2015年12月04日

「ひょうたんからなんとかみたいに」戦争起きるでしょうか

フランス政府はISに対して「戦争宣言」してますが、
「おっとっとちょっと待ちなさい」みたいな勢いで大国同士のガチ戦争に発展なんて可能性あるでしょうか。歴史的経緯から言えば「先進国同士の全面戦争はあり得ない」結論に間違いありません。
しかし、先日のトルコ軍のロシア爆撃機撃墜みたいな話を聞くと(誰が何を思って仕掛けたのやらまったく不明)偶発的な悪循環みたいなのなら確かに可能性あります。
なんといっても「それほど欧州の凋落が目に余る」状況です。
政治にしても、経済にしても、EUという実験の破綻にしてもかなりヤバイ。
なにやら来年あたり英国ではEU離脱の国民投票だなんて話も耳にしますが、中東の問題は更に深刻です。一番心配なのが「原油安が収まる気配無い」ところです(ロシアが減産に応じないって話らしいですが)。一部の中東産油国が財政赤字に陥るって予測もありまして、
その最中に例の環境問題会議で「とにかくCo2減らすために化石燃料は燃やしちゃダメ」みたいな話でゴリゴリ詰めているのであり、日本の省電力技術開発や代替エネルギー投資など含めて原油安に困っている中東にとっていい話はありません。
(ちなみに「本当に温暖化なの?」って論議には私も疑問感じてます。)

現在の原油安状況見れば、20世紀のエネルギー戦争というか、、原油が枯渇したら核戦争も待った無しだみたいな騒ぎは一体なんだったのだろうかと思っちゃいますが、、。
とにかく原油が余っているのであります(笑
ええ、、じゃぶじゃぶと枯渇どころか腐るほどあったのでございます。
21世紀は「エネルギーの埋蔵量の多さで戦争になるかも」となっておりましたが(こうなるともうもう底無しのバカでしたね)、皮肉な事に「資源輸出国ほど経済が不安定になっている(世界的景気に常に連動する)」状況です。
世界は50年代の米国のような牽引力を中国に期待したのかもしれませんが(一体どこを見とんのかと)、それも短く淡い期待に終わりました。
世界の総需要的にはASEANでも中国を越える人口があるインドでも、図式的には需要不足で困る事にならない計算になりますが、グローバリズムなどという無理のある経済によって(読み替えるなら「多国籍企業による明朗会計な帝国主義」)、世界経済における所得分配機能が焼畑農業的なアレになっちゃっているので(労働市場が国際化により常に供給過剰化してしまう)、言わずもがなに世界的過剰在庫・過剰投資の乱高下リスクが常に高止まりしているのです。
ドイツの投資によりガツンと成長したポーランドだって今後大丈夫なのだろうかと思ってしまいます(中南米もかなりヤバイ)。

■食えなくなる時、戦争が起こります。
結局のところ戦争の原因とは経済破綻です。
実際の話、戦時体制統制経済で過剰設備はフル稼働しインフレお構い無しの赤字国債乱発による需要底上げが経済をガツンと再生すると同時に覇権主義の高揚で世論もこれを支持するって形で本当に経済が回復しちゃったりもするのであり(だから財政均衡派は戦争を呼び込むだけだってんです)、国家という『共同幻想』にとって最大規模の動機形成と考えれば社会心理的にも理解しやすいでしょう。
そして今、世界経済はおおよそ順調と言えない状況です(前述のとおり供給過剰傾向がずっと続いている)、一部の高額所得者を例外に所得分配による階層的内需拡大が停滞している。
(日本は凄く前から円高経済シフトみたいな米国の強迫まがいの要請よって時間をかけ、バブルの破綻なども経過しつつ、現在は内需型経済になってますが、世界はどうなのってグローバリズムは世界的ドル余りによって昨日急速に拡大した問題ですからね。)
ダイナミックな解決策はありますよ。
ILOなどが主体となって世界共通の最低賃金を条約化しちゃえばいんですが、それじゃ開発途上国が黙っていないでしょう(外資がまったく入ってこなくなるのだから)。←現状に至ってしまってからではもう解決策とならんのです。

12月に噂されている「米国の金利上げ」により長年続いてきた「世界的なドル余り(過剰投資傾向)」は幾分吸収されることになりますが、米国の利上げは第三世界にとって資本流出となりおかしな事になる国が多数出てくるでしょう(中国経済も本気で飛ぶかもしれない)。
●そこにISです(こちらも無節操なグローバリズムを標榜されております)。
テロの恐怖は国家という『共同幻想』にとってボディブローのように不安を煽り、ストレスになります。なんだかんだいっても欧米はキリスト教『共同幻想』社会です、このタイプ(宗教フラグ)のストレスに耐久性があるとはおおよそ思えない。
本来はモスリム国家こそが主体的にIS問題の先頭切っていかないと筋が通らない話なので余計です(「キリスト教徒の手は借りない」←こういう発言が無いから困ってしまう)。アラブの覇権を狙うなら今がチャンスなのにね、モスリムの支配層は何やってんですかね(てかそういう権威的強権が発生し難いところがイスラム教のいいとこだったりするのだろうから構造的問題なのかも)。

■フランスでも米国でもテロ容疑者の親族や地域の宗教指導者などが謝罪していたり弁解の記者会見やっていますが、ぶっちゃけ「逆効果」です。
(「私も米国(フランス)の市民として怒っています。厳しい法の裁きがあるべきだ。ISへの攻撃に何故中東各国は一致した攻勢ができないのか、特に主要国であるサウジに対し憤っている。」みたいな会見のがベターでしょうに。)
謝罪していたり弁解の記者会見みたいな事になれば、聞いてるキリスト教社会は余計腹立つんじゃないかな?下手な釈明会見は、結果としてキリスト教徒の脳内で、以下のような認識を引き起こしていると思います。
「スイマセンじゃないだろう、お前は何故IS討伐の義勇兵になっていないんだ。イスラム社会の不始末を何故頭下げて、キリスト教徒の皆さん宜しくお願いしますみたいな事になってんだ?」
ええ、根本的に上記認知は誤りです(中東問題は世界大戦以前の欧州の植民地支配からの話で、フランスがしゃしゃり出てきたのも昔の領主国だったからだし)。しかし、過去の植民地時代に生きていたワケでは無い現役世代のキリスト教社会にそこんとこまで理解求めるのは無理あるでしょう。
言えてもせいぜいが「米国のイラク戦争以来の軍事干渉がアレだ」な批判まででしょうから(ここは米軍の撤退により一定のケジメはつけてるんだし)。
左翼の論調みたいにですね「IS問題はとにかく米国中心の欧米キリスト教国家が原因だ、国際社会(キリスト教社会)は責任取れ」←こんな話持ち出すと(話に一理あっても)余計こじれるだけでしょう。

どこかの誰かが「大戦争のチャンスだな」と思えば、火をつける場所には困らない。
この場合、後から歴史家が「某国の諜報機関の謀略が発端」なんて分析するような事になってもあんまし意味が無いのです。諜報機関がやらかすのでは無く(そこ過去から現在までずっと彼ら日常の商売なんだし)、国際社会にそれを可能とする安全保障上の空白が発生しとることが問題なんです。
どこぞの諜報機関が大量破壊兵器をISに渡すたでかなりな事が起きるでしょう。
「現実味があるとは思えない」な方いらっしゃるかもですが、
たとえばですよ?
米国がいい加減南シナ海への干渉も大概にしたいと思った場合、常備軍が極度に脆弱なフィリピンあたりに「核弾頭付きの短距離ミサイルを制限付きNATO方式でレンタルしてもいいよ(日本は憲法的に無理だって言ってるから)」とかね、考えてるシンクタンクはマジにいると思うよ。
仮にこの中東問題でやたらと将来に不安を感じた某国が(自分は責任逃れしたくて)IS近隣某国などに核兵器を提供する話が出た場合、ISもあらゆるルートで核を入手しようとするでしょう。
これはヤバイ、マジにヤバイ(実際近所に持ってそうな国あるし)。

■現時的な解決策は「米ロ合同の地上軍派遣(ウクライナは手打ちでね)」かな?
なんだかんだ米国頼みになりますが、実現性は、、無いでしょうね。
(フランスも戦争だって言うなら、少なくとも外人部隊は地上軍として派遣すべきでしょうに。てかエジプトも目立った動き無しでいいのかな。。)
世界情勢的に「ひょうたんからなんとかみたいに」戦争が起きる可能性は”ある”と思います。

自衛隊は予算オーバーしても「中距離弾道ミサイル迎撃システム」とっとと導入するべき。
そして最大の平和貢献は、経済学の視点からも前衛的な政策で”その姿を世界に見せる”ことですよ。



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posted by kagewari at 19:14 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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