2017年10月20日

権力者の心理(民主政治や独裁制)

或はタイトル独裁者の心理でもよかったかもなんだが、
政治権力というものは当事者である政治家の心理抜きには語れない。
ある意味ここに「何故北朝鮮や中国やロシアがそーなっちゃうのか」の答えがあります。

政治家にとってのフェールセーフと申しましょうかセイフティネットと申しましょうか、
基本的な当事国の”民度”や法治の在り方なども関係してきます。
■民主主義における権力者の心理とはどういったものか?
唐突に思われるかもしれませんが、
随分昔の米国ポルノ映画のタイトルに『Tower of Power』ってのがあります。
(何をいきなり成人映画が登場するのか云々論議はあると思いますがww、いえいえマジな話で当事国のアングラゾーンというか『共同幻想』社会の無意識領域なんてものを考える上でバカになんのです。)
確か邦題もしっかり意味を考えた「権力の塔」みたいなのじゃなかったかしらと、

でー
このタイトルが当時のポルノ映画でアリだったのは、暗示として塔が”男性自身”のメタファーとなっているからで(んな事説明の必要もありませんわね)。
バベルの塔の逸話から、現代まで権力を高層建築で表す事は珍しくありません。
これに対し、
戦国時代の天守閣から古墳やピラミッドみたいな裾野の広い大規模建築も権力の象徴ですわね。
この違いは何か?

●異論多数だと思いますが、
マジに俺はICBMなども同時に権力やマチズモ(男性誇示)を象徴するものであると考えています(超B級映画『フラッシュゴードン』などでご想像ください)。
軍事なるもがいきなりマチズモを反映したものでは”無い”のは事実ですが(言語を「安全保障」に置き換えると更にマチズモイメージは減衰する)、
えー、(B2を除く)戦略爆撃機の勇士も、戦略原子力潜水艦のそれもなんだか怪しいと思っておりましてww
 ↑
冗談で言って”無い”ですから。
B級アクション映画における威力的脅しのシーンなどでも、ロングバレル(長銃身)の拳銃を口にくわえさせるなんてあからさまな演出ございますよね。
更に、コメディタッチで主人公と適役がそれぞれの拳銃の銃身長を争うみたいな演出もあります(クリントイーストウッド、バートレイノルズ共演『シティーヒート』)。

「そのまんま」です。

■ある意味、民主主義とは(露出狂と言うと怒られちゃいますが)
自慢のイチモツをアピール合戦するような側面がありまして、、
(女性政治家はどうなの?異論あると思いますが、鉄の女サッチャー女史をまねたとは思いませんが、権力奪取のためヒラリーが軍産複合体にすり寄ったり、米国の某知事がトンでもなNRA支持だったり、メルケルも東ドイツの影をバックにしていたり、スーチー女史にCIAの影がちらついたり、民主主義において権力を奪取しようという政治家は男女を問わず”パワー”を象徴するバックグラウンドを持たないものはおらんでしょう。)

だからこそ、フェミニズム運動やってきた女性解放運動の闘士お歴々は
政治や権力に対し根本的なところから「だから違うだろ!」みたいななんともいえない嫌悪感というか、恨みにも近い敵対姿勢を見せてきたのであり(この反応はある意味自然)。

話を戻して、
■露出狂的民主政治に対し、独裁者や独裁政権じゃないとダメなんだよってスタンスは、
(童貞なみにナイーブだとまで言いませんけども←王や象徴としての権力者も普通に性行為もするんだよみたいな世俗的イメージ自体がもうNGの場合、構造は似たような事になるワケで、)
修学旅行の大浴場で海水パンツはくようなというか、、、
或は『共同幻想』としてその神聖性を演出するため(権力者を謎のベールで被い)「庶民の見聞き知ることですらない神」のような演出を必要とする場合もあるワケで、
=それは「自分の国の民度が信用ならないから」です。
「龍が、王になんとか玉を賜り、この絶対的パワーで」←みたいな物語無しに国を治められないみたいな(多かれ少なかれ古代文明はだいたいこのパターン)。
 ↑↓
ほら?相似形になってませんか?
「ICBMを手にした王が、この絶対的パワーで」


ここね、
■本来広大に広がる裾野により権力基盤が盤石な場合その必要(核武装とか)は無いのですが(ピラミッドや古墳のような傾斜ならまだその頂点にいても高度恐怖症的な不安も我慢できるみたいた)、
とち狂った民主主義の権力構造(トランプタワーのてっぺんで綱渡りの曲芸みたいな事を平然とやらかす先進国首脳のど根性)みたいな真似事は怖くてようできないワケです。
独裁者から見れば、先進国首脳の姿は常軌を逸している奇行となってまうワケで、

勿論、先進国が先進国たる所以は(一部某国を例外に)、
権力の頂点を降りた後もその人物に敬意を持ち、報復とばかりに意味不明に処刑されることはありません(敵方にも守るべき節度というかルールが徹底している)。
ですから、権力の頂点のタワーから下を見下ろすような極めて不安定な権力構造でも平然とやれちゃう部分もあり(もう一般庶民には耐えられないストレスレベルですが)、
ここが「独裁政権を倒したからといっていきなり民主化などできない」理由なのです。

●法治国家としての基礎的インフラが(誰が権力者とか関係無く)システムとしてのガバナンスを派生させる民度を形成していないと、民主化など不可能なんです(怖くて買収や強迫や不正無しに政治家がやれない)。


■更に中国の場合
経済が伸びれば(統治すべき財貨も増えるので)それに従い”権力の高さ”はより高くなります。
本来は、そこで(経済が伸びたのだから教育などを充実させて)民度を高めて政治家のセイフティネットも整備しタワー型の民主制に切り替えないといかんのです。
理由はとても簡単で、
権力の高さがえらいことになっているのに、なだらかな斜面のピラミッドを求めれば支配地域がどえらい事になり(トンでも覇権主義の領土拡大路線になってしまう)、
戦争やら周辺国を事実上の植民地のように支配下に置かなければ傾斜がおっつかなくなります。
そこを無理でもなだらかな傾斜で独裁を続けようって話が「一帯一路政策」に他なりません。
 ↑
にわかに意味が分からない人もいるかもなので具体的な部分補足しますと
●霞が関の天下りとかありますよね?
権力の頂点「次官になれるのはただひとり」というキャリア官僚にとって(政治権力では無いので能力があれば長期政権になるとか無いし)、人事で負けたら速攻ただの人になってしまうのは恐ろしい(政治家じゃあるまいしってなワケで)。
故に、落伍者のためのなだらかなスロープが必要になるんだと。これが天下り先であったりワケのわからない特殊法人を官庁が必要とする”事情”です。

しかし中国の場合「常に権力闘争があり、場合によれば敵対する勢力は逮捕される」みたいな事をやっているので、霞が関の人事のような意味では無く、
あくまでも”権力頂点の高度恐怖症対策”みたいな部分だけで希求されており、
(賢い指導者がいれば、拡大する領土ごとに子会社連邦制のような重層的権力を無駄に積み重ねる方法を使い、落ち延びる先でも用意しときゃいんですが、中国の場合下手に連邦制にすると内戦になり兼ねないのでそれもできない。)

結果として、権力統治者の(無意識的)不安を動機として、経済の伸びに比例して領土や統治国の拡大をしなければならないトンでも覇権国家の動機が形成されてしまい、これが半ば構造化してきた。


●てかそもそも論として
仮に現状の中国で直接大統領を選出できるのかって、ほぼ物理的にも不可能でしょう。
「どんだけ莫大な広報費用がかかるんか」と、
(下手したら民主政治とは何かの研修必要な地域も多数あるってのに)
どうでんぐり返しても、民主制やるなら内戦の恐怖込みでも連邦制を模索する他無い。
地域から知事までを民主制として、連邦政府だけを共産党の独裁のままにするとかね。
(実際それに近い”なんちゃって民主制”を導入しようと苦心惨憺している)
彼らもわかっちゃいるけど、できないのだと思います。
本気でやれば「確実にどこやらが独立戦争」みたいな事になるでしょうから(米国だって南北戦争経験してるの忘れちゃいけません)。


実際の話、
「中国は既に支配地域や人口的に民主制で統治可能な範囲を越えちゃっている」と思うのですよ。
民主制もできない、無理やり独裁政権を維持しなければならない。
しかもその権力構造はスロープ型ときているので、
どう足掻いても「このままいくなら覇権主義により周辺国との争いが噴出する」。
(周辺を合意による衛星国に変えるってのが第一義だろうと思うけれど、なんせ宗主国が独裁政権なのに民主国家を支配下に置くとか、もう香港の事例みたいな話になるのは明白で、結果としては紛争にならざるを得ないでしょう。)
 ↑
所謂民度の向上が追い付くまで、経済成長を100年遅らせるとかできればそれに越した事は無いが、いかんせんそんな事もできる筈も無く(ある意味急速な経済成長したが故の問題なのです)。
 ↓
てなわけで、
●中国には民主主義のタワー型権力構造と権力者保護のためのセイフティーネットや民度とかの話は極めて重要なのですが、現状聞く耳もたないからね(笑
(こういう事言うと保守系ネット世論に叱られちゃいますが、民主党政権時代の小沢パージが無ければ、ひょっとしてって部分あったかも知れない。たられば言ってもしょうがないが。)


■これからの国際情勢は「中国が中国である故に」を背景に、様々な紛争が起こると推測します。
それが内戦主体となるのか、周辺国を巻き込む紛争・戦争となるのかわかりませんが(中国に戦争強いイメージ無いので軽い紛争あっても戦争に至る度胸は無いでしょうけど)、
仕方が無いので、
しばらくの間(中国のためにも)周辺国はバランス取るための国防予算増を引き受ける形となります。
結果として(米国も今が目いっぱいですから)日米同盟は更に深化するでしょう。


個人的予測ですが、この中国問題に関連・その波及として、
米国が安全保障上の重要性を太平洋にシフトした今、NATOは弱体化し、
仮の話ですが、、
間違って中東の敵意が米国から欧州国家に転じようなものなら欧州は大変な事になるかもしれず(中国問題が米国を貼りつかせるため)、米国もそこに介入難しくなる。
ドイツは孤立し(フランスは逃げ腰で)、旧西ドイツ地域には独立世論が形成される可能性すらあるでしょう。
更に仮の話として、トルコがEUに続きNATO加盟なんって事になった場合、
将来起こり得るクルド戦争にドイツやフランスが派兵できると思いますか?


●早々に一抜けたを決め込んだ英国が(日本の法制上どうなるのかはともかくに)、
「日米同盟に英国も入りますよっ」なんて展開すらあるかも知れませんぜ。
実は米国白人WASPの主力は英国系では”無く”ドイツ系移民なので「日・英・米系独」みたいな構成になりますから(アングロサクソンも古くはゲルマン系って話もあるので英国もそれ系ちゃ〜それ系ですが)、勇ましくも見えますし、三者とも海洋国家だって部分も組みやすい。

<オマケ>
過去記事で、米国の北朝鮮攻撃に欧州から一枚かませろって話有るかも知れないって書きましたが、マジにそういうことになりそうです。
英国が「その場合海軍派兵もあり得る」みたいな話出てますね。
今週、北朝鮮と米国の戦争開戦リスク高まる…英国も参戦準備、NATO参戦も
http://biz-journal.jp/2017/10/post_20987.html





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posted by kagewari at 02:50 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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