2019年09月02日

リクエスト関連(”遊び論”その続き)

前回と同じ方かと思いますHN無し匿名の方より


>何度も申し訳ないです。純粋にこの友人といると楽しい!と思うから時間を割いて会ったり、遊んだりするのではないですか?つまらない人とはわざわざ会いませんし、友人は選びますよね?料理教室や仕事などでも一人でやるより、みんなでやる作業が楽しいとか一体となってやることも充実感を感じるとかありますよね?幼少期に親や友達、周囲の人間と一体感となっていたことが楽しい思い出や快感となっていて(これがkagewariさんの仰る共同幻想による洗脳教育?)、それを追体験として再現してるのかなとも感じますが。


ちょっと言語学的な説明が必要なのかなと思います。
「21℃であったが、現在は17℃である」←これと
「随分涼しくなりましたねぇ」←これ
●前者は事実関係の説明であると同時に後者で”語られている原因”を表しています

その時に
「涼しくなったねという私的情緒を伝えたいんです、その根拠となる因果関係を数値で表されても趣旨が違うんです」←となった場合

(哲学関係者の”メタファー”なんとかじゃありませんが)
情緒的表現に傾斜する場合、たとえば以下のような表現もあります。
「夜も更けて、風が冷たい長月の庭」←こうなると”温度は何度か?”はあまり論議になりません。
反面どうなりますか?
今度は伝えるべき主題が「涼しいに始まる誌的情緒(事象全体を俯瞰し”風景のように”表す)」となります。
この段に及ぶと、
 ↓
(こう考えるとわかりやすいでしょう)
 ↓
絵画論を考える場合
「ゴッホのひまわり」は何を表現しているのか?がテーマになりますよね。
まさか、
「コッホが伝えようとしたのは”何の花か”(=温度の数値は?)」の論議とはなりません。

■それらは別の事なんです

もういっこ説明しましょうか
「雑職系哺乳類は、高いレベルの栄養素食材を食べると(油の多い肉であったり高カロリーの甘いものなど)、厳しい飢餓がデフォルト環境であるため”この時とばかりちゃんと食べろ”と伝えるため、脳から快感物質が分泌されます。」
雑職系哺乳類は、その現象を「美味しい」と認識します。
いささかながら、”美味しい”は人間特有の情緒的表現になってますから、
もう少し客観的に言い換えると「また食べたい、チャンスがあれば是非に」となります。

しかしですよ、ここにも(哲学関係者の”メタファー”なんとかじゃありませんが)
詩的情緒のある比喩表現を使ってみると?
グルメ評論家の言葉
「あたかもそれは、繊細に美麗に口だけでなく鼻腔を刺激し、得もしれぬ刺激となり、笑みを浮かべてしまう心情を抑えることができない味覚であった」
この段に及ぶとですよww

「それは何カロリーですか?」←この発端となる仕組みの話ではなくなりますよね。
(話はそこに関連する雑味すら論議となる)
そこで体験される”食の風景”を語った話になっているからです。


■さてリクエスト文におけるどことどこが別の話なのか?
私が説明しているのは、
『共同幻想』論における”友人の認知”や”遊びの認知”が行われている時に、脳内でどうなって、それが快感物質との関連で、「また体験したい、チャンスがあれば是非に」を説明しているものですが、

リクエストさんの話の趣旨には”情緒的風景描写”みたいな話が含まれちゃっているんです。
(私はこの現象を概ねこの線かなという趣旨で「『共同幻想』インセンティブ概念兵器”the ノスタルジー”」と呼んでますが、)

そ れ ら は 別 の 事 な ん で す


昔どこかの原稿で書いた話ですが、
●長く使い続けた道具に寄せる信頼を”愛着”と呼びますね。
そこには繰り返され続ける歴史というか、過去成功例の記憶やその時の情感などがない交ぜになった詩的情緒が含まれてくる。
ひとことでは言い表せない景色、
これを私は
「『共同幻想』必殺兵器(固有結界)”the ノスタルジー”」みたいに呼んでるのですがww
(jojoに出てくるスタンドの名前みたいな感覚でご理解ください←ネタ元がjojoのゲーム”ペルソナ”でもいいです。)

「それは(哲学者が憧れの里”アルカディア”のような)”幻想”でもある」


わかります?
●だから岸田心理学ってのは『唯幻論』なんです。
そして、
●だからそれを『共同幻想』って呼んでいるんです。

「その幻想は何故幻想なのか?」←これは問いそのものがパラドックスです
<答>「いやいや、夢幻の如くだから、幻想って言葉になっているワケでね」


概ねリクエストさんの理解で正しいんですが、
勿論『共同幻想』論、快感の元ネタは幼児期の性愛体験の”追体験”であり、
(広い意味で言えば、それは「”the ノスタルジー”」が発動したもの)
エディプス論で明らかなように、
幼児体験にはエスカレーションが必ず含まれます(記憶が盛られている)
これは各『反抗期』の”幻滅”により(幻想解除)大幅に解体されますが、
記憶が消去されるのではありません←関連付けの解除です
(うっかりしていると”それは再び関連付けられる”「それはまるで何々だ」)


動機形成のお題を与えられ、実効の承認が得られ、
それを確かなものとするシンボリックな実ネタ・インセンティブがあり(アルコールや大騒ぎなど)、あたかもその風景を彩る装飾(素敵なレストランロケーションであるとか他いろいろ)舞台設定を加味すると、「”the ノスタルジー”の幕が開く」んです。

そこんとこの、私的情緒幻想部分を説明するってのは→パラドックスなんですよ(笑
「その幻想は何故幻想なのか?」←これは問いそのものがパラドックスです
<答>「いやいや、夢幻の如くだから、幻想って言葉になっているワケでね」
●だから岸田心理学ってのは『唯幻論』なんです。
そして、
●だからそれを『共同幻想』って呼んでいるんです。


本体はそこでは無い、
(幻に目を奪われると”本当にそこで何が起きているのか”というジャーナリスティックな、リアリズムの世界の、事の本質は見えなくなる。)

異世界ものラノベの台詞的には、
「気を付けろ、きゃつめ怪しげな妖術を使いおる(The art of the metaphor)。幻を追うで無い、目を閉じ風の音を聞け本体は必ずそこに”在る(is)”」
 ↑
心理学がやっとることはこっちの世界でありまして。


”嘘では無いがそれは幻想”であり、
時にそれに命賭ける人もいますが(勿論それは命の価値より大きく感じるエスカレーション構造が成立している証明で←それは『共同幻想』適応者”らしい”人間味のある行いと言える)、
 ↑
これに”共感”することは(同じ幻想にって話になりますので)、
そのまんま「ミイラとりがミイラ」って話になるワケで、
そこで何が起きているのかの分析とは”別の事”であり、
■第三者性が求められる”精神分析”(『単独者』など)
この世界では”御法度”です、

確かに法廷においても”情状酌量”ってありますが、
(そこは二次派生的論議で、事の顛末でしょ?←そこの判断は各個人の主観で当事者がどうとでも自由に考えてくださいよって話で)
Guilty or Not Guilty 争う事実認定の”外の話”なんです。
(それは”別の話”、時にこのブログでは”事の顛末であり瑣末な論議”と説明される)

●これに対して”リアリズム”ってのもスタートレックのバルカン星人(感情の無いスポック博士)みたいなことではありません
ドキュメンタリーだから訴えかける”何か”(たとえば”実存”)ある訳でして、
ストイックともまた違うと思うのですが(むしろハードボイルドに近いか)
戦場カメラマンなんてのは、その一枚の写真で語ると申しましょうか、
『単独者』だからこそ「今日の晩御飯」というお題だけで(インセンティブのからんだイベント無しに)、一日分の快感代謝を実行可能なわびさびを実行可能だったりするワケです。
(なんたって最強の『単独者』は、きったね〜茶碗で、せっまい貧相な部屋に閉じこもり、僅かの苦い茶を淹れて「ここに宇宙が在ります」なんて言いだす始末なんですから。)

『単独者』の”気ままな一人旅”が(最強の認識可能性価値が)一億円だとすると、『共同幻想』適応社会の”抜け駆けでひとり散歩”は(精一杯ましに解釈しても)罰ゲームになっちまうぐらいの差があるんです。
その反対に『共同幻想』適応人格の”みんなのイベント”は、楽しく軽やかに夢幻のようにハイになるひと時ですが(「それはまさに友情だった」←The art of the metaphor)、
●幻想解除すると、過去ログ説明にあるとおりの「退屈したら死ぬ病の人類のための動機形成代行互助会」なんですよ(主たる目的は”動機形成”を外部化し”共有”することで社会的行為や慣習という概念に化けさせる)。
しかし、『単独者』にとってみんなのイベント”は(宇多田ヒカルの実母藤けいこさんが「嫌だった結婚式を挙げさせられたことが許せないので前川清と離婚した」みたいに)、拷問のような苦行でしかありません(「それはまさに悪夢だった」←The art of the metaphor)。


このなんちゅうか”おひれはひれ”の部分は、当事者のみなさんで好き勝手自由にしてくださいと、
しかしそれは”別の話”なのであって、
ヒトの心理を分析し語る時の本質では”ありません”。
(関係無いってことでも無いのですが、その部分を上に下に解釈変えたりしても”行動原理に変化は起きない”←心理的問題の解決と”別の話”である。)


<なんか抽象的説明になりましたが、>
存外に質問の文章に抽象論が関係している雰囲気ありましたので、
あえて、抽象論で説明してみました。




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