2005年08月22日

堀江出馬に思う。

さて「小泉思ったほどじゃないな」の失望は完全に裏切られた形になり、彼が総裁選に出馬した頃のノリが復活した。
思うに小泉って男は相当用意周到な知的な男に違いない、
今回の郵政民営化解散は、彼が総裁選に出馬していた頃の言論から考えれば“らしい”ぐらいで何も驚く事じゃない。
彼はもっと若い頃に郵政大臣を勤めた事もあるが、この時民営化で大騒ぎはしていない。今回も参院の解散まで民社党の言うところの「これで民営化と言えるのか」ぐらいの(法案としてはどうかというぐらい)妥協を重ねる。自民党の総務会ではそれでも反対派の同意は得られず、見切り発車で衆院の採決となる。

ここで、彼の思惑は明白だ。

「今回の郵政民営化法案も大事だが、これを民営化できない政治体制の解決無くしてこの先は無い」
田中派→経世会→小渕→橋本派の破壊、しかし小泉は参院の青木あたりともよろしくやりながら参院の採決までこぎつける(ところが今回の採決の調整で、この青木の参院えの影響力まで削がれる結果となった)。
かなり確信犯だろう、
ひょっとすると「郵政解散・反対派は未公認」これは随分前から彼の頭の中にあったアイデアだろう、ほとんど待ってましたの感もある。

そこで堀江の登場となる。
堀江の切れ味の悪い最近のコメントはともかく(笑
ともかく堀江をかつぐ度胸があるだけたいしたものだ(これまでそういう芸当ができるのは小沢ぐらいだったから)、竹中に関しても今や小泉内閣に欠かせない人物で、猪瀬の起用などこれまでの自民党にはできない人材登用を行ってきた。狙いは結果というより派閥順送り人事の破壊の側面が強い、実際小泉の狙いどおり(橋本に検察けしかけたのも彼なのじゃないか)自民党の派閥は壊滅したと言える。

そこに堀江だ、
自民党内には、堀江の影響力(そりゃ当然彼と「いろんな意味で」仲良くしたい若手は相当いるだろう)を恐れて相当の人物が自民党公認に反対したらしく、堀江は無所属となった(結果この方が良かっただろう)。
アメリカの上院議員辺りには実業家や弁護士など、別に“本業”持っているのが多い、堀江の登場は本格的な金持ちの私財投入型議員を意味していて(誰の援助も受けていないので発言や政治判断に成約が無い)、もしこの人物が「継承型派閥」のアンチテーゼとして「ベンチャー型派閥」など結成されたら、自民党の派閥の残滓も木っ端微塵にやられてしまう(順送り人事を信じて「ポスト待ち」している有力者には大問題になる)。

この堀江かつぎに小泉らしさが最も現れている

堀江の動機はわかりやすい
プロ野球参入で、経済人としてもたいした事の無いオーナー連中に面接されて「君はダメだ」なんて扱いを受けて、フジTVの日枝辺りに「失礼な奴だ」扱いだ、
そりゃ「こいつらコノヤロー」と思うわな
ここで民主党(実はライブドアには擁護的だった、おそらく打診は民主党からもあった筈で、彼はそれを断っていることになる)から出馬したのでは面白くない。
実際ライブドア証券を中心に、彼は金融系の複合企業としてライブドアの将来像を考えている、「郵政民営化」は彼の本音だろう。今の日本にとっていかにマネーフローを民間に流すのかが経済政策的な課題であり、金融系の会社を経営している彼にとって「郵政民営化」はビジネスチャンスを意味している。

さて、面白くなってきた。
田中康夫のメッキも剥がれてきて、今回はこれまで出揃ったタレントの中で使えるのはほんとは誰と誰なのかがハッキリする選挙になりそうな気がする。

確かに寝たフリしていた小泉は食えない奴だ。
posted by kagewari at 06:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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