2018年11月05日

『ヴェニスの商人』とルターの罪悪感(米国ネオコンの心理)

※今回は政治論って言うより、最後の最後で「大変にメンタル問題に関係する話」になっておりますので、心理学興味ある方はスルーしないでください。
(予め言っておくけどこの原稿は引用文も含まれるので凄く長いからww悪しからず。それからこの記事も基本用語番外入りです。)


「ルターの罪悪感」この話始めるとこれがまた大変なことになるので(後日「ルターの罪悪感と『経済学』」として記事にまとめる予定)、ここではルターの変節転向の話や、前回紹介した動画(ユダヤと世界史)からわかる『共同幻想』残酷物語のお話です。

なぜここがトピックなのかって?
米国が中国に冷戦開始の宣戦布告に至る経緯が理解できるからです。

第13回と16回(ヴェニスの商人)、27回28回(マルクスとユダヤ)動画参照
https://www.youtube.com/playlist?list=PLRaNqHpjzx_fdvh2OM1XgKHt-fCHUO7fv
■きちんと学ぼう!ユダヤと世界史 内藤陽介


大事なのでこの回と
第15回 「ルターとユダヤ人」

(この回で、主催の倉山氏が”ネオコン”に似ていると言ってますが←以降続くとそれだけでは無いことわかると思われ。→独裁者から解放すれば「イラクは民主主義国家に転向するだろう」だけでは無く、)

この回は必ず
なぜトランプはイスラエルに傾斜するのか?〜きちんと学ぼう!ユダヤと世界史特別編〜かしわもち 内藤陽介

(解説に登場する福音派《Evangelical:エヴァンジェリカル》は、プロテスタントのルター派改革派教会であり、代表的組織は「ルーテル教会《プロテスタント・ルター派》」)
 ↑
■つまり?
「え、、イスラエルが統治するエルサレムに再び救世主が降臨後、イスラエルのユダヤ人は正しくキリスト教プロテスタントに改宗するであろう」、、、って事になってるワケ、か、、

これさ、妙にイスラエルに肩入れする米国に米国在住のユダヤ人世俗派のみなさんが、
「は、、あぁ、、(何言ってんのコイツら怖ぅエ〜)」状態なのがわかりますね(笑

そしてここ観ると(さあ大変)
 ↓
米中激突!を英・エコノミスト誌も大特集!アメリカは超党派、民主党も反中へ舵を切った!|奥山真司の地政学「アメリカ通信」

 ↑
スペインのユダヤ人の回にも”コンベルソ”として、
ヴェニスの商人の結末は?「めでたく悪のユダヤ人がキリスト教に改宗しました」
マルクスがユダヤの二グロと批判したのは?キリスト教改宗ユダヤ人
ルターが激怒したのは?「ユダヤ人がキリスト教に改宗しなかったから」
(別回、ロシアにおいても延々とユダヤ人の改宗は試みられてきた)
フランス革命後ナポレオン皇帝時代もユダヤ人のフランス人への同化が前提であった(それは法治国家の成立を前提にすると必須事項ではあったが)
 ↑
前述動画、エコノミストの中国批評は?
「支援していれば、中国も共産党独裁から民主制資本主義へ”コンバート(転向)”すると思っていたのに、裏切られた。」

わかりますね(笑


踏まえて(共産主義の祖であるマルクス回)前述特集ユダヤの歴史28回動画を観るとだね、
第28回 「マルクスとユダヤ人」 内藤陽介

 ↑
■■■不勉強ながら、私、マルクスが生粋のドイツ人を名乗り、ガチでユダヤ人である出自をコンプレックス感じていたことを初めて知りました■■■

(なんという皮肉でしょうか、、、『犬神家の一族』みたいな話です。ユダヤ人である事がコンプレックスであったマルクスが《無意識に操られるが如く》、現代に至るキリスト教系資本主義に対する天敵・毒薬でもある《ユダヤの怨念》『共産主義』を生み出すというですな、、マジ恐ろしい。)


■<ちなみに西欧資本主義とは→カルヴァン宗教改革との関係>■(以下参照)
キリスト教信者がいかに(教義と矛盾する)資本主義による文明の発達に(中世ではユダヤ人の手を借りてようやく維持してきたものを)、自らの手で成しえるように解釈改憲よろしく苦闘の中でギリギリの合理的解釈に至るのかが以下流れです。
 ↓
プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神
1920年、マックス=ウェーバーの主著。西欧キリスト教世界と資本主義の関係を分析し、精神的な結びつきを明らかにした。
https://www.y-history.net/appendix/wh1704-029_1.html
<一部引用>
1920年に発表されたマックス=ウェーバーの主著。西ヨーロッパにおいて勃興した資本主義経済は、いかなる内的、心理的な機動力を持っていたのか。「資本主義の精神」は、禁欲的プロテスタンティズム、その中のカルヴァンの思想の中核である予定説との歴史的関係を社会学的に追究した。

  <中略(ルター登場)>
ベンジャミン=フランクリンを例にとり、「正当な利潤を》Beruf《「天職」として組織的かつ合理的に追求するという心情」が、もっとも適合的な形態として現われ、また逆にこの心情が資本主義的企業のもっとも適合的な精神的推進力となった」<岩波文庫版p.72>と説明している。この「天職」(岩波文庫の旧版、梶山訳では「職業」とされていた)Beruf とは、ルターが使った言葉で、「神の召命と世俗の職業」という二つの意味がこめられおり、われわれの世俗の職業そのものが神からの召命(Calling)だという考えを示している

  <中略(真打カルヴァン登場)>
ピューリタニズムの宗教意識は、カトリック信徒がとらわれていた救いの手段としての「呪術」を排除した。カトリック信徒は「悔い改めと懺悔によって司祭に助けを求め、彼から贖罪と恩恵の希望と赦免の確信を与えらる」ことによって内面的な緊張からまぬがれることができたが、「カルヴィニズムの神がその信徒に与えたのものは、個々の善き業ではなくて、組織にまで高められた行為主義だった。」<岩波文庫版p.196>

キリスト教的禁欲は、非行動的な禁欲ではなく、エネルギーのすべてを目標達成のために注ぎ込む行動的禁欲であり、カトリックの修道院内での「祈り働け」の生活に見られるが、そのような「世俗外的禁欲」を「世俗内的禁欲」に転換させたのがルターの「天職」の思想であった<大塚解説 p.401>。さらにカルヴィニズム(特にイギリスのピューリタニズム)では、「神のためにあなたがたが労働し、富裕になることはよいことなのだ」(バクスターの言葉)とされ、怠惰は罪悪であり、隣人愛に反することとされるようになった。<岩波文庫版p.310-311>

  ↑
説明するまでもありません、
このカルヴァンのおかげで、
■■■ピューリタン革命の結果として『米国・USA』が生まれた■■■
勿論米国設立の大きな背景がフランス革命であるのも事実ですが

(※更に<ちなみに>チャンネルくらら動画で”元祖ネトウヨ”と紹介されるルターに引き続き、カルヴァンも権力者となって以降は独裁者としてカトリックを含む異端を次々弾圧処刑する独裁者であった。)

(※※更に言うと、前述の「「神のためにあなたがたが労働し、富裕になることはよいことなのだ」(バクスターの言葉)とされ、怠惰は罪悪であり、隣人愛に反することとされるようになった。」にあるように、働くことがいかにも道徳的に正しいなんて〜な発想はどこぞの宗教急進派の教義みたいな代物であってだね、日本における「働かざるもの」語源もそのネタ元の聖書にあるのよ、、労働に関する西洋キリスト教『共同幻想』における慣用句《He who does not work, neither shall he eat.》からきたものだとね。)


■■■西欧が辿りついた現代の『民主制資本主義』ってのは彼らにとって単なる政治システムじゃぁ”無い”のです■■■
もっとトンデモな血みどろの宗教改革の(つかさつかさの『共同幻想』解体と再構築の)結実なのであって、半端な概念では無いのですよ。
「え、俺たちがギリギリの中で生み出したこの奇跡を理解できない?」
はい、この瞬間
「死ねオマエラ、悪魔め、この世界から殲滅するべきだ」
 ↑
この循環がですね、今中国を相手に始まろうとしている。


中国に関しては
親中派が消滅!?トランプ政権とのチャンネルを失い焦る中国、キッシンジャーの影響力も消えた!?|奥山真司の地政学「アメリカ通信」

 ↑
もうダメポ、、


■■■■■■<あ れ れ れ>■■■■■■
この転向や改宗や(コンベルソやらコンバートって、、)
いかにも左翼系人権派のメンタルケア組織などに見られる
「きっとよくなって、『共同幻想』選択者になろうね」みたいなだ、、、
或は、オンザレール『共同幻想』社会のだな、
「はやく治って、(異端では無く)”健常者”として社会適応(『共同幻想』選択)できるといいね」
というだね、、、
 ↑↑↑↓↓↓(いかにも奴らが言いそうだろ?)
この話をだ、
今回動画引用解説と重ねて考えてみ?
その立場は、ユダヤの歴史や現代社会の中国に向けられる視線と同じなのだから、

「(こんなに親切しているのに)いつになったら転向や改宗(コンベルソやコンバート)するの?」

となり、

「それが敵わないのであれば、オマエら死ぬべきじゃん」なる手のひら返しが織り込まれるだろ?
(※肝心要の『共同幻想』サイドは、その構造上の特徴である無知故に《社会的構造論としての無意識》、自らの社会構造における暗黒面であるところ自分達で知らないワケでさ、)

【∴故にだ】

なんとこちらもユダヤ人であるフロイト先生がだね(笑
「(その反動であるマルクス含めて)ちげーだろ!」と、
(言わせてもらうけどよ「フロイト先生なくして経済学におけるケインジアンなんて登場してないんだぜ?」。『民主制資本主義』も心理学の恩恵感謝しろよって、心理学無視してんじゃネーぞオイ!みたいなだww)

岸田教授が奇しくも
「史的”唯物論”マルクスへ告ぐ(ちげーだろ!)」と言わんばかりにだね、
「フロイト心理学的にこの世はさ”唯幻論”だから」と反証していく様がだね、
どれだけ連綿と続く歴史的経緯の中で帰結したものかってのがーだね、
(わかる人にはわかっていただけると思います。)

その影響を受けた実存主義哲学では『単独者』の概念を発見し、
フロイト先生解釈として、日本において岸田教授が(近代思想家吉本隆明の着想)『共同幻想』論によりコンプレックスの構造とその説明をより実証性の高いものにした(唯幻論)。
 ↑
両者の合理性を読んでいけば、
(アウトサイダーだったユダヤ人精神科医師の影響受けた欧州論壇と、西欧文明にも大陸文明にも埒外であった日本の心理学教授だから解読できた”人類文明の社会構造論”なワケでさ、)
自動的に、
「はいはいはい、はは〜ぁそういうことか!!」に行きつくワケなのよ。


■加えて、岸田教授の唯幻論しかりだけどさ、
それが崩壊中の『共同幻想』社会において理解されることは構造的に不可能であり、
つか、フロイト心理学そのものからして決して欧米学会でもメインストリームになれず(臨床系やら行動系やら”リミッター”かかった分派にシフトするって〜か)、

何故か「一般教養としてのみ「フロイト心理学」凄く有名」みたいな皮肉な事になるのです。
(そりゃその発見は凄いことだからね、つかフロイト無ければケインズ経済学無し→現代に至る先進国の経済成長も無かっただろうから。←アダムスミスやマルクスに対するアンチテーゼであることわかっていただけるでしょうか。)

だ か ら こ そ

(ケインズ経済学の成果である)先進国化と『共同幻想』崩壊論は関係しており
(実はマルクスもちょっとふれたが検討違いな話に及ぶ)個人の実存『単独者』としての解放みたいな話が社会学的に暗示され、
「働かざる者、、」的なドグマが「クソ食らえ!」であるって事がですね、
(心理学も流石に表だってはそこまで言わないけどさ、)

歴史的経緯の中で証明されておると、そういう話しなんだわ。



■■■<最後に前回の補足をちょっと>■■■
以下動画の8分50秒あたりから
第42回 「ポーランド第2共和国と反ユダヤ主義」 内藤陽介

 ↑
なんとポーランドのポグロム(市民のリンチ殺人によるユダヤ人弾圧)が”酷すぎて”、
「ユダヤ人達がナチスドイツに逃げた」って話。

(他の回での話にも共通してますが、思うに欧州においてポーランドが半端無くユダヤ人虐殺を繰り返す背景には、人口比的にも多かったという背景もあるだろうと。更にポーランドも当時国境線含めて彷徨える国家でもあったワケで、「『共同幻想』崩れ論」として考えると”『共同幻想』社会構造が脆弱だからこそ激しくなる”みたいな典型例かなと。欧州近現代の歴史ではユーゴ内戦しかり、アフリカの部族紛争民族浄化しかりです。)



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posted by kagewari at 04:51 | 心理学テキスト「Why not」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする



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