにさらされるだろうことは(特にコメンテーターなる謎の職業やっている人にとって)、意識しないワケにもいかなくなります。
政治権力同様にTVメディアもその都度民意を問われる。
(支持率=視聴率では無くその中身を)

→続きを読む

posted by kagewari at 22:07 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月08日

基本用語のまとめ(8)「反動形成」(反動係数)

継続的読者の人はあえて説明を必要としていないのだろうけれど、
新規閲覧者の方にとっては「何のことですか」ともなり兼ねない頻繁に使用されるいくつかの用語を別カテゴリーでまとめておこうと考えたものです。
(重要項目なので予告なく編集される場合があります)


■この話は二次的利得だとか防衛だとかあれこれ含んだものなので、一概に定式化できない部分もあるのだけれど、大まかに「反動形成」で全て説明してしまっても問題無いかなと思う。
(その仕組みや論理的根拠はほぼ同じですから)
HPだとか各所で例示してきた凄くわかりやすい事例が以下。
●「食べようと思って大事にとっておいた冷蔵庫のプリンを食べたのは誰だ?」
この賠償を求める場合(裁判で言えば精神的被害に対する賠償)同じプリンを用意したからと言って納得できない感の事。
その補填について考える場合、(半ば自動的に)何らかの係数かかって倍増されたものを期待する心理が派生します。
更に言うと、前述事例のプリンが個人的に強い思い入れがあるだとか、食べた加害者が性愛関係であるとか人間関係上深い関係にある場合、この倍増係数も上昇し「個別具体的な事象と賠償などにおける満足度は比例せず、心理的に大きく上下幅に振れる」って話です。

<語彙的には>
「被害感などが(実際に起きている個別具体的事象と別個に)エスカレートする構造」です。
故に『反動係数』と説明する場合もある。
注)実際には、仲がいい関係の相手が対象で、その行動予測ができている場合、被害感情が個別具体事例より過少化する場合もあるので(係数的にマイナスになる)、冒頭説明のように正確に言えば「個別具体的な事象と賠償などにおける満足度は比例せず、心理的に大きく上下幅に振れる」って話。

(メンタル問題関係無しに)本来的意味は
■「ドッジボールなどの球技は苦手なので、幾分得意としている長距離走をやたら頑張る事にした」などの、「一次的事象に阻害要因がある場合、これを代償するための二次的選択が過剰化する事で動機形成が均衡する現象」です。
(一般的日常会話表現における「コンプレックスをバネに何々を頑張る」などもほぼ同じ構造)


<詳しい解説は以下>
この話が心理的にやっかいなのは、
■『被(こうむる)』認知における”実被害”と”実被害感”が比例関係にならない部分で、
(被害”感情”は、個別具体的な被害実例に比例しない←背景事情に応じて係数が可変する)
繰り返しになりますが、
すごく簡単な事例で言えば、
・「単価が千円だろうと10万円だろうと、特別に大事にしている物を壊されると被害感は想像超えて大きなものになる」(個別具体的事実と比例関係に無い)←誰にでもあることですね?
・更に言えば、性犯罪などのように(身体的損傷など云々は問題外に)精神的被害係数が相対的に多数のケースで大きくなる”性愛的関係事象”や、
・「TVのニュース番組で赤の他人の死亡報道を見た場合」と「目の前で肉親が殺害される場合」(死亡しているのは一名で同じですが)当事者の感情は大幅に違います。

→続きを読む

posted by kagewari at 19:40 | 『基本用語』の解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


『住まいの心理学』
Amazon 2
所謂臨床系の言うところの行動療法ってほど堅い話ではありませんが期待感あるアプローチだと思います
自我と時間』参照

バレエ・ビューティフル ベーシック・ワークアウト [DVD]
B005HMRR5W

バレエ・ビューティフル ~カーディオ・ワークアウト~ [DVD]
B008JQMCN0

クローディア・シファー/パーフェクトリー・フィット デラックス -いつでもどこでもクローディア!トレーニングBook付- [DVD]
B001Q2HO8C
comments他

・コメント欄は『公開掲示板』同様に原則削除禁止です
(基本的に削除依頼には応じられません、削除依頼は投稿禁止ワードとなってます)

・SPAM対策として一部キャリアからの投稿がIP規制の対象となってます
(同規制キャリアから登録抜けによる投稿がある場合、投稿は自動削除されると同時に規制IPに追加登録されます)



現在コメント欄・トラックバック閉鎖中 (2014.7.26〜)




LINK
□ダークサイドオブkagewari(ミラー)
ラ・ターシュに魅せられて
□TBN
岩上安身オフィシャルサイト
魚の目|魚住昭責任編集
■retour&Retour
□etc;;Blog

kagewari01
Amazon

ものぐさ精神分析
ものぐさ精神分析


続 ものぐさ精神分析
続 ものぐさ精神分析


ソロモンの指環―動物行動学入門
ソロモンの指環―動物行動学入門



攻撃―悪の自然誌
コンラート・ローレンツ
4622015994

善悪の彼岸
ニーチェ
4102035044

フラニーとゾーイー
サリンジャー
4102057021

ナイン・ストーリーズ
サリンジャー
4102057013

異邦人
カミュ
4102114017

The Missing Piece
Shel Silverstein
0060256710

ぼくを探しに
シェル・シルヴァスタイン
406112983X

自我と防衛
A・フロイト
4414404045

不道徳教育講座
三島 由紀夫
4041212073

血の収穫
ダシール・ハメット
4488130011

長いお別れ
レイモンド・チャンドラー
4150704511

ブルー・ベル
アンドリュー ヴァクス
4150796033

野獣死すべし
大薮 春彦
4334723489

インテリア
ウディ・アレン ダイアン・キートン
B00005V2ZD

戦争のはらわた〜Cross of Iron〜
B006QJSAZ6

ブリキの太鼓
フォルカー・シュレンドルフ
B000197HT2

ワイルドバンチ
ウィリアム・ホールデン サム・ペキンパー
B000CNDI22

ゲッタウェイ
スティーブ・マックィーン サム・ペキンパー
B0009G3EUI

ブリット
スティーブ・マックィーン,ピーター・イエーツ
B0009G3EUS

惑星ソラリス
アンドレイ・タルコフスキー
B00005G0Z1

夕陽のギャングたち 完全版
ジェームズ・コバーン セルジオ・レオーネ
B0000C4GN5

グロリア [SUPERBIT(TM)]
ジーナ・ローランズ ジョン・カサヴェテス
B0006MRKDM

SMOKE
ハーヴェイ・カイテル ウェイン・ワン ウィリアム・ハート
B00005YUYA

用心棒
三船敏郎 黒澤明
B000075AVO

椿三十郎
黒澤明
B002DYGZLE

ニュー・シネマ・パラダイス
ジュゼッペ・トルナトーレ
B000DZV6VE

ル・ジタン
アラン・ドロン ジョゼ・ジョヴァンニ
B00005RV32

フルメタル・ジャケット
B003EVW6BS

風とライオン
ショーン・コネリー ジョン・ミリアス キャンディス・バーゲン
B000BVVFK2

パリ、テキサス
ナスターシャ・キンスキー ヴィム・ヴェンダース
B000057HM2

未来世紀ブラジル
B0067XIHEA

マグノリア
トム・クルーズ ポール・トーマス・アンダーソン
B00012T1XO

ディア・ハンター
ロバート・デ・ニーロ マイケル・チミノ
B000657NRM

タクシードライバー 〔SUPERBIT(TM)〕
ロバート・デ・ニーロ マーティン・スコセッシ
B00011F1BG
タグクラウド
RDF Site Summary
RSS 2.0