2010年04月13日

カオス化する共同幻想(メディア論)

連載状態となっているメディア論ですが急速に惨憺たる状態になってきてます。
現在すっかり過去の事件と化した小沢報道ですが(メディアはネタが無いとどうにもできない→効き目が無いと見るや生方ネタはポイと捨てちゃったしね)、昨今の世論動向考えると民主党の問題は『鳩山首相のリーダーシップ』に移行中です。
叩かれる事に慣れている小沢であればどうということ無いのでしょうが、鳩山首相に関してはマスメディアの報道が実体として影響しかねない部分があって(彼らそこに気がつき始めたかな)馬鹿にならない要素も無いじゃない。
※ここ幾分信用できる方の世論調査の話ね
※逆説的に言うとマスメディアは小沢を幹事長に起用した鳩山政権の手腕を過剰に評価しているから(それを恐れて)バッシングを続けているんであって、当初から鳩山首相のリーダーシップに問題あると踏んでいたらこんな風に自分で火をつけてまで大騒ぎする必要もなかったワケで、、

といっても「メディアの民主潰しが実質の効果を発揮しだした」という話であって、返す刀でマスメディアの信用性はガタガタになってしまったと見ていい。
※沖縄基地問題解決を『5月末まで』と自らネタ投下してしまったのは大失敗だった

春の番組改編で報道番組も新しくなっているようですが、信用性の低い視聴率DATAを取っても評価は芳しく無く(登用されているキャスターのタレント性云々が論議になっている始末で)実際ちゃんと見た事無いのですがNHKまで情報番組なのか報道なのかちょっとよくわからい番組を始めたらしく(まワイドショーと代わらんという)、現状認識において致命的に勘違い方向に暴走している。
事実、情報番組編成にして報道から離れれば上記の民主潰しの偏向報道も非常にやり易くなるから目的としている番組編成は確かに成功もするし実際その目的に関しては成果も上げるでしょうけれど、
「それが目的になってしまう状態」に及んでしまえばマスメディアの自浄能力というか(実は存在した事が一度も無かった)ジャーナリズムの構築は不可能になったと言えるでしょう。
※後からなんとか立て直そうにも「どの口が言う」状態になってしまう

やっかいなのはマスメディア論とは別個に鳩山政権の致命傷にもなりかねない平野博文官房長官の能力の問題と、昨今小沢氏の知恵袋であった評論家の平野貞夫氏(同じ平野氏ですが大違いですから)から語られている鳩山政権発足時の背景事情が政権運営に実体として問題化しているところで、
(何故かこっちが致命的な問題なのだけれどもマスメディアは報道しない)
平野博文官房長官の能力に関しては説明の必要無いのだけれど、
事『鳩山政権発足時の背景事情』は説明必要でしょう。
何があったのかと言えば、昨年度の検察発西松建設事件は予想外のところで効果的に影響与えていたって話しです。
検察サイドのドジで民主党はすっかり(検察の思惑と反対に)衆議院選挙で大勝したワケですが、その後政権発足にあたって鳩山首相の小沢幹事長起用にあたって民主党内部で相当な抵抗があったようで(実は政界ではこの時点で鳩山氏の故人献金が相当の問題だと噂が流れていた)当時必ずしも万全の指導力とは言えなかった鳩山氏が、旧民主党派(言えば現在の内閣のメンバー)の以降を汲んで、与党幹事長に政策に関与できなくしてしまった事です。
※選挙前と同等に小沢氏を名前は幹事長だが実質は選対本部長であることを求められた
衆議院選挙の時もそうですが、利害対立を党内に残す民主党の場合(新自由主義派とリベラル派)小沢氏の指導力が党内をまとめる武器だったワケですが、政権からはしごを外してしまった関係で、鳩山首相が困っても「小沢氏が助け舟を出して」のように動けなくなっていて個人的に関係の深い閣僚は個別に省内で政治力を発揮して仕事できているんですが、米軍基地問題のような大きな枠の話となると司令塔がどこにあるのかわからない常態になっている。
※少なくとも岡田外相は小沢ラインを修復しておけば楽だったろうに

普天間問題は必ずしも迷走している訳では無いのですが(言えばチキンレースみたいなところありますから)司令塔のつもりになっている人があれこれ発言してしまうとあたかも迷走しているように見えてしまうからです。
閣僚の顔ぶれは大物が多いのだけれど首相の方針を受けて政治的結論を纏める手腕がある閣僚もいない。
※ここを平野博文官房長官に求めたのは完全な人選ミスだった、そもそも彼は首相と政治的方針が一致していないのじゃないか?
(かといって民主党は政治主導の立場からその調整を官僚である内閣秘書官に頼るわけにもいかない)

現在地方支部との間で参議院選挙候補二人擁立で辣腕振るっている小沢幹事長の政治力を政権としてまったく使えなくしてしまったのが何より大きい。
※評論家の平野貞夫氏の話によれば「政策に関して鳩山政権は小沢パージ内閣」


普天間問題の遅れはそれこそ報道見ればわかる話で、
『明らかに米国国内事情』が想定外の影響与えていると見ていい。
オバマ政権が小沢訪米すら調整できず、
グアムなどへの訪問予定まで延期している状態で(米国内では既に移動が決まっているグアム移転部分に関してもグアム準州から反発が出ているし、軍部からはグアム基地の容量に対する不満まで出てきている始末)、再び対日政策に割ける政治的余力が無い状態。
(オバマ政権も相当とっちらかっている)
残念な事に鳩山の政治力だと「米国の意思確認を取ってから」じゃないと具体的に動けないところで(米国からは”乗れる案”を出してくれと跳ね返されている段階)、米国サイドの政治的決断を待つ状況から抜け出せなくなっている。

■その間マスメディアは「取り立ててジャーナリズム的に事実報道する姿勢がまったく無い」ので(せいぜい「立ち上がれ日本党」を面白おかしくお伝えするぐらい)現在も迷走中。
自ら『世論調査報道チキンレース』にはまってしまった。
つまり、毎度毎度政権支持率は下落しないといけないのであって(麻生政権では10%割り込んだ事もある)、あからさまに参議院選挙に負けますよ水準まで下げてしまうと結論自民党の支持率が大幅に上回る数字にしなくちゃいけない。
無理クリ頑張っても「自民22みんな9として民主17」とか、
言っても無理過ぎでしょうに、政党の体も成していないみんなの党が300議席の民主に対して半分の9%とかってのじゃ数字として信用失ってしまう。
※これ以上民主の数字を下げちゃうと無党派を7割まで上げないといけない
(無党派を上げちゃうと今度は支持率の格差が目立たないのでニュースにならない)
 ↓
どちらにしても最後には「民主に対して自民の支持が大幅に回復」と、、
これ報道できるのかと。。
流石に失点続きというか、野党として国会において何ら法案の修正など成果を上げていない自民党の支持率が大幅に回復したと、これも報道にならない。
(公明との選挙協力解消に始まり組織票も次から次と離れているのに)
こうなっちゃうと夏までまだまだあるので毎回の民主落ち込みを1%程度に操作するしかない。しかし微妙に下がる程度じゃエキセントリックに報道できないしね〜

或いは民主が小泉300返ししたように、次期総選挙で自民が倍返しして勝利するって絵が作れるのかって、、それは無理過ぎ。。
何故なら自民党長期政権は『永久政権』であるから意味があったのであって、政権交代を標榜する民主党は別に次の選挙で負けてもいいワケなんですよ(党としては困るだろうけど)。
簡単に言えば「失うものが無い」、
次の総選挙で負ける事がわかれば、かえって民主は300議席の強行採決でエキセントリックな法律でもバンバン通せるのであって、、なんだかんだ民主党党首が強大な権力を持っている事をすっかり忘れいている。
昔っから問題だった「新聞再販制度」「押し紙問題」「TV新聞のクロスオーナーシップ」「公務員改革の延長で検察人事」と堂々と着手されてしまう。

マスメディアの目論みは、都合よく言う事聞いてくれる前原辺りが党首に返り咲く事だろうけれど(千石はいくら反小沢でも倒閣やるほどの度胸は無いでしょう)、そういう道筋あるのかって党内世論として無いワケだし。
小沢は次の総選挙で負けますよ報道で党内が過剰に動揺しないよう、1年生議員をなるべく無職として地元に貼り付けさせている。
(しかも小泉チルドレンの時がそうであったように1年生議員には既得権益構造が無いので案外落選しても平気と言えば平気:特に民主にはそういう構造無いんだし)
在りうるのは偽黄門の異名を取る渡部恒三がうっかり口を滑らせた”菅直人政権”しかない。菅直人じゃトロイカ体制は変わらないのだから小沢との協力関係は変化無しになるんだし、
思うに菅直人政権だと党と政府間の協力関係は今以上に高くなるでしょう(なんだかんだいって鳩山首相はさきがけ人脈なので表立って小沢幹事長と協力し難い)。

報道媒体使って、あんまし無茶な事するとマスメディアは自分で崩壊のトリガーを引いてしまうのじゃないか?


関係しているワケじゃないけれど、
妙にこのニュースがそれを暗示している気がしないでも無い。
 ↓
ワンクールに短縮された低視聴率…『水戸黄門』ついにテコ入れか! 次期黄門役に橋爪功、助さん格さんにジャニーズか?
http://npn.co.jp/article/detail/23651468/


【日テレ】ついに視聴率全日一桁を達成! 進む若者の日テレ離れ
http://blog.livedoor.jp/himasoku123/archives/51468748.html


こうなっちゃうと視聴率低下で問題なっているプロ野球中継なんて御の字の数字だね。
今にテレ東やらNHKドキュメンタリーと「一桁でもプロ野球の視聴率全然いいジャン」という話になるんじゃーないのかね。
喜んで偏向放送続けていると(昨今話題になったスケート問題もえらい話だったけれど)エライコトになるよコレ。

オマケ
放送を語る会報告:〜全戦線にわたって崩壊―テレビ制作現場〜
http://kgcomshky.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/post-5f88.html


「売り上げ半減・制作費大幅カット・地方局壊滅・キー局悲劇」というテレビ局の現実
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/426


日本にはマスメディアの危機なんてない。あるのは社員の高すぎる給料だけだ。
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/51672231.html




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posted by kagewari at 09:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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