2018年05月01日

『実存時刻』(そもそも何故に死が怖い人がいるのか?その2)

前回のつづき

●前後10分以内に死ぬかも知れない確率
「NASAの宇宙飛行士としてスペースシャトル発射5分前」
「ステージ4のガンを宣告された瞬間」
 ↑
説明するまでも無く「前後10分以内に死ぬ確率」が高いのは前者ですね。
と こ ろ が
死の恐怖に怯えるのは後者です。

どうしてなんでしょうね(笑


■心理学の出番そして経済学です。
「菊花賞、絶対勝馬はこれだ!確信して馬券を買いました。最悪の展開って何?」
ワケのわからない群衆の一人が飛び出して大騒ぎに。レースは中止になりました。
「耐えられませんよね、何かに対して暴力で訴え無い限り帳尻が合わないぐらい腹たちませんか?」
「10分後には俺は勝者で、おいくら万円儲かった筈なのに。(大金持ちになる筈だった10分前の自分を返してくれ)」

「おおよそ1時間半の演劇を観ています、そろそろラストの犯人は誰か?謎解きのクライマックスです。最悪の展開って何?」
ワケのわからない聴衆の一人が舞台で暴れ出した。警察が呼ばれ公演はそこでストップ、公演は中止となった。
「耐えられませんよね、何かに対して暴力で訴え無い限り帳尻が合わないぐらい腹たちませんか?」
「10分後には待ってましたのクライマックスだったのに(想像もできないカタルシスで茫然自失になる筈だった10分前の自分を返してくれ)」


ところが。
「NASAのパイロット、今の自分がパイロットである事自体だけでも興奮のピークだ」
「これからは特別集中や興奮する要素の無い病院暮らしで、(きっとどこかにあるだろう筈の)まだ見ぬ俺の人生のピークが、アレレ、無くなっちゃうのか?」

●凄く大雑把な分類になりますが、
『単独者』は死の恐怖に鈍感です(構造論的にその筈)。
確信犯的『共同幻想』再選択者も、同じです(典型が職業軍人)。
ところが、
オンザレールな『共同幻想』適応人格や、反動的な『共同幻想』適応人格とも見て取れるメンタルに何らかの課題・問題意識を感じている人格の場合、どうなりますか?
そこに共通する背景事情は、
「今の自分が個別に実存するような集中力が最大化するプロセスに”無く”、”今の自分”が散漫になるかのような事情に自我が置かれています(将来のオンザレールな人生設計や、将来への不安や)」、

●それはあたかも”現実に自分が全部出しで存在していないかのような”状態です。
●逆に言えば、漠然とした時間のスパンの中で自分は漂っており、自己の実存はこの全体としての台本に書き込まれており(実存がそこに依存するのだから)間違っても不足の自体で、この話の腰が折られるような事があっては困る。
反動化している場合は、
「かくかくしかじかの人間として認められる(られなきゃいけない)筈なのに、どうしてこうなのか。」←違うようで、実はオンザレールと構造は同じです。
外部の『共同幻想』長編台本に自らの実存を”依存”する結果、「今という時制が希薄化するというか常にその一部でしかない」。
(約束された未来の想定が実現しないのであれば私は実存しないも同然じゃないかとなりますわね)
 ↓
結果何に拘る・執着するって言えば、長期計画された台本を演じ、(実は誰も何も約束なんかしておらず幻想なんですが)約束された、何者かになって認められる事で自分は初めて完結できる。という物語としての生への執着がどうしても派生します。

もう一度逆転させて『単独者』や確信犯的『共同幻想』再選択に戻ると、
「今(自分全部出しで)バリバリに実存しており、今井外の自分が誰だったか忘れている。常に実存しているのは今の自分である。」

ぶっちゃやけ死んだらどうなるのかなんて知りません。
しかし、寝ている間の自覚もありませんね。
明日起きたら「その時の自分」として、今の自分と個別に連続性無く新たにバリバリに実存するのだとした場合、練る前の今の自分から見て、明日の自分は何者か?って事になるのです。
故に「あらら。死んでたなんて事あるかもね」だとしても、
●今100%の状態で実存している自分は何ら影響を受けない(そら想像も及ばない次の自分の話ですから、考えてもトンチンカンな事でしか無い)。

厳密に言えば「死の恐怖を感じないのではありません」(ましてや死が大好きって話もナンセンス)。
死と恐怖の間に言葉としての関連性が無いのです。
「死んだらおわりそれまでよって事なんでしょうね(好き好んでそうなりたいとかある筈ないけれど)。今100%で実存しているので”今の自分”にとっては全く関係の無いことだが。」
(仮に結構高い確率で、5分後にロケット発射に失敗し死ぬかもしれないのだとしても《勿論それは全力で避けたいが》、集中力全開の今の自分と恐怖を通じては関連する事項では無い。)

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posted by kagewari at 05:12 | 心理学テキスト「Why not」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月27日

『実存時刻』(そもそも何故に死が怖い人がいるのか?その1)

●果たして「今」として自覚される時間とは何時(いつ)ですか?
前後10分でしょうか、それとも前後30分?はたまた前後1時間なのでしょうか。
(なんだかモーガンフリーマンの某チャンネルドキュメンタリーみたいな前フリとなってますが)

そう、聞くまでも無く「ひとそれぞれ」「現在進行中の状況次第」でそれは変化します。
のんびり1時間かけて朝食とる人なら、食事の今は前後合わせて1時間でしょう
せっかちに食パン咥えて飛び出す人の食事の今は前後合わせて5分でしょう
遠出のドライブで峠を攻めている人は、その運転時間トータルで今でしょう。
慌ててバス停に走る人の今は、せいぜいが前後数分である筈です。

何を言っとんのかと申しますと、
上記で語っている”今”という言葉の後ろに”自分”をつけると?
「今の自分」って言葉になりますね。
その意味というか反語は?今じゃない自分を表す言葉です。
「未来の自分?過去の自分?」
だとするなら、
「未来の自分や過去の自分って言葉から連想するものは?」
「今の自分では無い」です。
「お恥ずかしい、あのころはまだ若くてかくかくしかじか」
「自分の将来?さてどうなってんのかね、年寄り批判している今と正反対に”今時分”の若いものは、なんて愚痴っているのかしら」

”今時分”って何?

時の感覚はかくかくしかじかで”実は連続性がありません”。
”何期””何時代”などのようにその時進行していた上位概念的テーマで「独立した物語」のように語られる事も多い。
あたかも役者がその都度別の役柄を演じているその時の演目のようです。

と こ ろ が
”当事者”って言葉があるように、
”今に夢中”のあなたは、前後の”今では無い自分”の事などほとんど忘れています。
自覚が無いと言い換えてもいいでしょう。
それはどんな比率で起きますか?
”今現在に集中していれば集中しているほどに”の筈です。
「毛ガニを食うのに夢中な時、あなたはホテルに置き忘れてきたメモ帳の事など気にならないレベルどころか、この世にメモ帳なんてものがあるのかすら怪しいぐらい存在を忘れます」

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posted by kagewari at 03:43 | 心理学テキスト「Why not」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月19日

『週刊西田一問一答』が妙に面白い

所謂自民党の中でも強面の右派議員として知られる西田昌司議員ですが、
(元税理士。京都府議時代から故西部邁氏らとともに言論活動をしており現在清話会所属の参議院議員。特に民主党政権時代の厳しい国家質問で脚光を浴びた。)、
京都出身ということもあり、なんと共産党の小池晃議員との対談をyoutubeに挙げちゃっている変わった人である(野党として地方政治において共産党を社会的弱者の味方として高く評価しており、そこには野中さん的な世界もあるのかなと)。

自身の動画コーナーである週刊西田では右翼論壇的色彩は以外にも薄く、
所謂普通の地方のいい人代表的なナイスミドルだったりしてですね








憎めないキャラですよね。
彼はどちらか言えば、右翼言論人と交流持ちつつも思想的右派にはなっていないというか、

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posted by kagewari at 01:45 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月14日

あらゆる生物に自我の萌芽はあり得るのではないか?という仮説

「王の遺伝子論」とでも命名しましょうか。
いったいなんの話か?
えーyoutubeで小動物の動画を観てですね、ハッと気が付いたのです。
飼い主に恵まれたペット達には「明らかに自我の萌芽」が観察されます。

これはですね、長年”ネコ飼い”や”犬飼い”やった人間しかなかなかわからない事なのですが、経験ある”ネコ飼い”になると、所謂一般的というか素人さん向けの子猫の写真みたいなものに「あーそれは違うんだよ」ってのがあるのです。
一体どこがどう見えると違いに気が付くのか説明するのは凄く難しいのですが、
経験ある”ネコ飼い”には、その個体に自我が宿り固有の表情を見せるようになっているのか否かがわかるのです(それもかなりはっきりとわかる)。

固対個の関係成立無しにコミュニケーションもクソもありませんから、
相手方における個の発現の有無はドエラく重要な事なのです。

「えっこんな小動物にも」に引き続き、
説明するまでもありませんが、大型猛獣クラスのネコ科個体にも自我の存在が観測される動画も多数あります(大型捕食獣は巣立ちが遅く知性も高いため更に自我発現可能性は高くなる)。

■某伝宗教系文化の国家では到底受け入れられない”仮説”だと思いますが(欧米とか)
少なくとも哺乳類・鳥類・魚類などの広範な生物において「誰にでも自我発現の可能性はある」と考えます。
自我を持ち、我思うという実存を成し得るのは人間だけでは無い(この点は断言できる)。
どこが”仮説”なのかというと、

「この自我ってものは、そもそも(人間は違う意味であっちの方まで進化してしまったが)どの生物にも遺伝子レベルで存在する王となる素養」なのではないかと。
群れを率いる王であったり、広大な縄張りを統べる王であったり、圧倒的な繁殖力を見せる王(や女王)、長寿を誇る高山の賢人など、
様々な生存環境の中で、勝者として君臨する個体には群体として依存的に追随する個体とは別個の何かが求められます(自主的判断ってものです)。

●勿論その素養は広範な生物に付与されているだろうと。
どの個体が王となるのかなんて誰にも予測できないのですから。
「その立場になったものにはスイッチが入る」みたいな。

さーてここから心理学です。
重要なポイントですが、
「メンタル問題」これは事実上『単独者』予備軍であったり、『共同幻想』社会から『単独者』社会への変遷過程において(特定事情で幻想が憑かず強迫心理として個別化するなどで)派生するものですが、
学問的に最初に観測される事例は?
「皇帝病」などとして知られる、特権階級において観測される心象風景です。
(※具体的に学問マターになるのは第一次世界大戦時のPTSDですが)
それが中世などに「貴族病」的に拡大し、
近代以降、前述の戦時後遺症として始まったPTSD、
現代社会に至る先進国固有に派生する「メンタル問題」。
 ↑
これは即ち、豊かさが庶民にまで拡散する流れそのものです。
豊かさと、メンタル問題の相関関係ってものは実に簡単なもので、
●「生存に不安が無い=自我が拡大する=高度なOSだからこそのロジカル問題派生可能性もた高まる」←こういう流れです。

勿論そこには、封建制や独裁やら宗教権威国家などなど現代で言えばカルトまがいの時代には一般大衆は総じて(依存というより)強権による隷属によって階層全体が抑圧される事で、自我の拡大も抑圧され、個というものが『共同幻想』と『自意識』不可分の関係に半ば強制的にビルドされてしまいます。
先進国だからこそ「人権」という概念があり(それこそ血みどろのフランス革命における宗教との戦いなどを経て)、自我の拡大の自由が憲法で保障される社会が到来したからこそ、メンタル問題もあり得るのです。

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タグ:自我
posted by kagewari at 21:03 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月06日

論壇な人々と変節の心理

世界各国がどうなのか知らないので半分憶測の域を出ないのだが、
少なくとも日本の社会には論壇なる世界がある。
「なとか論壇の方」みたいな。
(たいして中身を知りもせず、一般用語として俺も流れで使っている言葉です。)

さて、辞書的な意味だけれど、
「そもそも論を立てる壇(場所)から転じて言論界的な用法になっているもの」とのこと。
果たしてこの用法が適当なのか否かよくわからないのだが、
ナントカ塾みたいなノリで、主たるメンバーが主催する言論サロン的な場が開かれていたり、そこで言論が戦わされていたり、勉強会的なものとなっていたりなど、
(何の意味があるのかさっぱりわからないのだが)
小社会が形成されていたりするような”しろモノ”らしいんだな、

あれれ?なんてーか某左翼のセクトみたいな事か?
てか、それじゃバリバリ『共同幻想』じゃネーの?

どうにもですね、
ガチ『単独者』の僕は、意見の方向性が合致するから宴もたけなわとばかりに酒場などで盛り上がるというような趣味は理解ができないのであり、
(興味があれば論文なりブログ記事など時折読めば済むことでしょ)
誰かと話すから考えが深まったり、会話の中で新しいアイデアが浮かぶのは事実だけれど、それって考え方も違っていて、なんというかお約束の知識が必要みたいな仲間意識も発生させない平場の論議だからこそ楽しいものだと思うのですよ。
たとえば「聞いてちょうだい、こんな面白い事があるんだ」というノリで、

著名な主催者の場に集まって、なんというか、、、それは違うのではなかろうかと、
(どう見ても行為として権威付けみたいなアレだよね)

そもそもですよ、
世の中に”頭いい”なんて言葉ありますが、所詮人類ヒト科の脳のすることです。
「たいした違いがある筈も無い」のです。
時にインテリゲンチャな人は「そんな事も知らないのか」であるとか「かの有名な誰それの論文で」なんてーな展開ありますが、
ネット社会の現代、所謂知識ってものはいつでもググれば出てくるのであり、
論文の重要性と筆者が著名か否かは関係が無いのだし(笑
 ↓
(※実際岸田教授が心理学会で世界的権威とか「なっていない」と思うが、俺は個人的に心理学会の世界的偉人だと考えて疑わない”個人的意見”をもっていて《論証できると考えている》、吉本隆明氏の『共同幻想』をモチーフに展開した「唯幻論」は《そんな賞があるのなら》ノーベル心理学賞ものだと思っている。←実際岸田教授が世界的権威かどうかなど関係無しに。そら判断の基準はなんといってもその中身でしょうよ、)

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posted by kagewari at 16:56 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月30日

フリーエコノミー論で引っ張ってみる

人間食べる量には限界がありますから。
人口増が止まった国において、需要の自然増をあてこんだ経済成長はあり得ません。
(かといって外需頼みになったところで使い道の無いマネーが溜まるだけになります)
国の豊かさは国内に投資なり消費なりされてこその話ですからね、
(外需依存の法人が内部留保しても他の人にはなんら関係ないのでありまして)

そこで高度先進国の場合、高度経済成長のような伸びは必ず止まります。
●何故必ずなのかって、どこの先進国統計を見ても出生率が低下するからです。
言うならば、この出生率の低下は根源的な”利益(或は先進国の特権)”と認知されていることを暗示しており、
かといって、国家財政を考えればデフレは得策ではありません。
●何故そうなのかって、インフレによる自然な借金踏み倒しができない=借金が自然増する事になるためです。
但し、高度先進国=資産国家として考えた場合、マネーの価値が上がる事は利益なのであり、デフレも少子化同様に、潜在的に志向されている側面も無くも無い。

かといって、そのままいっちゃうと誰も得しない話になります。
インフレによる借金踏み倒しができない=投資意欲が後退する=増税が続く
行き過ぎた少子化は社会福祉を危うくする(デフレによる資金運営下落も同じ)、
デフレも長期的に見れば所得減となるので、箪笥預金の評価価値は高まっても将来所得減により相殺されぐるっと回って意味が無い(デフレで得するものはいない)。

この辺を調整する政策が”インフレターゲット”です。
(日本で言えばアベノミクスのこと)
問題なのは「貴重な需要をどこから掘り起こすのか?」となりますが、
言うまでもありません。消費性向の高い低所得者への所得分配が最も効果的。
そりゃ当たり前です、
高度先進国ともあろうものが低所得問題を積み残している方がおかしいのであって、
政策的にまだまだ不十分なところに必然的に対策打つってだけの話。

(※ちなみに経済学的にも所得差ってのは所謂インセンティブ論における所得分配の方便であって、生産性や歩合給的な絶対評価とは無関係←公務員の所得をどう評価すんのさって話にもなる。仮に軍人の給与で考えれば、守るべき国の評価にそれは比例するのだから、所得水準というのは個々人固有の評価とは無関係である。)


■さて、そんな前段部分の話を受けてのフリーエコノミー論です
前述括弧とも被るんだけれども、
高度先進国ともなると、所謂一般市民の文化レベルが普遍的に上昇します。
国が豊かになる、余暇が増える、或は働かなくてもいい状況(高学歴や浪人時代含む)が増える。
=いらんこと好き勝手にやる時間が増える=中世貴族階級と暮らしぶりが似てくるためです。

昨今では昭和と違い、飲み屋のサッカー論議ですら専門的な戦術論戦わせる人も増えているワケで(他スポーツ芸能も同じ)、
子供時代に習い事をするだとか、楽器などの文化的機材に触れる機会も増えます(道楽)。

社会学的には『共同幻想』崩壊、『単独者』化が進むなか(文科省的には”個性化”)、
GDPに表れない経済活動が活性化します。
(この端緒は平成あたりから始まった「自費出版」あたりからかも知れません。)
昨今は、音楽・芸能含めて(youtuberもその過程で派生)個人の資格で、プロ級の活動する人が無数に増えるワケです。
社会活動においてもNGOやNPOやら、自宅警備員ならぬマジの自称公務員的活動です。
(※日本においてこれが大規模に観測されたのは、震災時のボランティアでしょう。)

●この正規の流通ベースに乗らない経済活動も、ある意味必然的流れであり、
潜在的にそれが志向されていることを暗示してます。
どういうことかって、
ここから心理学ですが、
「そもそも経済なるものは、人類ヒト科の奇妙な性質である”過剰なモチベーション代謝”を安定的に消化するための合理的な社会システム」なのであり、
(『共同幻想』的インセンティブとは「サイドストーリー」に過ぎず、その本旨では無い。)
貨幣経済を経ていなくても、個々人が人類固有のモチベーションを代謝する活動が自由にできるのであれば、(実体経済を含む)『共同幻想』を殊更頼りにする必然性は無い。
 ↑
これだけの話です。

わかりやすい比喩はありませんが、
「昔は俺もいつかは社長(個性が限定解除される期待)時代だったが、今の時代は誰もが(社長とかにならなくても)自由に個性化を模索できる世の中になった」
 ↑
だいたい、こんな感じです。

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posted by kagewari at 19:42 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月24日

インセンティブ論「ちょっと補足」

■経済学との関係がイマイチぴんとこない方いるかもなので前回記事補足します。
高度経済成長時代の米国50年代に起きた有名な話と言えば、
庶民向けでタフで廉価なT型フォードを開発したフォード自動車は、
社員の給与もどーんと上げて、自社生産の車を買えるようにした逸話です。
 ↑
このモデルが、まさにインセンティブと『共同幻想』の夢と経済循環と高度経済成長期の社会モデルそのままなワケです。

対極にあるのが(実存主義が左翼かぶれに誤解された時代)
●60年代米国のヒッピームーブメントである
若い世代全員反抗期みたいな(笑
(働かず長髪で意識してだらしない恰好をし、野宿などしてドラッグに浸りフリーSEXでラブ&ピースであると。)

●インセンティブ再びってのは事実上の「ヘリコプターマネー」みたいな需要政策によるもので、確かに米国経済は成長するも(財政赤字による成長)、原動力はベンチャーなどを中核とした個性化社会であって、50年代から60年代に連なる産業の衰退は止まらなかった。
但し、米国においても「ローカル『共同幻想』は強く」→後の新保守主義の台頭となり
 ↓
同時に、リバータリアン原理主義的な保守系リベラリズム(左翼では無い自由主義)も呼応した。
(※新保守もリバータリアンも「アンチ『守旧派』」であるところがポイント)

●米国においても左翼政治思想『共同幻想』だけはしぶとく残り(言うならば20世紀から21世紀にかけて最後の宗教)、PC(ポリコレ)やらフェイクニュースの殿堂として笑いものにもなり、
その反動なのかガチ「アウトサイダー」のトランプ大統領を登場させる。
(※トランプ大統領は『単独者』では無いと思うけれども、『共同幻想』論などの知見の無い社会にとっては「イメージだけなら凄い『単独者』」みたいに見られたのではないか?)

注)欧米諸国は伝統文化的に『単独者』へテイクオフするハードルは高いので、勢い『単独者』時代の台頭を予見する事は難しく、「アウトサイダーやアウトロー的イメージの世界」がまだまだ主力になっていくのではなかろうか。

■■■現代米国若者世代の習俗的分類に以下のようなものがあるけれど■■■
(これ某翻訳サイトさんが紹介してくれた貴重なネタの引用です。ソースの記事URL見つけられなくて翻訳サイトさんゴメンナサイ。)

emo/scene/goth は欧米の若者のうち、社会の枠組みから外れた「オルタナ系」の若者を分類する言葉である。上下関係に縛られたがらない点で不良の一形態とも言えます。
特別視されたがる彼らはそれぞれに発散の仕方やファッション、好む音楽などに差があり、
その源流に当たる音楽や文化に由来する名前で区別されています。

カラフル度ではシーン>エモ>ゴス
自傷傾向ではエモ>ゴス>シーン
エモ(emo)=ビジュアル系《問題を自分の中に見るメンヘラ傾向》
シーン(scene)=アッパー系《内向的なエモより外向的でファッション的》
ゴス(goth)=ダウナー系《問題を社会、周囲に見る反社会的傾向あり》
 ↑
●こりゃ60年代のヒッピー世代の子会社みたいなノリですよね(笑
どうにも素の『単独者』にはブレークスルーできない。
(60年代ディランのローリングストーンの歌詞そのまんまで『単独者』の筈なんですけどね、、)
所謂『反抗期』の延長戦的な「仮想単独者状態」で寸止めされている感じです。
(だから欧米的には経済の展開も「インチキ白タク」や「仮想通貨」止まりになっちゃうのか)

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posted by kagewari at 17:46 | 心理学テキスト「Why not」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月15日

『共同幻想』インセンティブ論

個人的にここ最近トピックなネタなんですが、
インセンティブってものをしっかり考えてみようと、
背景事情として考えるべきことは、(働き方改革じゃないけども)インセンティブってのは『共同幻想』を”幻想”らしめる本質であり、心理学と経済学のなんとやらがわかりやすく重なり合う部分です。
(※この記事もなかなかに重要なので基本用語リンクに入れておこうと思います。)


■インセンティブってのは、『共同幻想』が新人勧誘のためのセールストークのようなもので、
「参加すれば立派に結婚できますよ」だとか、
「参加すれば年功序列で所得倍増ですよ」だとか、
「所得があるから車買えますよ」だとか、
「いつかはマイホームも夢ではありません」などなど、
 ↑
つらつら読むと、それが昭和の幻想であることよくわかりますね。
(現代社会で『共同幻想』のインセンティブの効力が落ちている理由でもあるのですが、)

そこって「白物家電の需要論」ともよく似ているんです。
昭和の時代には、白物家電を所有する事が殊更”特別な”象徴的意味を持った。
(それを持てないとあたかも惨めな落伍者であるかのような階級意識も刺激した)
そして現代社会において、白物家電はコモデティ化の中「チープな家電」なるジャンルに落ちていった(幻想の効用は消滅した)。


■話をシンプルにすると「所得や出世」です。
(それが個性化やクリエイティブって話になると、フリーエコノミー社会の方がその可能性が高いため、個性化時代において『共同幻想』の神通力は崩壊する。)
ここには経済学で言うところの貨幣価値やら金融政策的なとこも関わってきます。

「所得が稼げるのはとてもいいことだ」←この概念は既に『共同幻想』チックなワケです。
何故なら、その所得の使い道(金で買えるもの)インフラの生産を得意としている主体も『共同幻想』であり、『共同幻想』以外の使い道を知るためには『単独者』的趣味性の視点が必要になります。
意味わかりますか?
いわゆる「稼いだ人なら誰でも思いつけるお金の使い道の生産者は『共同幻想』社会」であり、
『単独者』のアングラ世界は、金があるかどうか以前にその個性的商品鳴り使い道の”場所”を知りえる知識が十分なのかって前提の方が大きいワケです。

●まだ微妙に意味わからないと思うので更に補足しますが、
「快不快原則」的快感代謝を何に依って実行するのか?
主体性を時給契約で売却し、所得インセンティブで仕事をし、且つ『共同幻想』が提供するお金の使い道で使用することで、合理的に生業を完結する(同時に経済尾循環する)。
 ↑
このモデルは発展途上国や先進国へのテイクオフ過程だと実に有効で(効き目があるの意)、
結果として「(『共同幻想』エンタメの消費活動もせず)殊更何をすると決まっていない休み時間」は凄くダメな(価値の低い”非生産的”な)怠け者の過ごし方みたいな印象になります。
 ↑
話がぐるーっと一巡するのわかります?
自由時間の価値が低いと体感される背景は、上記の循環する経済のインセンティブによって同時に派生している訳です。

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posted by kagewari at 10:55 | 心理学テキスト「Why not」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月13日

実にどうでもいい話なのですが、RICOH GXシリーズ系デジカメご利用の方へ

年式も古いので(今回テーマの機構的には現行GRやGXRと似ているかもですが)、果たしてどこの誰にとって有用な情報となるのか全く不明なのですが(笑、RICOH GX関連の情報です。

ブログにアップする画像撮りのため「RICOH GX100」を長年利用してきましたが、
シャッターの不都合が頻発したためカメラ買い替えました(某XZ-1的な)。

しかし、流石業務用カメラ的存在のGX100も完全に壊れたのでは無く、機能的には復活しているので(とわ言え万全は無いだろうからの買い替えだったのですが)、どんな不都合が、どんな対応で当面修復されたのか書いておこうじゃないかと、このような話です。
このブログ的には、thinkpadの過去記事と同じ趣旨ですね。

「はてさて、シャッターの不調とはいかなるものだったのか。」
1)最初に発生したのは、手ぶれ防止機能の不調なのかシャッター半押しから”シャッターが切れなくなる”トラブル
●この時には、手ぶれ機能を切って当面の復活
●再現性において確実な話じゃないのですが、設定で手ぶれOFFにしても時々勝手に手ぶれONになったかのような故障?も再発などしていた

2)続いて、手ぶれOFFにしても、シャッターが全く切れない不都合に進行
●どうやら”一気押しシャッター”の機能は生きているらしく、
時々唐突にシャッターが切れる事も”あるにはある”、

ここで「ぶっ壊れたか?」と思いまして、
(壊れたってことなら遠慮もいらないとばかりに)
「一気押しシャッターがどうやら生きているらしい」ところを利用し、
(暗すぎでフォーカス決まらないとかならないように適当な環境で)
■■■「やたらめったらシャッターを延々と切れるだけ切り続ける」■■■
バッテリーの限界300回ぐらいまで「引っ切り無しにシャッター切りを続ける」と、
(機械の話ですが稼働ストレッチが目的)
 ↓
回復しました。
手ぶれ機能ONでも通常動作してます。
(故障の経緯が経緯なので、設定上は手ぶれOFFにしてますけどね)
以降、GX100には予備機としての余生を過ごしてもらう予定です。

このマヌケでどうしようもない解決策が、誰かにとって有益な情報となるのかさっぱりわかりませんが(笑
念のため残しておこうと思ったところであります。
gx100tokano.jpg




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コメント欄に問題となった同趣旨の投稿が続いたため、暫くの期間ブログのコメント欄を閉鎖します。閲覧されている方には不自由となる部分もあるかと思いますがご了承ください。(再開までの期間は未定です)
詳しい経緯は下記リンク及びサイドバーコメントリンク表示の説明参照
コメント欄の削除があった件(関係障害について)
http://kagewari.seesaa.net/article/402054291.html


■私のミスで記事のコメント欄が承認制になっていたりするケースもありますが(或いは昔の記事など)、現在の運営方針は「コメント欄閉鎖」です。仮に投稿があっても内容に関わらずもれなくことごとく削除となります。

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posted by kagewari at 16:29 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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善悪の彼岸
ニーチェ
4102035044

フラニーとゾーイー
サリンジャー
4102057021

ナイン・ストーリーズ
サリンジャー
4102057013

異邦人
カミュ
4102114017

The Missing Piece
Shel Silverstein
0060256710

ぼくを探しに
シェル・シルヴァスタイン
406112983X

自我と防衛
A・フロイト
4414404045

不道徳教育講座
三島 由紀夫
4041212073

血の収穫
ダシール・ハメット
4488130011

長いお別れ
レイモンド・チャンドラー
4150704511

ブルー・ベル
アンドリュー ヴァクス
4150796033

野獣死すべし
大薮 春彦
4334723489

インテリア
ウディ・アレン ダイアン・キートン
B00005V2ZD

戦争のはらわた〜Cross of Iron〜
B006QJSAZ6

ブリキの太鼓
フォルカー・シュレンドルフ
B000197HT2

ワイルドバンチ
ウィリアム・ホールデン サム・ペキンパー
B000CNDI22

ゲッタウェイ
スティーブ・マックィーン サム・ペキンパー
B0009G3EUI

ブリット
スティーブ・マックィーン,ピーター・イエーツ
B0009G3EUS

惑星ソラリス
アンドレイ・タルコフスキー
B00005G0Z1

夕陽のギャングたち 完全版
ジェームズ・コバーン セルジオ・レオーネ
B0000C4GN5

グロリア [SUPERBIT(TM)]
ジーナ・ローランズ ジョン・カサヴェテス
B0006MRKDM

SMOKE
ハーヴェイ・カイテル ウェイン・ワン ウィリアム・ハート
B00005YUYA

用心棒
三船敏郎 黒澤明
B000075AVO

椿三十郎
黒澤明
B002DYGZLE

ニュー・シネマ・パラダイス
ジュゼッペ・トルナトーレ
B000DZV6VE

ル・ジタン
アラン・ドロン ジョゼ・ジョヴァンニ
B00005RV32

フルメタル・ジャケット
B003EVW6BS

風とライオン
ショーン・コネリー ジョン・ミリアス キャンディス・バーゲン
B000BVVFK2

パリ、テキサス
ナスターシャ・キンスキー ヴィム・ヴェンダース
B000057HM2

未来世紀ブラジル
B0067XIHEA

マグノリア
トム・クルーズ ポール・トーマス・アンダーソン
B00012T1XO

ディア・ハンター
ロバート・デ・ニーロ マイケル・チミノ
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タクシードライバー 〔SUPERBIT(TM)〕
ロバート・デ・ニーロ マーティン・スコセッシ
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