2016年12月17日

いじめ問題の補足(2)

トランプショックや英国のEU離脱に見られるように、
クローバリズムは地域『共同幻想』にとって”いじめ”みたいなものです。
話の流れ的には「保守VSリベラリズム(本来は対決構図では無く”相克”なんですが)」の話になるかと思います。
そして、左翼思想は(『共同幻想』なのだから本質的にリベラリズムと矛盾しており)リベラリズムの本質をはき違えてしまうって話でもあります。

困った事にグローバリズム覇権主義は「多国籍企業による帝国主義」みたいなものなので、左翼が標榜しちゃいかん話なのですが、何をとち狂ったのか昨今グローバリズム的リベラル主義みたいなんが左翼陣営で台頭したためワケのわからない事になってしまいました。
(この構図は民主党政権が盛んにTPPを導入しようとした様などにも表れたし、欧州リベラル層がEUを推進したのも同じ。)
左翼政治活動の深層には全体主義的『共同幻想』がありますかから(共産党独裁)、さもありなんと言えばそうなんですが、、。

それは権力や権威の主体と化したメディアの問題にも起因している(リベラリストが自ら権力者になるワケだから)。
リベラル主義ってな〜本来、保守的権威に対してそろそろ合理性が無いよって部分を自由化すべしみたいに突き崩す存在という役割なんですが、
コアは自由主義なのですから保守系『共同幻想』の存在も尊重するのが筋論になります(文化としてのその存在はむしろ保護すべきみたいな)。
実際そういう運動を左翼からしてやってます。「少数民族の言語を保護する」などなどです、

だとするならばですよ、
■民族の宗教的戒律だとか、ローカル『共同幻想』の方言や、ひいては地域性や慣習ってものも”体制的に強圧的なもので無ければ(世俗的自由選択を認めているのであれば)”存在を認め保護するぐらいの勢いじゃないと矛盾します。
しかし、グローバリズムってのはですね「移民の件しかり」共同体の不文律や慣習の連続性を破壊しかねない事になるだけでなく、左翼リベラリズムの代名詞にもなりつつあるPC(ポリティカルコレクトネス・表現の政治的抑制や配慮)、これは「半ばPCこそ標準語なのであり、それに理解を示せない人は反知性主義のポピュリストだ、無知蒙昧な極右だ」と弾圧するワケです。
地方少数派な伝統的コミュニティーの存続を認めない(大店法により地域の商店街が潰れた過去を思い出せば誰にでもわかることじゃないかと)。

グローバリズムを標榜する法人が社内公用語を英語にしてしまうとかね、イロイロありますが、、
同様にナンセンスだってワケです。
左翼な人はやれ「女性の権利運動」として旧姓の使用権などで大騒ぎしておきながら、地域共同体の慣習や伝統の存続を認めない(PCジャンルに記載無い文化は滅んでしまえとばかりに)。
TPPじゃないけれど、どこの権威様が決めたのやら上から目線で「これが国際ルールだ」とばかりに少数意見を認めない(選挙に勝ったので少数意見では無くなりましたけどね)。
 ↑
この状況にですね、
リベラリストこそ断固反対なワケです。

■一見左翼リベラリズムは人権だとか多様な意見をなんとかだと表向き言っていますが(なんせ左翼運動の本質も『共同幻想』ですから)、自分達が決めた教義に従えと体制側から弱小『共同幻想』コミュニティーを(異端であるかのように見立て)権威的に(自分達で決めたルールに)同一化するよう強いている構造に陥ってます。
この勘違いがトンでも無い話になっているから、トランプショックや英国のEU離脱になっとんのです。


確かに現代社会は『共同幻想』崩壊過程にあります。
オンザレールな(文化として主体的な主義主張の無い)ご都合主義の『共同幻想』は自然崩壊します。
しかし個性化カテゴリーの中に「確信犯的『共同幻想』選択の自由」は保証されなければならず(保護されるべき)、リベラル主義こそがそこ主張せにゃ筋が通らんのです。

●極論ですが、どうしても対立してしまう複数の『共同幻想』の在り様ってものも(仮に紛争や戦争の可能性にあるのだとしても)世界は包含していくべきであり、激しい対立は人権主義に反するので世界のプロスポーツを全て同好会にすべきだなんて話になっていい筈がない(Jリーグなんて地域対立を煽る形でプロサッカーという文化を形成しているんですぜ)。
グローバリズムなんて覇権主義を利用して世界市民のひな形を標準語だとばかりに強制するようになれば、どこが自由主義だって話になります(思いっきり全体主義じゃないですか)。

存続すべき『共同幻想』を考える上で重要なのは「その選択は確信犯的か否か」であって、
(それを予定調和の流れで強要していないか?の確認)
『共同幻想』の撲滅でも無ければ、
国際ルール『共同幻想TPP』なんてものを強制していいって話ではありません。
自我選択において人類すべてが『単独者』になるべきみたいな発想は、それからして『単独者』の概念に矛盾します。
自我は重層的なので『単独者』を標榜していても”江戸っ子”という部分は残しておきたいだとか、国籍のように限りなく(少なくとも自分の生きている間は)普遍的『共同幻想』だってあります。
国際的って意味でインターナショナルななんとやらを唱えるのはありでしょうが、
グローバリストとなれば世界に基準を押し付ける人みたいな意味になる、
この場合「私は日本人ですから」なる概念は”アンチグローバリズム”となるんです。


■確かに『単独者』の時代が台頭し、
時代的転換点として「プライバシー保護法の施行」以来、社会体制より上位に個人の権利が重視され保護される時代になりました。
この自由化はTPPのような制度に組み込まれるようなものではありません。
当事者が好き勝手に選ぶってことは、ただそれだけの話なのであり、高尚な倫理や道徳っぽい概念(ドグマ)が関わってはいかんのです(プライバシーを外から規定したら言語の意味から倒錯してる)。

なんだかんだと高度経済成長時代には「労働組合運動の流れ」で、保守VS革新の構図の中リベラル主義は左翼の持ち分みたいになっていましたが(団体交渉の必要性からその当時は必要だった)、
考えるまでも無くですね、右派であった小泉内閣の規制緩和も(敵を抵抗勢力や守旧派と呼ぶ)リベラリズムなんですから、
保守派と呼ばれてきた陣営の中身が変わってきたように(今や連合が安倍政権を支持しようって時代です)、
戦後リベラリズムの拠点でもあった革新系こそ(いよいよ『単独者』時代の台頭なのだから)大きく変わらなければいかんのです。


●このブログでは左翼陣営について随分厳しく批判してきましたが、
左翼・革新系はあまりにも時代の変化に鈍感過ぎますよ。

果たして時代は左翼・革新系を切り捨て「保守リベラルVSリアリズム・リベラル」のような形に変遷していくのやらわからりませんが、
「左翼・革新系全てにダメ出し」するみたいな事になれば、文化大革命でもあるまいし人材ロスも大変な事になります。リアリズム・リベラルなんて陣容が野党勢力の一翼を担うよう揃うまで何年かかるのかもわかりゃしません。
結果、世界はなんだかんだと「保守リベラル頼み」となっておりますが、その保守リベラルも陣容が整っているとは言えません。「けっこうリベラルっぽいナショナリストが揃えば幸運」な状況です。

世界は混沌とした状況に陥るのかも知れませんが、
グローバリズムに飲まれるよりマシでしょう。
(グローバリストによる『共同幻想』弾圧社会は『単独者』にとっても息苦しい社会となる事を忘れちゃいけません。)



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