2008年03月31日

プロ野球開幕

流石に今、試合をリアルタイムで観るって余裕はないけれど、
自分で言うのも何だが長い事プロ野球観てきたので試合後のスコア詳報を確認して「ほーこういう試合だったか」とわかるようになっている。
稀にリアルタイム速報(ヤフーのネット配信は重くてイーモバでもロクに観られないんですわ)追っていると、次にどうなるのかなんと無く読めて、伊達に長いことプロ野球観ていないわと自画自賛したりなんだが(笑

それでも、わからんもんです。
今回驚いたのは「マネージャーとしての力量」って部分。
監督というとノムさん的な戦術家的要素に目が行きがちだけれど、”管理職としてのマネージャーの力量”って仕事がいかに重要なのか思い知らされた。

高田スワローズ3連勝ですよ

いかにもそれは往年のヤクルト黄金時代野村野球復活の号令でもあった、
しかしこれ元V9当事者でオーソドックな印象のある高田が、ノム的采配の人じゃ無いのは誰だって知っている。
(知性派って部分では共通項アリか)
それがどうしてこうなるのか?
今回の3連勝の立役者が宮本のキャプテンシーにあるのも、古いヤクルトファンなら誰でもわかる事で、今回はそういう話じゃありません。
ノムさんの愛弟子とまで言われた古田が(彼自身の”何か”が原因だと思うけれど)、一度も本気を出す事をせず(現在野球界からも逃避しているとさえ見える)、そのスタンスのまま監督をやって大失敗をした。

安部政権的な仲良し組みの「高津・石井」は去り、リリーフ木田への拘りも消え、大砲主義的大雑把な野球は一掃されて(かえってラミレスの移籍は好都合だった)、勝負弱いので一部で有名なガイエルは、掴み所の無いリグスの後ろで伸び伸びやっている(実質クリーンアップの中核は青木と宮本)。
「もうちょっとやれる人」と古田に”人扱い”で呼ばれた石川君は開幕投手に抜擢され、冷や冷やものだが結果を出した。問題児の藤井君(これ宮本サイド関係アリかな〜)のハムトレードも投手陣の一体化的には随分思い切った判断だったし『無茶なサード問題』は高田自ら引き連れてきたハムの人材でいとも簡単に解決した。
しかもこの3連戦、ノムさんなら奇襲と見せかけたり疑心暗鬼を誘う「左腕3連投」を、高田はキャンプ当初というかオープン戦の時から冗談半分に予告していて(そのとぼけた公開ぶりが逆に良かったように思う)、期待の左腕がオープン戦でボコボコに打たれた時にも涼しい顔していて、「若手にいい投手がいるんだよ、投手王国かも知れない」と結果を気にしてもいないそぶりだった。
そのまんまの「左腕3連投」で「3連勝」すっとぼけた采配したものです。
この時神宮がホームランの出難い球場として広くなっていたのも大きい、巨人の打線に繋がりが無いのは最初から読みどおりなので(ホームランもシングルならOK)、深くなった右中間左中間の打球で走り回った。
巨人投手陣が故障多発で手薄だってのと、原監督の凡ミス「上原を中日にあてる」なんてスキをついてあっさり三つ勝ってしまった。

注目のクライ攻略も野村IDを思わせるDATA分析で緻密に各人個別に狙い球を絞り、相手が嫌がる野球に徹したと見てもいい(裏方さんには人材残っているワケだから)。
高田はハムのGMで養った「あまり現場に口出しせずにチームを作る」って仕事で、何か吹っ切れたのかも知れない。現場に復帰するにあたっても妙に肩に力の入った事も無く「本来強いチームなんだから普通にやれば十分戦える」とばかりに戦力補強にブーたれる事もなかった(そのへんの愚痴の少なさはノムさん超えているところでしょ)。ヤクルト黄金時代の勝ち方って実際そうだったんだし(下馬評悪い時ほど優勝した)、

よっぽど古田とあれこれあったのか(笑、
現場では解き放たれた宮本がガンガン行った。
この内容を微妙に感じ取ったのか、復活翌日肉離れという五十嵐君の登録抹消のニュースは”大ニュース”として報道される事も無く(ここにスポーツ報道部における今年のスワローズに対する評価が見えた気がする)、Fプロジェクト的なふざけた話は「あーそんな事もあったっけ」みたいに遠い時代の話に。

そら昨年度はプロ野球界的には「西武伊東・ヤクルト古田」ってどえらい人材を失った年になったんだけれど、余計に彼らも帰ってきやすくなったんじゃないかとも思う。
「悔しくないのか古田」みたいな。
貧しいヤクルトスワローズの財政事情のために”出稼ぎ”に行っている石井がひょうひょうと西武で勝っているのは別の意味で微笑ましいけど。

「何もしていないようで、スゲー仕事している」管理者としてのマネージメント能力って(ここ本当は古田もそうありたかったんだと思うんだが)、高田監督を見ていると強く感じますよ。現場が働きやすい流れを作るのはこれが又どえらく難しい作業で、決して誰にでもできる仕事じゃない。
やはり『日ハム優勝の裏に高田在り』って部分見逃しちゃいけなかったのかなとも思う。
ハムである意味安泰の地位にあったのに、よりにもよって弱体ヤクルトの監督としてでも「現場に復帰したい」てんだから、ひょうひょうとした顔とは別に勝負師としての一面もある人なんでしょうねこの人(明治出身で武闘派として知られる星野仙一が、全く頭の上がらない人物の一人:wiki)。
あんまし報道されなかったが、ラミレス(あのラミレスJrは何処へ・・)が、ヤクルトの勝ちに「采配がいいのじゃないか」とコソっとコメントしていたのが、ある意味ヤクルトナインの高田への評価なんだと思う。

で、今後スワローズが勝ちつづけるのかってそれは疑問だけれども、この開幕3連勝だけでも今のヤクルトには十分価値がある戦いだったと思う。
そんで契約切れた後で、監督まで巨人に獲られなきゃいんだが(笑


楽天も相変わらずお騒がせだが、開幕4連敗でも先発がまったく崩れていなかったので「こりゃいつか勝つな」と思っていたら、一番心臓の強そうな永井の完封で火が付いて4連勝(元来ノムさんはリリーフはどうにでもなる派で投手は先発重視の人)、早晩取り戻すと思っていたけれども、反対に勢いつくほどの速さで4連敗を元に戻した。
左腕の長谷部が復帰したらリリーフに回るのは一場か?な程の厚みで、馬鹿になりませんよ楽天は、
野手の繋がりがいいので(守備が固めから代打まで控えに専門職が多い)今年は結構勝つと思うんだが(これは期待半分)、それこそここは生暖かく見守っていきたい。
なんせ野村監督72歳契約更新は体力的に無理じゃないかと思うし、寂しい話だけれども、72歳でプロの監督やっているだけで凄いよ。
これで年末に契約更新したら「この人80歳までやるのか」な話になる、違った意味で世界的話題になるでしょうに(笑
posted by kagewari at 19:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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