2015年11月28日

アジア・太平洋の安全保障において不安要素があるとするなら

何やら最近中東を巡って各国の思惑違い過ぎにより非常に危うくなっておりますが、アジア・太平洋の安全保障において不安があるとするならば、
日経ビジネスに興味深い連載コラムを書いている鈴置高史氏の「早読み 深読み 朝鮮半島」などを読みつつ考えてみるとですね、
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20120120/226331/?n_cid=nbpnbo_leaf_bnlu&rt=nocnt
確かに、米国と安倍政権の中国包囲が一定の成果を収めているのは事実として(朝鮮半島も安全保障的には中韓の関係強化で冷戦プロレス的安定を固定化させたとも言える)、日本の役割が日に日に増しているのは事実です。
(※中東における緊張関係の当事者がほぼ全員こちら側にもからんでますから、連動の可能性もあります。)
鈴置氏が対談などで指摘しているように、55年体制の時にはまったく必要のなかった”覚悟”のようなものが日本に求められ始めています。
何かが起きるとかってそういう話ではありませんが、ガッチリ当事者として存在感を見せないと地域一体における安全保障に影響を与えてしまうからです。
はっきり言って「豪州と米国の今後は不透明」ですよ。
アジア・太平洋の平和って地域性の中、立地的に”遠い”のも事実であり(特に国内での関心など)利益関係からロビー活動まで日本を含めて政治的方向性に確定的な事等ありませんし、中国が融和的な懐柔策に大盤振る舞いている側面もあって(←この外交姿勢は余計に経済的破綻があった時に脆弱さとして表面化してしまう)、日本の役割は相対的に大きくなっています。

仮に豪州や米国が中国に融和的なポジションとなっても(或いは彼らにその余裕を持たせる事をできるためにも)日本の外交上の存在感は必須です。能力的にも日本は単独でも中国と安全保障上の均衡を確保できる力がありますから、米国の後ろからくっついていく的なこれまでのポジションから主たる当事者としての責任が派生してきたのは事実です(TPP交渉のあたりから顕著になってますね)。
米国や豪州やASEANにしてもそういう目線になっていると思いますよ。
経済的にも特段中国に依存していない日本は諸外国に比べてフリーな立場にありつつ中国と領海を接する位置にあり、腐っても(中国の統計指標がまったく信用できないので)経済力で”実質”世界2位です。国家予算には余裕ありませんが防衛予算の伸びしろには余裕があり(現在でも諸外国比較軽武装予算ですから)、殊更威嚇的な事をしなくても(その姿勢を見せるだけで)海域でのプレゼンスを確保できます。

逆さまに考えれば、日本の政治がブレると太平洋諸外国全ての不利益になります(中東もシリア一国のアレで全体があんなことになってますので)、責任も大きいが期待も大きいって意味です。
しかし、残念な事に日本の民主主義が成熟しているとはおおよそ言えずで、、政治の安定感は磐石ではありません。野党第一党も安全保障面だけは同じスタンスであれば安心なのですが「票読み的に」ここ最近の野党はやみくもに与党と対立する傾向にあり(本質的には経済政策中心に国内政策で争うべきなんですが)、国内の政治バランスがダイレクトに安全保障に影響与える状態になってます(不安程度ってことなら豪州にもそういうとこあるけど)。

応援とか違う意味で、野党は合従連衡など経て再編成して欲しいんですよ(その結果「勘違いから超左巻きとなって一度全滅するのもアリ」だと思います)。
東西冷戦終焉以降、かつての野党第一党だった社会党(後に社民党)の低落傾向に見られたように「ようやく日本でも社会体制の選択に及ぶような(所謂革命志向な)左翼運動は終わったか」と思ったんですけどね、、、。
最近は民主党のアレが酷すぎなので、相対的に先祖帰り的左翼的主張が元気一杯で、、、。一般庶民には迷惑この上ないです(流石に民主党の集団的自衛権賛成を無かった事のようにしらばっくれたのには唖然としました、、きっとTPPでも同じ作戦取るんでしょう、、)。
(政治生命終わった某釣り人が細川政権時代に社会党に迫ったように「今度は共産党から左翼の看板下ろさせる」的動きも見せていますが、、どうでしょう公明党のような”現実的後退”が共産党にあり得るでしょうか、、、。←てかこういう姿勢こそ解釈改憲まがいのなし崩し的無責任党運営と言えませんか?)
●とにかく、現在の「野党混乱状態」全てのの責任は民主党にあるんですけどね(釣り人パージ時代以来の政策判断の間違いを認めない事には何も始まらんでしょう)。いまから思えば鳩ポッポが想像超えた宇宙人だったのが想定外だったかな、、。元自民だしみたいに”ユートピア研究会”甘くみてました(他が雑魚なのはわかってましたが)。

政権基盤はたいした事無いのに安倍政権は驚くほどよくやっているので、それはそれでいんですが、
「間違っても石破政権は無い」という道筋をつけられるのかって、微妙でしょうね。
頼みの綱は、安倍政権登場時に発生した「議員さんの動物的選挙勘」しか無いのでありまして、、あまりにも脆弱です。大阪維新もアレになっちゃっているしで、、今現在は安定しているからいいですけど、安倍政権後の姿が見えてこない(米国の圧力も以前ほどでは無いですし)。
「アジア・太平洋の安全保障において不安があるとするなら」それは(安倍政権後の)『日本の政治』に他ならないのだと思います。
あてになりそうな政治家は皆無ですし、フィクサー的期待感のある財界人もいません。
民主主義ですから(個別政策の中身はともかく)、その都度選挙で「こっちだよ」な方向性が有権者により意思表示されることを期待しましょうか(マスメディアの凋落と相対してネット世論も少しは存在感見せてきてます)。
建前からしてそれが王道です。


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posted by kagewari at 03:07 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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