2019年12月08日

『単独者』の雑感「米国保守派の増税反対論(それほど根拠のある話でもないんだけど)」

※カテゴリ「『単独者』の雑感」は「中立過ぎもどうか」と意図的に『単独者』視点で語る時事ネタなので、心理学の興味だけでブログを閲覧している方はスルーで。
(仰々しいものでも無いので「『自営業』の雑感」ぐらいの意味で読んでくれ、、)


■時に、米国保守派の増税反対論議を左翼な人が、
「富裕層が増税に反対している様子」と勘違いしているのではなかろうかと思って、
何かしか書いておこうと思う。

俺は説明するまでも無く米国政治とか専門知識あるワケでは無いので、
寄せ集めた情報と推測含む駄文ではあるんだが、
誤解の方向がいかに斜め上なのかって話にはなっていると思う。

米国の保守派(福音派:エヴァンジェリストとも呼ばれる一派)と言えば、
すっかり共和制世俗派が進行している欧州から見れば「カルトかよ」ってぐらいの宗教保守派となるワケで(これがまた出生は欧州宗教改革派のプロテスタントだから更に誤解されると思うけれど)、
独立戦争当時の英国から見れば「プロテスタントの宗教カルト・テロリスト」だった。
(そういう事もあって英国から米国へ逃げ延びたって側面もある)


で、米国保守派の特徴に「聖書に書いてあることホントだから」的な要素が強くて、
●中東イスラエルを擁護するのも(実はこれ米国内で比較多数のユダヤ人左派も困っている)、聖書にエルサレムにイエスが復活すると書いてあるので、予言どおりにユダヤの国が治めるエルサレムをキリスト教徒が守らないとダメでしょって話で(実はユダヤ人を擁護しているのでは”無い”)。

また、この保守派は政府が行う福祉も嫌っており、
それは間違っても人権意識が低いとか差別的とか富裕層だからでは”無く”て、
「弱者救済とは「地域の『教会』が行う責務であって(自分達もこれに積極的に協力している)」、政府が福祉政策でこれに介入する事は(アンチ・キリストであり)『教会』の権威や存在意義を害する不当な連邦政府の介入であり、信教の自由に反する行為だ」
 ↑
こういう見解があるからなんだわ(米国の宗教的『共同幻想』保守思想として)

皮肉な事に(実はこれも有名な批判のポイントなんだけれど)米国のリベラル的法案を通した代表的な大統領はニクソンで共和党なんだよね。民主党は人権派インテリを自称することが半ばビジネスになっていて本当に改革法案通しているのかって聞かれると実は怪しいんだわ。
※この点は日本の法制でもリベラル的法案を自民党が一番積極的に通していたりする実情とも似ている(改革派保守=リアリストだから、本質的リベラル派だったりする)


■でさ、米国保守派の増税嫌いって心情の背景は
「聖書にさ(イエスの時代の話だからね)敵対するってかキリスト教弾圧する側のローマの役人とかが悪役で登場するワケだよ。うんで決まって(こんなダメな人でもみたいな扱いとなる)”徴税官のような恥ずべき職業の者も”として登場したりするワケさ」
税金取りに来る無視論者の役人=キリスト教弾圧する愚かなローマの役人
 ↑
ま、だいたいこういう構図だわね。
言わずもがなだが、保守系の支持者は富裕層も中間層も貧しい層も、保守系政治家に寄付したり、教会に寄付しているワケ(徴税はこの寄付を邪魔する信教の自由に対する政府の介入なのさ)。

故に、共和党が「減税政策打ちだすとウケる」だけでなく、
政府の支出をカットして(これは彼らにとって福祉切り捨てでは無く→『教会』の役割の回復なんだわ)→小さい政府(=『教会』は大きく)志向として現れる。

緊縮財政もプライマリーバランス意識しているっていうよりか、
連邦政府の権限や組織そものもを小さくしたいのがその意図で、

●前述のとおりで「軍事予算だけには誰も文句言わない」のは、
イエスの復活を(エルサレム)守護するための予算だからだよね。
(ここで民主党の極左の大統領候補が、軍事予算の削減と福祉の拡大なんて公約出すとさ→思いっきりそれが保守派にとってアンチ・キリストになるのわかりますよね?ww)

日本は「こういう国を相手にしてんだね」ってことは、
ま〜アバウトでも知っておくべきだと思う。
(※勿論今回の論説は間違っているとこもあると思うけれど、ザックリした米国保守系の政治意識マインドって雰囲気はそれほど外れていないと思うよ。)



<オマケ>

■また、米国の「対中方針の変化」の意味も履き違えると大変な事になりますぜ
昔、米国が中国贔屓というか「日本は手を出すな」って、
これ太平洋戦争の遠因でもあったんだが、
米国建国の伝説ってのは(マニュフェスト・ディスティニー:Manifest Destiny)
「聖書を始めて印刷出版して庶民に普及させたマルティン・ルターの系譜に連なる清教徒達が、
『右手に銃・左手に聖書』を携え馬に乗ったキャラバンで西へ西へ(東部から西部、カリフォルニアから太平洋、そして中国大陸へ)文明と宗教を(アメリカを)伝える神託を受けた運命にあるのだ。」
 ↑
この延長で中国はアメリカに任せろって事だったんだから
(アメリカを伝えたからじきに中国は民主化しますと思ったら)

昨年から続くペンス副大統領演説ってのは(実はこの人が大統領と言う説もある)
「みなさん、アメリカは間違えました。」
「共産主義者共め、根絶やしにしてやる」
(しかも不敬な事に共産党が《カソリックだけど》『教会』を管理していやがる)
 ↑
こういうことでありまして、
(半導体協定ん時のジャパンバッシングとかのレベルじゃないですよ←いやいやこの時にも中国の権益もからんでの事だったのであってだな)

米国の対決姿勢は”かなり本気”ですぜ。





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