2020年10月22日

ヘッドフォンかSPかのジレンマ

オーディオファンから言えばヘッドフォンで仮想現実とは言わないまでも、どこか本物じゃない感があるわけで(オープンタイプを使えば随分違うんだけれどね)、スピーカーだってさ再現してるワケだから本物って話じゃ無いのに(ヘッドフォン批判における首降っても音が付いてくる問題も、所詮ステレオ音源のSPだって首降った時のバランス変化がライブと同じなんてことはあり得ない)、拘るところはあるよね。

なんたって消費財には違いないから、
高価なセットで悦に入りたいなんて場合、上限に限りが無いスピーカーセットが断然有利なのは確かなんだけれど、
正直言うと「1万前後のテクニカのヘッドフォンと同じレベルの音を、スピーカーで再生しようと思えばアンプ含めて100万近くかかる(だけでなくヘッドフォンで許される大音量まで含めれば部屋の改装も必要となる)。←考え得るまでもなく比較しようの無い差なんだよね。
※ヘッドフォンが基本リニアリティの高い超小口径フルレンジ一発であることも大きいと思う

●その背景に「実は1万前後のヘッドフォンを聞いた経験ある人は意外と少ない」
って話がありまして、
音質の差って点から言うと、通常のスピーカー以上にヘッドフォンの音質差は大きくて(オーディオ視聴慣れしていない人でも一発でわかる)、

そりゃそうだよねリアルなスピーカーで言えば「4万のSPと5万のSPに大きな差は無いけれど」同じ1万の差と言っても「2千円のヘッドフォンと1万のヘッドフォンは、SPにたとえれば2万のコンパクト2ウェイと50万の30センチ3ウェイほどの差に相当する」のだから、音質と価格差の関係性が違い過ぎる。
(※ヘッドフォンにもハイエンドってのはあるが、せいぜい10万程度で、昭和の定番「3ウェイ798+プリメインAMP798」より安いんだから、、、)
ちゃんと聞くならヘッドフォンにもアンプが必要でわってご意見あると思うけれど、PC音源を使って高くても数千円レベルのDACを使えば事足りるのです。

■実際の話(先日某SP改造記を書いたけれど)
そらクラシックなどのソースで、窓ガラスがビリつくほどの低温はスピーカじゃないと再生できないし(体感的にもね)、ポップスやJAZZにおけるふわ〜っと広がるボーカルや金管の音もヘッドフォンでは難しい。
スピーカーだから得意としているとこあるのは事実だけど、
中高域のリニアリティーや音の張り、勢いってものはヘッドフォンの独壇場で(そら事実上軽量ツィーターユニット一発で全域出ちゃうんだから)、なんとかならないかとスピーカーを大音量にしても叶わない。
 ↑
昔懐かしい、オーディオ評論家の長岡鉄氏にして(高能率小口径ユニット・バックロード派)
彼がリファレンスに使用するスピーカーは最大で20p口径で、
名作と呼ばれた”スワン”は、巨大なマグネット背負った10pユニット1発だ。


「現実を観察する上で、俯瞰からスケール感で見るのか」
はたまた
「ミクロにディティールから積み上げていくのか」
どちらが正しいってことは無いのだけれど、
ヘッドフォンとSPの論議が示唆していることは、「コツコツ積み上げるのが遥かにハイCPで簡単」ってことなんじゃなかろうかと思う。

それって『共同幻想』論と『単独者』論の関係性にも通じる気がするんだよね。
或いは現代のミニマル志向とかもさ、


<そうそう、そういえば>

■趣味の世界は誰でも個性化に着目するもので、
(車からファッションからPCの設定から料理の隠し味まで「自己流カスタマイズ」が醍醐味でしょ)
いじるとこが沢山あるバラコンのオーディオと違って、ヘッドフォンは触るとこが少ないワケ(俺もハウジング開けてオープンにしてユニット周囲のバッフル不織布に穴開けて吸音材入れるなんて実験したことはあるが)、市販のパーツ交換で楽しめる場所って”ケーブル交換”ぐらいなんだよ(笑
(※機種によっては簡単にケーブル交換ができる)

するとさ(いやあ元オーディオファンから言わせてもらうけど、、ケーブル交換で驚くほど音が変わるとかは流石に無いよ、、)、なんだか切ない話にもなるんだがw
amazonなんかのレビューでよく見かけるのが、
「どこそこのケーブルと交換すると驚くほど音が変わる」とか、、
「このヘッドフォンはバランス接続で本領を発揮する」など(俺の時代におけるバランス接続のイメージは「バランスってのは主としてPA用のノイズ対策で、音質向上効果とは無関係」なんだが、、)

でもさ、気持ちわかると思わない?
先日某JRのトイレ、えー俺の手前に若い兄ちゃんがいてだ、トイレに行くのかと思ったら洗面でヘアスタイルのチェックなんだよね(笑
うんで、俺が用をたして手を洗いにいくと「まだ彼は入念な前髪チェック中なワケ」、
(バツが悪いと思ったのか、俺が手を洗っていると逃げるように出ていったけど)
「兄ちゃんデートの待ち合わせかな?」って思いつつだ、
まだまだ若造でひょろひょろした兄ちゃんが、服装もバリっと決めてる様子でも無いんだけど、
すっごく前髪気になるんだろねと、
(誰もそんなとこ気にもしていないだろうに)
 ↑
しかしだ、しかしだよ
●「個性化あ趣味性において、ミクロにディティールから積み上げていくのが遥かにハイCPで簡単」
現実はどうか知らないけどさ、
ヘッドフォンのケーブル交換でそんな音が違うかよってあるけどさ、
当人が「そこがあーだこーだで天地ほどの差があるだろ!」って『興奮』獲得できているのであれば、(楽しむやエンタメ性をどう捉えるのかにもよるけど)”ハイCPな個性演出ではある”(笑

まあ、そういうとこ俺が鈍感になっているのは歳だからなんだろ、
(そういう小ネタ遊びをやらないって事でもないww、そこは経験で”ハイCP優先”、ヘッドフォンのアナログケーブル交換に興味は無いが、USB・DACのUSBケーブルをちょっといいの選ぶってことはやります《言っても数百円程度のことだぜ》、へ?デジタルにケーブル関係ネーだろって話あると思うんだけど、違うんだな〜USBは電源ケーブルも兼ねてるから。そこは電気抵抗的に、、、←「ケーブル交換で音が変わるんです」と同じだろ!って、、そこはそれ「精神衛生的な意味で」と言い訳することにしている)


バジェットハイファイ的にヘッドフォンの推奨機種ってことになると、
(オーディオテクニカで無難な奴が新モデルでバランス変わっちゃってるんだよね、、)
どうしたものかと思うんだが、
この機種はまだ入手可能なようなので「ウルトラハイCP」として推しておきますか、

現在価格は:4,864円



これ使用ユニットは(1万前後の)AD500シリーズとほぼ同じなので、
新モデルでどうなんだろって噂の本家より無難と言える。
AVAが低域を強調しているってレビューもあるけど「そう思ったことは無いな」

(※クセの無いワイドレンジと、オープン型特有のライブ感が特徴←間違って外のスピーカーから音が出てんじゃないかと一瞬心配するほどの開放感がある。クラシックの超低域は無理かもだが、ヘッドフォン用のドライバーは高域の事考えるとおおよそ50oが限界なので「それ以上を期待するといろいろ無理がかかる」)




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posted by kagewari at 18:17 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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