2019年07月16日

『被(こうむる)』心理とエディプス論

ちょっと前回シリーズを引き継ぐ感じになるのかな。
『家族共同幻想』構成時に”必ず権威性が派生する”ことは説明しましたね。
(ごくごく単純な生存能力差と、先進国の暮らしを前にする哺乳類の動物的驚きなどなど)

ここで構成される社会は単純な”上下関係の階級社会”なワケですが、
すっごくベタな表現で「単純な”上下関係の階級社会”」を考えてみるのが話が早いかなと
●職場の人間関係で考えてみましょうか

ILOの出番じゃないけれど、日本の就労環境や労働法制は「労働力の流動性を重視して”いない”」のが特徴で(まーわかりやすく言えば「新卒採用・終身雇用」)、一度就職した後の閉鎖性というか”逃れられない感”は、どこか『家族共同幻想』にも似ています。
(※故に『共同幻想』崩壊プロセスの号令はフリーター現象から始まるワケで、連動した現象)
 ↓
つまり、日本社会の場合職場環境に置き換えて考えてもそれほど違いは無いだろうと

”権威者の存在感”つーか(エディプス論的には)「ハードル感(到底敵わない感)」
誰しも経験してわかっていると思いますが、
●「(関係悪化している)上司がどれぐらい人として偉いのかとか”全く関係が無い”」
権威性認知の問題だけに、
言語的には「相手が本当に偉すぎて」←と思っちゃうでしょ
 ↓
全然(実際の偉さとか)関係無いのです
確かに「教師一家」にリスクがあるのは事実ですが”それはまた別の話”
てか、同じかな?

<結論としては>
「本質的に偉いかどうかは関係無く、”偉そうな人として思われるか?”」の”度合”なんですよ
しかも”思われる”って受動系でしょ、
言い換えれば「権威者サイドの心構えとかでは容易にどうなるものでも無い」とこあるんだな。
(ほらダーティーハリーの台詞じゃないけれど、何故警官の服がブルーかって心理学でブルーの制服には権威性を感じやすいからなんて話もあるぐらいです。)

親サイド(権威者サイド)から見て、どこが偉そうだと思われたのか?わからない上に、
そもそもその態度が不評を買っていること、自覚できたら直すよね(笑
自覚できない奴(それが認知リミッターなのか強迫心理なのか各人各様だが)、だからその状況が恒常化するワケだよ。

●ちょっと個人的な話になりますが
俺が20代のフリーター時代に、勤務先に(課長クラスだったかな〜)FDさんってヤバい人がいたんですよ。別の課なんだけどさ、仕事的に連携する時あるとたま〜に顔合わせないといけない。
この人物が(印象としては決して学があるでも能力的でもなく年功序列的課長か?係長)、
怒るとスゲー怖いワケよ、
年齢的にガチ格闘して負けるワケないのだけれど(会社だからそんなことあり得ないし)、怒った時の声が威圧的でとにかくデカい。「怒った時のけんまくが凄い」ワケさ、
 ↑
うんでね(こういう人誰しもどっかで経験あると思うけど)
能力的にもアレなので、場合によっちゃ勘違いでも切れるワケ
(現代で言えばコテコテのパワハラ)、

も の す ご い ハードルの高さ感 あったよね
(※スゲー権威上位者を前にしたのと”相対的に同じ”になっちゃうんだよ。)

■ここで思い出してくれ映画『フルメタルジャケット』のハートマン軍曹
(有名なシーンは前あげてるんで今回はこちらで)


さて海兵隊に限らず、新兵訓練の場で「意識的に教官が罵倒したり」ってあるでしょ。
(戸塚ヨットスクールも同じ着目だと思うが)
「本当に偉い人を探して、見事な権威社会を美しく構成するのは大変だが」
「極度に偉そうな困った人で押し込んで、相対的に権威上位と同じ構造を造るのなら(暴君の態度を勉強して)努力すりゃ誰でもできる」
 ↑
こういうことなのね。


だからさ
<<<<偶然だって起こり得るのさ>>>>
 ↓
学歴コンプレックスなどで口下手なお父さんが、会社の関係で青い作業服を着ており、且つ偶然彼の会社にパワハラ体質の上司がいて、彼のメンタルがかなりやられているとする。
目の前に甘えた子供がちょろちょろ騒ぐので「説明無しに大声出して叱った」とする。
(子供にとっちゃ会社の上司以上のパワハラお父さん参上に感じるでしょうよ)
 ↑
これ一発で親子関係どうにかなっちゃう場合あるのさ、
(仮に怒りにかませて一発殴れば現代社会なら虐待だしね)


■重要なのは『家族共同幻想』の仕掛けというか設定がそうなものだから、
起きた事件の大小に関わらず、当事者の個体差事情で「誰もがそれをきっかけにメンタル問題に発展するケースがあり得る」って事。

●なんといっても「事実上社会構造として『家族社会』において幼児は『被(こうむる)』スタンスを超えることが難しい」からだ。
(※事実上ガキと言えばまず、スタンスは『被(こうむる)』だろうな水準で)

時にフロイト心理学の理解における誤解のひとつに
典型的な”権威を振りかざす無理解な親や環境と感受性の強い子供”みたいな絵を想像する人多数だと思うけれど、
「エディプス論のキモってのは(元ネタのギリシャ神話オイディプス王の話からしてそうだから)、その構造があるためちょっとした勘違いでも大変なことになる」って部分にあるのであってだね。
ガキ=「『被(こうむる)』自我の人」って設定がほぼ動かない以上、
 ↑
であるからこそ、親サイドは「とりわけ慎重であるか、反対に(それを証明する環境があるなら)確信犯的な竹を割ったような厳しさで徹底」など考え持った対応が無いと、
容易にトンデモになるんだよ。

それほど「上下関係の階級社会が『家族共同幻想』において半ば自動的に構成されちゃうこと」と、「ガキと言えば=自我スタンス『被(こうむる)』だから」ってコンビネーションは危ういワケ。
 ↑
だからこそ先進国ならどこでも起きる『共同幻想』崩壊過程ってのは大変なんだわ。

(※結果的にオンザレール『共同幻想』適応人格が少数派に落ちて、『歩留り』層が主力となれば「心理学を理解する上での構造的障壁」も後退するのだから、徐々に心理学を理解する個人が増えることで、バーター関係じゃないけれど、補完的に解決に進むと考えることもできるかもしんないけどね。)





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