2020年09月11日

コンプレックス論を少し詰めますか

テーマとしては”現代社会論”であり【現実の偏向】ってテーマになる
別に推薦図書では無いけど、昨今ラノベでよく売れた「俺ガイル」ありますが(アニメ化もされてました)←別に詳しい内容等は知らなくてもいいのであまりに気にしないでくれたまへ
それが指し示しているものは、現代『歩留まり』時代に若い人も「どうすりゃいいの」って考えている人多数って話ね。
(※このブログで紹介している実存主義哲学の『単独者』の概念ってのは、60年代70年代とかの昭和世代にはよく知られていると思うけど、若い人には全く知らないって階層もあると思われ)


話は戻るけど「俺ガイル」で画期的だったのは、
表向き『共同幻想』適応できてスクールカースト的代表者みたいなキャラクターもちっとも内実は幸福では無く、主人公にその内面を吐露したりするところで、
(主人公の設定は、あだ名だったかがボッチってぐらいに、ステルスモードなど活用して意識的に群れから離れて我が道を行く嫌われキャラの設定になっている)
 ↑
ある意味現代社会はコンプレックスの比重が下がった世界なんですよ、
昭和の小説などの設定なら、所謂社会適応エリートなキャラは単純に嫌味な悪役だったりしましたが、それは当時の社会においてコンプレックスの比重が現代より重かったからです。
(つまりネタバレ不足で、コンプレックスのレバレッジも強かった)
●現代の若者の親って言えば、俺と同じニュータイプ世代かなって思うけどww
えーつまり、この世代は「昭和の権威主義」に辟易としていますから(受験戦争のバカらしさもよく知っている)子育てにおいて権威主義的振る舞いは少ないと思うのね、
言っても『歩留まり』特有の打算主義をリアリズムとして説くぐらいじゃないかしら。

∴故にニュータイプ世代の子供達である現代社会の若者には環境としてのエディプイス的ハードルは低い
(ネタバレ幻滅するのも容易になります)
コンプレックス特有の現実の偏向(盛られたイメージ)が少ないわけ
読者に対し「なんとなくわかるよね」って感覚あるから、
昭和なら一方的な悪者だったり、イジワルなだけのキャラである適応エリートな脇役が、実はこんな立場にいることはちっとも幸福では無く(単独行動独立独歩な主人公へ)「君にしかこんなこと言えないけど」みたいな描かれ方をして通用するんです。
ええ、そこは読者のターゲットが現代社会の若者だからこそだろうと、
(そもそもこの話、ヒロインが確かトンデモ金持ちお嬢様じゃなかったかな。ド不幸過ぎる哀れなこのお嬢様を《単独故に相対強者である》主人公のボッチ君が、、、てな話。←作中でこの所得格差が階層としても意識されて”おらず”「面倒な稼業」程度の認識でどんどん進んでいくとこも”現代社会らしい《そんなのクソの意味も無いことが”あまりにも当たり前”なので説明すらされない》”)


■ことほど左様にコンプレックスがバリバリだと、現実は偏向し盛られたイメージにひっかきまわされます。
現代社会のように、それが社会的にも薄まるとリアリズムの置き所そのものが変容する。
単純なモデルで説明すると、
昭和なら、以下のような設定が幅をきかせてましたが、
「貧乏で車も買えない主人公が、金持ちの子息が乗り回すスポーツカーを見る。貧乏人キャラなど眼中にない嫌味なエリート君が水たまりをバシャ―んと車ではねていく、主人公がずぶ濡れ」
 ↓
●これが現代社会なら以下となる、
「貧乏でママチャリ乗ってる主人公に、金持ちの子息が(見栄えばかりで故障続きの欧州車)調子の悪い社内で歪んだ表情で悪態つきながら、「すいません、道を聞きたんだけど?」と話しかけ、主人公は(そこに何らコンプレックス的描写抜きに屈託の無い笑顔で)「どこに行きたいんですか?」とさわやかに答える」
 ↑
登場人物の設定が同じでも、現代社会では昭和のドラマみたいな話はもうあり得ないんだわ、
(コンプレックス強度の高い物語はリアリティーすら失った:現代ではそれコントでしかない)


『共同幻想』が設定していたインセンティブも効果を失っとるわけで(実家が金持ちとかクソの意味も無い)、
自動的に社会的成功や、地位や名誉、『共同幻想』適応の優位な立場ってものが全て、
「最近の若い人はもう車とかいらないと言ってる」←全部が全部こういう始末なのよ。
(必要ない、個人的幸福論に何ら関係が無い)
思うに、
「結婚適齢期」なる言葉も差別表現としてPC的に使われなくなってる筈、
(既に女性社員に「君は結婚しないの?」などと声かけるとガチのハラスメントですから)

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posted by kagewari at 20:35 | 心理学テキスト「Why not」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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所謂臨床系の言うところの行動療法ってほど堅い話ではありませんが期待感あるアプローチだと思います
自我と時間』参照




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