2009年05月26日

小沢とマスコミ

彼が口下手説明下手なのは政治家の資質として論外として(笑
本気でマスコミ大丈夫かって部分考えなくちゃいけないでしょう、
雑誌各誌は廃刊が相次ぎ、インターネットの頭角と反比例して紙媒体そのものが存在意義を問われ始めている。
特に大手マスコミ(TV新聞媒体)はその報道の質が問題で、実質的には各種法によって報道特権のような形で独占的権益化の中巨大化してきたこのメディアは(なので独立系であるとか民主的媒体とはその構造からして言えない→お上の広報的側面は常にその背景にある)その存在意義から崩壊しつつある。

心理学的説明の前に、この辺の話は構造的矛盾がバレバレに露呈していて大手マスコミが民意であると世論であるとかを語る前に経営の形が国家統制的保護下の独占権益である事と、国策的な広告独占の下でジャーナリズムを維持できる筈は無いのであって、
(日本の場合文化的に情報媒体好きな文化背景があるので、明治維新から高度経済成長と国策的にメディアを育てる事は必ずしも民意から離れたものではなかったのも事実)
サブカルとしてこれを補完する独立系の雑誌媒体があってこそ”ジャーナリズム的要素”が機能してきた一面がある(雑誌が先行してジャーナリズム的方向性を付けて大手マスメディアがこれを後追いする等)、
しかし、インターネットの頭角によって独立系雑誌媒体は経営的に限界点にあって(ここには大手マスコミの独占が背景にあるのも確かだけれど)、雑誌媒体はインターネットのコンテンツとしていかに収益モデルを開発するのかって部分は逼迫した環境にあると思う。
『有料会員サイト』は運営モデルとして必ずしも成功しないからだ、
(インターネットの場合会員性として有料化してもコピー媒体が流通するのでどうしたってうまくいかない)
インターネットはその”無料性”によって文化構造が構築されているので、サイトの収益は『広告表示の開発』等によって(ここは携帯やブロードバンド回線普及時の法則と同じく)「どうやったら無料であってもビジネスモデルが成功するのか」って方向性から考えていかないとまず成功しないのじゃないかと思う。

このビジネスモデルの模索は別項に送るとして
(住まいのブログの方に書くかも)、
現在の大手マスメディアの環境を整理してみよう。
半期が赤字に転落した産経新聞の最新版「おサイフ事情」をチェックしてみる
半期が赤字に転落した毎日新聞の最新版「おサイフ事情」をチェックしてみる
朝日新聞の最新版「おサイフ事情」をチェックしてみる
民放連曰く「諸君らが愛してくれたテレビの広告費は減った。何故だ!?」


大マスコミのご都合主義
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メディア不振は、不信だろ


ズバリ著しく収益悪化していて『赤字体質』にあるといっていいでしょう。
「自分たちこそ民意に突き放されているだろうよ」と思わずにはいられない(笑
それこそ民意とのねじれを解消して閉局(占有バンドの解放・新規参入競争入札)なり廃刊(格地域に地方紙として分割再編成)したらどうなんだと、
といっても体制からの保護やら特権・自らの世論誘導で一発で倒産することは無くてもボディブローのようにこの傾向は変化しないでしょう、腐っても日本の市場経済がまったく機能しないなんて事は無い(上記リンク最後の記事にあるように会社の構造だけでなく人材にも問題があるとするなら自ら信用を落とし続ける状況に歯止めが利かない)。
大手メディア報道の信用性であるとか、TV局のコンテンツの質の低下に関する認知は十分過ぎるほど拡大していて「それこそ共同幻想化しつつある」。
リテラシーって話で言えば彼らは「間違っても社説にコメント欄を開放できないメディア」に過ぎない。

話を「小沢とマスコミ」って話に戻してみると、
話は単純で、彼は多くを語らない。つまり商売にならないワケで(ここは野村監督のメディア戦略と好対照、思うに小沢にとって表現の舞台は選挙でありメディアでは無い→落合に近いタイプなのかもしれない→メディアとしては商売にならないので落合も極めてメディアの評判は悪い)、構造的にウマが合わないのは確かだが少々その関係に変化が起きているのじゃないかと思っている。
ある意味小沢はメディアを軽視していたんであって(野村監督ですら”ネタ”で話したコメントが想像以上に一人歩きする様子に驚くぐらいだから)まともに相手にすることは無いぐらいの認識もあったと思う、
しかしそれこそ使い古された「政官財の癒着構造」などという表現に「マスコミ」の一言を抵抗勢力(自己防衛保守反応)に、付け加えなければならない状況を”幾分”認識し始めたんだと思う。

この辺はプロ野球なら「記者にはいくら説明してもこのプレーの意味はわからないし、俺はしゃべりのプロじゃないからわかるように説明もできない→よっておかしな誤解をうむより話さない方がいいだろ→見たままです(ここが落合のコメントが少ない理由)」的世界の話に収まるところなんだけれども、
同じ目線で選挙を考えれば「風に喩えられる高い投票率時に力を発揮する浮動票を”アテ”にしていたら選挙にならない→選挙は組織であり支持固めである→選挙結果を見てもらえればわかる」という解釈になるけれども、
厄介な事に選挙はプロ野球と違って「選手同士のプロだけの戦い」ではなく有権者として”視聴者もプレーヤー”なのであって(小泉の郵政300勝)”浮動票されど浮動票”→同時に共同幻想の崩壊過程における個性化の選択は結果として毎年浮動票が拡大する事を意味しているので(それこそ小沢も本気でネットからの支持に驚くぐらいに)、組織固めのひとつとして「拡大を続ける浮動票層」を意識せざるを得ないワケだ。

浮動票といってもその意味が変質している
日和見投票層から”確信犯的意思決定政治的選択層(投票率が高い)”の領域が爆発的に拡大している。
この層は政治家のメディア戦略も政治手腕のひとつとして評価するので、自分は政治のプロだからといってメディア対策は疎かにできないワケだ。

そこで小沢は”グランド上のプレーで表現した”かのように、
一度本気で収めたかと思った「辞任カード」を切った、
世論調査の結果は驚くほど民主逆転の結果となっている。
(なので潜在的にも民主党の支持率は高止まりであって小沢の読みどおり仮に小沢党首のままでも選挙には勝ったのだろうと思う)
これは『ベラボウに有効な対マスコミ向けのカード(メディア対策)』となった、

皮肉にも「小沢は辞任すべき」と一大キャンペーンを張ったマスコミは(本当に日本を戦争に突っ込ませた当時のマスコミの”売国奴”報道を思いだす雰囲気で)、
結果として意図した民主潰しに成功したかと見えて『結果として大失敗した』
(小沢カードで下手すると小沢パージ前より支持が高くなるかも知れない)
それこそ「3時間おきに記事更新しているんじゃね?」並に社を挙げて小沢辞任に突出していた某サン○イは、突然小沢関連のニュース配信が止まり思考停止状態になったぐらい。
(これには流石に笑った)
※一部某社が「第二次作戦」を発動させかけているけれど不思議とこのネタには他社が様子見中。

とにかく今回の事件には「同床異夢の複数の思惑」が司令塔なく結託していた一面があるので(朝日とサン○イが同じ論調だったり、共産党系の発信も”小沢おろし”と”反検察”に真っ二つに割れたり)、各人思惑がバラバラで
■それを結ぶ「抽象概念」が「小沢辞任」であったため、
この連想キーである「小沢辞任」を構造的に外してしまうと、タガが外れたように「同床異夢の複数の思惑」は雲散霧消したって事なのかも知れない。
各人の思惑には「小沢辞任」によってその後の狙いがあったのだろうけれど、「小沢は辞任したがその後の狙いが意図した方向と間逆になってしまった」のじゃ「何のための小沢辞任キーワード連合だったのか?」におっこちてしまったって話。

本気で困ってしまい、次なる一手で「岡田を反小沢にデッチあげる」みたいな事まで考えたようだけれども、デッチあげるも何もね岡田さんは岡田さんだから誰かの言いなりになる目算はいったいどこから沸いてきた話なのかさっぱりで(実際小沢個人は「別に岡田が勝ってもよかった、だけれども企業団体献金禁止をまとめさせたが猶予期間付には失望したかな」程度であって岡田氏が利益的思惑で小沢と距離を置いているワケでもない→政治手法に距離があるだけで政治心情的には岡田氏は小沢シンパなんだし)、
一部議員を動員して行った”小沢パージの工作”もガタガタの状態で、
なんとか嫌がらせのひとつでもと、
これを動かしてみたら「つれない返事が」(笑
 ↓
「岡田グループ」に否定的=民主幹事長

麻生氏の作った『安心社会実現会議』の主力メンバー見ればまぁいろんな側面はバレバレで
張富士夫 トヨタ自動車代表取締役会長
(座長) 成田豊 電通最高顧問
日枝久  フジテレビジョン代表取締役会長
渡辺恒雄 読売新聞グループ本社代表取締役会長・主筆

どうみたってこれまでの動きは「(阪神野村パージが始まりかも)プロ野球の1リーグ化騒動に始まりライブドア堀江逮捕→楽天野村監督誕生まで続く連携」と似ている。
皮肉にもこの謀議を阻止したのが古田であり、ライブドア球団になりそこねてIT系ではどちらかっていうと体制ゴマすりっぽい楽天が球団を新しく作り(てか今は旗色悪い小泉改革派のオリックス宮内が師匠だったのも大きいと思う→ココ村上がタイガース買っちゃてなる顛末の引き金でもあるんだろうけど・・)そこの監督がノムさんだって笑い話(ワザワザ検察使う荒事までやった”野村パージ”阪神追放から逆戻りじゃないかみたいな)
※堀江も「徹底抗戦」なんて本書いてるしね

この話の遠いキッカケは『NHKがゴールデンで野村阪神の特番をやった』なる「ほんの小さなほころび」だったのじゃないかと思う。
(これが”ある共同幻想”を揺さぶってしまった)

今回も「鉄板で”ヒール”の筈だって小沢が世論調査で麻生より首相にふさわしいだって?彼は悪役で間違っても小沢個人に対しては世論の支持はないだろう」みたいなところ(共同幻想のほころび)を発端にしているのかも知れない。
そっちサイドの読みも「勝っても小沢は首相にはならない」と当初タカくくってかの知れないけれども(どうせ野村は阪神なんかじゃ・・とタカくくったのと同じように)、世論調査を見て「マジに小沢は首相になるのか」と急に不安になり始めて、、、

だってあれですよ、仮に民主第三次政権のように向こう10年民主政権なんて事になったら「何かの間違い」で小沢首相(或いは小沢法相)が本格政権(単独過半数)で復活するかも知れない。
「じゃーいったいあの時代の小沢パージって何だったんだろう・・・」
「じゃーいったいあの時代の10球団1リーグ構想って何だったんだろう・・・」


なんだか「間違って面白くないTV番組見ちゃった」後みたいな感覚がする、
posted by kagewari at 18:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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