2018年10月25日

「ヤンキーDQNや暴走族(はてはヤクザ)の心理」(インセンティブ論)

昭和中期までで言えば”不良”
象徴的には戦後アニメ『巨人の星』における主人公飛雄馬不調時代に知り合った「竜巻グループのお京さん」(後にライバルである左門と結婚する)←誰も知らないって、、、
或は60年代安保闘争における高倉健の『網走番外地』シリーズ”人気”の意味←てかこれ知っている人少なくとも50代60代以上か、、

えーまーともかく描かれ方の特徴は?「実はいい人」
いい悪いの概念の元ネタは?『共同幻想』
「昭和ドラマにおける不良達の描かれ方は、本当は『共同幻想』に所属する”いい人”(なのにいろいろ事情があって)」←これが代表的設定である。

彼らがコテコテの『共同幻想』シンパシー派である証明は、
現代社会においてほとんど形骸化(むしろ参加する方がどうかしている)地方の成人式なるトンチンカンな会合に漏れなく参加し大暴れするというドリフのコントみたいな話に明らかである。
(暴走族も走行するのは”公道・むしろ幹線道路”で、間違っても誰も知らぬ峠のワインディングロードやサーキットでは無い。)

■∴(故に)現代社会においては”不良階級”も『共同幻想』同様に崩壊過程にある
(むしろ現代はカッコ悪い存在として知られ、AO入試でちょっといい大学行ける時代でもあるので、現代ではそこそこ勉強できる子がカッコいい子とされるため→アニメや映画の世界における成績のいい奴の表現まで変わった「昭和のガリ勉キャラが→冷徹なイケメン眼鏡キャラへ」)

●ある意味昭和『共同幻想』の時代を共に生きた「ヤンキーGQNや暴走族(はてはヤクザ)の心理」とはどういう構造によるものだったのか?

『共同幻想』ってのは(始まりや着想が文化伝統でも伝統宗教でも何でもいいのだが)、
当該社会の安全保障や一族繁栄の合理性を「常識や情緒意識にまで及ぶ心理的共有概念」にまとめたもので、宗教戒律がそうであるように、「時にその縛りは法律以上の強制執行対象となる”取り決め”」であり。
●契約の概念で言えば「特約契約の筈なのに憲法以上の拘束力を持つ」というトンデモ論理矛盾構造だったりもする(故に違反者を余裕でリンチによる死刑にすることもいとわない《魔女裁判や村八分》)。
※この構造は『共同幻想』が宗教発生前の原始社会のシャーマニズム(神話や土着信仰)統治から流れる集落や部族の論理であるため(勿論法律の概念が登場するずっと昔からあったワケで)、
比喩的に言うなら「原始民族のトンチンカンな髪型や装飾をやめた近代文明以降は、シャーマニズム的神話性『共同神話』みたいなものはとっくに(迷信として)崩壊しているのだが」、社会概念として崩壊したとしてもその影響は各個人の『共同幻想』フォルダの中に残っており(記憶喪失したワケでは無いので”公的残酷性”みたいな発想として伝承され)、時に社会的反動としての原理主義台頭時の暴力やテロリズム心理の根っこにあったりもする。

わかりやすく言うと『共同幻想』最大の社会的論理矛盾とは「法律も超越する」部分
(所属構成員にとってそれは近代法治国家の”上位概念”であり、法律より優先するワケだ。)
た か が 三人集まればデキちゃう『共同幻想』は、その組成構造的に法律の上位概念として君臨しちゃう特性を持つ。時にそれが「血の掟」などと呼ばれる所以だわね。


■■■でー、ここまでを前提に話を進めると■■■

近代以降『共同幻想』は雪崩をうって次々と崩壊していくワケだけれど、
その都度保守的抵抗を見せる(それは論理構造の源泉は保守防衛にあるのだから)。
戦後日本で言えば、「終身雇用の慣行」であったり、「サラリーマンのマイホーム幻想」であったり、「新卒社員の一括採用(途中入社は非正規扱い)」であったり、「後に女性差別として撤廃される、女子の一般職採用」だったりなどなど。
(お茶汲みのお姉ちゃんの存在は、昭和の刑事ドラマ『太陽にほえろ』あたりまでバリバリに残っていましたからね。)
 ↑
『共同幻想』が自らの防衛のため・永続のためにどのような力を行使してきたか?
「利益供与(利権の分配)に他なりません」
経済学的言えば”インセンティブ”ですよ。
わる〜い表現で言えば「買収や賄賂」。

■■■えーこの辺を昭和の個人自我内のドラマに置き換えてみましょう■■■
フロイト的エディプス論と経済学的均衡論そのままですが
1)乳幼児期は親などの大人権威を神様だと勘違いしている(この時にも初期反抗期があるという説もある)
2)幼児期にそれが”単なる大人社会”と知り第一次反抗期(騙されたと勝手に子供が怒る現象)
3)大人社会は「いえいえ学校で勉強すれば”約束された将来”が得られるのだから(そう仕組まれている)、神様じゃないけれど、権威認知を信じたまえ」と但し、子供サイドも「確かに一理ある」と『潜伏期』へ
4)身体的成長により(生殖能力を得て)、社会的利権誘導”それ以外”の個人的欲求や快感を知り、「言う事聞けば貰える社会的利権の配当」なんてものがクソほどの価値も無いじゃないかと暴れる『思春期反抗期』に至る
5)『共同幻想』社会適応すると「新卒入社と結婚相手の斡旋からマイホームまでの利益供与がありますよ」のインセンティブを提示され、「なんだ、悪い話じゃないじゃないのね」と再選択が行われる。 ↑
最後のとこで、インセンティブ効かされるってか買収されるってか(笑
(勿論ここには昭和戦後に見られる「女性の結婚したい男性アンケートリスト」などが都合よく喧伝されて、調子よく男性社会が煽られた側面もあったでしょう。)


●勿論この話は先進国化による『共同幻想』崩壊により、
民法TVがさっぱりつまらないコンテンツにチープ化するように「何それ」ネタバレし効力も失い、何より「女子一般職とか差別だろ」の指摘によって、男女雇用機会均等法を境に『共同幻想』が”女をあてがう”みたいな利権も制度的に消滅します。

さてこの時、並行して”不良階級”では何がおきていたのか?
特に、子供時代(潜伏期)などにガキ大将などと元気にやっていた個人は、
「え?それってコネの使える金持ちと勉強のできる奴だけ得してね?俺たちはいいこと何も無いのか?」
『共同幻想』表街道のインセンティブが逆効果になります(→むしろ彼らカンカンに激怒みたいな)。
さくっと『共同幻想』再選択とは至らず、
かといって彼らの自我タイプはガチで『共同幻想』適応系であるため(アウトサイダーや『単独者』的発想から一番遠い)、子供時代の夢を持ち込んだ状態で大暴れします。
「話が違うだろ騒動」ですね。
注:これらの騒動が全て、『共同幻想』表社会に対するアピールやデモ的に行使されるのが特徴

(子供時代はさんざ持ち上げておいて)インセンティブの効かない階層を切り捨てる『共同幻想』も大概ですが、
キテレツな恰好してみたり(子供が思いつく強そうなイメージ)、仮面ライダーごっこで暴走してみたり、極道の厳しさも知らずヤクザごっこしてみたりです。
(この時代女子が不良化の過程でやたらブランド志向になったりしたのも、ブランド品が『共同幻想』提供の勝者の証し《トロフィー》みたいに思えたからなのでしょう。)

ある意味60年代の安保闘争も「その利益分配は不公平だろ」みたいな階級闘争だったワケで、左翼政治活動が『共同幻想』の枠内の話になってしまうのもそんな構造故ですね。

<ちょっと長くなりすぎたので つづく>




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posted by kagewari at 22:35 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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