2016年04月16日

災害においてのメンタル問題(トラウマ論)

■一昨日九州で大きな地震がありました。
被害にあわれた方、不運にも亡くなられた方、お見舞いお悔やみ申し上げます。
このブログでは限定的なものになりますが心理的な部分について記載しておきます。

トラウマ論に発展するか否かで重視するべきポイントは、
「不快興奮や恐怖が反復連続しているか」です。
(勿論一度の衝撃的な体験でも起こり得ますが、メンタル問題に至るには反復連続するか否かが重要な要素です。)

今回の九州における震災がやっかいなのは余震の数が多くその揺れも大きいところです。
かといって現状揺れの少ない場所に避難移動する事も容易ではありません。
疲れているかも知れませんが「情報の確認」ここは必要です。
手がかりとなる情報が無ければ事前の予測・準備というものができません。
次に起きる可能性のある震度や頻度の情報は(忌避する感情があっても)なんらかの形で取得しましょう。
■自治体は(電源等の問題から)まったく情報取得ができない住民のために「避難所における会見」でも、ホワイトボードによる告知でも手段は構わないのでこまめに情報提供に努めるべきです。
避難所にそのまま放置状態となるのを避ける。

避難所などでTVやラジオの情報取得な可能なケースもあると思います
■報道機関は劇場型の救出場面を繰り返すようなことはせず(現在進行系のものは例外ですが)、今後の動向、学術的見解、自衛隊等の支援開始スケジュールなど避難住民にとって関係する報道に努めるべきです。コメンテーターのスケジュールもあると思いますから研究者の発言こそ録画を繰り返し報道していただきたい。

非現実状態の”常態化”も避けたいところです。
避難場所で日常性を取り戻すのは容易な事ではないと思いますが、無理をせず最低限の日常性を決め「寝ることが難しい場合には、しっかり起きる時間の確保を優先する」「少しでも屋外を歩く」など(自身に合った)一定水準の内容でも日常性を回復させるよう努めましょう(お子様いる世帯は単純なもので構いませんから”遊び”に関わるような時間を設けられないか考えてみてください)。

■ペットを飼っている方、とても大変な状況にあると思います。
他避難住民の方の苦情を心配して「ペットだけは車に」という飼い主の方もいらっしゃるかも知れません。大変だと思いますがそのまま放置する時間が少ないように配慮してください(飼い主サイドのメンタル的にもその方がベターです)。
言葉による情報が完全に伝えられない分、ペットの抱えるストレスはどうしても大きくなります。
それでも、情報はその都度言葉で話して伝えてあげるのがベターだと思います。
トイレの砂などが全く入手できていないと思います。昔ながらの方法ですが「土、砂利」など現地調達など工夫して可能な範囲で環境整えてあげてください。
前述同様に、最低限の日常性を決めて一定水準でも日常性を回復させるよう努めましょう。

心理的な不安や興奮状態が反復連続継続するのは避けたいです(それが永続してしまうかのように脳が錯覚してしまう可能性があります)。
できることに限りはあると思いますが、可能な範囲で留意いただければと思います。


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posted by kagewari at 22:14 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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所謂臨床系の言うところの行動療法ってほど堅い話ではありませんが期待感あるアプローチだと思います
自我と時間』参照




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