2013年08月09日

日本の『共同幻想』崩壊過程で所謂外国から見た印象とか早晩変わるのではないか、

外国から見た旧来の日本人イメージといえば「大人しい、自分の意見をはっきり言わない、建前と本音がある、集団で行動したがる、イエスかノーかはっきりしない。目立つ個性派は叩かれる」などなど定番のがありますが、勿論その元ネタは『共同幻想』です。
で、現在絶賛『共同幻想』は崩壊中でありそんな日本人のイメージは過去の話になりつつあります。
スポーツの世界でも特にサッカーなんかの「中田→本田」のようなタイプの選手や、プロ野球における「ダルビッシュ世代」など昔の日本人のイメージからほど遠い人物像ですし、政治家としての評価はどうにもこうにもですが維新の橋下代表の言動が異色の政治家みたいな恰好で一定の理解を得ているのも、55年体制には無かった様相です。
安倍第二次政権の成立背景には時系列的に間違いなくネット右翼論壇の応援というか雰囲気がそれを後押ししているのも事実(相対民主党へのネガティブ世論形成にも真偽はともかく草の根的に貢献した)。

■日本の右傾化なんて表現する海外世論もありますが、あくまでも表面上の話でありまして(そんなこと言ったら昨年の反原発運動を見れば左翼化しているって事になっちゃいますから)、芸名で言うところの”村上ファンド”じゃありませんが、日本人がもの言うようになってきている表れです。
私はTVをほとんど見ていないのでよく知りませんが「何倍返しだ」的TVドラマの高視聴率、
昔だったらアングラダークサイドストーリーの筈だった『進撃の巨人』のメジャーヒット、
これらはみな「もの言う主人公」の流れにあり(昭和のように男は無口でなんとかではない)、
考えてみればニコ動におけるコメント機能なんてものも(邪魔なのも無数ですが)街頭デモ的な雰囲気あるんですよね。勿論昨年の反原発デモからフジTVデモや、その後の嫌韓デモ・アンチ嫌韓デモまで「日本人は結構ガチガチもの言ってぶつかる欲求」を表に出すようになってきてます。
(囂々とした潜在的欲求がタガ外れて表に出てきた的に、)
現状その動きはなんせ慣れていないのでバタバタしていたり恰好悪いものも含まれてますが、旧来の日本人イメージとは全く別の世界に突入しようとしている。

古い世代には安倍政権であるとか所謂ネトウヨの動きを「昔の軍国主義のナントカ」みたいに勘違いする人いるかもですが、勿論そんな事は無く「もの言う者同士大激論が戦わされる時代」になったという事なのでしょう。
2chなどにおいても「こんな風にやり返した」的シリーズもありまして、
▲『黙ってない時代』の到来です。
SNSがバカツールみたいに認知されているのも「気味悪い内輪ネタ(見当違いな『共同幻想』気取り)」への批判だろうし、

潜在性から言えば無理筋『共同幻想』だった明治から昭和にかけての似非文明化幻想の有効期限がついに切れ、江戸時代のサブカル幻想に一度回帰しつつ勿論そこには文明化との親和性が無いので「そのまま共同幻想は崩壊中」であります。
「『単独者』の社会」なんてのは冗談みたいな皮肉になりますので(笑
文明的に民主主義以外代用案が無い的な「ネットワーク的社会への変遷」になってくるのでしょう。
曰く膨大な情報流通との接点と互換性のようなものが組織によらない社会を形成していく(その枠の中で『最小単位の共同幻想』やこれと共存する『単独者』がいるみたいな)、一見TPPのようなルールありきの『自由主義経済社会国家』のように勘違いされる方もいらっしゃるかもですが「これは完全に地雷です」(ダウンロード禁止法みたいな代物でしかない)、フリーエコノミー的情報流通が市場機能を代行し『公平な分配による総需要政策を重視する国家像』のようなものが模索されていくんだと思います。
▲この点で実社会におけるデモやネット論壇のような場で激しい論戦などが戦わされる状況は必須の条件で(つまりマスメディア権威・権力の衰退)、現在の日本はそんな過渡期にあると思われます。
まー過渡期ですからネトウヨ的なんとかだとか、昔の名前で出ています左翼がお呼びでないのに出てきちゃうとかバタバタもするでしょうけれど、「それでいんです」。過渡期なんですから、

■日本が先行しているのは「何の偶然か知らないが殊更『緩い代わりに組織率が高い共同幻想』」という特性(「henntai国家」)があったため、持ち前の”緩さ”が他国より『共同幻想』瓦解を早めているためでしょう。
まさか社会心理的に時々名前を聞くことがある『集合知』なんてものがある筈も無く(集約されたら言論は最大公約数的に丸くなり没個性化するだけですから)、経済学における市場のゲームの理論的な波が観測されるようになるって事です、簡単に言えば「無料の市場調査が誰にでも観測できる」ような機能ですわね。
前述のようにこれは「マスコミ権力」への代案なのですからそこに批判性が加わるのは(攻撃する言論として)まっとうなことで、だからこそ「もの言う社会」の台頭と言える。
ここ数年ですっかり「ネットにおける炎上」はニュースのネタになってますし(それはネットにおいて観測される波というか上下する現象が”ファクト”として流通しとるってことで)、俺の心理学相談ログで頻繁に使っている「話をわかりやすくするためとカウンター表現で”乱暴な表現”使います」じゃありませんが、批判の言葉は匿名性も込みで激しく乱暴な言葉が頻繁に使われますから「表現としてわかりやすいデフォルメ」じゃありませんが、ここ言語学的にも意味を強く持つのじゃないかと思うんですよ。
 ↓
「(罵詈雑言では無く)極端な表現」を言語的に織り込むには『自意識マター』の必要性高まりますから(ディベートの常で「強迫的な罵詈雑言始めたら負け同然」となるように)、勢い「単独者化が一気に促進」とは思いませんが、社会そのものが”ネタバレ”的になり、リテラシーさえあれば内向性を抑制する機能を持つことになります。=ファシズムなどの自己愛的な国家像の抑制となるので(この反動がネット規制など)メンタル問題の抑制効果もある程度期待できると思うんですよ。
(ネット社会言論においては誰もがホルスターに2丁拳銃下げているような社会性ですから)
わかりやすく言えば「3割が辞職する新卒社員」のような心理状態が社会全体に拡散していくって事です。
話を国際政治に戻せば、
「何を考えているのかわらない国家」から明快に「何か懐に考えのある国家」に日本は変貌していくでしょうから「成功するとか失敗するとか関係無く、まず何か言うようになる」=G8とかで面白い事言って会議なりをかき回すような政治家出てきたら本物かと。

■なんとなくですが、最近の日本の政治家に求められる適正としてこの「発言の戦闘力・ネタバレ力」高まっているように考えます。何言ってんのかわからない政治家ほどリタイアする傾向にある。
「あの宏池会のゴルゴ13古賀さんですら、俺にも言わせろと(性急な改憲論議への反対でしたっけ)なんと赤旗に寄稿した」ぐらい←あまり大きく報道されてませんが重要な歴史の転換点を表す事件ですよ。
勿論”炎上耐性”のようなものも言論戦闘力として評価の対象になる。
(発言を変えない力という意味では無く、)
今現在そういう政治家がいるいないでは無く、
前述の「フリーエコノミー的情報流通」ってのは常在戦場選挙状態に近いので、突然有力政治家が登場する事も有り得るって事です。小沢主義的にはここ「地元に帰れ」であったワケですが、政治家も地味にネットなどに発言続けていくうちに(内容さえ面白ければ)それをサルベージするネット世論も存在するのであって(そこ機能してますから)、何をするでなしこのままの状態が続けば「想定外の有力政治家」なるものがやおら複数台頭する可能性あると思います。
(記号としての片山さつきは内容に問題アリなので逆説になってちゃってますが、その知名度の台頭感は「フリーエコノミー的情報流通」あってこそだし、橋下氏にも言える事でしょう。後者は炎上マーケティングっぽいけど、、)

国際政治状況において、突然旧来の日本人イメージから大きく外れる政治家が複数ぽっと出てきて卓袱台返し的な発言する時代とかって、案外すぐそこなのかも知れない。
ってかそういうタレント出てきてくれ(面白くなるから)ww


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posted by kagewari at 22:12 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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