2020年02月19日

『共同幻想』論の補完(社会学的にはまだまだ詰めはアバウトなんだが)


こちらは心理学なんで、社会学的背景は参考程度の論拠でも(『共同幻想』語るだけなら)必要十分だろうということで、見切り発車で展開してみよう。
<<<それはNGだってのに”いい悪い論”が脳内で反復してる人に参考となると思う>>>

■何も『共同幻想』社会は戦争狂(warmonger)では無い
社会構造上「そうでなければ意味を喪失する」仕組みになってんの
どういうことかって、
近代以前、封建社会の更にその昔の『共同幻想』発生起源は”氏族社会”だよね、
言えば巨大な血縁一族一派のバンド(群れ)ですよ。
(遊牧民のキャラバンで想像するとわかりいいかもしんない→これが近代以降ゲマインシャフトからゲゼルシャフトへの変遷の中で「利益共同体的一派」への社会化する)

目的は安全保障、
農地であれば土地だけでなく水の占有権や市場の権益、
遊牧民であれば、より単純に移動エリアの自由行動権、
これを守るため”群れを組んで武装”するんだけれど、
そ も そ も 自ら所属のバンド(群れ)を最優先する事は=「他はどうでもいい」のであり、
(だいたいがこの時代生きるか死ぬかなので、関係の無いバンドに情けかけて得られるものなど無い)
いざ事に及ぶとすれば、
●躊躇なく「一列談判(らんぱん)破裂して暴力の出る幕だ」となります。
 ↑
ちなみに農村部でのこういう争いは中国で1990年代まで普通にやってました。

ある意味平和とは敵対する勢力の”殲滅”であり、
(合理的に不可能だからやらないだけ)
「仲良くする方が双方にとって一族繁栄するのではないか?」なる着想は、ぶっちゃけ産業革命以降の話でしょ。

■日本の場合で言えば「嫡男総取り」ってのがあります(跡取りの長男が全財産をひとりで相続する慣習)。近代以前の日本では(武家から農家まで)次男以降は長男の農奴や丁稚奉公に売り払ったり(女の子は女郎屋に売れる)、明らかに差別される対象でしたがその理由も簡単。
「先祖伝来のこの土地を人数分でバラバラにしてどうするの?」って話、
その規模を守るには一子相伝で跡取りがそれを受け継ぎ(実質彼個人の所有物では無い)、彼もまた自分の嫡男にそれを渡していくことが、先祖信仰含めて”一族を永続させ守る”行為であるからです。

つまり「組織発足の根本趣旨」がそうなワケで、
人道主義みたいなお笑い種の出る幕はありません。
(極論すりゃ近代以前は「殺るか殺られるか」なんですから)

<ちなみにそんなワケで、売り飛ばされた次男坊以降の街が江戸みたいな事なっておりまして、当時は男女人口差的にほとんど結婚などできず、→宵越しの金は持たないってな粋な吉原通いってサブカル文化に連なるワケです>

それが産業革命以降社会化し、
「業界内トップを目指してシェア争いを勝ち抜く」みたいに、
(競争他者を倒産に追い込んでこその大勝利でしょ?)
サラリーマン戦国時代みたいなノリに姿を変え、そのの根本は(闘争するから『共同幻想』)変わることなく続いてきた。
現代世界的な経済競争や経済戦争ってのも同じノリです、
目指すは世界の”覇権”ですから。


ちょっと話を戻しますが、
■人道主義みたいなお笑い種(実はホントのとこはお笑い種では無い)登場の背景は、説明するまでも無く「フランス革命」であり、
この時の人道主義ってどういうことかってさ、
教会権力を奪取し(連日カソリックのお偉いさんの首をギロチンではねてさ)、
キリスト教保守系『共同幻想』の原典バイブル(聖書)への挑戦状なワケですよ。
「アンチキリストとして、神に頼らず人間自身の手により英知というべき(聖書のような)普遍的権威を構築しようじゃないか」みたいな話。
(うんで、これは後に『共産主義』発明のアイデアにもなるんだが)

言うまでも無くこの時以降の宗教改革派(プロテスタント)過激派が落ち延びて独立宣言するのが、米国の始まりだよね(米国の場合は、アンチキリストまで行かず「アンチカソリックのプロテスタントIS」みたいな国是だってとこ→言えば『歩留まり』選択だよww)、
(米国設立の神話であるマニュフェスト・ティスティニー《Manifest Destiny 》なんて〜のは、「左手に聖書を・右手に銃を、西へ西へ伝道の旅を続けろ」みたいな話で”銃ありき”だから。)

つまり人道主義を語るとき、その暗韻として、守旧派はギロチン送りだ(ぶっ殺す)が無けりゃ、単なるお笑い種のお花畑になるワケさ、
ここはちょい前に書いたよね、
「左翼のお花畑妄想(人類皆兄弟)の元ネタは何か?」
http://kagewari.seesaa.net/article/473550056.html



わかりやすく要約するとさ、
「どっちの道徳が正しいのか、戦争でケリつけようぜ」ってのが『共同幻想』のコア(設立趣旨)で、
それ外したら(批判したら)、言語道断の裏切り者に落ちてしまうじゃん。
そんなん真っ先に粛清対象になるわな、

世界に普遍的道徳など存在しませんから
(どこの組織にも組せず、哲学的にそれ考えるってのはまた例外)
 ↓
●(現世利益的に)現存する道徳の本質ってのはさ
「敵対するもの同士がタイマン勝負する様」みたいなもんなんだよ(笑
争って決着つけネーとどっちが正しかったのかわからないままじゃん。
そら困るのさ、所属『共同幻想』の権威が不安により揺らいでしまう。
権威の正しさらしらを保守するためには?→「躊躇無く敵を攻撃すること」でしょ
だったら(どこぞの『共同幻想』が世界を征服するなどあり得ないので)、
「自らの正しさを信じ、敵を攻撃する事」が、道徳条文の最上位って結論になる。
 ↑
この様子を第三者が俯瞰で見れば?
なるほど「道徳とは、敵を攻撃する動機形成のための概念なんだね」って思うじゃん。

逆に言えば?(『共同幻想』の立場から言うならばだけど)
「戦う意思の無いものに道徳(いい悪い)を語る資格は無い」


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posted by kagewari at 06:11 | 心理学テキスト「Why not」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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所謂臨床系の言うところの行動療法ってほど堅い話ではありませんが期待感あるアプローチだと思います
自我と時間』参照




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