2019年02月08日

主人公論(と腐女子論)

ちょっと話逸れるのだが、
必ずしもエンタメ(興奮ネタ)ってのは、主人公や同格の助演役に自分を感情移入できれば成立するものでも無い。
確かに「俺強ぇ〜」ものや「私って素敵」ものなどベタなストーリーもあるけれど、
所謂エンタメが成立させるための(ここ音楽と羞恥心にも似ているだが)仕掛けってのがある。
●それを「リアリティー」って呼ぶんでしょう
「そういう設定なら(暗韻として”自分にも”)あり得るかも知れない」っつー話

たとえば
主人公が「今はド貧乏だが、実は○○」だとか
主人公が「凄く○○のコンプレックス持ちなのだけれど、実は隠れた○○」が〜
主人公が「民度の低い下品な世界の住人だが、金持ちに見初められてマナーを学んだら貴婦人に」(有名なマイフェァレディ的な)
主人公が「一見頼りないのだが、メンタルと知力が凄くてトンデモな作戦で」だとかね、
 ↑
ちょっと音楽と羞恥心に似ているのわかります?
”凄い事を隠す仕掛け(設定)”がキモになっているんだな。
(逆さまにいうと「完璧超人ギルガメッシュの大冒険」だと英雄譚だけに留まる←エンタメとして盛り上げるキモはその弱さでエンキドゥ登場させないと始まらない。)

ことほど左様に、
所詮一般人に過ぎない視聴者をいかに壮大なエンタメに感情移入させるかの手法なワケだけれど、


●ちょっと話逸れるけど(俺はぶっちゃけこの発想は失敗だと思っているんだが)
日本がダントツで得意としているAVにおいて(笑
「キモいオヤジとホニャララ」みたいなジャンルもあるのですよ。
(構造的解釈は理解できるんだが、、、それは違うだろみたいなww)
 ↑↑
構造的着想としては、案外ここに被るのではないかと思うのが、
●「腐女子」って概念です、
わかりやすくいえば、モーホーなイケメンな男ばかりのボーイズラブなドエロな漫画やライトノベルをこよなく愛する女性達のことだが(この説明への異論はみとめますが、このブログはそういうディープな話を詰めようって事じゃないのでお許しください)、

■なんつーか「野次馬観戦」とか「のぞき見的背徳」ってのかさ、
エンタメの物語の”外”にそのままの自分を(登場人物に感情移入することなく)観察者としてこれを楽しむってジャンルです(ある意味アイドルなどの追っかけなどもそこに通じているかも)、
視聴者である自分を完全な安全地帯に置いて、色恋沙汰の物語に”リンクさせない”ところがミソ。
決して今の自分の生活などに影響及ぼさない状態でありつつ、どす黒いほどの背徳とエログロの欲求を満たしたいというですね(笑、一挙両得みたいな楽しみ方です。

(こんな事いうと叱られると思うけれど、「エンタメのしての宗教」にも似たとこあるのじゃないだろうか、、、。)

話を戻すと、
一見可憐な文系女子が裏の顔として「腐女子」としてのどす黒いエログロな欲求を持っている。
 ↑
あんたの存在が既にエンタメだよ(笑
ぐるっと回って、これは感情移入では無くってさ「腐女子という主人公」なんだね。

この構造はかなり高度な仕掛けだと思います。
そこいらの緻密なドラマのリアリティーを超えている(それ以上の表現上の自由度がある)。


■などなどつらつら考えるほどに「羞恥心」ってのは重大なテーマなんじゃないかと思う
先日『サタデーナイトフィーバー』でお馴染みの米俳優ジョン・トラボルタがズラを脱いで(殊更禿げのカミングアウトとか思わないけどさ)スキンヘッドを堂々公開なんて記事がありましたが、
男性における禿げの羞恥心ほどバカらしいものも無いっていうかさww
(自分を女子に見立てて言えばだ「オメーはそもそも性対象ですらネーだろ」だとか「男選びに毛の量が重要と女が思うだろうと思いこんでいること自体バカ過ぎるだろ」などなど、、次々思いつきますよね。)

羞恥心ってのはそれ自体ある意味”罪作り”だよ。


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posted by kagewari at 23:12 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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所謂臨床系の言うところの行動療法ってほど堅い話ではありませんが期待感あるアプローチだと思います
自我と時間』参照




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