2015年06月05日

高齢化時代の『共同幻想』或いは『単独者』再選択

前回までのシリーズ引き継いでます。
現代社会特有の「新卒3年退職的な第4次反抗”みたいなもの”」、
場合によっては”モラトリアム”とも呼ばれるこの状況が、本来の思春期より(自分が生産労働年齢ということもあり)環境的に難しい一面がある事を説明してきました。
(※反抗期という心理状況は時限的「仮想単独者」のような状況が必要となるため、労働のように形骸的な社会適応に追い込まれる環境だと”過去の幻想論部分や強迫心理”への批判性が中途半端になったり、ズルズルと中途半端なまま「なんちゃって『共同幻想』適応選択」が継続し問題を先送りしてしまう。同時に選択の”中途半端度合い”を自分で見極めるのが難しい。←ですから「一度退職しよう」と考えるワケですが。)

世代的部分を考える上で、
現在高齢者層に突入始めているのは所謂団塊世代などです。
それより古い世代は(明治から昭和初期などの真性『共同幻想』適応系)、高齢者の生理的パフォーマンス低下に守られていたというか、「単純な話『共同幻想』崩壊プロセスなんてものにも鈍感なぐらい体力的にも能力的にも急速に老化していた」ので(重要なポイントは「欲求の低下」による力学的実効性も下がる点もある)、「最近の若いもののいう事はわからん」ぐらいで十分自我を温存可能でした。
しかし現代社会は医療技術や健康維持の知見や平均所得の高さから「死ぬ直前まで現役バリバリ」みたいなケース全く珍しくありません。←あえて呼ぶなら『アンチエイジング世代』。
しかも今後高齢者に突入するのは「学生紛争世代」でもある(現代的に言えば「意識高い系」)団塊世代です。
社会構造的に「退職」の形で、社会適応感覚から離脱して以降の高齢化時代の人生は「ひょっとすれば自分の生産労働期間より長いかも?」なんて事すら起こり得ます。
勿論の事社会に拡大していく『共同幻想』崩壊も認識していますし、そもそもが学生運動世代など日米安保大人の追認みたいな「白旗あげた歩留まり軍団」みたいな部分もあります(笑
この世代が大規模に「新卒3年退職的な第4次反抗的なモラトリアム」に順次突入する可能性ともて大きいです。
■しかも「新卒3年退職的な第4次反抗」を難しくしているポイントが「なにやかにやと就労をせかされる」という社会環境にあるのに対して、「現代社会のプレ・ベーシックインカム」とでも呼べる内容に進化している年金所得で働かなくてもいい環境にあるのですから尚更です。

昭和の時代なら「若い人の聞く音楽はわからない、ビートルズはうるさいだけだ」で何の問題も無いのですが、団塊世代の場合は「若いころは俺もバンドとかやってたことある」ぐらいの友人がひとりやふたりいたりします。既に高学歴世代でもあり「学生時代はやれサルトルだヴォーヴォワールだ」なんて話を気鋭のフォーク歌謡喫茶で語らったなんてサイケな経験もあるの世代です。
「世代間対立」なんてわかりやすい社会構造は容易に崩壊するでしょう。
■可能性としてですが、
社会的ハンデにより苦労する「新卒3年退職的な第4次反抗世代」より、
「いよいよプレ・ベーシックインカム年金生活」を迎える高齢者の『単独者』或いは『共同幻想選択』のがよっぽどエキセントリックに発現し時代の先端を行く可能性も捨て切れません。
しかもこの世代はお金持ちときてますから始末におえません。
(※シニア世代向けなどの「大学社会人コース」などにおいては、講師より生徒の方が実体験伴った知識が豊富で「授業などやり難くってしょうがない」などという現象も多発しているなんて話を耳にすることもあります。)

■なんだか一見すると「高齢者の時代が到来か」にも見えますが、
(先日の大阪知事選じゃないけれど)
まさか、そういう単純な話ではありません。
「盗んだバイクで走り出す高齢者が続出する」のでありまして、
同時に構造として等価である「メンタル問題も多発するだろう」事が予測されます。
想像するに、現代の若者よりフロイド心理学などへの知識もあるだろうと思われる世代ですから高齢者向けに心理学系書籍がバカ売れなんて事も考えられます。高齢世代から「とんだカブキ者やら呆れたアナーキストやら、真性保守リバータリアン」などが続々とカミングアウトする可能性もあるのですが、
無双にも見える団塊『アンチエイジング世代』にも弱点あります。
有料メール相談などでは発言してきた事ですが(根拠に不明瞭な部分もありブログなどでは寸止めしてきました)→「メンタル問題と痴呆症の関係」ここを論じないワケにいかんでしょう。
少なからず確実に検証されている部分から。
・臨床心理系などのリハビリにより痴呆症の進行を遅らせるなど事例が報告されている
・ペットセラピーやセラピーロボットなどの効果報告
臨床系と心理学ではその対応方法は全く違いますが、同じメンタル問題を担当する一翼が痴呆症のリハビリにも一定の成果(進行を遅らせるなど)を挙げているのは事実です。
 ↑
これが間逆だったら?
相対的に「進行を促進する」になります。
証明されていない事が多いので、憶測の域を出ませんが「高齢者のメンタル問題が痴呆症の発現や進行に影響を与える可能性」抜きにこの論議は語れないでしょう。
メンタル問題対処の希求性という部分において、高齢世代にその重要度が高まるのは事実だと思います。

■もうひとつ留意すべきポイントがあります
・「下手に『共同幻想』適応キャリアを積んでしまっている点」です。
生産労働年齢時代をみごとな『共同幻想』適応の実現たる社会適応でプルーフしたそのキャリアは「新卒3年退職的な第4次反抗的なモラトリアム」を進める上の足かせになります。
反抗期ってのは時限的「仮想単独者」状態で、過去を批判し”現実アップデート”をする行為ですから、ちょっとやそこらじゃ否定できないキャリアはこの進行にブレーキをかける効果にもなります。
若い世代だってそれがわかっているから「重石が軽いうちに」と言わんばかりに「新卒3年を目処に退職」しているのですからね。
ここを「勤続35年退職的な第4次反抗的なモラトリアム」として『単独者』や『共同幻想』再選択に移行しようってのは”その栄光のキャリア”こそが重石となる可能性も大。
「クローゼットのスーツの数だけ『共同幻想』時代が重いぜ」みたいな、
しかも某読○新聞のナベ○○氏じゃないけれど(この人は学生時代バリバリの共産党でありながらその後保守系の黒幕に転じてます)、学生時代の安保反対的ななんとやらを「中二病でした」みたいに一度中途半端も否定している人も少なく無いため、「いくらなんても前言撤回二回も三回もやれるかっての」な男のケジメ論みたいな部分もあるでしょう。
なんつーか「勤続35年退職的な第4次反抗的なモラトリアム」って「学生運動時代のナイーブな時代よこんにちわ」ってな事になるんですからね。

さて、話は戻って、
>高齢世代から「とんだカブキ者やら呆れたアナーキストやら、真性保守リバータリアン」などが続々とカミングアウトする可能性もあるのですが、
この検証にいきましょう。
・退職後田舎暮らしを決断する動き
(地域産品の海外輸出をサポートしている人などもいます)
・新世代反原発生活を自認しパッシブソーラーハウスや電気自動車バッテリーを利用するスマートグリッドなどに高い関心がある
・自分がおおよそ高齢者に思えないと婚活も盛んになっている
・アンチエイジングどころか若返りに取り組んでいる
・高齢世代からの登山ブーム
(トライアスロンやろうかと思い始めた人までいそうです)
・SPAMメールフィルター最大のNGワードは「バイアグラ」
(欧米では女性版バイアグラも承認間近だそうです)
・大坂都構想を否決したのは高齢者世代だ
・ポールマッカートニー来日とか大変なことに
・有名人や政治家のがん告知なども「だからどうしたネタ化」している
(大変な事に違いないが昭和”赤いシリーズ”的なタブーは無くなった。)

ひょっとすると現代サブカルを牽引しかねない勢いです(笑
想像もしなかった時代が到来するかもしれません。


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