2018年07月18日

オウム報道にちなんで「所謂洗脳とは何か?」

厳密に言えば”洗脳”って概念には無理があるというか、
具体的には”ある状態や現象”が(一般社会には)洗脳なる概念として見えるって事かなと。

心理学的には『共同幻想』における中心的概念「道徳や常識」も類似するものですし、こと宗教に関して言えば”ドグマ(戒律や教義)”からして”それ系”になる訳で、
(ISじゃないけど「原理主義派カルト」ともなれば関わりかたそのものが洗脳機関となる)


■話を分解してみていくと
「つまるところ『抑圧』と『依存』」です。
「そこに『権威』と『自我防衛』」を合わせれば、状況として洗脳に他ならない。
(※前々回のエントリーで、『ストックホルム症候群』を事例に説明してますが、権威者が無茶苦茶なド・Sな暴君であるほど、結果として権威性が上昇していく話しをしていますが、)
極端でエキセントリックな新興宗教ほど、加入信者にはその権威性が真性なものに思えてしまうレトリックがある訳で、
 ↑↓
ここはメンタル問題などにおける親子関係などのヒエラルキーが幼児や子供側の都合により(人類ヒト科は気の遠くなる生育期間を必要とする)、勝手に過剰化する構造を誰しも織り込んでおり(普遍的コンプレックス心理のような)、
 ↓
そこは順番の話になりますが、
親子関係や家庭社会関係(適応)の局面で、何らかの不都合があれば(不安や不快『興奮』)、実体としてはそれほど極端な人物像では”無い”にも関わらず、被っている不快『興奮』に比例する形で権威者が自動的に暴君化認知されるため、
(実際はそんな背景や環境は無いのだけれど)関係の悪化や不全や社会適応の局面における被っている不快『興奮』によって「コンプレックス心理の構図が勝手に組みあがる」ワケです。
(自分の脳内で勝手に映画『フルメタルジャケット』が上映開始されてしまう)

意味わかりますかね、
簡単に言うと「きっかけとなる関係性の不都合から不快『興奮』などに至ると、その不快感度に応じた(主体的認知では無くて被(こうむる)受動認知により)権威者暴君イメージが”事後的に逆算的に成立”し、コンクレックス構造にレバレッジがかかる」って事です。
 ↓↑
(詐欺にあった被害者が、被害金額に応じて且つ単純比例だけで無く《権威性倍増》係数かかって加害相手の悪質性を《上限エンドレス》に認知するみたいな構造。←勿論言うまでもなく犯人の悪質性はその都度の金額と一定の関係性はあるにしろ”個別”にジャーナリストや司法機関なりに判断されるべきものである。←これに対し《上限エンドレス》になってしまうと「悪魔」の概念であるとか、更にこの認知が反対に自己を卑下する方向に及ぶと《その反動・反転なので》自殺衝動などに及ぶなど、様々な展開になるワケです。所謂エスカレーションの構造です。)


■さて、経緯はともあれ、
脳は「快・不快原則」により、快だろうと不快だろうと不安だろうと『興奮』を伴えば、速攻追体・再現を自我に求めます。
この状況が過度になれば(『興奮』をつかさどる物質は”脳内麻薬”とも呼ばれますから)、「退屈だと死ぬ病」の人類は(攻撃的に能動的に動機形成が抑えつけられている場合)、是が非でも快だろうと・不快だろうと・不安だろうと(自我を煽って)『興奮』させようとします。
この一種の中毒症状のようなものが依存症です。

で、巷でいうところの”洗脳”って何かと言えば、
たとえばですよ?
「コンプレックスと反動形成をレバレッジにして、いつでも容易に不快や不安『興奮』を獲得できる保証はありません」
何故なら?
極論すれば「実際はそれほどの(脳内でハートマン軍曹化しているほどの)外的事実は”無い”」からです。
「きっとそう思っているんだろ!この悪魔」
「…。いやいや、え〜ど ゆ こ と な の?」
「いっつもしらばっくれる、嘘つき」
「えっと、、ちょっと意味合が分からないんだが」
 ↑
ネタの摺り合わせしていない漫才みたいな展開になってしまうんです。

且つ、一生懸命「自意識共犯」やって、自力でシナリオを書かないといけない。
(そういう才能は誰にでもあるものではありません。それこそ先日書いた「脳の妄想機能は芸儒家なのか?」的論議にもなる。)

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posted by kagewari at 15:10 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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所謂臨床系の言うところの行動療法ってほど堅い話ではありませんが期待感あるアプローチだと思います
自我と時間』参照




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