2007年11月27日

街で見かける風景

帰りと言えば、終電か始発ってのが実にあたり前な生活をしていると「駅で見かける風景」と言えばズバリ”ゲロ”だ(日本人の4割〜6割はマジにお酒を飲める体質じゃなかったりする)。
終電関係の遭遇率は東京の阿佐ヶ谷駅が一番頻繁で、つい先日の話だけれどちょっと”ゲロ関係なのに感動した”という話があった。

阿佐ヶ谷からの終電と言えば三鷹行きの1時12分なんだが、学生とは違う雰囲気なんだけれどかなりカジュアルな私服の友達3人組が阿佐ヶ谷駅に座り込む状態になっていた。
よく見ると真中の一人の男性がホームに突っ伏す感じで、その場で両手をついて吐いてしまっている状況で、ゲロ吐きにしても尋常な様子ではない。その左右を友人達(男性一名女性一名)がしゃがみこんで介抱しているといったぐあい。
そこに終電列車が今きますよ状況で駅員が歩み寄ってきた。

すると友人の男性を介抱している若い女性の方から
「ほんとに御免なさい、本当に具合が悪くて吐いちゃって」
駅のホームでゲロなんて終電間際じゃ珍しくもない風物詩で、ゲロを謝る人を見たのも初めてで、これだけでも少々驚いた(しかも彼らはお上品なミドルエイジでも無い)。
すると駅員は、
「いい、いいってゲロなんかいんだから、それよりおたくどちらまで?次三鷹行きの最終だけど(乗れる?か、阿佐ヶ谷で降りるのでいいの?)」
その後も彼女は名にやらその駅員に説明していたようなんだけれど、
俺はこの風景を見て、正直感動した。
なんていうか、今時の若い女性が友達のゲロを謝罪して、駅員はゲロなんかいいから(彼がバケツ持って掃除するだろうに)君たち帰れる?と心配している。

「素にかえった人間、まだまだ捨てたもんじゃないな」
何故かそんな事を感じた。

終電間近の景色しとしては、各駅のホームより先に終電が終わりメンテナンスが始まる快速のホームを見ているのも面白い。
終電が終わると、ホームの補修工事や線路の保線要員の作業が定期的に行われるんだけれど、見た事も無い工事車両が走っていたりする。
最近の禁煙運動やらの影響で、阿佐ヶ谷駅の喫煙所って三鷹方面のホームの端っこに一箇所あるだけなんだけれど、その快速ホームの喫煙所にヘルメット姿の保線要員の男達が20人ばかり仕事も前の一服で集合していたりする。
終電が走る一日の終わりのホームで、彼らは一日が始まるかのような雰囲気なんだけれど、昨今の禁煙禁煙って流れに逆らうようにスモーカー達が誰と話すでもなく黙って喫煙場所に集まり仕事前の一服をしている様子は、戦場の一小隊が出動前の装備の点検を思わせるようで、
「最近見かけない”男達の姿”だな」と、
反対側の各駅ホームでこっちもタバコに火をつける。

太陽の下でいかにもカタギの世界とは違うところに、人間模様っていうのかな、
そこにもリアルな世界が在るんだなと感じて、特別表現する言葉は無いのだけれどなんかいいなって思う。
posted by kagewari at 14:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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