2010年09月25日

曖昧模糊

なんだかわからなかったものが断片的に繋がってきたように思う。
(ここんところのエントリーで書いてきたように破綻というかダメダメな状況が世の中連続しているワケなんだが、、)
答えは案外シンプルなところにあるかもと確定事項から先に考えてみよう。
『ドル暴落(米国経済は再生しない)』
『中国バブルの破綻と格差』
『オバマ政権の幻想(最初から無理)』
『北京政府のガバナンス(現体制は限界スレスレ)』
『人民解放軍は軍閥というか財閥に近い”企業”である』
『小沢という記号の実態は”自立”(反小沢は=米国従属主義→その比喩が55年体制)』

日本の言論というか政治家を含む知識人には理解し難い階層がある。
「転向派」とうか「変節派」というか、
■左翼出身なのに現在のIDは右寄り保守(米国従属主義的似非右翼)だとか、
このパターンは決して珍しくない。

考えてみれば心理学的な「躁鬱」や「サドマゾ」の世界観で見ると全然アリな世界であって、こういった知識人の変節は『政治思想依存』における躁鬱的発現であって、
「なるほどどっちでも同じなのか」という事になる。
結論反動的というか教条的というか極端な立ち位置なのに肝心の論説内容がお寒い内容(知識人的難解な横文字連発ながら内容スッカラカンみたいな)が特徴で、

メンタル性の自殺衝動を揶揄する意味とは別に現象論の話なんだけれども、
慢性鬱症状における自殺衝動や自殺騒動では本人決して本当に自殺はしない(非メンタルな自殺率より低いという話すらある)。少なくとも論理的にこの話は簡単に論証できる、
「自傷行為」におけるのと同じようにそこには”反復と依存”の構造が関係するので、本当に死んでは元も子もない事になる。
同時に反動的意識(や付随する感情)が決して本音では無い事の証明となるだけれど、
特徴としてそれは表面的にエキセントリックであるところが共通項になる(反動形成)。

それだけでなく特異な昂揚感というか、興奮を伴っていたり、正義感的興奮を伴っていれば論議を挟む必要も無く『強迫意識』なのだから、政治思想等というものが過分にナルチシズム的な強迫心理であることは本来説明の必要も無い話なのであって、
■当然本音では無いのだから容易に「時に左翼にもなり時に右翼にもなる」のである。
(心理的な”アンビバレント”の解説みたいな話)

反小沢なる情緒的世論が共同幻想としての反動主義であるのはそういった構造にあるんであって、(小沢神話的な英雄史観で見ている人は反小沢と同類なので違うんだけれど)現在進行形の反小沢的世界の危うさってものは「よくわからないのでは無くて、右でも左でもアリアリなのだ」という結論になる。

朝日と産経の華麗なコラボレーションは(なんちゃらイルージョンでは無く)いつでもあり得たのであって、
あの日本TV・読売TVが郷原弁護士に出演依頼する事に驚いちゃいけないんだと、
仙谷官房長官と前原外務大臣や岡崎トミ子国家公安委員長は”悪い冗談”では無くて、あり得る話なワケです。
(今回の特捜検察事件から言えば、以前から特捜にネタを供給(チクるに近い感覚で)していたのもマスメディアの記者だったりするのであって(ライブドア事件は勿論○○TV)報道被害どころか特捜検察とマスメディアは一蓮托生の関係にある→朝日内部で抗争があれば=検察内部でも抗争がある証明)

そして、外交問題にしたくない中国が自分で問題を引き起こしたり、その姿に米国が微笑んでいたり、そんな様子にどこか前原大臣は満足げであったり(この人が話題の首謀者でしょう)、仙谷官房長官は心底困っていたり(結局外交的配慮で釈放)、地検特捜部の検事が逮捕されたり、こういう現象は『朝メシ前』というか起こるべくして起こるんだと、こういう話です。(国務長官が安保がどうこうと言ったと”前原大臣が言った”日に、米中軍事交流再開の協議も開始するワケです)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100923/t10014154521000.html


「なにやってんだか(本音じゃないので)わからないから、曖昧模糊に見える」
これって意味不明の家族社会で幼児が強迫心理を発現させてしまう初歩中の初歩で、
その状態で視野狭窄(幼児の場合はスキルとして社会現象への理解に関しては普遍的に視野狭窄であり且誇大視・権威史観があるのだから)が併存すると、ワケのわからない強迫心理に変質してしまう。

ところが個人心理学の領分では無くこれが共同幻想の世界で発生すると、
根拠の無い「反小沢」がひとり歩きするように、
この状況はいつでも根拠の曖昧な「抗戦意識(似非ナショナリズム)」を台頭させる温床なワケです。
(漁船の体当たりをきっかけに「中国への殺意(戦争)」が醸成されるような仕組みは、強迫心理まんまなのです→言うなら反動係数論)
※補足すると似非ナショナリズムと現実的左翼とも呼ばれる似非社会正義は類似する
個人心理学における強迫と道徳機能の関係性が、共同幻想社会においては偏向世論と政治思想なのかも知れない。

この現象は表面的には(結果を本音で考える事無く)『極端に振れるのが職業』みたいなものになる状態なのであって、マスメディアに登場するコメンテーターや政治家などでこの系統を見た時には要注意人物に他無いのであって、、
(左から右にも自由自在に変節するのが特徴)


さて、現在国際情勢は危険な水域にあるのでしょう。
(流石に地元では無いので中東情勢の実情は情報不足ですが、似たような話はそっちでも進行中なんでしょう→『期待される日中対決的雰囲気』は中東の場合いきなり核戦争となる現実があるのであって洒落にならない)


■21世紀の世界はどこへ行くのか
皮肉な事に長いデフレとバブル崩壊後遺症で日本は成長セクターを失いつつも「その割にはまだ持久戦に持ちこたえている」。結果としてGDPにおける輸出依存は後退しているし、所得の減少は日本内需における致命傷でもあった貯蓄性向も引き下げていて、巧妙に政策誘導行えば内需型経済にシフト可能な状況です。
(詳しくは書かないけれども高齢化社会が内需経済を後押しする要因になる)

随分前から新自由主義や金融経済学的偏向に染まってしまった(南米を除く)世界は持久力という点で底をついていて、輸出依存型の成長セクターの多国間過当競争に頼らない事には国家が立ち行かない状況に早晩追い込まれるだろう。
この状況で20世紀の戦争時代の記憶も現役の世代が多国籍企業の指導者みたいな形で、夢をもう一度のような時代遅れの戦争による国家破産の(インフレによる)リセットと莫大な利益を当て込んでいるみたいな一部層がなにやかにやと騒いでいる状況だけれども、(第二次世界大戦だって実はそううまくいかなかったように)、その思惑が成功して世界的戦争に発展するような可能性はゼロに等しい。
文明化によって『戦争論』的に安全保障論議として現代戦は既に国家間の全面戦争などナンセンスになっているからだ。
(米国のような大国であっても中東の小国すら実行支配する事ができないし、イスラエルも中東和平論議を完全に反故にすることなど不可能。)


現代戦における最大の可能性は「限定的局地戦まで」であって、
(具体的には地上戦とその後の実効支配がほとんど不可能になった→象徴的に言えば戦車の役割が大幅に後退している)
世界的民度の向上や情報の公開、そして世界全体が新興国を含めて20世紀と比較にならないほど豊かになっているため二国間の全面戦争などという窮乏状態に耐えうる国家は地球上に事実上存在しないと言ってもいい。
言い換えれば紛争初期の一週間であるとか、一か月間職業軍人レベルの争いで負けなければこの段階で国連マターになると考えていい。
考えてみれば日本の自衛隊の役割は大きくなっているし、軍隊では無く自衛隊と呼ばれる呼称が偶然にも現代世界の構造にハマっているのも確かだ。
(ポイントはどうやって米軍の指揮下からやんわり独立するかって事でしょうよ)

加えて今後起きそうな紛争にはある程度予測がついているワケだから幾分でもそれを抑止できるように何ができるのかと言えば、戦争屋的実存である経済に対してどいういう政策的なアプローチができるかって話になるんじゃないか。
結論政治って話になる、
(この件に関しては小沢どうこうじゃない、彼は政治家であってスーパーマンでも英雄でも無い。今回のようにそれを支える有権者の意思が無い事にはどーにもならないんだし、政界再編でもやってとか何でもかんでも小沢任せで事が進むなんて甘い世界じゃない。)

極論これは民主主義における民度って意味になるんだが→まーね形ばかりだろうとなんであろうと日本の高学歴化(識字率というかロジカル総量というか)なるものが幾分でも機能するだろうかって話でしょう。
或いはネット言論がどれだけ発信力を持つか(+αグーグルあたりのweb翻訳機能あたりが案外キモかも)、
「各個人がどれだけ自分で考えて判断できるかって部分に紛争における死者の数が比例する」そんぐらいの心構えが必要なのだろうと思う。
これはバカにならない話だよ、マジに、


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posted by kagewari at 00:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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