2019年02月01日

続・快感獲得と羞恥心

以前芸術やとりわけ「音楽と羞恥心」の話やりましたが、
あれこれ考えるうちに「あれもか、いや、これもか」とズルズル同様の話が出てきまして、
別項として書いておくべきだろうと思った訳です。

仕組みは実に簡単で
(ひょっとするとここにも承認欲求が関係しているのかもしれないのだが、、)
■「盛れるものなら、少しでも盛っておきたい」
一種の保険のようなものですが
しかしながら、これが結構邪魔というか…、
いやいや「羞恥心の壁」があるのだからやむを得ないともいえる、

そもそも論的に羞恥心ってのもかなり意図的な設定というか、自己暗示のようなものですから(現代的にはマインドセットの一種かも)、当該自我には罰ゲームみたいなものでもあります。
説明するまでも無く、羞恥心には個人差・民族差・国際間の差が広大にありますしね、

そこで”粋”というかセンスというか、
表現者には”邪魔にならない羞恥心の壁突破法”がひとつの見せ所にもなる。

広く社会一般に見られる現象としては、
・芸術表現のひとつに代表されるのが『道化師・ピエロのコスプレ』であり、
・日本の伝統芸能における『面』であったり、
・学問好きな人の「キテレツな専門用語」であったり、
・文化的ハイソを自認する人の「(アウフヘーベンな)横文字病」だったり、
・『共同幻想』適応人格における「ブランド志向」や、
・ドイツ人職人の「オーバーエンジニアリング(過剰にギアが多いよ)」
・日本大工の「その欄間はやり過ぎだから」だとか、
・ヤンキーの謎ファッション
・ゲーハーの「濃すぎるズラ」や、
・夫の前でも外さない米国黒人女性のウイッグや、
・アンチエイジングな人の注入過ぎななんとかオイル
 ↑
あげればきりが無いのですが、

■羞恥心ってのは密接にエディプスコンプレックスと深い関係にあるため、
権威の概念とは違うんですが、羞恥心の概念は「あたかも超えるべき権威条件のハードルが存在するかのような振る舞い」をします。
昭和のアンチテーぜには以下のようなものがありました
「休日のお父さんがステテコ一枚で外を出歩くので恥ずかしくて」なんとやら、
(これを象徴化したのがドリフターズのコントにおける加藤茶のオヤジコスプレでした)

つまり
「オンデューティー(on duty)状態の社会に暴露中は羞恥心が稼働する」
逆説
「オフデューティー(off duty)状態でプライベートと認定された空間では羞恥心が解除される」
∴故に
「職務上の行為やその関連、他、音楽や芸術など、一般社会を対象に表現される行為には必ず羞恥心の壁が発生する」
●昭和の言葉で言えば「よそ行き」
(※逆に言えば、現代社会はSNSなどの普及で「オフデューティー(off duty)」が監視され、息を抜く空間が不足しがちな傾向にあります。←勿論『共同幻想』社会のケースですけれど。)


<話を「”粋”というかセンスというか」に戻してみると>
(誰が思いついたのか知りませんが)
そこを皮肉って編み出したのが、
「ダメージジーンズ」であったり「エージング加工」だったり、
(ひょっとすると現代のミニマリズムにもここ関係しているかも)

無意識に”羞恥心の壁が(脳の快感獲得上)邪魔であること”は(それこそ皮肉なことに)かなり普遍的に”共有”されてるんだわww
(心理学的対処として、恒常的な欲求不満への一次的且つ初期的対応に「ひとまず自室で全裸」ってのがあるのは、ホントこれ論理的根拠のある話だから。いかにも『共同幻想』適応人格における定番「自家用車で大声出して歌うたう」とかも着想としては同じ。)


やっかいなのかこの辺かな、
■正に保守対リベラルの相克そのまんまだけれども
「伝統的様式に対する自由化の問題」
説明するまでも無く、伝統的様式の本質は「恥隠し」なんだよねwwその神髄はさ、
一見リベラリズムは、型っ苦しい慣習を解放しているように見えるんだが、
古い慣習をその真意を汲み取らずってか、そこで担保されていた「恥隠しの技」を何らかの方法で保管するオプションをセットにせずに、壊すだけだと「自由化された分余計に羞恥心の縛りがきつくなる」んだわ。

●あえてコテコテの『共同幻想』人格の生活をベースに事例を出すとさ、
古式ゆかしき”お見合い”の慣習を廃止して、
自由恋愛の時代とばかりに解放してみたら、非婚・晩婚社会になった。
(極論だけれども、語学留学や出会い系などを利用して欲求不満のはけ口を探すなんてめんどくさい話まで台頭した。)


時にここには「イジメ論」も関係してくる
イジメの定番は何?
「恥をかかせる」だよね?
(お笑い芸人の文化って?バカみたいなギャグやボケツッコミですよね?)
過去にも説明してきているけれど「イジメ論の原理原則」ってのは、
イカレタ(劣化した)『共同幻想』崩れ社会が自己防衛で「(事情に関わらず)同『共同幻想』に顔を出す少しでも違和感のある個体を攻撃すること」です。
『共同幻想』の安全保障は「構成員全ての概念や価値基準の共有化(共通意識)」であるため、ガタガタに崩れ気味の社会になればなるほど「些細なことでも『共同幻想』社会の崩壊集団不安心理」を発生させます。←この辺をバックグラウンドにした反動的トンデモが「イジメ」です。
(故に、イジメ問題の解決とは当該『共同幻想』社会の”お家断絶”的な廃止である。被害側の対処としては「とっとと当該社会から離脱すること」。)

さて、何故『共同幻想』崩れ社会が、反動的トンデモとして「イジメ」防衛ラインを発動する時に、異分子に対し「恥をかかせる」行為を強要するのか?
(イジメ問題を語る場合、それが一義的な暴力や殺人的解決を”意図していない”とこが鍵。←故にイジメは近代日本の「村八分」や近代欧米に起きた「民族浄化的人種差別」とは全く異なる。)
●何故って、「恥をかかせる」=「カースト下層に無理くり組み込もうとしているから」ですよ。
皮肉な事に、集団的無意識の中で「仲間と認定しちゃっている」ワケで、、、

(よーく考えてください?所謂よくあるイジメグループが「赤の他人のサラリーマン対象に同じ行為をおっぱじめる」とか無いワケですよ。「頼みもしていないのに勝手に彼らが仲間認定してるからワケのわからないイジメが始まる訳で」、、、実にアホみたいな話しなんです。)

故に、社会のイジメ問題の本当の意味の発端とは、
「誰が決めたワケでも無く、勝手に誰々と誰々は同じグループだから(学校で言えばクラス《階級》編成)」みたいなやっつけのカテゴリーに起因するんです。
「俺はオマエラとは全然、全く、関係の無い赤の他人だから」←事前にこの伝達に成功すると、イジメ被害に出会うことはありません。
(※逆に言えば、最悪のパターンが「自己選択や自己決定も曖昧なままにフラフラと『共同幻想』社会に近づいてしまう」事なのです。)


まーね、歌の台詞にもよくある「素顔のままで」にはいろんな意味があるってことです。
(ビートルズのアレだけでは無くビリージョエルにもそんなタイトルの歌ありましたね、)




<<<オマケ、今回EDは前回引き続き「映画とJAZZ」繋がりでいってみましょう>>>

映画『タクシードライバー』のテーマ
Robert De Niro - TAXI DRIVER / タクシードライバー 1976
(再生規制かかっているので、再生押すと表示されるリンクからyoutubeでご視聴ください)

(特に理由は無いのだど、ここ30年ばかしはこの映画を観ることを避けておりましてww、このテーマ聴くの何年ぶりだろう)
映画『タクシードライバー』は俺にとって永久に不滅の映画です。

狂気としか言えない(もう戻れなくなる)
Taxi Driver (1976) scene - Travis Buys Guns

(ちなみにシナリオが銃の考証間違えているんだよね、コンパクトなオートはコルポケの25じゃなくてS&Wのエスコートだよね。ワルサーって売りつけているのもタウルスあたりのコピー品に見えるんだが。かえってそんぐらいが非合法商品売ってるイメージにリアリティあんのかもだけど。)

既にどこか壊れているベトナム帰還兵のタクシードライバー:トラヴィスは、テロリストになろうと大統領候補の暗殺を試みるも失敗、
焼けのやんぱちで顔見知りの未成年売春婦を(若きジョディ―・フォスター)頼まれもしていないのに救出劇で大暴れし、


何故かヒーロー扱いされてしまうのだった

(ヒロイン:ベッツィー役のシビル・シェパードの美しいこと←この人実はJAZZヴォーカリスト)
なんともこの不条理で恐ろしいEDの雰囲気がそうさせたのか、
この映画にはパロディというか、、鬼才ダミアーノ監督による(そう意図して狙ったパクリの)ポルノ映画作品もあります(現代で言えば二次創作ってのだけれどトンデモ過ぎなので詳しくはやめときますww)。





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