2010年09月23日

検事が逮捕されるとは思わなかったがこのタイミングってイロイロあるのでわ

今回の報道及び逮捕に至る経緯は以下のブログに詳しいので一読いただきたい。
朝日のスクープに乗った検察の組織防衛
http://ameblo.jp/aratakyo/entry-10655648808.html

思うに弁護団の判断と朝日内部に抗争があるのではないかという推定(現在の船橋・星の経済・政治部系が紙面をリードする論調を好ましく思わない一派がいるようで党首選時期の仙谷氏に纏わる事務所経費のネタを報道したのも反主流派)から見て、今回の逮捕に至る過程の論議は「額面通り受け取ってもいいネタ」だろうと思う。
この日付関係に着目した村木氏(流石官僚というべきか)と弁護団の判断は日本の政治や昨今の検察権力の暴走に関して決定的な一打となったのは間違い無い。

■朝日に関しては以下の話が背景にある
検察、朝日、この二者のやることなすこと、すべて疑ってかかって間違いはないだろう
http://eiji008.blog19.fc2.com/blog-date-20100922.html
(言えば屈辱的失敗を大宣伝してしまった話)

※この辺までうがった見方をするケースも少なくないと思うけれど、メディア等でヤメ検コメンテーターが検事個人の問題に矮小化させようと必至だったりする部分は事実で、検察の危機感は本物。(朝日内部反主流派の危機意識も本物じゃないだろうか→船橋体制も営業的判断からだろうし読売との連携含み生き残り策としての選択であってヘマやって逆に部数を減らすのでは意味が無いのだから)

※この問題だけで十分国会に検察トップを呼べるだけで無く、検察が小沢を追いかけ回した理由のひとつと言われている『取り調べの可視化』は大きく前進する。


釈然としないのは、今回の前田検事の『証拠改ざん事件』は当然事前に検察首脳にリークされていただろうから報道から間髪置かずに最高検が一気に逮捕まで動くのはわかるんだが、ここって朝日の側はある程度自由に発表のタイミングを選べたってことでもある。
主導権は朝日にあった。
どうしても気になるのは、検察からの抗議を気にしてTV出演禁止扱いになっていた郷原信郎弁護士が事もあろうにいきなり日本TVから出演依頼があった事だ。
(朝のワイドショー系なので番組編成自体が報道局じゃないかのかもしれないが)
奇しくもこの時、政治の表舞台は『中国と尖閣諸島で衝突』であり『どこに隠れていたんだアーミテージが待ってましたと仙谷官房長官と会談』など政治的にはかなり生々しい舞台が進行していたタイミングでもある。
ネットにはこの報道も仙谷仕切りと考えている層もいるようだけれど、そうは思えない。だったら法務大臣の人事は違ったものだったろうから。
■確かに弁護団や朝日は検察の控訴断念を念押しするための”タイミング”だったのかもしれないが、、

どこかに朝日の小沢援護的色彩が関係しているかも知れない。
こっちのタイミング的には元秘書の石川議員の裁判で”ダメダメホラ話”として知られている水谷からの献金を検察は立証しようとして公判前手続きで弁護団とひと悶着起こしている時期。水谷建設が最初に検察に協力するようになった事件(実に都合のいい証言をするようになった:後に偽証と自ら証言)である元福島県知事の佐藤栄佐久氏の事件で水谷を取り調べしたのが前田検事。
http://twitter.com/hokuto_hosi/status/25227710308

■人事異動後の検察首脳は明らかに小沢に詫びが入っている節がある。
大林宏検事総長記者会見
http://www.youtube.com/watch?v=XXO8Bf60ZPQ&feature=player_embedded#
(会見の29分ぐらいから小沢氏に関して「嫌疑不十分だったというのは、公判請求し有罪を取るための十分な証拠がなかったそれに尽きる。いろいろな記事や観測が出ておりますけれど、起訴しなかったのは証拠判断以外何ものでも無い」と発言。)


大きな枠組みで言えば、列島がこの話題で持ちきりの時小沢(前)幹事長は八丈島で釣り(公明党の山口代表と会っていた)に出かけており、
俺の個人的観測なんだけれども、
小沢氏は菅首相と暗黙の手打ちというか代表戦では負けたが実も取ったと考えている。
その理由は、次々と菅首相は代表戦で小沢氏が主張した政策課題に優先順位を与えていて(政策や政府の運営に心配が無ければ小沢氏は立候補する必要無かったのだから)、与野党協議じゃないけれども、菅首相は党内論議において小沢政策を丸呑み(パクリとも言われているけれど)しているのであって、仙石官房長官は表面上勝ったのだけれど、内実小沢(前)幹事長が獲得した政治的勝利って側面も結果としてかなり大きい。
(小沢グループには若手も多く確かに大臣ポスト候補が少なかったのも事実)

気になる情報として、
海江田万里経済財政担当相が今回小沢陣営から入閣しているが(海江田氏は鳩山グループ)、政界の噂では代表選当日海江田氏は菅首相に投票したのではないかって話がある。
事実入閣後の海江田氏の発言は「生き生きしている」というか(笑
どこかにシコリを残している景色は無い。
そして、仙石官房長官筋と決定的に合わないと噂される公明党なんだけれども、一部政策において菅首相主導の特命チームに参加するって話が報道されていて、
部分連合へ取り込み?政府特命チームに公明参加
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100921-OYT1T01292.htm
八丈島の釣りといい、
この辺って小沢氏が関与しないところで話が進んでいるとは思えない。

参議院選挙のために、鳩山氏とダブル辞任したぐらいの人が(小沢氏本人当時は菅首相で止む無しと判断していたのだし)、党首選に敗退したぐらいでふて寝する筈も無く、
「じょうだんじゃない俺は知らん」と言いつつも事政治の話であるから、政策的に菅首相がやるって言うのであれば、協力するという本人の発言は嘘じゃ無いだろう。
菅氏と小沢氏は決して仲がいいとは言わないが、話はできる関係は維持しいていると思われるので(小沢氏は参院選において政治とカネにけりをつけました的コピーで勝利できるならいくらでもどうぞって人だから→怒ったのはバカな発言して負けたから)、案外菅首相は最近仙石氏に伝えない部分で動いているところがあるのじゃないのだろうか?
(そもそも菅氏は仙谷官房長官とも小沢氏同様の対立も無いじゃない)

あくまでも推測だけれど、
仙石官房長官は「小沢氏の強制起訴があれば離党勧告」の腹決めていたと思う。
民主・渡辺総務副大臣、小沢氏強制起訴の場合には離党勧告行う可能性示唆
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00184696.html

これさ、当然この段階で「検察が大変な事になる」なんて知っていたら選挙対策委員長に内定して調子に乗っていたのか知れないが渡辺周氏あたりが(後ろ盾無しに)報道番組でこういう軽率な発言する筈が無い。
つまり、今回の検察の事件を仙谷氏は知らなかった事になる。
(仮に知っていても官邸なりで情報の共有は無かった)
褒め言葉にはならないだろうけれども”裏切りの菅”とでも言うか菅首相は裏で小沢と通じる事ぐらい平気でやってのける男だと思う。
小沢氏的には「来年まで好きにやれ」って本音だろうし、
その間少しでも政策的後退を食い止める事に成功するならこの戦局なら十分じゃないか。

どこかに官邸の意思というか(公明党への仲介をバーターに)前田検事の事件を知った菅首相が事前に小沢氏と手打ちした的部分があるのじゃないか?
実はトロイカ体制は復活しているとか、
人事めぐり首相批判=小沢、鳩山、輿石3氏が会談
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010092201004
(案外この会談に菅首相もこの前みたいに電話で参加していたりして)

このタイミングでの前田検事逮捕ってのは、仙谷氏の動きが現在てんてこ舞いであるのを見越した動きじゃなかろうか?
(仙石氏の菅支持の意図は菅政権から前原・岡田政権の道筋つけるところがメインだから←菅首相にとってはどうでもいい話。ひょっとすると菅グループ的には面白く無い話かもしれない。仙谷氏にとっては公明党との連携は面白くない話。又中国との関係がこじれた背景首謀者が前原大臣って噂も立っている→国交省大臣として海保に穏便な対応から強硬姿勢に出るように指示があったのではという話。)
仮に菅首相が裏でトロイカ復帰していて(表面上の反小沢はプロレスで)、今回の菅政権が在庫一掃セールだとするなら(長妻の件など気になる点も多い)推測に過ぎないのだけれども、今回の”タイミング”は対仙石カードな部分もあるのじゃないかと思うんだが、、
深読みし過ぎだろうか。

しかし昨今のマスコミは心底腐っているというか、
TBS内部では「郷原氏は売名!」とささやかれている by竹内アナ・・・
http://www.asyura2.com/10/senkyo95/msg/684.html
(TBSラジオ自体は中立でありながらTBS・TVのアナウンサーがくると番組がこういう状態ってのはもうTV業界の”民度”という他無い)

前田検事に関しても
「改ざん」同僚検事が指摘 検事正、調査せず…大阪地検
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100922-OYO1T00633.htm?from=top
(検察リークに強い(笑、読売の記事だから内部情報的にはそれなりの確度だと思うんだが)記事中に出てくる
「FDのデータをUSBメモリーに移してから、上村被告が日付をいじっていないかを確認した。その際、いつもの癖で書き換えて遊んだ。USBのデータを変えたつもりだったが、しばらくしてUSBを確認したら変更されておらず、『FDの内容を変えてしまったのでは』と思った」

証拠品の日付を書き換えるのが癖になるほどの遊びって、
故意過失以前にそういう遊びが癖になっている事の方がよっぽど深刻だと思うんだが。

何やかにやとまだまだ分からない事の多い事件ですよ、


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posted by kagewari at 03:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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