2015年05月01日

せっかくなので国際関係「米国編」

「腐ってもアメリカ」じゃありませんけれど、
選出当初から政治力に疑問符あったオバマ政権ですら、この国際情勢の中可能な限りやれる事をやろうと、もがき次の手次の手を考えてます。
もうね、ダイナミックに判断変えれば昨日の敵とも大胆に妥協するとか「裁判劇」を見るような世界があるのは事実。
ネットの情報のどこからどこまでを確実性のある内容として判断するかって部分もありますが、
まーそこはアバウトにいきますか。
現在の国防大臣はアシュトン・カーター氏ですが、政策的対立というか国内的圧力もあって事実上更迭に近い辞任だった前任者のチャック・ヘーゲル氏はレーガン大統領の知事時代のブレーンの一人であり「ガチの共和党人です」、しかしこの人物をオバマ大統領が指名したのはひとえに彼が「リバタリアンを自認し国軍の海外派遣などにも反対の真性右派」だったからでしょう(中東からの軍撤退を任せようとした)、しかもこの人物どちらか言えば「反イスラエル」です。
どちらか言えばオバマ氏もウォール街のなんとやら抜きに語れないところですが、「それってアリか?(しかも指名時猛烈な国内からの反対もあったとのこと)」。なんとまーここも複雑らしくて、
現代中東情勢の混迷原因でもあるのですが、
中東専門家筋の分析によると「現在イスラエルの右派とウォール街のエスタブリッメントななんとやらは対立関係にある」のだそうで、昨今旧西側各国がイスラエルに辛辣で雲行き怪しいのはそんなバックグラウンドがあるのだとの事。

勿論ネットに噂されるというか、報道でも公然と語られているISIS拡大の背景にアサド政権崩壊目指した米国からの反体制派援助があったのは事実で(後にあられもないテロリストの台頭となりコントロールできなくなる)、イランへの核攻撃をやんや押していたと噂されるイスラエルですが、オバマ政権は大胆とも言えるイラン融和政策を進めてます。
(ちゃっかりその米国とイランの大雑把な核合意でイランに武器輸出発表したロシアもスゲーと思いますが)もうね、内部的にどういう勢力図になっているのは外からわからんのです。

しかしオバマ氏もオバマ氏で「いきなり対中国作戦とばかりにキューバとの国交回復したり」、なんつーかイランの件もそうですが、「そっちがこうならこっちはこうだ」な政治的動きは無理も承知で行くとこあるのも事実(場当たり過ぎにも見えるかもですがね)。
なんとISIS空爆の時には、第三者を介してですがアサド政権と情報共有して共闘しているってんですから(イラク軍にしてもイランと共同作戦してますからアメリカとしては何がなんだかわからない状態でしょう)。
※ちなみにウクライナ情勢も似たようなもんです(双方収拾に困っている)。


■昔から自民党内で米国民主党にコネあるのってリベラル宏池会の宮沢さんとかで、安倍氏が所属した福田派は共和党はアレだけれど民主党とは合わないって印象もあり、実際オバマ政権当初の「何を考えてるんだか親中」やっている当時は冷遇というか「河野談話もちゃんとしろ」ぐらいのあしらいっぷりでした。安部政権も「大統領がマケインなら」って思いあったでしょう。
それが先日の大歓待っぷり、正直見ているほうがこっ恥ずかしなるほど驚きました。
推測するに大きく舵を切ったのは、国防省でも無く国務省でも無く、ホワイトハウスじゃなかろうかと思います(このシグナルが大統領夫人の来日だったのかなと)。
オバマ政権はCIAに冷たいってか、謀略関係嫌っているとこあり(EUの盗聴騒ぎでメルケルにきつい事言われたりがきっかけなのかな)ホワイトハウスと軍やCIAの工作って必ずしも連携してないのでは無いかと思う部分あります。これじゃどうにもならないので「その辺苦手っぽい」ヘーゲル国防長官の更迭となったのかも知れません。

後任のアシュトン・カーター氏はクリントン政権時代から国防次官補など歴任のその筋にコネもあるだろう人物なので(この人クリントン政権ウィリアム・J・ペリー国防長官の右腕ながら共和党のマケイン氏からも太鼓判押されてます→このペリー氏がまたカーター政権時代の国防長官だったので北朝鮮核問題出た時の特使がカーター元大統領だった)、実務派を呼んだという意味でしょう。
ちなみにアシュトン・カーター氏はwikiによるとペリー氏からも(北朝鮮核開発交渉時代にも先制攻撃作戦も検討した)タカ派的人物を評され、以前北朝鮮に対する先制攻撃オプションの論文など発表している人物です。
勿論北朝鮮の核問題を意識したシフトでもある。
(相当強いメッセージになっている筈)
安倍氏と共和党のマケイン氏は”かなり良好な関係”にありますから、今回の訪米で(マケイン氏も推薦の)アシュトン・カーター国防長官とのガイドライン交渉など「和気藹々と進んだだろう」事も推測できるってもんです。
AIIBの英国・独逸の米国裏切りにも驚きましたけれど(米国の国務省も驚いたでしょう)、そうなりゃこうだと、嫌がらせとばかりに日米同盟を押し出すアメリカも気合の入った動きみせます。

■勿論ホワイトハウスが親日一辺倒なんて事あり得ません。
中国習近平主席の訪米が控えています。
勿論この階段も親中的なスタンスで行われる事が予測されますが、
米国が得意とする(ロッキード時代から)以下のような牽制も忘れていません。
習近平主席の姉、株を大量保有か 米紙報道
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM29H35_Z20C15A4FF2000/

(似たような牽制を数年前もやっているんですよねww、2012年に「中国次期最高指導者、習近平氏親族の資産3百億超か」なんて過去記事もあります。)
しかもこの記事、今や中華系資本とも言われている「米紙ニューヨーク・タイムズ」の記事です。
力関係はどーなってんでしょうね。
流石にここまでくると、何が何やらです。
(更に米国には習近平の人民解放軍締め付け・粛清に反対する退役軍人会組織があるとか無いとか、)

■ちなみに先日の安倍首相の米国議会演説
ギリギリまでその阻止を目論んでロビー活動し現在大変な事になっている韓国ですが、
報道に「真珠湾を引用したネガティブ広告を出した」ってのありましたね。
韓国広報専門家、ニューヨーク・タイムズに「真珠湾爆撃」の広告を掲載
http://japanese.joins.com/article/728/199728.html

なんだか政治的理由で米国韓人会がもめているのが原因なのかちょっとわかりませんが、当初企画した反日広告は募金が十分では無く、資金不足で広告できなかったのです。
うんで、上記の真珠湾広告(何故真珠湾なんだと誰しも思いますが)、
首相演説標的の「慰安婦」広告募金、目標を大きく下回る
http://www.sankei.com/world/news/150430/wor1504300058-n1.html

記事によると
「広告案とはまったく別のKAFCなど韓国系と「世界抗日戦争史実維護連合会」など反日中国系団体の合同の意見広告が掲載された。」
てな事なんですな。
(※某国本国ではこの辺の事情報道されているのかと心配になりますが、、)

いやはや、アメリカも大忙しって事ですな。


<おマケ>
●それからあまり大きく報道されていませんが、日米首脳会談において「米軍グアム基地への日本の費用負担の確認」と「米国もなるべく沖縄基地をグアムへ」って合意なされていますので。
NHKが同時通訳で誤訳 オバマ大統領の発言で
http://www.sankei.com/politics/news/150429/plt1504290006-n1.html

沖縄への配慮と対策のウルトラCとして、今回の基地建設と別の施設の”完全なグアム移転”などの検討が追加的に行われる可能性あるかもです。
(結局グアムのインフラ予算さえ出せば可能な話なので沖縄県民の意思も汲んで是非ここは進めていただきたい。そりゃ話の展開によっては海兵隊から辺野古の撤回とか出てくる可能性だってありますから。更にちなみにですがこのグアム移転は日米豪安全保障の枠組みが進むと更にグアムの有用性が高まるので、グアム移転と日本の集団的安全保障の論議はリンクしているとも言えます。)
この方程式も一筋縄でいかない政治課題なので、一政権だけでは無理な部分あるので安部政権では「道筋を」ってところまででしょうね。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
コメント欄に問題となった同趣旨の投稿が続いたため、暫くの期間ブログのコメント欄トラックバックを閉鎖します。閲覧されている方には不自由となる部分もあるかと思いますがご了承ください。(再開までの期間は未定です)
詳しい経緯は下記リンク及びサイドバーコメントリンク表示の説明参照
コメント欄の削除があった件(関係障害について)
http://kagewari.seesaa.net/article/402054291.html


■私のミスで時折記事のコメント欄などが承認制になっていたりしますが(或いは昔の記事など)、現在のブログ運営方針が「コメント欄トラックバックの閉鎖」なので、仮に投稿があっても内容に関わらずもれなく削除となりますので宜しくお願いします。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
posted by kagewari at 23:13 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


comments他

・コメント欄は『公開掲示板』同様に原則削除禁止です
(基本的に削除依頼には応じられません、削除依頼は投稿禁止ワードとなってます)

・SPAM対策として一部キャリアからの投稿がIP規制の対象となってます
(同規制キャリアから登録抜けによる投稿がある場合、投稿は自動削除されると同時に規制IPに追加登録されます)



現在コメント欄閉鎖中 (2014.7.26〜)




kagewari01
タグクラウド
RDF Site Summary
RSS 2.0