2017年01月29日

『ワルシャワの亡霊』

欧州が心配というか素朴に思うことが色々あるのです。
欧州関係は報道も乏しく(私もそれほど歴史的知見無いので)推測でしか書けない部分が多いのですが、憂慮しているのが「西ドイツ再興(独立)」みたいな論議の出現です。
何故そんな話をしているのかと言えば、

中国、件の空母ありますよね。練習艦水準のアレ、
これを輸出しちゃったのが、ソ連事例軍事技術国家として重要な存在だったウクライナです。
更に面倒な戦闘機エンジンから各種ミサイル技術などもウクライナから中国へ流出しているとも噂されています。
そして、
第二次世界大戦前なんかの清国に対しても随分ドイツ第三帝国は権益誇示をやっていましたっけ、と考えると現在のEUと(実質ドイツ帝国化が顕著となっている)、中国の関係や、

何故に東ドイツ出身ポーランド系のメルケル首相が誕生したのだろうかなどの背景や(自らを引き上げてくれたコールの汚職問題やら様々の偶然が重なっているのだが、そもそも友人の「緑の党に参加すると思っていた」など何故なのか的な要素がいろいろありwikiの解説がこの辺詳しい)、
EU拡大時にポーランドやチェコなど所謂WW2時にドイツが拡大した東欧諸国の存在(勿論EU加盟後にドイツ資本が大挙進出し大きな経済成長を遂げている)、
ウクライナ紛争の出発点として、ポーランド経済成長の影響や、謎の民兵組織も関与した民主派の存在(ネオナチ的右翼の介在の噂もあり)、
この辺の動きに対して「とんでもネーぞ」とロシアが反応したその理由はどこにあったのかと考えてみると、、、。

そんなメルケル女史は(流石東ドイツ出身で)ロシア語ペラペラでプーチン大統領と通訳無しで話せる仲だとも聞きます。何が起こっていて、誰がどののように戸惑っているのか?
非常に難解な方程式が底流に流れているようで、その深さというがわかり難さには怖さすら感じられるのです。

移民騒動のアレもそうなんですが、ウクライナ問題などにおいては鉄砲玉的存在だった東欧はわれ関せずというかガンガン移民に反対しているのにドイツ本国ではあんなことになってしまっている。
この状況に旧西ドイツ地域の住民が「何かおかしくないか?」と思い始めたとしたら、
旧ワルシャワ条約機構系東欧が西ドイツを潰しにかかっているかのように見えちゃうのじゃないかと(その資本を大規模に東欧に移しつつ)。
ここに中国の覇権や権益が結びつく(ソ連時代はアレでしたけど共産圏であったのは事実)。
習政権によるマルコポーロがどうした経済圏やらの話にしても、
フランス筆頭に「もうね全てのラテン系国家はEU離脱フラグかかっていますよ」という点も、
 ↑
この図をロシアから見れば「東ドイツを中心とする新たなドイツ帝国と中国にロシアが包囲されてるって話なのかな」となりますわね、
プーチン率いるロシアがこの状況を黙って見ているワケがない。
(しかも現在のロシアは経済規模から見ればとても小国であり、いつまであの軍事力を保持し続けることができるのかわからないってのに。)

シリアだってウクライナと似たような底流ありましたからね、
だからロシアはシリアにも突っ込んでいかざるを得ない(”武装する”民主派を名乗る反政府勢力の存在が気味悪いから)。ここもロシア包囲網のピースのひとつか?みたいに。

「果たしてEUは何をやらかそうとしているのか?そもそもやらかしていることの自覚はあるのか?いかにも背後で糸を引くような国も人物もいない。それ”社会的無意識”にってこと?」
よっぽど始末に負えない話なのかも知れない。。


『アメリカによる平和の空白』論じゃないけれども(ぶっちゃけ冷戦時代米国はロシアの敵でしたが、それは覇権をめぐる競争であって米ソは国境接していませんから)、米国がトンチンカンに鉄火場に顔出すのはいつものことでなんてこと無いが、その動きに(派生した移民問題も含まれる)東ドイツの影や東欧諸国民族主義の台頭、そして”みこしに乗ってたラテン系国家がEUから逃げ出す”となれば、
「なんか気味悪い、洒落にならない」とロシアが感じることは明白です。

潜在的安全保障上の不安ってものを考える時、
その欧州謎の不安定要因にまたぞろ中国までくっつているのですから、ちょっと困った状況なのですよ。ドイツ軍が慌てて中古のレオパルドもかき集めている(戦車の削減計画で一度売却した戦車を買い戻し近代化補修する)なんて状況もあったり(東欧4か国NATO軍配備増強計画のためでしょう)、
ドイツ資本により経済成長遂げたポーランドも
ポーランド 軍事力拡大 兵員数を50%増員
https://jp.sputniknews.com/europe/201604232013176/
中国を筆頭に安全保障上の不安のある国家が矢継ぎ早に軍拡しているというね(笑

米国トランプ大統領のハチャメチャは予想された事ですが、
『アメリカによる平和の空白』が拡大するだろうことは確実でしょう(米軍予算は拡大しても)「気が付いた時にはのっぴきならない状況が固定化しているなんてことに」とかね。
同様の論評はあまり見かけないですけれど、
欧州が発火点となる不安定要因が”無意識に”拡大しているような気がするんです。


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posted by kagewari at 19:05 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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