2017年03月13日

現代社会の『共同幻想』

『共同幻想』崩壊時代なんて言われていますが、
現代社会だからこその『共同幻想』も存在します。
(軍隊はロボット化AI化が進むまでいつの時代も『共同幻想』が中核なので例外)
今後も残る典型的『共同幻想』は体育会系部活であったり(理由は軍隊と同じでチームで戦う共通認識が存在そのものであるため)、商工会などの一部地域共同体であり(商店街の不動産立地により半ば強制的に運命共同体となるため)、徒弟制度の伝統料理厨房などやはり限られたものになります。

これも残るだろうって部分もかなり怪しくなっており、
『お祭り』→昨今盆踊りの音にもクレームがくる
『企業組織』→ブラック企業批判であり、現在政府が進めている働き方改革、
『労組』→日教組の組織率すら怪しくなっている
『家族』→シングルマザーの増加(右肩上がりのうなぎのぼり)
(注:家族が『共同幻想』として機能するには継ぐべき”家督”がその権威性の後ろ盾として必要であり、父親がいても高度経済成長サラリーマン世代以降の家族はクラス《階級》として既に『共同幻想』としては崩壊し”なんちゃって化”しており、解放予備軍であった。)
文部省がイジメ問題理解の根本的間違いに気が付けば、少人数化に応じて学校もクラス(階級)運営を止めオープン(単位制)化するでしょう。

■話のメインはここではありません
残り続ける『共同幻想』とは、組織ではなく”概念や文化”としての『共同幻想』です。
「文化や慣習法としての道徳心」だとか
「言語(地域方言も重要項目)」や
「国籍(=民族を意味しない「国としての伝統や文化」)」など
そして「民主制による統治(多数決を是とする仕組み)」もそうかもしれません(『集団的安全保障』もその延長上にある)。
 ↑
政治のとこに違和感ある人いるかもですが、
昭和を代表する『共同幻想』のひとつに「国民的大歌手」という存在があります。
映画スターもそうでしたが、国が豊かになるにつれ大スターは(国民の趣味性が多様化するなか)どうしたって分散化によりスケールが縮小化し、アイドルが握手会するに至るのですが、
握手会の代表選選手と言えば政治家ですからね。

ざっくり言えば、『共同幻想』が組織や集団を束ねる状況は限定的なものとなり、
現在残っている状況も早晩滅びていくのだと思いますが、その”概念は残る”。
●確信犯的『共同幻想』保守選択は滅びの過程の中でもまだまだ存在し続けますが、社会帰属性を目論むような選択は母数の崩壊により難しくなる。
注:『共同幻想』社会が形成されなくなるのではありません。権威的に共通認識のある組織を意図的に運用するような仕組みが崩壊するだけで、ナチュボーンで共通認識のある個人が集まれば(志願制の)『共同幻想』社会が形成可能ですから(軍隊や体育会系部活などと同じパターンです)。
 ↓
結果として将来の『共同幻想』選択とは「ダイレクトに組織に所属したりなど社会帰属性を意味せず、伝統保守思想を支持する生き様や政治的スタンス」のようなものになるのかなと思います。

即ち『共同幻想』は社会システムとして崩壊後も保守的選択系「哲学」として残り続ける。


<オマケ>

■民主制が『共同幻想』論になるなら『単独者』はアナーキストなのか?って考える方もいるかもですが(確かに60年代やらの実存主義にはそれっぽいところあったかもしれません)、
そういうことにはなりません。
政党支持における浮動票(支持政党なし)が『単独者』となるので、その都度是是非非って立ち位置でしょう。流石の単独者も概念としての「言語」や「国籍」まで返上しようって無理あります(てかそこを無理やり返上する動機が想定できない)。

■逆説的に言うなら(社会適応性と”関係無く”)、文化や伝統などを重んじるなら『共同幻想』系人格選択なのだろうし(同士がナチュラルに集合することもあり得る)、
(左翼を意味しないリアリストとしての)リベラル主義はその対抗軸となりますが、なんせ『単独者』は是是非非なので必ずしも『単独者』であれば必ずリベラル主義だって話にもなりません。
相対的に『単独者』は文化伝統に無条件の優位性を感じませんが(権威性認知の無関係なアウトサイダーなので)、現存在する社会の在り様を(親日家の外国人のように伝統文化の美意識などは理解できるのだから)「ここは伝統的選択でいんじゃないの」と考える事だってあり得るからです。
これと方向性が確定していないのが『単独者』なのですから、状況に応じて保守的選択となってもおかしくは無い。


■シングルマザーが急増しても『家族』は残るだろうという異論反論もあると思います。
次回はその話にしましょうか、
(呼称としての家族は残りますよそりゃ、私が言っているのは『共同幻想』権威性認知の枠組みが壊れるって意味スから。)



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