2014年05月16日

左翼インテリ気取りのみなさんの劣化が著しい

米国で台頭したネオコンや韓国のニューライトなんかと同様に、日本における安倍政権のそれは短銃に「旧来のタカ派の再来」ではありません。保守系論壇というか所謂右寄りの人達の間で旧来の『共同幻想』は相当幅崩れており(組織論とそてではなく)個の主義主張としてそれぞれが「保守とは何か」みたいなものを再構成してきてる部分があるんですよ。
(勿論、結果として行き過ぎたネオコンだとか欧州の移民に対する暴動などダメダメな部分もやたらと目立ってはいるんですが、概ねそれらも個としての行動からエスカレートしていってるのがポイントではないかと←大問題は大問題なんだけどさ。)
昨今の新興保守は理念やイデオロギーでは無く「事実関係の積み上げによる理論武装」を重視しているところが特徴で、それは昭和の保守反動(或いは反動保守)のようないかにもな『共同幻想』懐古主義では”無い”のですよ。
やれブラック企業問題などを喧伝したネット世論などにも所謂ネトウヨなどと称されるネット世論と同じところから出ているのであって(結果的にこの喧伝はブラック企業指定された企業の求人難につながり労働条件の改善に繋がっていたりもする)、これは安倍政権が経済団体に「賃上げしろ」とどんな左翼系の政治家より強い圧力かけたみたいな皮肉と被ってます。
何も私は安倍政権を持ち上げようって話では無くですね、
バタバタもするし、問題も起こしてますが「新興保守」には事実関係の積み上げ=現実の中であらがおうってスタンスがどこかしこにある(正攻法でぶつかれば実は論議の余地もある)。昭和のタカ派思想を一度破壊させて(石原氏的な世界が取り残されているように見えるのが象徴的な部分かもしれない)、事実関係を前提とする問題意識はそこいら辺の理念型左翼なんかよりちゃんと考えているって事です。
アベノミクスにしても安倍首相が当時浪人中に個人的勉強会で検討されてきたものなんだし、

俺は個人的には小沢ファンな訳だけれど、小沢氏の政治力凋落(ほとんど政治生命終了)の背景には「左翼リベラル系が使えない人材になってる」部分大きいんですよ。
小沢は田中派の政治の延長で、旧社会党や公明党などの所謂左翼リベラル系とも国対レベルで連携してって手法を昔っから継続していて、新進党で失敗してもまだそこ諦めずにいるから。
(しかしだ、この左翼リベラルがダメダメで、もう昭和の「左翼インテリ階級的なる『共同幻想』にしがみつくがごとくで反動革新だとか革新反動という言葉がふさわしい状況で」話が通じない。現実的判断なり行動なりができない。→小沢的には「まだ昭和の国対裏取引の時のが話が通じた」感じじゃないか?)
昨今の安倍政権が進めている「解釈改憲的な集団的安全保障論」に対する批判にしても、左翼インテリ系は救いようが無いほど的外れな事を言っており、、劣化してるとしか言えないんだわ。
そりゃ検察の小沢パージ騒動の時への鈍感さからもわかっていたことだけれど、
仮にでっせ、安倍政権の集団的安全保障論を批判するならばさ、
安倍首相は本気で「戦争などやろうと全く思っていない」という真意を少なくとも尊重した上で反対の論陣張らないと説得力は無いのであって、
(安倍政権がやっている論議は小沢PKO法案の時の話の拡大バージョンで、その手法はともかくだが「趣旨は似たようなもの」です。最初に機雷除去とかへの参加を検討したのなんて小沢PKOの時からの話だし、安倍首相が今回拘っている部分には「岸内閣への当時の批判は的外れで、日米安保により日本の平和は継続したじゃないか」って彼にとってここの比重大きいのは事実だからね。)

一番驚いたのが、某有名左翼報道番組の扱いで、
今回安倍政権が「PKO活動における問題」などを実例としてあげた時の反論がだ、
「なんだかんだ言ってイラクのサマワにおける自衛隊活動が十分評価されているじゃないですか」みたいな事を言うんだよね(笑
「オイオイオイオイ、お前達小泉政権がイラク派遣決定した時どんだけ反対してたのか忘れたんですか?」ズッコケそうになったんだけれど、、
「健忘症なのか、支離滅裂なのか、、」
一番笑ったのが「安倍政権はこれこれこういうケースに対して集団的安全保障の論議抜きに対応できないと言ってますが、十分にそれは現行法における個別的自衛権でできちゃいます」って批判で、ちょっと待ってくれよ。この人達は「集団的安全保障の論議など必要無く、現在の個別的自衛権の範囲でグレーゾーン的な自衛隊の活動における戦闘行為も絶賛可能なのであり心配無いとか言ってますが」←なんですかこりゃ。「安倍政権の集団的安全保障論が気に食わないから、自衛隊は何ら憲法解釈抜きでどんどん戦闘行為できちゃってもいいって話をしてるのと同じじゃね。」
幾らなんでも酷過ぎるだろこれ。
■安倍政権への批判を正攻法でするならば、彼らの言う「集団的安全保障の制限論は内閣法制局の問題であり、元々現行憲法下でもここからここの範囲の集団的安全保障は可能な範囲に含まれており、今回の集団的安全保障の話は解釈改憲では無い」って論議に対して→「改憲では無い」部分にどういう保証をつけているのかってのがポイントでしょうに。
(安倍政権自体、憲法改正を政策課題に挙げているのだから、それが解釈改憲なのであれば憲法改正の必要が無いと自分で言っているような事になる点は「これは解釈改憲では無い」って言質を取る事はできると思うんだが。)
ところが、左翼リベラルが「自分でこれは解釈改憲ですね」と言っちゃうとさ、改憲では無いという担保が無いって批判をできなくなるじゃん。アホなの?
「安倍政権の集団的安全保障論の趣旨は”よくわかりました”、では(今回の論議が解釈改憲では無いのですから)現行の平和憲法との整合性はどこで保障されているんですか」←批判したけりゃこっちのルートじゃないと筋違いの妄言になるだけでしょ。

所謂左翼リベラル的インテリ気取りのみなさんが、小沢に対する検察の謀略論みたいなのがあった時の鈍感さを「なるほど裏から圧力が」なんて思っていた時代もありましたが(勿論こいつらもグルみたいなそういう一面もあるけどさ←この時のマスコミの動きに関しては落合中日時代の落合パージとも似ていたわね)、
本質的には違うんでしょう「どこに問題があるのか彼ら本当にわからないわけさ」。
だから安倍政権なんかへの批判も「やればやるほど話が意味不明空間」に突入してるんでしょう。
(小沢民主時代にも二言目には「政治と金」とか言ってた水準と何も違わない、てかもうこうなっちゃうと批判の興奮が先にありきで、現実との乖離がとてつもないことになってる。)

最近の日本は右傾化がなんてね(笑
そういうこっちゃないワケですよ。
左翼リベラル知識人気取り階層の反動的(退行的)『共同幻想』依存が酷い有り様で、この没落がデカいんだわ。頼むよ、ほんと。
(現実見ろよと言いたくなるマジ。)
論議の是非はともかくも、現在『共同幻想』に対するリストラ認知は保守系のが一歩先んじているって事なんでしょう。


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posted by kagewari at 20:09 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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