2019年03月28日

再び「現実とは何か」論

昔想像するって何かみたいな原稿書いたことあると思うんだけれど、
その続編というか、更に深いところまで考えてみようという趣旨です

前記事にちょっと被りますが、
脳内で(あれこれ考えるなりの時に)認識されている現実はLIVE映像で現在進行形で見ている視覚情報(映像)のようなものでは”ありません”。
下手すっと自画像すら「へのへのもへじ」程度なんです。

こういっちゃ何ですが
●自分の声を録音で聞いた時のスゲー違和感って有名な話ありますね
(俺が個人的に妙な習慣で髪をここ何十年か自分で切っているからなんだが)
自分の横顔だとか、ちょっと後ろから見た絵って「通常は想像すら及んでいない」のですよ。
見ても「誰それ」ってぐらいに。
(とまあここでも「醜形恐怖にみられる皮肉や矛盾」ってところに関係してくるんだが)

脳が精一杯リアリズム重視して再現しているイメージのひとつが『夢』ですが、
皆さん体験しているとおりで、随分と実際の現実と比べて欠落したイメージというかアバウトで感覚的な世界を疑いも無く(夢見ている時には)「すっかり現実気分で見ていたり」します。
言うならばそれが脳の能力的限界であって、人類ヒト科の認識できる現実世界ってその程度の代物であると同時に、正確性においても非常にアバウトです。
(※逆に言えばなんぼでもアバウトにデフォルメが効く←エスカレーションも可能)

●これも前記事で触れた事項だけれども、
「裁判における事実認定で証拠として認められるには”それがエピソード記憶であること”などを証明しなければなりません(でもなけりゃ人は事象の細かいディティールなど記憶できない)」
 ↑
自分の記憶も同じなんですよ。
どれぐらい詳細で正確なのかって「凄くアバウトで怪しい」ワケです。
(夢にも出てくる格納されたイメージは、おおおそ現実からかけ離れているぐらいあられもなかったりする。→故にここでも「醜形恐怖」に見られるような事実誤認がナンボっでも起きる、)

例の「オカルト系量子論」でお馴染みの
(っても「物理学で真面目に論議されている話」だが)
「人が観察したことにより宇宙は実存するのかも」などの話ですが、
 ↓↓↓
■脳が認識している水準の現実は”非常に限定的”且つ”不正確で””アバウト”です
極論すると(自分の横顔じゃないけれど)自分の事すら観察されていない現実は”この世に存在してないも同然”であり、
「第三者なら苦も無く見える横顔の様子を指摘されても」
(これわかりやすい心理学のスタンスだよね)
当人は「全否定」してしまうことはちっとも珍しくない事であり、
(指摘した人を平然と嘘つきと思うほどにね)

事が自分以外の登場人物を含む関係性の話に及べば、
その不正確可能性は無限大になります。→驚くほど現実から乖離しても脳の現実認知は”その程度では破綻しない”。
(一定水準の公平性というか現実認知を事実認定に近づける能力は努力や訓練を必要とするし、だからこそジャーナリストやドキュメンタリー監督などは”専門職”であって初めて務まる。)


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posted by kagewari at 19:36 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月25日

脳内の現実世界(すっごく省略されている的な)

ある障害のひとつに「直感像」云々って話あるのご存じですよね。
見た物をそのまま写真のように細かいでティール全て覚えている的な奴です。
その反対に通常では(都度瞬間のメモリ画像はともかく)、記憶に収納される時に視覚情報は「たとえば人の顔程度のものだと○△□程度のシンプルな構成に省略(圧縮)されて格納されます」。
故に、一般の人は「絵を描くのが下手」なのです。
(テクニックの問題では無く、脳内に再現映像としてそれを観る事ができない)

極論すると一般的な脳内における人の顔の情報は「へのへのもへじの域を超えない」ワケですよ。
(ある意味ここに醜形恐怖のナンセンスも被るんですけどね=同時によくある”外見じゃないから”的な対人好感度の背景を物語ってもいる)
そして裁判における証言だけの間接証拠の論証が凄く危険な理由でもある。←エピソード記憶を例外に、脳は一般事象を細かいディティールまで”記憶しない”からだ。
(●そのため裁判では証言の信ぴょう性を確認するため「何故その点を覚えているのか?」エピソード記憶であることを証明しなければならない。→エピソード記憶ってのは関係の重要性や・ユニーク度や・記念や・金字塔や・トラウマのように”概念や物語のような形”で記憶している事象。)


■絵画教室みたいな奴で「誰でも上手に絵が描けますよ」って技法があります。
それは描画対象を60分割とかして(ジグソーパズルじゃないけれど)各分割した”そこだけ”書き連ねていく手法です。
●説明するまでもなくネタバレわかりますね?
○△□程度に省略(圧縮)されてしまうのであれば(点画じゃないけれども)それを60倍すればかなりの再現性が期待できる。←こういう技法です(分割度上げれば上げるほど精細になる)。


■そんぐらい一般的圧倒的多数の脳は映像情報などをすげーアバウトにしか認識していない
故に、
日本の古典芸能である”能”などでは「無表情な面を被ったまま演技することで、逆説的にドラマ性に集中できる」のです(これ発見した古代の日本人本気で凄いと思う)。
※「そんなことネーだろ」って思ってしまうのは現在のライブ映像視覚情報による一種の錯覚

日本の漫画・アニメの原点である『浮世絵』もそうです。
西洋絵画における写術技法において禁忌とされている「太字の線で輪郭書いちゃう(てか浮世絵って版画だからなんだけど)」「遠近法無視して横向いているのに口を正面向きに描いちゃう(これが後のピカソのキュビズムに繋がる)」、「光の表現もアバウトに塗り絵のごとく鮮やかな色をベタ塗りで(いやいやそれも版画だからなんだが、、)」
 ↑
この浮世絵(江戸時代のグラビアや写真週刊誌ですな)表現が、日本における後の漫画アニメ特有の表現技法に連なります。

■これに対して西洋の古いアニメは”口パクんとこだけ映像合成”してみたり、
CGにおいても実写に近づける方向を模索しました。
結果何が起きたかというと
「CGが実写に近づけば近づくほど”気持ち悪い”」って現象で、
(その先更に実写に近くなると”実映像になるだけ”なんだが、、)

この気持ち悪さの問題はAIキャラであるとか、
ロボット造形においても課題になっている。

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posted by kagewari at 18:59 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月23日

『共同幻想』残酷物語の補足


フランス革命のどさくさで作曲されたフランス国歌である
「ラ・マルセイエーズ:La Marseillaise」ってこんな歌詞ですから
(7番まであるので興味ある方はwikiで)

Allons enfants de la Patrie,行こう 祖国の子らよ
Le jour de gloire est arrivé !栄光の日が来た!
Contre nous de la tyrannie,我らに向かって 暴君の
L'étendard sanglant est levé, 血まみれの旗が 掲げられた
L'étendard sanglant est levé,血まみれの旗が 掲げられた
Entendez-vous dans les campagnes聞こえるか 戦場の
Mugir ces féroces soldats ?残忍な敵兵の咆哮を?
Ils viennent jusque dans vos bras奴らは汝らの元に来て
Égorger vos fils, vos compagnes !汝らの子と妻の 喉を搔き切る!

Aux armes, citoyens,武器を取れ 市民らよ
Formez vos bataillons,隊列を組め
Marchons, marchons !進もう 進もう!
Qu'un sang impur汚れた血が
Abreuve nos sillons !我らの畑の畝を満たすまで!

■10年前後の内ゲバ殺戮の暗黒時代を経て(広場のギロチン断頭刑が毎日の風物詩、確か万オーダーで殺した→それを指揮していたロベスピエールも最後にギロチンで死刑ですww)、
何故か(共和制では無くて)ナポレオン皇帝による立憲君主制になってしまうという、
ギャグなのか?ってのがフランス革命ですが

まー血みどろの勇ましい歌詞でありまして、
日本の国歌「君が代」との差がもうね、、、
所謂近代以降の『共同幻想』ってものが闘争の歴史と、そして敵は殺すという明解な意思表明の基に成立していることがよくわかります。


映画界には時々皮肉めいた話があるもので、
スタンリー・キューブリック監督の名作『フルメタルジャケット』ですが、
これ本来キューブリックは”軍”ってものの不条理と言うか非人道性を描こうとしていたと思うのですよ。と、こ、ろ、が、
劇中登場するハートマン軍曹は別の意味で人気になりまして(笑
(ここヒトラー最後の12日における総統のヘンテコ翻訳動画人気にも通じるものあるんだが)

「『共同幻想』社会はこれぐらいわかりやすくやってくれ。それが本質で本音だろ?」
みたいな(期待とはまた別のところだと思いますが)、
「おーそうでなくっちゃ」みたいな部分でウケたんですよ。
それって日本だけでは無いのじゃないかな(こんなにyoutubeの動画あるんだから)
●「社会における同調圧力の圧迫感というか、ストレスというか、強迫性を「やるなら本気出せっての」オマエラの正体そこだろ?」
そして「そんぐらいバシッとやられるほうがむしろ清々しいわ」とこにも至るというか、

Full Metal Jacket - Gunnery Sergeant Hartman 3




最後のミッキーマウスに至っては
(キューブリックはさ、右翼として知られるディズニーを皮肉った部分もあっての表現だと思うのだけれど、、)
「カッケ―」って事になって、
●ミリオタや、サバゲーのゲーマーの間でマネしてミッキーマウス歌いながら行進するのが流行っちゃったりしたんだよねww

これっス
 ↓


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posted by kagewari at 19:25 | 心理学テキスト「Why not」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月21日

「WEB投げ銭(リクエスト)」の導入


「コメント欄の閉鎖」「公開開示版の閉鎖」から久しいですが、
合理的な方法を発見しました。
amazonギフトカード(Eメールタイプ)には文字制限のあるメッセージ機能があり
且つ送信者を特定するのは匿名可能な名前部分のみ
金額も15円から1円刻みで設定可能ということで、

依存的利用や、荒らしを模倣する妨害(強迫系認識の自己顕示による強化目的の私的利用)などを「機能そのもので抑制」できます。

などなどから「WEB投げ銭(リクエスト)」を導入することにしました
(そのまま寄付的意味で送信も可能なので『有料相談』ページから同部分の記載を削除)


●amazonギフトカードのリンクをサイドバーに設定
●以降の各記事末尾に以下を記載
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【web投げ銭(記事リクエスト)】
amazonギフトカードによる『web投げ銭』の受付
以下リンクより「Eメールタイプ」を選択(金額は15円から1円単位で指定できます)
代表メールアドレス宛 kagewari@cside.com

収益は当事務所運営経費に当てさせていただきます

【注意事項】
・プライバシー保護のためお名前は”HN”でお願いします
・メッセージ欄「記事リクエスト」が可能
※リクエストは”記事内において引用される可能性”がある点留意の上、プライバシー保護の範囲内で記載ください(記事内引用に合意したものとします)

必ずリクエストに答えるなどの対応は”できません”が
(閉鎖された「コメント欄」や『公開掲示板』の補完として)
可能な限り質問等には答えていこうと思います

※送信にはAmazonのアカウントが必要です
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リクエスト記載部分引用の可能性や、プライバシー保護の観点から”個人的な相談を依頼する事はできません”が、パブリックな記事に対するリクエストとして質問を要約・集約することで『自意識』の活動を促す効果もあると考えてます。



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コメント欄に問題となった同趣旨の投稿が続いたため、暫くの期間ブログのコメント欄を閉鎖します。閲覧されている方には不自由となる部分もあるかと思いますがご了承ください。(再開までの期間は未定です)
詳しい経緯は下記リンク及びサイドバーコメントリンク表示の説明参照
コメント欄の削除があった件(関係障害について)
http://kagewari.seesaa.net/article/402054291.html


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posted by kagewari at 10:51 | 告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月17日

いよいよ差し迫っててきた北朝鮮の核問題の今後をどう読むか

北朝鮮の核問題の緊張度は高まっていると思います。

一番心配なのは金正恩の政権基盤です。
(一説によると対米外交重視批判派を粛清したという噂もある)
評論家の中には、先日の交渉決裂も出来レースで北朝鮮は外交的になんら落体していない筈だという解説もありますが、
うーんどうでしょう「仮にそうだとしても」そんな内部事情を国内の反対勢力に公開できる筈も無く、成果が無いじゃないかって批判を抑え込むことはできません。
 ↓
事実、こんな感じに牽制しなければいけないことになっている
北が非核化交渉中断を警告 近く正恩氏が声明発表
https://www.sankei.com/world/news/190315/wor1903150031-n1.html

(てかこれ後段に出てくる情報工作の動きに対する北朝鮮からのメッセージだろうか?)

韓国識者である元日経記者鈴置氏は韓国の文在寅政権も「(親北反米反日やりやすくなって)むしろほくそ笑んでいる」的解説しており、
いったいぜんたいどう考えるべきかとても難しくなってます。


■ひとつ重要なポイントは(チャンネルくららの内藤陽介氏が指摘)
文在寅政権が重要視していた(韓国左派が韓国独立の日と呼んでいる)3・1節の危うさにある
三・一独立運動では「ソウル市内のパコダ公園のデモ」の他に
「上海(シャンハイ)では独立運動者が集まって4月11日には大韓臨時政府を樹立」する訳だよ
故に文在寅政権は親北派だが、中華のケツ持ちを前提とする朝鮮半島の赤色統一を目論んでいると言われているんだけど

勿論これは本音反中の金正恩大反対でガン無視→北にとっての三・一独立運動はインチキブルジョア革命騒ぎ程度の評価に過ぎない。



そんな背景に”謎の動き”(明らかに情報・諜報工作:インテリジェンス)が当てられた
【極めて重要な動き】だと思う
 ↓
1)3月1日(暗殺された)金正男氏の息子ハンソル氏の保護団体が自由朝鮮を名乗り、北朝鮮臨時政府を宣言した。(ハンソル氏を擁立しようとしたがどうやら今回は断られたらしい)この臨時政府樹立宣言の動画が、パコダ公園を思わせるような場所で撮影放送された。
この団体は元「千里馬民防衛」と知られる脱北者支援団体とされる。

※「千里馬民防衛」は2月に北朝鮮スペイン大使館を襲撃している
スペインの北朝鮮大使館襲撃にCIAが関与か 有力紙が伝える
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190314/k10011847651000.html

「千里馬民防衛」が襲撃関与か スペインの北朝鮮大使館
https://this.kiji.is/479477417253995617

ワシントン・ポストによるとCIAの関与は無いとしている
(襲撃で奪取された職員のPCや携帯端末などの情報は米国なら盗聴やハッキングなどでも情報取得可能なものだし、ずさんな手口からスペイン紙のCIA説はちょっと無理がある。千里馬民防衛は脱北者支援組織だから米情報関係者との接点もあるって意味かなと、)


2)「統一後は韓国陸軍を中朝国境に」…北の非核化より先を進む韓国軍
https://japanese.joins.com/article/239/251239.html

 ↑
これリーク元はどこだ?
先日起きた退役軍人会の「文在寅政権へ抵抗しろ」檄文の影響?
そもそも退役軍人会経由のリーク?
(中国のケツ持ちで赤化統一考えている文在寅政権の考えと明らかに違う。或は韓国軍が北朝鮮の指揮下に入る意味?それとも北の謀略で文在寅政権に対するけん制?)



この1)と2)が凄く謎なんですよ、、、。
誰が何の目的で仕掛けてる?
(文在寅政権が韓国の情報組織を事実上解体しているので、韓国が仕掛けたものでは”無い”のだけは確定)
・自由朝鮮臨時政府の動きは文在寅政権の親北政策に脅威を感じた脱北者支援団体の動きであるのは明らかだけれど(3.1を正当化するなら今回の臨時政府の動きも無視できない)、
彼らのケツ持ちが誰かってことだよ。
米国情報部か?、、いやそれとも中国の情報部か?

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posted by kagewari at 06:01 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月15日

どうでもいいことシリーズ「リチャード・クレイダーマン」論

ここに尽きるかな?
・キース・ジャレットのソロパート凄いいいとこは1小節前後しかもたない
・他、名だたるギタリストのソロパート珠玉のリフ、実は1小節前後しかない
・CMでもお馴染み、クラシックの名曲『カルミナ・ブラーナ』
”皆さんご存じのいいとこ”は最後の55秒である
(コンサートでは観衆のほぼ全員がここのいいとこを粘り強く待っていると思われるww)
カールオルフ、カルミナ・ブラーナ「おお、運命の女神よ」んところ
そっから再生するように埋め込んでます
 ↓
Carl orff -Carmina Burana /Koninklijke Chorale Cæcilia

(限界までの大音量で視聴ください、冒頭3:16のとこのラッパもカッコいいですけどね)

※他、ドイツ系クラシックによく見られる「サビが永劫回帰リフレインして退屈してしまう(ひつこいぞ!みたいな)」バージョンもありますね。←これも聴く側に胆力が求められる。

●いうまでも無く、現代ポップス作曲手法における
「ザビから入るイントロ」は、サビパートのリフをしつこく聴かせる狙いがある

この論議「どちらが正しい」とかでは無い

アートストが自分をアナクロでも求道者のような表現者として認識するのか?
アーチストが自分を大きくオーディエンスに影響を及ぼしエモーショナルに揺さぶる表現者を(快感代謝的に)求めるのか?
 ↑
個々人のスタイルの違いね。

●リチャード・クレイダーマンは(民主政治じゃないけれど)大衆に自ら入っていった人物
なのですよ。
wiki見るととても面白いのだけれど、
https://ja.wikipedia.org/wiki/リチャード・クレイダーマン
彼はフランスの「パリ・コンセルヴァトワールに入学してからは天才と呼ばれ、16歳でコンセルヴァトワールを首席で卒業する。」傑物です。
どこやらのピアノコンクールでタイトル取ったも同然、クラッシック世界でも食えた筈の天才。

この人物が何故かポピュラー音楽の道を選ぶ。
wikiによるとその事物像も
「大変なはにかみ屋で物静かな人物である。休日も出歩くことは滅多になく自宅でピアノを弾いたり音楽を聴いたり読書をして過ごすことが多い。外出する時も運転手付きの大型車ではなく、愛車のBMWを自ら運転するか友人とバスや地下鉄に乗って出かける。楽屋で用意される飲食物もシャンパンやキャビアではなく、サンドイッチとミネラル・ウォーターとリンゴがあれば充分と答えている。酒やたばこは一切たしなまない。」
こんな人、

俺はね、きっと彼はクラシックに詳しい音楽エリートじゃなければ楽しめない音楽って何か、
みたいな問題意識あるんだと思うのよ(音楽や芸術における「羞恥心の壁」論)。
思ったとおりで、
wikiによると晩年の彼は、NHKの高齢者番組で素人にビアノの講師とかもやってんのさ。

●事実、当時の団塊世代なんかが「ピアノ弾けたらいいな」みたいな流行のキッカケともなった
渚のアデリーヌ

(どことなくアルバムジャケットかな?クレイダーマンの写真も演歌歌手のようでもあるww)

所話のこの時代ってさ、
団塊世代のお父さんが、娘の結婚式でピアノ演奏するとカッコいいかも?みたいなだね、、
虚ろいゆく『共同幻想』の斜陽の中で、僕にも何かできるかなって涙ぐましい抵抗が散見されたりしていたの。

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posted by kagewari at 17:42 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月13日

『共同幻想』の変遷と推移

所謂社会学の定番である
「ゲマインシャフトからの→ゲゼルシャフト」
「Gemeinschaft(血縁地縁封建的『共同幻想』)→Gesellschaft(利益関係・契約関係など近代以降の『共同幻想』)」
その変遷を『共同幻想』論的にちょっと段階的に論議してみよう。

■ここ社会学ブログじゃないので
「ザックリ適当に」であってマジな顔した反論はご勘弁願います(笑


<<<<スタート>>>>
●原始共産的『共同幻想』社会
・シャーマニズムなどの呪術的というか神話に依存するようなカルト社会
 ↓
●原始文明的『共同幻想』社会
・統合的(権力装置を備えた)信仰や宗教観と氏族・民族的大規模社会
 ↓
●原始宗教的『共同幻想』社会
・ドグマ(教義や経典)による明解な概念を持つ宗教の登場
人類初の文明的「宗教」と呼べるような(文字文明とも関連していると思われる)概念の登場
同一宗教を共有する(ある意味グローバル主義な)覇権国家の台頭
 ↓
●封建主義的『共同幻想』社会
・文明化近代化により地域地域に王家や宗教一派などによる民族国家が形成され
各派が覇権をめぐり争う戦国時代でもある
 ↓
●近代的『共同幻想』社会
・文明化(とりわけ産業革命により)成金と言っては言葉が悪いが、文字が読めて知的活動の余裕のある民間階級の台頭により(大商人など)、相対的に権力側の強度が低下、
市民社会が形成され、革命も勃発する(王権国家から→共和制へ)
近代的法治国家の登場(世界的には一部の覇権国家と植民地の時代)
 ↓
●近現代国家主義・帝国主義的『共同幻想』社会
・経済学がこの話のキモ
資本の蓄積により「高度成長も大暴落もある時代」
急激な文明の変遷に対する”反動”勢力もチラホラと→ゲマインシャフトを基軸とする民族主義右派も台頭し大戦争の時代へ。
同時進行で(ユダヤ教やキリスト教的ドグマ社会の解体に対する反動として台頭する『共産主義』による)左翼革命と内戦の時代でもある。

注】時代の変遷を通じて『共同幻想』のクレージー度合というか、、危ない度は都度の崩壊により緩和されて行き(洗練されるというか)、同時に『共同幻想』それ自体の強度も権力も低下している。

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posted by kagewari at 21:46 | 心理学テキスト「Why not」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月08日

「保守政治思想」の論理

『共同幻想』再選択時のひとつの指標として考えられるのが「保守政治思想」です。
コテコテの保守系評論家の話には流石の俺も(政治的スタンスは保守リベラルだと思っているんだが)「ちょっとついていけない世界」となっており、
安全保障やインテリジェンスの論議している時には切れ者の評論家の方が、いざ社会の在り方なんて話になると真顔で「神社仏閣を中核とした地域コミュニティーの再生」みたいな話をはじめてですね、
「オイオイ、いつの時代だよww」となったりします。

保守系は同じ『共同幻想』でも”よくある自我構造的”に言うと、左翼と大きく違います。
(そら何事も一概には言えないのであくまでも”ありがちな”の意ね)
左翼は自分達の政治思想がコテコテ『共同幻想』系である事に自覚が無いため依存系人格が新興宗教にひっかかる構図みたいなことなっちゃっているので、違う意味で構造的問題を抱えており、、
これに対して保守系は「堂々と『共同幻想』の再生を言明」しており、
その担い手を自称する世界になります。

■政治的スタンスとして、米国キリスト教系保守のような政治姿勢は欧州にはほぼ存在していないとも言われており(逆説的に言えば歴史の浅い米国で保守って言葉としてズレちゃってますから)、
米国の極度に教会に依存する保守系社会の在り方も(彼らの論旨は神の導きで福祉は教会中心のコミュニティーでやるから国民皆健康保険も生活保護のような連邦政府権力が出張ってくる公的福祉など不要だ!って主張)米国特有と論じられたりしています。
故に米国を典型例に挙げると間違うと思うのですがww

(多分ね、あの世界最強の軍事力も保守系の認識では”神の軍”なんだろうと思います。←彼らの心情は→私たちは神の導きによりそれを行使するのであって、自分の考えを自らの意思で選んでいるなどという認識は《神への冒涜であり》僭越だってスタンスだそうです。)
以下動画を参照するとその意味がよ〜くわかる




彼らの主張を前提に考えりゃわかるとおりで、
「おいおいその地元教会に加入していない異教徒は死ぬしかないのか」って事になり→すわ異教徒は民主党支持となる理由にもなっている。
米国の場合は文字通りの「おっかない保守」だと言えます。
 ↓
(且つマジに武装してますから→保守系ファミリーの場合だと誕生日プレゼントに銃買って、お父さんが子供をシューティングレンジ連れてって射撃教えるとか割と日常の風景だし。youtubeには「妹にプレゼントするならこの銃ランキング」なんて動画もありまっせ、)
いざとなれば躊躇なく銃を手に戦う人達です。


■そんな「保守政治思想」の神髄ってか、、
コアとなる考え方がどういうものかっていうと、
神や偉人の考えに今の自分が及ぶ筈も無いが、伝統文化や伝統宗教哲学には(それがほんとかともかくってのは歴史や延べ人数で携わった人の多さなどがそれを担保している)”及ぶ筈の無い知恵”が存在している。←故に(謙虚なこころがあれば)誰しもが保守となるであろう。
 ↑
だいたいこういう考え方です

●オンザレールな『共同幻想』崩れとの大きな違いは、
選択する思想なり習俗なりの歴史や哲学的意図などを雄弁に語れることであり、
正統性に人生賭けているため、敵対勢力に対して激しい闘争心(戦うスタンス)も持っているってとこでしょうか。
オンザレールのようなアバウトな依存では”無く”、
確信犯的な”信念”としての”選択”である。

確信犯的再選択の条件ってのは、
ガッチリ反抗期を経て、
(=一度オンザレールに適応した『共同幻想』の全否定と全方位批判を完了している)
思春期を経た”大人として”(『自意識』マター確立後の)
言い訳の余地の無い自己責任を担保した
(『自意識』が自ら選択決定した=裏切ったら詰め腹切る覚悟がある)
”『共同幻想』の選択”であることで(オンザレールとの対比から”再選択”と表現される)、
 ↑
なんて言えばいいかな、この選択行為そのものが”ある意味(感無量的な)エンタメ”であり、
選択した自分の姿そのもので、かなり欲求的欲求を量的に代謝しちゃているんだよね。
(軍服に袖通す度に、結構脳内物質出ていてそれだけで快感獲得している。←※ピンとこない人は「レギュラー発表とユニフォーム手渡しされる時感動と興奮で盛り上がるラグビー代表」をイメージしてくれ。勿論この時補欠だろうと用具係りだろうと”再選択参加者は全員感動《代謝》”する。)

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posted by kagewari at 05:23 | 心理学テキスト「Why not」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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所謂臨床系の言うところの行動療法ってほど堅い話ではありませんが期待感あるアプローチだと思います
自我と時間』参照




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