2006年01月23日

ライブドア強制捜査とマスコミについて考える

前々から、それ関係の話しているんだが、俺は堀江を好きでも尊敬もしていないし特別嫌っているでもない。
実際ヒルズで成功の夢とかな話になっている「勝ち組み幻想」自体は、団塊世代の脅迫に過ぎず(なのでこの世代が最も過剰反応する「近親憎悪」に似た感情だ、ナベツネに至ってはあっちの世界までいってしまっている)、今30代から20代の世代は世代間の関係から言えば、この団塊世代の影響が強く(ヒエラルキーから言えば指導階層になるので)新高度経済成長の幻想としてITベンチャーに繋がっている(高度経済成長時並みのハードワークが特徴)。

そんな中で堀江は時代の寵児に違いなく、彼は潮目にいる人物でもあるだろう、ソフトバンクの孫にしても楽天ミキティにしてもキャラ的には印象が弱い(芸名:村上ファンドはイロモノか)。
なので、プロ野球参入・フジTV買収・国政選挙に打って出るなんざ勢いも「当事者責任」的に見るなら随分と気のいい男だね〜な感想。

堀江は時代に埋没する仲間的関与ではなく、自分の意志をもって動いているのは事実だ。つまりエスタブリッシュメントの匂いがしない、
ここがどこから刺されたのかわからないが、強制捜査を食らった
容疑の内容とか「黒か白か」はどうでもいいことで(ライブドア的にも技術的な問題だろう、元々法律スレスレを自認して売りにしている会社なんだから)、この強制捜査をめぐる周辺のドタバタが見るに耐えない。
面白く思っていなかった団塊世代の連中は「それ見たことか」的な態度に終始し、検察の捜査が入るとライブドアが負け組みの烙印でも押されるかの見方で堀江の逮捕すら規定路線であるかのようなはしゃぎようだ
マスコミに至っては、偏向報道合戦になっている
ニュース原稿は「誘導尋問」のそれに似ていて、「そうらしい」って話を「そんな悪い事をしていたのがわかった」的にまとめているので、あたかも「悪事が暴かれた」かのような報道になっている。
ライブドアが法律スレスレって前からわかっていた事じゃないの、


地検にしても、マスコミにしても「まさか世界の証券市場に迷惑かける」とは思ってもいないらしく、後の祭りというか何というか、えらい騒ぎになっていて『マネックスショック』と相まって(これが暴落トリガーなんだが、誰かが儲けているのは間違いない)、収拾がつかなくなっている。
地検のガサ入れに至っては情報のリークがあった(NHKと日経の誤報。その後NHKは地検から出入り禁止処分受けている)のも事実で、そもそもがこの捜査自体がパフォーマンスなんじゃないかって見方をされてもおかしくない。果たして何の意図で「ライブドア潰し」があったのかとか黒幕探しもバカらしい(○暴関係のネタほじくり返しても「なんとか謀略説」好きオタクみたいな話になってしまう)ので、現象として見てみよう。


マスネディアに埋没する個人の関与「自己責任」だ、
昔々の組織論じゃあるまいし、まさかこの国のジャーナリズムは暴独裁国家のそれではない。だとするならTVニュースならアンカーマン、新聞メディアなら署名記事として、「これが誰の調査の誰の判断による誰の原稿なのか」こいつをはっきりして欲しい。
このままじゃ「報道局の判断」だの「ワイドショーの製作の判断」とかで、
「おいおい責任者出せ」って時の個人何某って人物像が無い、
これじゃ第二次世界大戦の日本の官僚軍部といったいどう違うのよ?

責任ってものは、それを負う人格の見えるもんじゃないと意味が無い、
背景に広告主のために数字を取らなきゃいけない営利性があるってのにだ。
本来なら余計に誰のどんな権限によるニュース原稿なのかってもっと明快でいい筈だ、
人気のあるアナウンサーが原稿読んでるだけで、全く責任論の蚊帳の外だって構成自体が理解できない。記者としてのプライド以前に芸能人的側面が強くなっている昨今、戦前から引きずっている総無責任体性はマスコミを頂点に健在ナリなんて事になりかねない。
本来さ「番組のアイデェンティティーってのは、局からも独立したもの」であるべきなんじゃないの?
表現の自由のために戦う組織なんだからさ、局内では常に表現が特定のイメージに統一されているのは自己矛盾でしょうよ


だいたいさ、この実体「小泉大勝」の時だって顕著だったの誰しもが感じていた事だろうに、
これが野村偏向報道なら、問題になるのはプロ野球ファン程度に収まるけれども、国際証券市場にまで影響与えちゃっていいのかね?
これ「いかにも国内問題のノリ」で、朝鮮半島→中国→東南アジアまでいっちゃった軍部の体質とどう違うんだろう。
挙句の果てに「特高警察なんかい」という“国策捜査”に打って出た地検
この国は本当に戦後体制なんですか
巨人の凋落、デフレからニートってな流れに日本の個人の独立・共同幻想離れ「大人化」っていう側面は規定路線として流れているっていうのに、未だに『組織』って奴が足を引っ張っている。


誰かひとりぐらい「いいかげんにしろ」って叫ぶジャーナリストはいないのかね。
ライブドアを擁護しろって話じゃ無い、
今回の強制捜査とその背景をマトモに報道してくれればそれでいい。
せめてニュースの内容についての構造分析ぐらいできないものだろうか、

地検がライブドアを潰すぐらいにやっつけるならともかく、ライブ本体があのまま残る事になれば(少なくとも買収した関連会社は全く関係無く健在)、野村と違って相当のしっぺ返しを食らう可能性もある。ライブドア自体が外資を含む資金で動いているってのに、
「ムラ社会」のやり方は古い手法のままだ

野村が楽天監督で復活って、皮肉も相まって(それが楽天なのが笑える)、このライブドア騒動の顛末ってのは『長いお話』になるんじゃないだろうか?
こっからが面白いんだと思う。
posted by kagewari at 04:39 | Comment(0) | TrackBack(1) | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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ライブドア マスコミって 何でもアリなんですね・・・
Excerpt: サニーです。こんにちは。いつも ご覧頂きまして、ありがとうございます。毎日、ライブドアの株は、下がり続けているようです。ワイドショーでも 毎日 話題に上がっています。今朝も、いろいろ 言ってました。実..
Weblog: SF映画好きのドラゴンズ応援 Mr.SunnySue
Tracked: 2006-01-23 16:41
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