2018年07月07日

退屈だと死ぬ病(補足)

「忙しいのになんだってんだ」だとか?
「あー疲れた、なんて大変なんだ、もう限界だ」であったり、
「それはパワハラなのか、鬱病なのか判別できない過労死問題やブラック企業の案件」
これらの話に前記事「退屈だと死ぬ病」が関係している可能性を論じてみたいと思います。

(今回記事は推論を含むため、ちょっと読み難い内容となってますがご了承ください。)

■前回記事を要約すると
・意図的な「仮想『抑圧』空間」におかれても人は15分と耐えられない
・退屈とは心理学的には欲求不満状態を示唆している
・退屈になると人の脳は余裕で”不快感でも刺激になればOK”状態となる
・実験によると「15分の仮想『抑圧』空間」に耐えられず電気ショックを希望する事例が多数

所謂「悩む」という言葉に代表されるメンタル問題の典型的状況は
●所謂一般的な社会生活において誰にでも発生しており、
(労働が辛くても人が仕事を選ぶ理由と同じように)心理学的第三者性から判断した場合「それはどうしちゃっているの?」な状況はどこにでも広く日常に存在しています。
「悩む」という現象は広く人類”同じ”であり(何もメンタル問題を抱える自我特有の話では”無い”)
所謂メンタル問題のように自覚されるか否かは、その現象が恒常化(や構造化)している場合の話です。
話を単純化すれば「程度や頻度の差」であり、
メンタル問題って(状況によって)誰にでも起こりえる事だって話。
(むしろ人類ヒト科固有の問題であり、メンタル病んでいる人だけの話みたいに思っていたら大きな間違いである。)

しかもですよ、
「15分の”間がもたない”」なんて状況は誰にでも起きる事です。


■冒頭の話から分析してみましょう。
同様ケースでよくある周囲の感想を想定しつつ考えてみます。
 ↓
●「忙しいのになんだってんだ」
「あれれ言うほど忙しいか?」
(それってどちらか言えば集中しているから静かにしてくれ→重要性やらの判断でアドレナリン出ている→正確に言えば『興奮』中だバカヤローって事にならないか?)
「忙しいんだ」って言語化はそんな脳内風景の様子であって、現実に「野鳥の会の小鳥計測中」のような忙しさが発生しているのでは”無い”。
(何故か「重要」という言語が脳のエンタメ翻訳よって「忙しい状況」と認知されている。←不思議な事に自動的に『被(こうむる)』認知になっている。)

あくまでも仮定の話だけれど言語の選択として、
「ちょっと今大事なところだから」であればエスカレーションは発生しないが、
「忙しいのに何!」となると、エスカレーションが発生しやすいと言えるのかもしれない。



●「あー疲れた、なんて大変なんだ、もう限界だ」
「トライアスロンより大変そうに思えない。つーかその限界感は脳に疲労物質溜まって(糖分欠乏状態)みたいな事だろうから、『興奮』が過ぎるって事なのじゃ?」
(いくら辛い物好きでも「これ以上無理」みたいな)
電気ショック実験で言えば、電気ショックも”いいけれど”死ぬほど大変なのは誰でも絶対無理。
背景は「程度の問題」が暗韻となっているのだから、
「基本的にバックグラウンドに関しては肯定的な感想だよね(ロジカルの流れ的に)。」
ところが『興奮』お腹一杯状態で、且つ脳は「好きでやっているんだろうからとっととやめれ」としか信号を送らないものだから、、。
しかし(好きも何も)『自意識』の知らないところで(脳の快感原則)大肯定の『枷』(上位概念)がハマってるだけで、『自意識』的には「俺知らねーんだっての」が実情な場合、
認知は自動的に(受動系)『被(こうむる)』になる(被害認知に転じる)。

あくまでも仮定・推論の話だけれど、
脳の快感原則における「不快興奮の選択」ってケースは、自動的に『被(こうむる)』として認知されてしまうのではないか?
「不快興奮と認知構造『被(こうむる)』の関連性」



●「それはパワハラなのか、鬱病なのか判別できない過労死問題やブラック企業の案件」
巷が同様事例で真っ先に思うのが
「とっとと辞めればいいだろう」ってのありますね。
心理学的には、そこが簡単にいかんのですよ。
『共同幻想』における「働き甲斐(不快でも脳は快感)」関連事項には、
権威者が「お前の死に場所は俺が決めてやる」的な権威正統性ロジックがくっついてきます。
 ↑↓
前に『ストックホルム症候群』でここ解説してますが、
『共同幻想』の仕組みは権力の源泉とは脳にとっての快感(『興奮』ネタ)の分配権にあるため、皮肉な事にド・Sの上司はその指示が無茶苦茶でも(無茶苦茶であればあるほど)権威上位者感の演出に”成功”します(ストックホルム症候群で言えばハイジャック犯と被害者の関係でも成立しちゃうんだから)。
映画『フルメタルジャケット』のハートマン軍曹がその典型
 ↓
で、この時ユーザー(部下)が相性のいいド・Mでは”無い”場合、
自己選択の無いシューシュポス(不条理なのに無意識に自分が拘束されてしまう)みたいな謎の心理状態になります。
単純化して言えば『単独者』はそのような状況に耐性があるが(容易に「冗談じゃない」と言える→そこから離脱する)、
『共同幻想』オンザレール社会適応や「強迫心理」の影響にある場合は、その枷がガチでハマる事になります。
 ↑
上記は、話を単純化しているだけで(日本の労働市場における流動性などの問題を無視しており)、のっぴきならなない事情(失業中からようやくみつけた仕事など)から、その心理状態が無理強いされる環境が多数であり(”実際例はむしろ後者事例”が主体)、
前者が心理的『被(こうむる)』であるとすれば、
後者は物理的『被(こうむる)』状況だと言えるかもしれない。

あくまでも仮定の話だけれど、
後者の物理的『被(こうむる)』状況は、心理分析的にはメンタル問題と同じであり、
(日大アメフト部事例じゃないけれど)メンタル問題は誰にでも起きる事を示唆している。


■この話の胆をもうひとつ
電気ショックを自ら発明考案してないってとこです。
(電気ショックは使わないが、自らのアイデアで苦痛を思いついたワケじゃない。)
スティーブマックイーン主演の映画『パピヨン』
独房における精神崩壊に抗うため、主人公は房内で腕立て伏せなど激しくウェートトレーニングを始めます。
(自ら主体的に《不快でも》エンタメを考案し退屈したら死ぬ病に負けずに戦う主人公の絵)
 ↑
後者の『抗(あらがう)』発想の自由度があれば、たかだか15分で人の心理が追い込まれるとかあり得ません(言い換えると「確信犯的選択」だから)。



<<重要なポイントとして>>
「これは実験です、何もない部屋で、何もせずに6〜15分間過ごしてください。」と上位概念の『枷』を仮想的に(その時だけのお約束として)ハメているから(『自意識』が自主的に不快でも興奮を思いつく発想を”暗示”によって『抑圧』している)電気ショックでバリバリってわかりやすい頻度の結果が出ているのだろうってところですよ。
(言うならば「実験者は無意識に、被験者の心理的誘導を行なっている」)

つまり、
●自我における「強迫心理」の構造論ってものがどれだけやっかいなもので、
(第三者の分析無しには)容易に自己解決できない事案である事を同時に示唆してます。

日大アメフト部事件の影響で、
「ハマる」って言葉が(その意図込みで)広く一般に理解される事も観察されてます。
職場における鬱も同様で、
メンタル問題は状況によって誰にでも起きるってことです。
(内容的に、その図式が心理的なのか物理的環境なのかの差があったとしてもです。→その典型事例がPTSD。)
そりゃそうです、
「強迫心理」の元ネタは『共同幻想』なのですから。




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