2011年10月03日

インターネットを介したデモが世界的に拡大

中東が(ひょっとしたら)一気に政治的先進国化に達する可能性の始まりであった『ジャスミン革命』(個人的意見ですが中東は欧州を超え崩壊するEU時代の中オリエントの復興に至る気がしてならない←或いは将来大EUに中東が加盟なんてこともあり得るかも)、
当初イギリスにおける暴動など(恐らく先進各国の見かたは同じに思う)先進各国にとって「ウチは民主国家だから関係無から」ときめこんでいたところ(なのでイギリスデモも報道としては暴動の位置付けが大きかったように思う)、これは先進各国に波及する動きに拡大中。

欧米本丸の米国でこれが本格化している
ウォール街デモ 全米に広がる
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111002/k10015985311000.html
ウォール街デモ さらに広がる
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111003/k10015996261000.html
ウォール街デモ ロスにも波及
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111003/t10013005965000.html


日本においても先日反原発デモに2万とも6万とも集まった事は御存知のとおり
(保守派のフジテレビデモにおいても最大万オーダーに限りなく近い集まりだったと聞く)

並行して微妙なニュースがありまして
孫崎さんのTwitter情報
米国の報道への工作:アルジャジーラはアラブの主張を取り入れることで定評。しかしウィキリークスが”アルジャジーラが米国政府の要請で報道内容のトーンダウンに合意”を暴露(05DOHA1765 )。20日社長辞任。アルジャジーラまで工作浸透していたか。米国流石。では日本は。辞任はない
9月21日 webから
http://twitter.com/#!/magosaki_ukeru/status/116272699080318976

これには驚きました、
CNN亡き後(信用亡き後ってことです)リテラシー的に注目を集めていたアルジャジーラ(私は中東先進国化のキモはアルジャジーラだと思ってます)においてもこういう問題が出ているのかと、
しかし社長の辞任など(言うならばネットに対するコンプライアンス)素早い対応ですね。
総じて言えている事は「各国のマスコミが全体的に劣化している」事です。
(これは日本だけではありません)
第4の権力とも言えるマスコミの劣化は同時に政治的風土の劣化を招きます。
(ロシアもいい噂聞かなくなりました)

そして重要な事は
『ネット社会においてはマスコミが偏向報道を続けることは無理』なんであって、
結論「世界各国にネット系デモが波及するかもしれない」状況を生み出しています。

岩上氏からもちょっと面白い情報が
日本の逮捕者に対する抗議デモがパリで行われる予定。国境を瞬時に超える21世紀の連帯。RT @55masa555: 【NYでデモ隊700人逮捕 警察が「力」で封じ込め】女優スーザン・サランドンさんや、映画監督のマイケル・ムーア氏も支援 bit.ly/nmeS6c
http://twitter.com/#!/iwakamiyasumi/status/120568514275844096


これはですね、
仮想上の集合知的『リアル共同幻想』の萌芽と言っていいでしょう。
『近代共同幻想』は言うならば時の政治権力による「政治的スローガンのようなもの」でしたが、これは当事国の先進国化で自然崩壊します。
当事国は民主主義の徹底により「共同幻想では無く政治的統治」により仮想単独者社会(民主主義の投票単位としての個人)を構想しないことには社会心理的位置付けとの乖離に耐えられない事になり国家としても衰退することになります。
かといって共同幻想が得意とする「事実認定の共有化」まで喪失されてしまうと非合理この上ありません(各個人があらゆる分野の専門性を保持できない)。
 ↓
結果的にこの現象は「マスメディアの権力の肥大化(権益の肥大化)」を生みます。
そして同時並行で(各個人とはそれぞれ違う分野の専門家の集合体でもあるので)ハードなメディアリテラシーが行われ、この情報は即時ネットで拡散します。
権限が大きいだけに(近代の政治家や軍部より巨大かもしれません)批判の矛先としてマスメディアがターゲットとなる事が多くなり、
 ↓
思えば事の発端の『ジャスミン革命』も、時のマスメディアが批判するべきを批判していれば(どっちにしてもネットではバレバレになるんですから)政権がひっくりかえるようなことはなくソフトランディングしたんじゃないかと。
その意味では女性運転問題で騒ぎになったサウジの対応は早かった。
逆に言えばマスメディアの不信は下手な政権批判以上の「根本的な否定」に至るケースがしばしばだって事です。

■ここは個人心理学における精神分析(言うならばリテラシーですよ)と強迫心理(共同幻想デマに似ています)の関係性によく似ています。
『情報(事実関係)』
この信用性を失えば根本から一発で終わりな時代が世界的に波及している訳で、
(北京政府が賢ければ「今チベットなどで無理な弾圧は絶対無理」の判断していると思います。愚かなら「鉄道問題」的な彼らから見たらスケールの小さい話でさえも大規模な反政府デモに拡大するリスクを常に負うでしょう。)
ウィキリークスが仕掛けた情報戦争のスケールは非常に大きい(ウィキリークスが当事者という意味では無く象徴的記号として)。


各国政府は「大人しく民意をサルベージしとけ」と、これが現状です。
勿論ネット世論は情報の偏りなどから各方面に分散しており、その内容を解析するような新しい情報産業の台頭が起きるかもしれません。
(マスメディアの世論調査など結果論に過ぎずほとんど意味をなさないって話)


米国でのデモは衝撃ですね、
一方ではティーパーティーの動きなど右傾化が目立っていた昨今(日本と現状似ているところあるかもです)、左翼的とも見える(保守派にはそう見えるでしょう)デモが(本気出すと)一気に大規模化する。
動きが急峻に見えるのは「その状況をマスメディアが補足できない(乃至無視)」からで、当事国のネット社会内では急峻でもなんでもなくずっと以前から語られてきた批判なのでしょう。

果たしてニコ動が日本のアルジャジーラになるのかわかりませんが、
現代社会におけるマスメディアの役割は一次情報の発信だけでなく、各方面に分散している様々な世論の内容を解析する情報産業的機能を必要としており(これをジャーナリスト個人の才覚に期待するのも無理な話)、「ダダ漏れ」ですっかり有名になったTwitterやブログなどネット社会には情報が溢れるほど流通しているなか、
■『この情報が認識として一時的であっても共有化され現象として集合知的プレゼンスを獲得すると社会運動に発展するほどの動機形成を発現する』ワケで、
 ↓
ガス抜きという意味では無く、
「もうバレバレで無理だろうソレ」的シグナルを発信するというか(警告に近い機能として)サルベージできないと、メディアとして終わりであると。

『この情報が認識として一時的であっても共有化され現象として集合知的プレゼンスを獲得すると社会運動に発展するほどの動機形成を発現する』
 ↑
ここ心理学的に突っ込むとキーワードとして「ウォール街を占拠せよ」という抽象的概念の言語的発明(古い言葉で言えばキャッチコピー)がトリガーになるのであって(集合知的プレゼンスを獲得の瞬間)、政党の掲げるスローガンとは違い「世論の外交化(アウトプットというか)」なのであって(それこそ個人心理学におけるリビドーと行動の関係のように)、実はインターネット社会というは現実社会とシームレスであることを証明するかなり大きな現象であるのは間違いない。


<話はもどって>
桶屋が儲かる式関連で言えば
「国のマスメディアが終わっていると政治体制のガバナンスも早晩終わる」
こういう図式になります。
現象としてこの状況は期待半分リスク半分です(ある日とんでもない方向にすっ飛ぶ可能性もある)。

日本は洗脳上手と言いますか(笑、マスメディア崩壊はなかなかおきないのでないかと半ば諦めている人も多いのじゃ無いかと思いますが、
いえいえそんなことはないでしょう。
原発が爆発したようにドルがすっ飛ぶとか『欧米先進国モデル』そのものが飛びかねない昨今、変わらずに済むものなど無いでしょう。
(みなさん軽んじてますが、日本のマスメディアや共同幻想を測るバロメーターのひとつ『巨人軍』の在り様、これを見るだけでも「もう止まらない」事は確かです。)


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タグ:共同幻想
posted by kagewari at 20:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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