2013年12月26日

韓国「1万発のナントカ返し」そして「安倍総理は靖国へ」

流石にスーダンPKO韓国隊が緊急要請し同PKO自衛隊が5.56oを1万発援助したところ、
安倍政権の政治利用だと(誰もが予測したとおり)激しく非難されたという事なんですが、、
以前にも「トラウマ論的ルサンチマンな分析」的に韓国『共同幻想』の話をした事あると思うんですが、岸田の『共同幻想論』は歴史的経緯から国家の心理みたいな恰好の分析するには実に都合のいい方法論なので、この韓国の『共同幻想』ちょっと真面目に考えてみたいと思います。
(正直北東アジア情勢考える上で無視するワケにはいかないですから。)

戦中の大日本帝国の振る舞いは置いておくとして(まー左右双方から言いたい事あるでしょうが今回の話にはあんましここ関係ありません)、日本の分析における岸田の「ペリー開港レイプ論」同様に韓国の心理を近代以降のところから考えてみようという話です。
私はそっち方面専門性全く無いんで、事実関係怪しい部分もありますがそこはね「個人ブログの試作的な分析」ちゅうことでご容赦ください。

■韓国から見れば日本の占領は「レイプ被害者史観」って部分は近代日米関係と同じでしょう。この辺はガチで第三世界だった所謂欧米列強の植民地における「下手したら占領にきた欧州白人を神話に登場する宇宙人かと思ってしまった」的な想定外過ぎる乖離感すら可能性としてあり得るようなケースと全く違う結果になります。
(※なんでも最近出てくる話的には、植民地などは占領する側のコストも半端無く割に合わないもので「現地傀儡政権属国方式のがはるかに得」という分析もあるらしいんですが、当事国がガチ第三世界だとなかなかそうもいきません。近代とはそんな時代です。)
日米の場合で言えば、明治維新でご存じのように国内において相当欧米の知識は入っており、軍事においても大砲やらガトリング砲まで有していた日本は(武器オタクな部分あるんで)高度に発達した文明である江戸時代も込みで、欧米の開港要求と不平等条約ってのがそうそう簡単に受け入れられる話ではありませんでした。実際に薩摩あたりはイギリス艦隊と戦争してますんで(1863年薩英戦争)、列強との間に戦力格差があったにしろ頭ごなしに不平等要約云々を唯々諾々と受け入れる心理は無かった(ある意味それが明治維新の暴発トリガーになったんであって)。
しかしそれ以前に江戸幕府はペリー開港要求に従い(1854年日米和親条約)条約を受け入れちゃっています。
なんですけどーこの日米和親条約とかってのは現在の「日米地位協定」程度じゃないのと思える部分もあり、なんかそれほど極端に日本が被害感を云々するような内容ではありません(頑張って自己正当化努力してみれば)。むしろ日本にとって衝撃だったのは当時の国是のひとつであった「鎖国政策」をあっさり撤回する事になる案外自己都合部分ですが、ここも冷静に考えれば当時の近代文明化の流れ的には、何もペリー来航も関係無く「鎖国政策は問題じゃね」と自主的な考察もあって然るべしなんで、岸田のペリー開港レイプ論も「あーなるほど深い意味あるな」と思うワケです。
(※この辺の事実関係は韓国の心理を考える上でも参考になるところかと、)

■所謂日本の左翼も右翼も韓国論には一言あるのはわかります。
わかりますが、なんせ人の心理ってのは当事者がどう思う結果に至るのかってルートの検証のが重要で、関係者の心象とか関係無いんで、ここはひとまず収めてくださいな。
当時の朝鮮半島の民度がどうこうと関係無く、朝鮮半島では大事主義的に中国王朝の関係から一定の国家なりのレーゾンテートルがあったと想像されるのであり、実際の相対的力量と関係無く朝鮮半島としては日韓併合がペリー開港並の「自己都合で屈辱感30倍」みたいな係数が成立してたと考えて妥当です。
(その後の日本同様に「そもそも鎖国政策は間違ってネーか」的に「そもそも国家運営的に近代にも追いついていないと思うぞ」な部分は朝鮮半島内にも別途あって自然なんですが、日本は「国是である鎖国政策が破られた屈辱」を相対論で倍増させたのと同様に、朝鮮半島では中華思想的に上位国家であるのに「下位の日本の方が近代的とか余計屈辱感倍増」みたいな係数が成立可能だった。)
 ↑
いきなり括弧書きに注釈するのもアレなんですが、
その当時の本当の心理状態の話をしてんじゃないですよ?
(日本の場合も明治維新以降の軍国主義の中、WWU前夜なんて時代にペリー来航のリアルタイムの記憶持っている海軍大将なんていないんだからさ、)
私が何を言ってるのかと言うと、戦後の韓国なり北朝鮮の国民がこの歴史的ネタを屈辱バネとしていかようにも利用できたって(伝説や神話を語るじゃないですが)”ネタの力”みたいな部分が重要なんです。

■日本の戦後においても、随分とアプレゲール世代の人が怒ってるのが「昨日まで天皇陛下万歳だった教師が手のひら返して大日本帝国は悪であり米国民主主義が正義だと恥も外聞も無く言いだした」って部分です(その代表格がマスコミでしょうか)。←もうこの瞬間歴史断絶しますよね?=現実との乖離です。=ネタさえあれば係数使っていくらでもファンタジー領域まで無意識をもっていけます。
(発言の180度転換も容易に可能)
先日連載した『自意識』と『無意識』のシリーズにあるように、自我は常に快感原則的な均衡論により合理的成立しており、目先実現不可能なナントカや不安や不快事例があると「自動的に不快感均衡の誇大性のある反動」が発生します。
(この段階では無意識下の反動って話で強迫心理ネタではあるがコンプレックスと呼ぶほど構造化したものでは無い。)
元ネタは元ネタとして別途「妄想デマ」が発生する原則論です。
(「なんとかに決まっている」みたいな流れでいい悪い論的興奮ともなった見解←ジャーナリズム的中立性も速攻喪失。)
戦後日本においては「知識階級の左翼バネ」だったり「アメリカへの愛憎」だったりね、快不快があっちこっちとリンクされ、立派な欧米コンプレックスとなりました。

皮肉な事を言えば、
現在の韓国の心理の背景事情は日本占領時代の教育のたまものみたいなって言うか、、
そういう事を絶賛思いつける近代国家のポテンシャルを作ったのは日本だったのであり、、
(うんで彼らの固有事情ってのは「日本においては鎖国ガー」だったように「我々のが本来上位国な筈なのにー」だったのだろうと、←そのどちらも自己都合で相手国と関係無く自主的に政策上の問題として国内で論じられていてもおかしくなかった話です。)
日本の明治維新の矛盾が何って言えば、鎖国の復活と尊王攘夷の筈が、ちゃっかりとっても開国的な明治維新政府が成立して(思い切り文明開化で)且つ天皇陛下をガチ政治利用したのであって、「だったら江戸時代に鎖国をやめて開国しましょう運動している方が矛盾が無い」ワケですよ。言う事とやっている事180度逆さまなっているだけで無く本筋自分達から鎖国は問題だ文明開化すべしと江戸幕府に上申するどころか逆切れ的な尊王攘夷で戦争おっ始めてんですよ。
そしてその後の西洋コンプレックスの元ネタが(トラウマ指名)「黒舟登場ペリー来航」とかね、もう現実と乖離しちゃってますから。
(海軍大臣勝海舟ってさ、江戸幕府も明治政府も同一人物だなんて究極の本末転倒ですよ。←江戸幕府のまま連邦制にでも移行して勝海舟を首相にでもしときゃ山ほど日本人同士が殺し合うことも無かった。)
なので、
ネット嫌韓保守系の方がいくら「ナントカファンタジー」だとか現実から乖離し過ぎる韓国の歴史認識とかを論証しても、「そんな風に『共同幻想』が潜在意識の妄想ネタに強迫され熱烈な自意識共犯が起きるような話」は個人心理学でも頻繁にある事なんですよ。
重要なポイントは「権威主義的な抗えないような上下関係を発端とする『自意識』の抑圧」っつーことです。
(それこそね、現代の韓国のような『共同幻想』になっちゃうのが不愉快なら、日韓併合を断ってひたすら経済援助なりで朝鮮半島全体の開発をした後、限りなく対等合併か軍事連合的な方向にもっていくより無いワケよ。個人心理学におけるエディプスコンプレックス成立に相当するような権威的上下関係認知が成立する土壌でこれを実行すれば「こういうネタを絶賛使ってくださいね」と相手に勧めているようなもんなんだから。)

■何も私は韓国の肩を持つような話をしてんじゃありません。
今の意味不明な韓国の反日は日本にとってでは無く「最も韓国自身にとっての問題」です。実際に親日寄りかも知れませんが右派系ネット世論の比率だとコテコテの反日は半数程度に過ぎませんが韓国メディアなどの煽りは反日偏向が著しく(ニューライトなんて親日に近い)、特に政治家が反日ポジション取らないと何もできないかのような「中国における江沢民時代の反日教育行き過ぎのナントカ」同様の”強迫心理に対する煽り”みたいなジャーナリズムにとって最も禁じ手状況が恒常化しており、そういう流れの政治の硬直化は民主主義を毀損するワケで足枷でしかありません。
(※強迫心理特有の傾向そのままに”想像の”70年前時制”から現実認知が抜け出せないままそのイメージに起因する不快感の興奮依存状態が固定化してしまう。)

極端な話、日本は関係しなければどうだっていい事ですから。
あくまでも問題意識は韓国視点でいかないと論点がズレるって話です。
(日本が全く迷惑被っていないとか自業自得だとか言ってるのではなく、こうなる事は心理分的に予測の範囲内だし、後日談的にアチコチで問題が発生する部分は当事者各国が好きに対応すればいいだけなんで、結果現象の本質を見落とすような話になっては意味が無いだろって話をしてんです。)
だったら現状の韓国なりが朝鮮半島統一だとか先進国レベルに躍進すりゃ(その自己都合な屈辱ネタが)問題解消するのかって「全く関係ありません」。
更に言えば、かの国のメディア煽り的に仮に対日戦争に勝利して日本を植民地支配したところでそんなものは解消しないワケです。←てかこの段階でおおよそ国連がそんな事を現代社会で認めない話を志向しているのであり現実との間に回復しようの無い乖離があるのは明白。
「恨みは1000年消えない(ぐらい肥大化してます)」←これじゃ誰が考えても回復しようがありませんよ。
(※心理学における「結果論には意味が無い原則」)

■かく言う日本も「ジャパンアズナンバーワン時代」のトンデモや、「エコノミックアニマル時代」とか山ほどトンデモを昭和に連発しており、昭和自民党も日教組も現代社会において健在です。
日本においては「明治維新ってなんだアレ?そもそも鎖国が間違いじゃん」←そっち方面の精神分析的アプローチ無しに現実との乖離は回復せんのですよ。
(「頼まれても無いのに従米主義過ぎ」だったり「いきなり反米過ぎ」だったり現代社会においてもその乖離っぷりの残滓は温存されている。)
極端な話憲法9条など手を付けなくてもいくらでも軍拡可能なんで、保守派のみなさんも何をむきになってんのって事でもある(憲法改正した後で日本に米軍が駐留している事にどういう折り合いつけるのか保守派の間で論議にすらなっていないのが最大の謎)。

朝鮮半島の場合は「中国に対する事大主義は大問題だろ」的なところから考えないと反日的不快感心理の大元となっているファンタジーネタを潰せないし、歴史なんてものはいかに自由な立場で自立的に冷静な第三者的解釈ができるかってところから始まるんでそこに絶賛興奮伴ってる時点でアウツなんだから。
(評論家筋の話によると韓国の中国に対する潜在的な恐怖心は諸外国の想像超えるDNAみたいなレベルの話だってんですから。←確かにロシアに隣接する各国にも似たような陸続き特有の地政学的心理傾向ありますよね。)


■えーそんな原稿書いている時に絶妙なタイミングで安倍総理は靖国へ
安倍首相が靖国神社に参拝 政権1年、就任後初
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131226/plc13122611340014-n1.htm

もうね関係無いから、
(靖国参拝の是非はこの際置いて置くとして)
靖国と中国の覇権主義の台頭も韓国の反日も「極論本質的にその発端は日本と全く関係の無い事」なので(強迫心理を刺激するフラグとかトリガーとかの要素はあるでしょうけど)、変に日本が殊更の意識と忖度をしてこれに配慮すると「その裏側の深層心理の現実から乖離しているネタにあかたも日本が真実味を与えようと貢献しているようなもの」になるんで、相手国のためにもなりません。
「関係を疎遠に」←これが双方にとっての利益だと思います。
中国の内戦フラグだけはなんかソフトランディングで回収したところだけど、、
(※そりゃぐるーっと回って相手国を強迫ネタで困らせようと画策するため、あえて靖国から歴史認識から片っ端に全部妥協するって高等戦術もあるかもですけどね。)

とにかくですね、アメリカの心理だって元ネタのフランス革命から辿らないと始まらないし、
ムスリム国家における心理というのも(ムハンマドは第三の預言者でありコーランは新・新約聖書みたいな系列ですから)そもそも近代国家の概念が宗教革命(政教分離)経たキリスト教欧州文明の概念なんで、その辺どう折り合いついてんのってところから考えないと始まらない(コーラン読書会の教師がなんで宗教指導者や国家元首になるみたいな話になるのかって←こんな話キリスト教の教会的権力への批判や、権威主義や偶像崇拝を忌避するイスラム教文明的に最大のナンセンスでしょうに)。

国際情勢の判断なりに各国社会の『共同幻想』分析するって手法はもっと積極的に活用されるべきだと思うんですけどね〜、どうなんだろ。


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posted by kagewari at 14:11 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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