2007年05月26日

ヤクルトが酷いね

このブログでもプロ野球ネタとして何回か書いてきた事なんだけれど、野村監督ファンとしてヤクルト阪神楽天を見てきた人間としては、古田の存在だけでヤクルトだけはその後も応援してきた。
若松体制の時には、早期に古田PMをとも期待していたひとりで、その理由は「古田が本気を出すところを見たかった」からだ(同世代って事もあって)。
野村阪神が例のごとく中途半端なまま星野体制になって(でもここの委譲は野村と星野が知った仲なのでスムーズだった)「ちょっとそれだけは、、のドンデン監督就任以来」興味を失ったけれども(阪神ファンの中にも野村時代の野球が面白かったとする意見も多い)、そんな理由でヤクルトだけは贔屓目に思っていた、

ところが

野村時代から古田と野村は必ずしも人間関係として良好って事は無かったんだけれども、そんな理由が現状のヤクルトに見えてきた気がする。
なんせ最近忙しくてTVを見るなんて事も無く、プロ野球もヤフーあたりの1球実況中継なんかでチラッとモニターしているぐらいの身なんだが、それでも「おかしい」とわかる。
古田には常にどこか剥き出しの気持ちを隠すっていうか、前々から気になっていた事がある。彼の黄金時代に「古田4番」を期待しないファンはいなかったし、どこのチームもも古田の活躍如何にヤクルトの優勝が関わっている事を疑う者はいなかった。
野村監督当時には監督サイドからの強いプレッシャーもあってそんな古田の力が実働してきた反面、野村監督が消えて以降精彩を欠いていたというか「これ若松が原因か」とも思っていた事がようやく見えてきた感じがする。

最近の古田の活躍というと、あのプロ野球ストライキ騒動の時だろう。
この時間違い無く古田には外部から強いプレッシャーがかかっていたし、古田のプロ野球への思いも十分表に剥き出しになっていた。そして彼の成績もこれに比例した、
しかし彼がPMに就任してから以降、その精彩は消えた。こりゃ一体なんだろうと、
元々古田の野球感で心配だったのは、「メガネをかけている(これは彼のドラフトの逸話として有名だけれど)」事もあって、大学進学時に一度野球を諦めたとこに発する(彼が野球推薦枠じゃなく正規の受験で大学進学したのも有名な話)。
彼は大学進学後、関係者の尽力もあって再び野球界にもどってくるんだけれど、当時から彼はメジャーリーグ好きで(仲良しの石井や高津の渡米にも関係あると思う)日本の野球界そのものに一種淡白な(野球そのものには貪欲)ものがあったのじゃないか。そんなメジャー志向が野村と最後まで「師弟関係というよりライバルであった」背景でもあったように思う。

彼のPM就任後の特徴は明快だ、若手を育てるというよりメジャー系選手の重用、メジャー系といえば外国籍選手枠を目一杯使ったり、移籍組みであるメジャー帰りの石井高津木田の多用も同じ。その間最後の灯火のように残ってきた野村ヤクルト全盛期当時の細かい野球は消えた。守備重視のシフトも消え、選手後退でも守備固めの遅れからの失点も多く、継投ミスも目立つ(これを伊藤の責任にはできないだろう)、一人一殺的継投も見られなくなり、野村時代なら間違い無く8番であるべきガイエルが何故か4番を打ち、相手を読みきったような奇策も無い。
皮肉な事に野村野球って南海当時のブレーザーの影響を受けたメジャー志向の合理的野球であって、日本で最もメジャー的野球を志向しているのはノムさんに違いないんだけれど、古田的なメジャーの印象はどうやらもっとイメージに偏ったものに思う。
野球の内容って部分で言えば、首脳陣がほとんど野村組(伊原は犬猿の仲だったけれど)という巨人の方が昔の野村野球を思わせる部分が多いぐらいだ。やっぱ尾花の加入は大きかったね。

その古田が又再び別の意味で追い詰められてきた、
重要なポイントは、彼がPMである点で「監督としての休養(更迭)=選手としての引退」なところだ。
彼は選手としても日本球界にとって偉大な選手だから、引き際と言っては何だけれども引退試合的最後は不可欠だろうに、引退の理由が「監督としての休養」じゃこれどうにもこうにも形が悪すぎる。
(そんな意味でヤクルトは古田を更迭できないと思う)
当初選手に故障が多い事がヤクルト不振の原因とされていたんだけれど、こうまでくると明らかに監督の存在に誰でも目が行く、
決定的になったのが、先日の「楽天VSヤクルト交流戦」だった、
野村野球が浸透しつつある楽天の姿に、昔強くなり始めた頃のヤクルトの姿がダブる。ひたむきに一勝の重みを感じてプレーする楽天に比べて、古田ヤクルトの惨状は目を覆うばかりだった、
試合後に野村監督が心配そうに「今年のヤクルトはおかしいね、ベンチの雰囲気も悪い気がする」とコメントしたのに集約されているだろう。

その試合の最後、延長戦となり(楽天はみごとに全ての野手を使いきった)古田はレガース付けて試合に出る準備をした(選手として試合に出ないのは右肩の調子が悪いかららしい)。彼が本気を出しかけたのは間違い無い、
昔のヤクルトを思わせる野村楽天相手にあの試合内容じゃ、よっぽどこたえたろう。
今からじゃ遅すぎるとは言え、彼が本気を出さない限りプロ野球会にとって偉大な選手である古田という存在自体が不名誉な最後を迎える事になる。
ヤクルトのフロントが休養に踏み切れない事を言外に感じたら、彼は辞任するかもしれない。そこでまさか自分で引退試合を組むなんて事もできないだろう。
なんぼ盗塁されてもいいじゃないか(この前ひさしぶりにマスクを被った時に、これまた古田と犬猿の仲の横浜大矢が仕掛けた盗塁に激怒している)、カッコ付けている場合じゃ無いよ古田君。
それこそ抑えのキャッチャーとしてでも(日ハムの中嶋がそれやってる)いいから試合に出るべきだ。
古田を入団当時から見ている人間としては、彼が想像以上に激しい感情を持った人間だって側面を知っているだけに(西武の闘将伊藤以上でもおかしくない)、今のヤクルトを見ていると歯がゆいというか、、
ヤクルトが負けてもなんとも思わなくなりはじめている、このままじゃあまりにも寂しい。
posted by kagewari at 00:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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