2016年11月14日

左翼リベラル思想の崩壊

はなから矛盾していた概念です。
マジにその矛盾を解決せんと実験した毛沢東先生がまー無茶苦茶なことやりましたから(インテリ階層殲滅大虐殺とか)、なんとわなしに高所得インテリ階層既得権益層が知的なんとかでポリティカルコレクトネスな左翼思想を論じる事が(ある意味文化大革命の反動で)アリかなって話になりましたが、
大本営マルクス先生の共産主義革命はプロレタリアートによるプロレタリアートのための革命であった筈で(マルクス先生自身はそれを経済合理性の必然と考えたもので極端に倫理的な事を意図していたのだろうか?とも思うんですけどね)、
メディア含めてエスタブリッシュメントな高所得インテリ階層が上から目線で「私たちが言うように人権をあーだこうだできない人は無知蒙昧な低所得者(プロレタリアート)であり蔑視すべきだ」みたいな調子だから、もうね、、それはどんな(宗教的)啓蒙なの?
その姿がもうリベラルじゃないよねみたいな。

左翼リベラル主義という存在そのものが構造上矛盾しているという様が”もう限界”だと、
米国大統領選においてサンダース支持者とトランプ支持者が被った事に表れているように、支持者は予めその政策が左翼系だの右翼系だのの分類には興味が無い(その分類からしてたいした意味が無かったのですから)。
現代的な人権主義的云々の知見は「(あったり前に)誰しもが織り込み済み」であり、
必ずしもリアリストって事だけでも無く(対処療法的な必然性に唯々諾々と従おうって諦めでも無い)、「(メディア批判など)ダメ出しされてる事は論外であり、その影響なのか知らないけど現状ってやたらおかしなことになってないか?」な認識があるのですよ。
そして、世界的にそうなってきてる(ようやく情報化社会のなんとやらが本格化したのかと)。

■それこそ「その意思をさ、(所得に関係無く広範な)プロレタリアートが民主政治で意思表示した」って話で「マルクス先生心配しなくても投票市場(民主主義)は機能するんです(故に共産主義が答えじゃないから)」とか何のこと無い自然現象が起きているだけです。

米国大統領選においても、トランプ支持派集会で取材陣に大ブーイングが行われるなど「高給取りで勘違い甚だしい(故に存在そのものが非公正な)メディアに対する批判」は限界越してます。
左翼リベラルな論陣な方は映画「誰がために鐘は鳴る」主人公気取りな幻想がまだ終わっていないのでしょうけれども、WWU(第二次世界大戦)前後における”悪いファシズム”みたいな動きは現代社会においてどこにも(為替市場体制やIMFやら環境が全然違う)メインストリームとならない。
(それっぽい代表は中国だし、そのまんまなのはISや北朝鮮ですがさっぱりメインストリームになっていない。しかも左翼リベラルはどちらか言えば中国共産党の味方ときてます。)
欧州には地域的にそれっぽい極右政党はありますよ、
ありますけどね、英国や米国に見られる現在の動きは一部の極右政党支持者の話では”ありません”(彼らが勝手に歓迎しているだけで)、社会における広範な認識となっている。

少々いかがわしい右派的な話がちらほらあっても、”ある程度”の筋が通ってれば「既存メディア的なアレより何倍もマシだ」という方向が露見してきたんだと。


■左翼思想な方はそんな動きを「偏狭なナショナリズム」に見えちゃっているのでしょうけど、
同じ『共同幻想』でも「言語や貨幣など普遍性は無いが合理性が鉄板なモノ」は別ジャンルなのであり(ネタバレしても先進国の実体経済そのものや国語ってものは底堅くハイパーインフレや文盲状態の再来など起きない)、
「1万円紙幣の価値を疑わない人はナショナリストなのか?」みたいなことでさ(左翼リベラル曰く「何故ハイパーインフレ認識に至らないんだ」と怒っているみたいな)。

評論家筋には「社会的アイディンティティー不安じゃないか」な意見もあるようですが、そこまでの話じゃないと思いますよ。
グローバル焼畑経済は誰が考えても無理筋だし(低賃金の新興諸国は無限じゃないのだから)、不当にバカみたいな理由で地域経済が落っこちることに怒っているだけですから。

一部の調査によると台頭する「(既存メディア言うところの)右派っぽい人達」のが心情的にリベラル(自由主義的)であり(対立候補の支持者の心情もわかると答えている)、
所謂ガチ左翼が原理主義的過ぎるため(故に暴力的デモに発展する)「リベラル本来の意味が毀損されている(リベラルをダメにしとる張本人が左翼だったんじゃねーかと)」、どうやって自由主義を回復してダメが出ているメディアや政策を修正すればいいのかが模索されているワケだから。
米国市民もトランプをベストだなどと思っとりゃいません(そこは橋本都構想への支持と似ている)。ダメ出しに気が付けよって怒り(トランプ・サンダース以外の玄人は全部ダメとかどうなぅてんだ)みたいなものですよ。

なにげに右派からその動きが見えているのは「虐げられてきた人々」じゃないけどさ(笑
左翼メディアの批判にコテンパンにやられてきた中から「問題の性質が尋常じゃないぞ」と気が付く機会が多かったからじゃないスかね。
●勿論、この問題意識は今後左派インテリからも台頭するだろうと思います。
そこまで馬鹿ばかりじゃないと思いますよ。
(身内からの攻撃が怖いんだろうけどさ、)

左翼本来の意味「与党に対して是是非非の野党」。
そこに戻るだけの話(言葉のインフレーションがネタバレ崩壊して元の意味に戻るだけ)です。
■「保守リベラル」VS「伝統保守」の至極当たり前の図式は「安全保障や通商政策などに大きな政策的対立が無いため」選挙の対立軸として”これといった争点が無い”(今回の大統領選が全く政策論争にならなかったっことがそれを証明している)。
やっかいなことは、そこで支持者獲得のために「右派はトンチンカンな保守系煽りを」「左派はメディアを動員したポリティカルコレクトネスな上から目線で」な泥仕合になってしまうことで、
日本においても”元民主党”が自ら政権時代に進めた政策にことごとく反対するという、政策以前の人としての信頼まで進んで放棄する面白い事やってますが(笑

●「過剰な営業は既に社会的な押売り詐欺である」
そこに気が付けよと、
市場が健全であれば(投票行動が有権者の手にゆだねられているのであれば)、殊更の営業活動は必要が無いし(政治的煽りやワザとニュースになろうと馬鹿みたいな反対のためのパフォーマンスは逆効果でしかない)、政治家は市場調査と政策の専門家なのだから「素で真面目にやってください」だけの話です。
所謂”権力欲”などと表記される場合の「権力」という言葉の概念や意味が既に変わっている(言葉のインフレーションがネタバレ崩壊して元の意味に戻る)、そこに対して現政治家の皆さんが何をどう考えるのかでしょう。

<オマケ>
ポリティカルコレクトネスの件はですね(これも思いっきり横文字ですが「政治的放送禁止用語やその表現」ともで言えばいんですかね)、
「ネットなど平場の表現(過激な表現が実に多い)」と「メディアや職場などの公式的表現」との乖離が、言葉の意味だけで無く思想信条の自由を強迫するほどの齟齬に至っているつーことなんでしょう。
専門外なのでそれ以上は書けませんけど、
言語学系のところでこの辺の論議は現代文明論的にちょっとしたテーマになるんだろうと思います。
(※「副流煙」なんてのも関連ワードだと思いますぜ。)



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posted by kagewari at 19:42 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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