2017年12月08日

基本用語のまとめ(8)「反動形成」(反動係数)

継続的読者の人はあえて説明を必要としていないのだろうけれど、
新規閲覧者の方にとっては「何のことですか」ともなり兼ねない頻繁に使用されるいくつかの用語を別カテゴリーでまとめておこうと考えたものです。
(重要項目なので予告なく編集される場合があります)


■この話は二次的利得だとか防衛だとかあれこれ含んだものなので、一概に定式化できない部分もあるのだけれど、大まかに「反動形成」で全て説明してしまっても問題無いかなと思う。
(その仕組みや論理的根拠はほぼ同じですから)
HPだとか各所で例示してきた凄くわかりやすい事例が以下。
●「食べようと思って大事にとっておいた冷蔵庫のプリンを食べたのは誰だ?」
この賠償を求める場合(裁判で言えば精神的被害に対する賠償)同じプリンを用意したからと言って納得できない感の事。
その補填について考える場合、(半ば自動的に)何らかの係数かかって倍増されたものを期待する心理が派生します。
更に言うと、前述事例のプリンが個人的に強い思い入れがあるだとか、食べた加害者が性愛関係であるとか人間関係上深い関係にある場合、この倍増係数も上昇し「個別具体的な事象と賠償などにおける満足度は比例せず、心理的に大きく上下幅に振れる」って話です。

<語彙的には>
「被害感などが(実際に起きている個別具体的事象と別個に)エスカレートする構造」です。
故に『反動係数』と説明する場合もある。
注)実際には、仲がいい関係の相手が対象で、その行動予測ができている場合、被害感情が個別具体事例より過少化する場合もあるので(係数的にマイナスになる)、冒頭説明のように正確に言えば「個別具体的な事象と賠償などにおける満足度は比例せず、心理的に大きく上下幅に振れる」って話。

(メンタル問題関係無しに)本来的意味は
■「ドッジボールなどの球技は苦手なので、幾分得意としている長距離走をやたら頑張る事にした」などの、「一次的事象に阻害要因がある場合、これを代償するための二次的選択が過剰化する事で動機形成が均衡する現象」です。
(一般的日常会話表現における「コンプレックスをバネに何々を頑張る」などもほぼ同じ構造)


<詳しい解説は以下>
この話が心理的にやっかいなのは、
■『被(こうむる)』認知における”実被害”と”実被害感”が比例関係にならない部分で、
(被害”感情”は、個別具体的な被害実例に比例しない←背景事情に応じて係数が可変する)
繰り返しになりますが、
すごく簡単な事例で言えば、
・「単価が千円だろうと10万円だろうと、特別に大事にしている物を壊されると被害感は想像超えて大きなものになる」(個別具体的事実と比例関係に無い)←誰にでもあることですね?
・更に言えば、性犯罪などのように(身体的損傷など云々は問題外に)精神的被害係数が相対的に多数のケースで大きくなる”性愛的関係事象”や、
・「TVのニュース番組で赤の他人の死亡報道を見た場合」と「目の前で肉親が殺害される場合」(死亡しているのは一名で同じですが)当事者の感情は大幅に違います。

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posted by kagewari at 19:40 | 『基本用語』の解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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所謂臨床系の言うところの行動療法ってほど堅い話ではありませんが期待感あるアプローチだと思います
自我と時間』参照




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