2015年02月08日

国際問題としてはウクライナが危険な水準に

どんどんヤバイ展開になってます。
ウクライナ大統領、NATO加盟国に武器供与を要請
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPKBN0L903B20150205

これに対して米国は武器供与も検討始めているらしく(交渉前提のブラフなのかも知れませんが、、昨今の米国見ているとブラフだろと言い切る自信が無いですね)、
もしそうならそれこそ最悪手です。
ロシアの軍事支援は(その真偽はともかく)まだあからさまなものではなく、対面上ロシア軍も国境越えていないことになってます。それはある意味「表面上のポーズであったとしても」自主規制かかっているのであり、仮にドドーンとNATOが軍事支援するとなれば、ロシアも黙ってはいないでしょう。こちらも堂々と軍事支援せざるを得ないってな対応が予測されます。

ウクライナはロシアにとってちょっと特殊な国であり、防衛産業の分業関係で(実は今回の事でロシアはウクライナ担当部分入手の問題から商業ロケットも飛ばせなくなっている)安全保障上切っても切れない関係にあります。ご存知のとおり、中国に空母売っちゃったのもウクライナで(それ以前から戦闘機関連の機密を中国に流していたのもウクライナ)ロシアにとって昨今の状況だけでなく以前からこの辺洒落にならない部分あって懸案事項だった筈です。
(うがった見方をすれは「それは米国の対中政策的にも洒落にならない部分」でもあった。)
ロシアの肩もつワケじゃありませんが、例の「クーデターまがいの革命」にしてもデモ隊の中にネオナチまがいの民族主義派民兵がいたのは事実で(そこにロシアがCIAなりの介在を疑う事は「むしろ自然な判断」だろうし)、今現在ウクライナにおいて親ロシア派の地域は分離独立戦争中なので残った現行政府の判断はどうしたって「反ロシア」に偏ります。
単純な話、内戦状態になるぐらい話がこじれているのだから「国連主導で停戦」を目指すなら落としどころは「とりあえず、各陣営支配地域に分かれ緩衝地帯など設けてPKO派遣」ぐらいが合理的な話かと思います。
(これは事実上ウクライナの分離・分割を容認するように見えてしまうのかもしれませんが、ぶっちゃけ既成事実からしてその案しかないでしょうが。)

そこで、親ロシアにも負けない反ロシアに偏ることが予測される現行ウクライナに米国やNATOが武器援助の軍事支援するってなれば当然にロシアは黙ってないでしょう。
どっから考えても国連が緩衝地帯なりを設けるしか策が無いところで、親ロシア派討伐軍を他国が支援するって形になれば「間接的とはいえロシアに対する宣戦布告のようなもの」になっちまいます。
それはマズイよいくらなんでも。
EUとしてもこれ以上の悪循環は洒落にならないのでウクライナやロシアと首脳会談も行っているみたいなのですが、それよか先に「メルケルは米国行って軍事支援の話を引っ込めさせろ」でしょう。
いずれにしても戦場は欧州なのだし、仮にその武器がウクライナの民族主義者にでも渡ればもう収拾がつかなくなる可能性もあります。
間違ってWW3とかおっぱじまるとするならここからだろうって水準になってると思いますよマジ。
勿論言われなくても独のメルケル氏もそんなこた〜十分わかっていて
ウクライナと8日首脳協議 独仏ロ、すれ違う思惑
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM07H31_X00C15A2FF8000/
メルケル独首相、和平へ「全力尽くす」 ウクライナ情勢
http://www.asahi.com/articles/ASH275GG9H27UHBI011.html

(しかし話をまとめてから訪米というのは現状無理じゃないかと、、「この問題は欧州と国連で対応する」と事実上米国に静かにしていて欲しいと率直に言ったほうがベターじゃないかと思うのですよ。)

EUとしちゃ米国がロシアとタイマン勝負だってのなら「北極海とか他所で好きなだけやってくれ」と突っぱねればいいのであり、武器援助するぐらいなら直接米軍が介入してみろやって「何かの間違いでロシア軍と直接対決してもいいのかよ」的に米国には冷静な対応求めるべきでしょう。
その政治力がEUに無く、ズルズルと米国VSロシアの代理戦争が盛り上がるようならちょっとマズイよこの状況。
(ロシアは米国への嫌がらせに輸出仕様の劣化バージョンでは無くパクられ上等で最新鋭戦闘機を中国に売ろうかしらみたいな話持ち出す始末だし。)

とっかかりがどこにも無いから日本には縁もゆかりも無い話ですが(縁があっても何もできませんが)、欧州はどうすんだろこれ。
なんだかんだで結局ドイツがEUを代表している格好になっているのも気になりますが、、


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posted by kagewari at 20:59 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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