2017年05月02日

国際関係における心理学

ある意味ひとつの『共同幻想』特有の誤解って奴でしょうか、
『単独者』論でも時々書いてきたことですが、言語や国籍などという部分の(時限的な部分はあるにせよ)同時代を生きる個体にとっては事実上普遍的な『共同幻想』は、幻想では無いワケで、『単独者』化が進んでも壊れません。
固定的『共同幻想』とでも言えばいいスかね、

更に付け加えると『単独者』の個人的自由を阻害しない概念は、崩壊云々論議の枠外なのだから”崩壊する必然性”や必要性が無いのです。←そうでなければ『単独者』は全員がフリーJAZZ志向であるみたいなド・ナンセンスになっちゃうワケで、「言語を捨てる自由」があるとも思えませんからね。「音階を捨てる音楽」じゃなけれど根本的な論理矛盾に行きついちゃいますから。
(ちなみに関連として「方言などの存在によるローカル『共同幻想』の壊れ難さ」ってのがある)

■通常あたかも自分の思考に特定の人格に偏向していると自覚することは無い。
実際に偏向が存在していてもです、
誰でもが「そういうもの」なのです。
(そんな事に自覚があったら、脳の中の人のまた奥に中の人が別にいるみたいな話になる、)
国際間における偏向差ってのを体感できるような説明となると、帰国子女の方にしか実感わかない話になってしまうので、
それに類似している「ローカル『共同幻想』間の偏向差」で説明していきましょう。

「あ〜○○の人はいっつもそうなんだよね」
「うちらだと○○と言えば○○だけれども、○○の人に話したらなんだそれって」
「そうですね○○地方では○○の事を○○と呼んで、一種の土着信仰というかそんな側面もありますね」
「え、もう一度言ってもらえませんか、ちょっと言葉の意味が、、」

つまりそれこそ『共同幻想』なワケだから、まず共通認識として言葉が通じる通じないって水準の差異があるワケです。そして地元の言葉が通じない相手との間には、その背景を成す共通体験としての文化的実体験に基づく何かがあるで無し、同じ共同体の構成員と認識する事はなかなか無いワケです。
●その場合お互い『共同幻想』である言葉を捨ててむしろジェスチャーに切り替える方が意思疎通ができるようになったりする(この辺は言語学的不思議でもある)。
無茶でも「全員英語で話せや」など無理筋を提案する人が時々いますが、発想自体は理解できるとこもあります(しかし運用上無理ってことで)。←ちなみに「英語で話し出すと微妙に人格も変わる」ってアレも言語的不思議のひとつでしょうね。

さて、ジェスチャーなど意図的に情報を簡素化して共有認識の水準を上げるの反対は?
「頑なに自分サイドの言葉に拘る」事ですね。
そして、地域ローカル『共同幻想』で最も大事なことは?
「ここの方言でしゃべれや」であると、
(だいたいこの流れで『共同幻想』が政治的保守性と不可分であることがご理解いただけると思います。)

ちょっと話逸れますが、
地域ローカルの独自性は国全体から見れば個別性、個性ですよね?
「ここの方言でしゃべれ」の下には「自分の言葉で話せ」なる言語表現があります。
個別性を更に細かくしていくと、個人に行きつく→『単独者』って奴で、
地域ローカル『共同幻想』ってのは、自分の使いこなす方言が同時に自分の個性である場合、「偶然それを共有している構成員も存在するけども」当事者にとっては個性です(認知上は『単独者』的ですらあり得る)。
昭和の歌謡曲じゃありませんが、
「大阪で〜うまれた〜女やさかい〜東京へは〜」
上記言語は共同体意識として語られているワケじゃ〜ありませんから。
『共同幻想』ってのは、それを共有する「個人体験」なのであり、当事者の認知は自分の個性です。

何の話をしとるのかなかなかピンとこない方いらっしゃるかもですが、
だからこそ、地域ローカル『共同幻想』に対する不安要因であるとか(東京の官僚から行政区分がどうしたの提案がくるとか)、震災など安全保障上の問題がある時、『共同幻想』って当事者の認知は自分の個性だから→「自分の事のように思える」のです。

更に言えば、高校野球の時のように、
「自分の事のように郷土の高校を応援したり、別の『共同幻想』社会を(それだけの理由で)余裕で敵として認定もできる」
という構造になってます。

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posted by kagewari at 12:04 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月29日

理想主義

現実主義(リアリズム)の対立概念として、
理想主義(アイデアリズム)ってのがあります。
Idealism、ideaからくる言葉で勿論ideaってのは「アイデア」の言語的元ネタです。

時に「お花菜畑のユートピア思想」みたいな意味合いで語られる場合もありますが、
「何かアイデアないの?」って状況は前述と全く違いますよね。
言うならば前例踏襲的な鉄板の合理性がリアリズムであるなら、パスカルの賭けも込みで「その手があるかも」ってチャレンジが理想主義って話になる。
(実運用上は単なる理想主義では無く「理想実現主義」みたいな事になるのかな、)
なんだか、実運用上はオルタナティブ(有効性が高い二番煎じみたいな意味です)にも似てますが、
理想主義の戦術論にオルタナティブも含まれるっちゅう事なんでしょう。

さて、ここで論議したいのは、
現実主義者から言えば「馬鹿みたいな事」でしか過ぎない理想主義、
しかし、何か袋小路で詰んだ状況になれば「誰かアイデアないの?」となるのでありまして、
発明や革命や文明の発達は理想主義があるから成立しており、
アイデアとは既得権威を含む”現実”なるものを破壊する概念です。
(そもそもideaからして観念って意味ですし)

まーね、そこはそこ、
現実主義なんて言っても「現在の物理学で理解できている事象なんてものは極めて限定的」なので、現実主義ほど不完全なものは無いって裏設定あっての話ですが、

■考えるポイントとして
アイデアってのは総じて「バッカみたい」とか言われちゃうジャンルの中にある(笑
ってなところですよ。
つまり安易に「そんな馬鹿な」とか言っちゃうとアイデアは枯渇しちゃうのです。
「いい意味でのダメ人間論が『単独者』である」なんて説明も同じ目線の話でありまして。

相対論で言えば
●何か袋小路で詰んだ状況にある時、
「抜け出す答えは、その時の自分にとってすっごく馬鹿みたいな事だと思っている選択肢の中にある」つー事なのでしょう。
つまり「強迫心理」とは脳内で「そんな馬鹿な」を連発する中の人である。



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posted by kagewari at 07:00 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月20日

北朝鮮危機の今後はまったく不透明なままとなる

何か米国の爆撃可能性が沈静化したかの雰囲気になってますが、
自体は何一つ解決していませんから。
双方体制が整うまでの小休止のようなものでしょう。

トランプ大統領の圧力で中国が動いたとされている件も
「15日には何もしないように」までが限界でしょう。
(習近平も首脳会談で「言うほど中国には影響力が無い」と語っていた件も報道されている状況ですし)
むしろ昨今米国から
「いやいや交渉がまず大事だから」なんて意図不明な発言も出ていますが、
正直なところ、高官や報道官クラスの発言に明らかに統一感が無く、トランプ大統領周辺のごく一部しか今後のシナリオを知らないって事でしょう。

空母(があれもないとこいってるよの)の一件からわかるように、
現在のシナリオを進めているのは、(娘イバンカ女史の夫)クシュナー氏あたりで、ペンタゴンでは無い(てかペンタゴンも詳細を知らされていない)。
●これこそやっかいな部分で
(軍人こそ最も戦争を避けようとしますから。)
軍との意思統一無しにホワイトハウスが軍事力行使を含む外交オプションを考えている証明です。

現状トランプ大統領は何一つ北朝鮮との間で成果を挙げておらず、
北朝鮮から譲歩を引き出せる目算もどこにもありません。
むしろ軍事力行使を全面に押し出して北朝鮮からの交渉を促す運用も中途半端になっているため、ブラフどころか軽く見られている節もあり、
逆に(今度は次のフェーズと)軍事力行使の可能性が高まってしまったと考えるのが筋でしょう。

表現悪いですけど
「銃の扱いも知らない素人がいらんことするから余計話がややこやしくなった」みたいなものです。
(この辺、米国民主党やトランプ政権内の隠れ民主党系の人材にはどうにも信用がおけなくてですね、、)
仮にこのまま硬直化すれば、数年内に北朝鮮は米国本土に到達するICBM乃至SLBM開発に成功するでしょう。こうなると北朝鮮に非核化を促すどころか平和条約の条件として核保有を認める方向に押しこまれるだけです。
ひょっとすると、唐突に米国世論がパニックになるかも知れない。
それは北朝鮮の思うつぼで、自動的に韓国からの米軍撤退などの譲歩を引き出せます。

北朝鮮も北朝鮮で、よく言えば彼らの思惑には理由も無く他国を攻撃する意思はありません。
(あるといってもせいぜいが韓国への侵攻ですが、現在韓国は従北系左翼が政権取りそうな勢いなので、武力行使より中国の左傾化工作に乗っかる方がよっぽどコストパフォーマンスが高い。)
外国からの武力による体制変化を防ぐための核兵器であり、
中東含むあやしげな武器輸出や核技術流出も米国主体の経済制裁があるからです。
ところが、体制維持のために戦国時代でもあるまいし兄は外国で暗殺する、他国への工作において拉致誘拐をする、資金調達のために覚せい剤の輸出をする、必要に応じてテロもやる、国内において数えきれない粛清をやると、
近代以前かよって独裁者に核兵器のボタンを渡すような話になります。

●先進国の論理や左翼のポリコレな高尚な話は通用せんのです、

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posted by kagewari at 23:23 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月12日

トランプ大統領の今後(Xデーはあるか)

不本意にも右派論客の位置付けとなっている三浦瑠璃さんが某対談で予言していましたが、
「トランプ政権を動かしていくのは、娘夫妻イバンカ・クシュナーだ」

実際その線であたっていたようです(NSCからバノン氏解任とか)。
安全保障という部分で言えば娘婿でありユダヤ人でもあるクシュナー氏がポイントになるのでしょう。

彼は何者か?
(wiki見るだけでも面白いので興味のある方はどうぞ)
wikiのリンクに以下もあります
http://toyokeizai.net/articles/-/145999
オカルト的に笑っちゃうところは(ジョークですよジョーク)
彼が一躍有名になった不動産購入が
「マンハッタン5番街”666”番地の41階建てビル」ってところですかね(笑
前述リンクの興味深いところ引用すると以下
(自分が所有するメディアの記者によるトランプ批判記事がネット批判で炎上し、問題となった事を受けたクシュナー批判への回答)
「私が見るところ、『レイシスト』『反ユダヤ主義者』といった非難があまりにも無頓着にやり取りされており、そうした言葉が意味を失ってしまいかねない」


トランプ氏も元々民主党支持者?な話もありますが、
wikiによればクシュナー氏の(脱税、証人買収、違法献金で実刑受けた)父親が民主党の大口献金者として(ヒラリー支持者としても)有名だったのは確定事項です。
詳しくは以下
http://forbesjapan.com/articles/detail/15704
とても興味深いところ引用すると以下
クシュナーはこうした矛盾に対する答えとして、自分にはドナルド・トランプに対する揺るぎない信頼があると語る。そしてその信頼は、十数年にわたる関係で蓄積してきた「データ」によって裏付けられているのだという。
「自分が良く知っている人について、誰かが『あいつはひどい人間だ』と言ったとしても、自分の考えを変えたりはしない。自分には経験やそれに基づいたデータがあり、そうした人々よりもはるかに多くの知識がある」
トランプの世界観については「米国の大統領を選ぶ選挙で、米国を第一に優先し、グローバル主義者ではなく国家主義者になるという立場を示すことが、それほど問題だとは思わない」と語る。

自身の政治的立場についてはこう語る。
「まだ決めていない。変化しているところだ。民主党に賛同できない点はあるし、共和党にも賛同できない点はある。政界は既存の枠に人々を当てはめようとする。トランプは自分自身の枠を作っていると思う。良いところを掛け合わせ、駄目なところを捨てて」


■何物かさっぱりわかりませんね(笑
しかして、
イバンカ女史もそうですが、
クシュナー氏にも共有する強いキャラクターとして各情報に共通するのは
「強烈なロイヤリティ(忠誠心)」であることに間違い無いようです。

三浦瑠璃さんじゃないですが、
私も「基本的に戦争を忌避するのは保守派であり軍人である」と思っています。
(戦争のプロこそ最も戦争を避けようとする。←軍人の本職は戦争では無く「有事に備える(練習)」事であり、「安全保障(戦争を起こさない均衡状態の構築)」です。)

ですから、
半分勘もあるんですが、米国においては「共和党よりとっぽど民主党のが危なっかしい」と考えており(どこから見てもトランプ大統領の一側面は”隠れ民主党”である)、

世界の誰しもが間違った戦争と評価している「イラク戦争」は(その当時から私ブログでも書いてますが)「事の是非はともかく”わかりやすく極めてアメリカ的な戦争”(泥沼では無い)」だと思っています。
大量破壊兵器は無かったじゃないかみたいなアホみたいな評論ありますが(てかこれがイラク戦争の評論として圧倒的ですわね)、
 ↓
「どこ見とんのか?」って話です、
当時のブッシュ大統領の振る舞い見ていれば「大量破壊兵器がどうしたなんて枕詞に意味なんかネーよ」ってバレバレだったと(少なくとも俺は疑う余地無くそう思ったぞ)。
フセインに対しバーボン一杯ひっかけてガンベルトを巻いたブッシュが
「親父馬鹿にされて俺が黙ってる男だと思うのか、さあ抜いてみろカス」
これがイラク戦争の全てじゃないですか、、、と思うんだけど。

少なくとも、ブッシュのやらかした戦争は第三次世界大戦に及ぶような戦争では”無い”。
ここがポイント。
(補足すると「イラクと米国のタイマン勝負であって、他所の国はひっこんでろ」←がブッシュの認識だったと判断してます。)
■結果としてフセイン残党がISISとなってしまうのですが(ここにも言いたいことありますが、公にするとあまりにも不見識な発言にもなりそうなので控えます)、
さて、どうでしょう。
 ↓
イラク戦争も現行のシリアも重要なプレーヤーは「中東におけるバース党(反西欧系社会主義みたいなアラブ民族主義)」です(ここが中東問題の隠れ設定であり)。
この視点で見れば、シリアのアサドもISISも似た者同士なワケで(笑

そしてー(ほんとかどうかはともかく)
一部(外交筋の)識者が言うにはだ、
「北朝鮮とISISには関係性あるよ」だって。

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posted by kagewari at 04:23 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月10日

「承認欲求」を掘り下げてみる

『依存問題』の説明に鉄板で出てくる話と言えば「承認欲求」です。
今回は、ここを掘り下げて考えてみる。

「承認欲求」は凄く簡単な構造に乗っかるもので、
どっかの誰かが(世間がも含む)権威上位者として当事者を”認める”という図式無しに成立しない。
主体的欲求では”無く”図式それ自体が依存的乃至従属的欲求となります。
(当事者スタンスも強制的に『被(こうむる)』形になってちゃっている。)

もっともわかりやすい台詞で言えば
「弟子にしてください」
「○○団の一員として認めてください」
「立派ななんとか役として上司や仲間に認められた」
「偉い先生に褒め”られたい”」
などなど、
いずれにしても自分が主体的にどうしたのかと全く関係無く、権威や(世論的意味の権威性)外部に自分が『被(こうむる)』側として、従属的に受け入れられたか否かって話です。

その反対は、孤高の芸術家などなど、
(ありがちなパターンは死後巨匠として評価されるとか、最後まで誰にもその価値を理解することができなかった謎のなんちゃら作家で一部マニアの間だけでカルト的人気だとか、、)
孤高の芸術家なんてものは”歩くエゴイズム”というか自主性の塊みたいなもんですから。
(周囲の意見を一切無視できるから独自路線なワケで=やれ誰かに認められるだとかそういうどうでもいい話には関心すらない。)

■つまるところ
「承認欲求とは”一歩間違えば”奴隷根性に過ぎない」代物です。
自分で自分の評価ができていれば、他者とか関係無いのですから。
一行前の”一歩間違えば”ってのは、認定者となる上位権威を当事者自体が「こいつスゲー」とか心底思っているか否かです(ここ所謂『共同幻想』確信犯的選択ってのと同義)。
 ↑
自分で自分の評価がでていればって部分について「所詮自己満足に過ぎないのでは」との見解もあると思いますが、そこは当該人物が「タイトルなどの”妙な快感獲得に関連する自己顕示欲”が目的化していないか」などでその是非が確認できるので、自己満足か否かの判定は難しくない。

勿論『共同幻想』社会適応社会の原理はこの「承認欲求」が機能したもので、
『共同幻想』社会において重要な欲求ですが、
そもそも論として、これが合理的に機能するためには「当該人物が『共同幻想』社会へ(確信犯的選択としてその権威正統性を自ら認め)入隊意思があること」、「入隊そのものが組織に承認済みであること(入隊意思が歓迎されている)」が条件となる。

更に付け加えると、
近代以降昭和初期まで文明発展論的に当時は(生存競争的・安全保障的に)『共同幻想』が社会学的意味で半ば無条件に合理的である時代もありましたから、その場合は当事者の確信犯的選択性は大きな論議とならなかったが、先進国化以降その意味合いは大きく変わり(ブラック企業などの判定)、『共同幻想』なら無条件に権威合理性があるって判定はあり得無くなっている。

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posted by kagewari at 04:51 | 心理学テキスト「Why not」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月06日

日本の敵地攻撃能力について

この方針、簡単に与野党間でも合意できると思います(ねじ込めるって意味でも)。
・米国トマホーク買うアイデアは早々に却下と表明
・国産の精密誘導兵器がマスト
・仮想敵弾道弾への攻撃はEMP方式(電磁パルスで電子機器回路などを破壊する兵器)
・敵地攻撃おいて相手方にも死者0を想定する国会論議を行う
 ↑
この条件なら一発で行けるでしょ。

■安全保障考える上で、最優先なのは国民の命ですが加えて自衛隊員の生命などにも危険が及ばないことであり、自衛隊の業務も「探知と迎撃に集約」する方針言及すれば合理性も高く、異論が出る余地も無い。

ミサイル防衛の効率を考えた場合、
弾道ミサイル発射を補足可能であれば(迎撃能力はともかく)事前にこれを叩けるものなら叩いた方が効率も高まります。しかし、日本の場合歴史的経緯もあり敵地攻撃により相手方に死者がでるような攻撃オプションを選択する事は難しい(国会が紛糾して措置が遅れる事は誰の利益にもなりません)。

EMP方式の巡航ミサイルや何らかの誘導弾を開発するにしても(走行中の車に影響が出て交通事項の被害がなんてこともあり得るので)、効力ギリギリの範囲に限定されるものが求められます。
スペックが極めて特殊なものになりますから、自動的に国産で開発するのが前提になります。
そんな兵器が一朝一夕で開発できんのか?って、
 ↓
全く問題ありません。
極端に言えばブラフだけでも絶大な効果があると推測します。
(効果のほどは実際に撃ってみなけりゃわからないでも相手方には確証しようが無いので無問題なのです。→国内実験で大成功と言っておけばいい。)
「日本なら容易に開発してしまうかも知れない」←相手方がそう思っているため、発表=開発に成功も同然だからです。

しかも、
仮にEMP方式の効果に疑問が残った場合、
誘導弾や巡航ミサイル自体はそのまま応用できるので(笑
いざ本当に有事となれば「通常の爆装弾頭に乗せ換えればよい」のですから。
(先方も同じように考える。)
この場合も”ある程度”は破壊力を必要最低限に設定可能です。
(精密誘導が可能なら破壊力弱ければ弱いほどよい。)
非人道的破壊兵器では”無い”事は「弾頭重量によってもある程度担保可能」です。
衛星などによる探知能力は9条にも遠慮なくナンボでも拡張できますし、

技本も似たようなこと考えてるんじゃないでしょうか。
●理想は高く「特定兵器だけを精密に無力化できる攻撃能力」←日本が求めるべきはこれですよ。
私は憲法9条の一部改正賛成ですがこれには時間がかかります。
本当に有事になってしまってからバタバタと改憲論議するのはむしろ危険でしょうし、
ここは頭使って、(解釈改憲では無く)現行憲法の枠内でバッチリ可能な敵地攻撃能力を模索すべきでしょう。加えて、その開発は兵器単体として見ても無駄にならないと思います。



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2017年03月31日

米軍の北爆可能性

「ある」と予測します。

どちらかと言えば穏健派の軍事評論家小川和久氏が興味深い評論を行っており、
■イランの核開発阻止を重要視し、オバマ氏の外交全否定しているトランプ政権にとって北朝鮮のミサイル技術開発を黙認する事は到底できない相談だからって話のようで、
(小川氏も即軍事行使が行われるとは考えておらず、可能性の論議のようだが、)

更に米国も韓国疲れを発生させており、
5月9日以降次の大統領がガチ左翼が確定している現在、少なくともこの北朝鮮による核拡散問題は米国主導だけで行わなければどうにもならない。
次の政権が信頼できない云々では無く、中国の影響力が及ぶような話になれば(ここ個人的には別の可能性もあるとおもっている:後述)、駐韓米軍の運用上の制約が発生するかもしれず、
用意周到に”最悪のケースも考えて”次の一手を考えるのであれば、中国と「政権崩壊後の打合せ」をさっさと済ませて(核の拡散を止める事は中国の利益でもある)、米軍を撤退させてしまう方が合理的判断になる。

ポイントは中国とその辺合意できるか?ってところでしょう。
(間違ってもこの件で米中の軍が鉢合わせしてしまうとか避けなければならないから)
深いところで考えると、
北朝鮮と特別な関係にある解放軍旧瀋陽軍区を北京政府が掌握できているかって話。
(北京政府の静止を無視して援軍の名目で半島に入ってきちゃっても困るだろうし。形骸化しているって評論もあるけれど北朝鮮と解放軍の間で同盟関係が存在するのも事実。)


■加えて、話が急展開しただろう理由のひとつは勿論金正男氏の暗殺です。
北朝鮮ソフトランディングのカードのひとりだったとされる金正男氏ですが、
(正直この暗殺を中国がどうとらえているのかまったくわからないワケだが)
米国としても「そんな可能性もあるのかもね」と推測した可能性のひとつだったでしょう。
少なくとも、この想定が無しになった。
 ↓
●しかも「暗殺がどうして必要だったのか合理的根拠が全く無い」件
・果たして本当にその命令があったのかもわからない
(友好国だったマレーシアとのドタバタ見れば周到に計画されていないことがわかる)
・殊更北京政府も→クーデターに始まる金正男擁立の具体的動きを見せていない
・韓国政変などの動きを見れば諜報機関が勢力的に活動しているのも事実
=”どこが”何の意思で何を始めるのかわからない政権が核兵器を持っている
=北京政府には最低限度北朝鮮への影響力を保持していると思っていたが(北京政府保証的に)、ほとんど期待できないことがわかった(北京政府は金正男氏暗殺に関しての正式なコメントも出していない筈)

「トランプ大統領はビジネスマンなのでおおよそ軍事力の行使とか滅多な事では決断しないだろう」と思っている方少なくないと思うのですが、
「軍事介入はしないが最小限度の軍事力行使」のような費用対効果的評価は行うだろうと思うワケです。
ですから「中国とのその後の打合せに合意できるか」が鍵になるんだろうと。
故に、
そこに中国が合意してこないのであれば、中国に対する何らかの強硬措置をちらつかせるって形で問題が表面化するのではないかと考えます。
勿論中国がこの摂政で「北朝鮮核放棄を確約」してくれるなら最小限度の軍事力行使オプションも必要無いので最もお得な取引になる。←実に(ビジネスマン的にも)合理的な一手でしょう。

結果として、日本の政権周囲にも危機感が高まっている。
(いろんな筋から情報入ってきているのじゃないかと思います。→敵地攻撃能力論議のアレですね)

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posted by kagewari at 20:38 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月27日

なんとか学園の理事長は愉快犯的なアレではなかろうか

言葉を探してたとえるなら「サイコパス」か。
「最近右翼が熱い」じゃないけども、、、
そういう波を読んでどこからともなく集まってくる勘違いした輩はどこにもいるもので、
(ここ存外にゴーマンよしのりの「保守派は愛国無罪みたいになって判断力甘いんだよ」の忠言あたっていると思う。)

明らかに強烈な自己顕示欲と、
(森友学園創立者森友寛の娘と結婚し云々からしてちょっとアレな気もするし、実子との関係もなんだかおかしな事になっているとの話もあり、、)
小学校申請の取り下げからどこか吹っ切れたのか(右翼ごっこも終わりみたいに)、上機嫌で「安倍首相も終わりかも知れない」など(外国人記者クラブだかで)饒舌に語る様子を見るとですね、
この人物が『自意識』マターで考えた保守派では”無い”事は明白で、

特に注目すべきは国会における100万円証言のその時、
「夫人は人払いして私とふたりっきりで」←ここ明らかに性的ハラスメント的妄想込みなのが表情や立ち振る舞いに表れてたよ(そりゃ安倍ちゃん怒るよマジ)。
ちょっと恍惚としてたものね。
その様子は非常に気色の悪いものでした。

彼の証言を、そうですねほぼ8割方リアルタイムで聞きましたが、
偽証罪取られないように巧妙に練られた内容になっている。
政治家の関与はあったと思うといいながら(そもそもこの案件篭池氏から政治家に賄賂が支払われるなどの事実関係皆無なので)、自身は何ら具体的請託などを行ったなど言及は無く(神風が吹いたなどと証言)、登場する政治家サイドが自らの意思で(学園設立を応援するため)政治力を行使したって筋書きになっている。
仮にそれが事実でも何ら法的な問題無いのだが、
面白い事に、違法性のあるこの学園の設立に動いた事それ自体が問題だというですね、、
「私に関わった以上、もう政治家終わりでしょうな」と自慢げに語っているような構造になってます。
なんですかこりゃ?

しかも、
(不動産的内容は『住まいの心理学』に書きましたので興味ある方はそちら参照ください)
あの土地取引は決して特別な優遇があったワケでも無く「どうやら適正価格だったと思われる」のですから、問題は何もなかった。
あるとするなら、篭池理事長なる人物が行った「補助金詐欺」であったり「学校申請詐欺」みたいな話なワケです。
そのまんま、
「私のような詐欺師に手を貸したなんて政治家失格じゃないですか」をブラフにして”アホみたいに騒ぐ世間の様”に(俺も大物の仲間入りとばかりに)当人とてもご満悦な様子でありまして(笑

■100万円がどうしたこうしたとなるそれ以前は彼の右翼的教育を絶賛批判していた野党政治家が、証人喚問直前の訪問で「彼をいたわり庇うような随分優しい態度を見せた様」は実に滑稽でありました(小沢ファンとしては買っていた政治家だったのに森裕子にも心底がっかりさせられました)。

左翼の皆さんの視力はどうなってるの?
てか政権叩けそうなネタなら自らの思想信条と真逆の事でも平気でやるんだろうけど。
(これブーメランになって自分の支持基盤を割り込むだけになると思います。私は小沢ファンを公言してますが、小沢氏もそこがわかってない「現代の世論を甘く見過ぎてる」よ。)

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posted by kagewari at 17:52 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月24日

経験値と現実認知

たとえばクマの子供が巣穴から出た時、
あるいは草食動物の子供が出産直後に草原で立ちあがった時、
「ここが現実ですか」を知るわけですが、本能がバリバリ現役の動物の場合そのファーストインプレッションはナチュボーンであり、種として”高いレベルで共有”されます。
言い換えるなら本能と自然の関係性における種としての”普遍的共有認識”(概念では無く『共同幻想』では無い)。

勿論全く同じ現実認知を獲得するワケじゃありませんが、個体差というより自然環境の気まぐれのが大きく(偶然水の無い気候変動期に生まれる場合もあるでしょうから)、そんな差異すら現実そのものにより支配される(社会の概念は無くその自然環境としての現実があたかも神に匹敵する絶対の権威として実存しているかのように)。

直立歩行が原因とも類推されている人類ヒト科の場合、
生存のために本能を壊して(或は摩改造して)繁殖期における特異なモチベーションを常時発動する格好の”哺乳類としての特性からの乖離”によって自然環境との親和性と申しましょうか、運命共同体的関係性が切れちゃっている生き物は、
母体内にいる時から奇妙な音楽聞かされたり、
「私がママよ」などという荒唐無稽な言語という『共同幻想』に速攻さらされたり、
「そこは戦場だった」まで、始めて視界に入る景色も千差万別と、

人類ヒト科は『現実の原風景』というようなイメージにべらぼうに個体差があります。

そりゃね、どこかで現実を認知する場合”ものさし”ってものがなけりゃ事の軽重を判断できません。
この初期的認知は(「驚く」というつかさつかさで何度も更新されますが)「原始トラウマ論」とでも捉えられる代物で、
なんだかんだとその後の現実認知を左右します。
特に、何事もデフォルメにより誇大視してしまう”幼児期”ともなれば、人類ヒト科大半の「原始トラウマ」はトンでも級に現実から乖離しているでしょう。

この辺を(大きな驚きが派生するポイントとして)各種反抗期に大規模アップデートするのはするのですが、
「潮の香が懐かしいぜ」なーんて日活アクションみたいな台詞部分は(成長期における認知修正項目外でもあるため)そのまま温存されもする。

■メンタル問題ともなり得るこの初期現実認知「原始トラウマ」ですが、
「すっごくあーじゃないか」のようにですね、どこかに感情的興奮を伴うエピソード記憶となっていると、リスクとなる可能性が大きい。
”エピソード記憶”がいかんのじゃないのですよ、
詩的情緒的な感動であれば興奮を伴っていてもメンタルリスクにはならない(デフォルメ係数かかってても対物評価ぐらいのものだから→どこにでもある木や石が誇大視され芸術的存在となっても自我構造の日常にほとんど関係が無い)。

人間関係などにおける(快体験でも不快体験でも)興奮伴うエピソード(或は幼児特有の勘違いによるデフォルメ)、こういったものが「三つ子の魂伝説」なんかのネタ元なんだろうと。
何事もケースバイケースなので(中の人が違えば結果も違う→双子が同じ人格とか無いし)、それが全てって意味でもありません。
「そこにも合理的根拠がある」って類の話です。

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posted by kagewari at 12:09 | 心理学テキスト「Why not」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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