2015年12月30日

カタギの人生、ヤクザな人生

なんだか仁侠映画のタイトルみたいな話になっておりますが(笑
いえいえ、ヤクザってのは分類的にカブキ者でもかまやしないのですが古来からの『単独者』ジャンル俗称みたいな意味で使っているのでございます。
ここんところの切り分けがすっごくわかりやすい映画は黒澤の『椿三十朗』でしょう。
劇中最後に三船演じる名無しの用心棒救出した役人が(彼を正式な家臣として登用準備していたのにそれを放り出して宿無しの旅に出て行ってしまったくだりで)「彼もこんなお仕着せ(武士のスーツ)用意されるのは迷惑。こんなものに満足する男じゃないよ。」なんて台詞が出てきます。
カタギ(共同幻想)かヤクザ(単独者)かなどという分類にいいも悪いもござんせん。
また、劇中に三船演じる用心棒が「お前らは大人しく鞘に収まってな。」なる台詞も出てきますが、これもカタギな生活を馬鹿にしているどころか「正しいって言葉があるとするならそっちの世界だ」的な親心なのでございます。
その道をなにが分けるのかなんて殊更なにがどうしたなんて明確な基準もありません。
言うならば自己責任って奴ですが、確かに社会学的に先進国は『単独者化』へ変遷するのでありますが、背景事情は「国が豊かで好き勝手に選べる自由度が高まるから(そして『共同幻想』の最も核となる成立要件である生活の安全保障が確立されているから)」なのでありまして、自然現象な趣もありますが「だからどう」って事でも無いのであります。

やれ『単独者』が上等って話でもありません。
自我心理学では無く、法人のミクロ経済学で考えれば自明の話でありまして、
系列に属する企業体などに所属するのに比べて、自営業のヤクザな生活は「比較もクソも性質が違うから」ってな代物でございますし、
「今だからこそ『共同幻想』選択、いざ七三分けに、英国生地の保守的スタイルの三つ揃えスーツで」なんて選択だって勿論アリアリです(今後少数派になるのですからこっちの選択のがギャンブルかも知れない)。ぶっちゃけ面白ければどちらでもいいのでありまして(自我心理学にとって最大の脅威は”退屈”ですから)、そんな基本を抑えた上で「ヤクザな人生を語ってみよう」と思います。

●「’ヤクザな人生とはなんぞや」
時にいい意味で(大槻ケンジ先生のコピーを借りて)”ダメ人間”なんて呼んだりもしますが、昭和の代表時代劇「遠山の金さん」なんて自称”遊び人”ですからね(笑、どんだけダメなのかって、、。
この辺の機微をわかりやすくたとえるなら、
犯罪映画などでお馴染みの「強奪した札束は全てナンバーが当局に控えられており(ホットマネーとか言いましたっけ)使えないだと」なんて台詞がちょうどいいのではないかと思います。
言うならば、カタギの人生ってのは「ナンバー控えられて印のついた金を正当に稼ぐ暮らし」であり、その反対にヤクザな人生ってのは「ナンバーの控えられていない(プライバシー度最大の)安全な金だけを狙う暮らし」なのであります。ヤクザにとっては安全な金に換えるためマネーロンダリングじゃないけれども「その分手取りが減ってもいい」と考えますから、稼ぎの額面が全てじゃありません。足の付かない安全に使える金が否かが重要なのです。
(なんだかすっごく犯罪モノみたいな話になってますが「たとえ話」ですからね、誤解の無いように。)
極論カタギな稼ぎはヤクザには意味が無いのです(むしろ弱点)。
別の意味の映画の台詞に「金に色はついちゃいないぜ」なんてのがあるように、反対に「色がついてちゃ困るのです」。
「いかがわしい金ならいかがわしいほどいとおしい」←もう無茶苦茶なんだけれど、極端に言えばこんな感じでしょうか。
(誤解の無いように念押しておきますが、『単独者』はちゃんと真面目に税金も納めますからね。昭和のクロヨンじゃないけれど、節税と称して脱税まがいのなんとやらが自営業の専売特許みたいな話をしようってんじゃありません。)
ですから簡単では無いのです。
「簡単って何の話か」と申しますと、時にヤクザな人生に不安を感じて「果たして俺はどうしたものか」なんて非生産的な鬱方向に考えてしまう人物が「俺だって真面目に」な間違いをしばしば犯しますが(いやいや間違いと断定しちゃマズイだろう、、)、えーなんと申しましょうかそれじゃ全く問題の解決にはならんのです。「ナンバーが控えられて色のついている金を幾ら稼いでも苦しくなるばかり」なのですから(『共同幻想』こそクラス社会なのであり「一度足を踏み入れれば容易に足抜けできない」)。
ご当人が「方針転換だ、明日から保守的人生を生きる」と決断したなら全く話は別なのですが、前述の追い詰められパターンがおおよそそういう方向の話とは思えません。

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posted by kagewari at 15:37 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月24日

先進国ベーシックインカム時代の到来か

住まいのブログにも先行で紹介済みですが、
フィンランド、国民全員に800ユーロ(約11万円)のベーシックインカムを支給へ
http://www.businessnewsline.com/news/201512071631370000.html
先行記事:フィンランドが「ベーシックインカム」導入です
http://kagewari-retour.seesaa.net/



待ってましたといったところでしょうか。
ついにこの時代が到来しました。
経済学的にもギャンブルではあるんだけれど(故に欧州でも実験からスタートです)、
あのですね「資本主義とは投資と市場によるギャンブル経済のこと」ですから、何もおかしなことありません。
(官僚主導の均衡財政論は事実上「間接的計画経済」であって政策的共産主義みたいなものです。)
途上国経済における高度経済成長的流れは「結局一過性のもの」でありまして(まさか洗濯機や冷蔵庫を二台も三台も持っていても仕方が無いのだし→その手があり得たのはTVが三台まで)、行き着き先は「不動産バブル」という中学生以下の状態が世界で再生産される中、
ケインズ経済学が招いた各国の赤字財政問題が、財務派緊縮財政やグリーバリズムに至り、需要不足が悪循環化する状況に陥りました(これが歪んだ中国経済への期待として表面化した)。
先進国型経済=サービス産業主力化ですから→内需増としても「だから洗濯機を三台買ってね」とはなりません。街のcafeが伸びたり、需要数の限られるコアな趣味のお店が生き延びたり、フリーエコノミーの拡大により新しい経済セクターが台頭したりするのであります。
介護ロボットは著作権の切れた古典小説全てを朗読可能となりますから(能力的にバージョンアップすれば著作権の切れた古典楽曲全てを再生できるようにもなるでしょう)、「高齢者が続々とプチ哲学者となる」なんて時代がくるのかも知れません。

予測のつかない将来性があるとこが自由経済のいいところでありまして、
需要不足さえ解消すれば、先進国にもまだまだポテンシャルはあります。
てか、経済学はポテンシャルがいつか欠乏するような話であってはいかんのです。
重厚長大インフラ投資依存な経済政策は土地バブル経済と「たいした違いが無い」代物でありまして、発展途上国経済にしてもグローバリズムによる急速な投資増に依存していては(結局外資依存なのだから)、安定的な経済運営などできません。変な意味の『被・植民地根性』を醸成するだけです。

先進国は赤字財政になろうが「資金繰りさえ可能なら予算が組める」のであり、
企業で考えれば「資金調達可能=俺の金」です。
経済が成長すれば税収増になるのですから、経済成長を前提とした予算策定であるべきで、「顔真っ赤にしてメインバンクからの借り入れ返済に全力あげる企業」なんかありません(←これはバブル破綻期の貸し渋り対応の姿で、後にこの恐怖体験が内部留保拡大の原因となった)。
名目、経済ってものは消費が伸びれば付随して設備投資も伸びるので倍々ゲームで全体が拡大します。どうやってそっちの流れに経済を乗せるのかってのが経済政策なんですからね。
(※レーガノミクスあたりからサブプライム破綻までの米国におけるクレジットカード政策みたいな奴も、赤字を民間レベルで発生させても需要増でカバーされるという発想で、貸付民間型変則ベーシックインカムみたいなものだったと見ればわかりやすいかも知れません。←制限無く拡大し過ぎてサブプライムで破綻しましたけどね。)

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posted by kagewari at 22:53 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月20日

全然知りませんでした「石油は化石燃料では無い説」とかあるんですね

いやあ地球温暖化説が怪しい件もある意味通説ですが(ぶっちゃけ温暖化派・非温暖化派どちらも怪しいと)、まさか石油が無限に枯渇の心配が無い資源かもしれない話は知りませんでした。
所謂トンデモ系の話も織り込みつつのリンクは「石油は無尽蔵にあることがわかっている」なんてキーワードで検索していただければ出てきますから興味のある方は自分で探してください。

説によると石油は条件が整えば地下で勝手に産出され、底つくとか無理な採掘しなければ半ば永久だって話(既に閉じた油田を放置していたらまた出たなんて話もあるとか)。
トンデモ系ではメッカと言えるロシアあたりから喧伝されている話らしく、
なるほど最近の中東情勢を考えてみると(石油は枯渇しないので結局採掘コストだけの問題となり)、油田を巡る争いというより「過剰生産を巡る争いになっているのかな?」なんて事も考えてしまいます。
(日本で研究が進んでいる”藻でジェット燃料を生産”って話も関連して考えると、あながちトンデモでも無い話かも知れません。)

更に「地球温暖化説が怪しい説」と話が符合するとこあるのです(この説に原発推進派が入れ込んでいたってのも半ば通説となっています)。
特に、20世紀に莫大な富を生み出したオイルマネーですが、この時盛んに喧伝されていたのが「石油は限られた資源でいずれ枯渇する」って話です。勿論これは石油価格の維持という目的にも大いに貢献していた。
極論すれば、この与太話が「日本に関してWWUの遠因にもなっていた」のですからね。

石油は枯渇しない説に絡んで紛争や戦争が巻き起こっているとしても驚きはしません。
謀略説好きの保守系トンデモジャーナリストの間でついこないだ盛んに噂になっていたネタに「イランへの核攻撃は決定事項」というのがあります。
それは見事に外れ、ホワイトハウスがイランと手打ちし和解に至ったのはご存知のとおり。
(核攻撃押し勢力から見ればオバマは大変な裏切り者って事になるのでしょうね。)
そのイランですが「経済制裁の解除も見えている、イランが石油の生産調整に協力しなければならない責務など無い(安値でもバンバン輸出しまっせ)」と鼻息が荒いのも報道のとおり。
(米国も議会がシェールオイルの輸出許可を出しましたから、原油価格が上昇する雲行きはどこにもありません。)

まーいろんな人が、各方面いろんな思惑で動いていると、このような話なのでしょう。
(シリア・イラク云々なんて思い切りオスマントルコ帝国ネタの延長戦ですから「あんた達いつまでやってんの」と半ば呆れてしまいますが。)
■日本はオイルショックを潜り抜け、トンデモの省エネ国家となりました。
石油が枯渇するから代替エネルギーも真に受けて「いっちょやったろか」とマジもので開発してしまいそうな勢いです。
トヨタは水素エンジンに社運を賭けるようですし、石油の安値が続いても脱石油は更に進むのでしょう(てか、石油枯渇しない説がホントだと日本はどこやらの温泉街を油田に変えることもできるのでは?とか想像してみたり)。
日本は空回りするほど頑張ってしまう楽しい国で大変喜ばしく思いますが、
本当にやってしまう洒落にならない一面もございます(笑

果たして今後の世界はどうなるんでしょうね。
てか中東の追い込まれっぷりは半端無い状況で、根拠はありませんが「現状の石油安が今後数年続くようなら財政赤字に陥っているというサウジで政変が起きても驚きません」。
ロシアが最近盛んに核をちらつかせているのも「彼らなりにマジものの脅威を感じて」だと思います。結局は米国FRB利上げに象徴されるように「米国の店じまい感」が思う以上に拡大しおり、世界的に安全保障上の空白が広くなっている(勿論ここは各国がそう思えばそうなる類のもので米国のプレゼンスとリニアに連動しているワケじゃありません)、フセイン時代のイラクがクゥエート侵攻しちゃった時にも「米国筋がいいよと言ったとか言わないとか(少なくともフセインは米国はOKだ・空白が生まれていると判断した)」そんな話から始まったのであり、
足抜けしかねない米国を(軍部はそのつもりは無いが国務省とオバマホワイトハウスが怪しかった)安倍政権は南シナ海をてこにして、果たして米軍との合作なのか知りませんが「これを引き止め」(或いは日米集団的安全保障という枠組みで埋め)空白の発生を防いだ形になります。
(それ以前のオバマ政権は結果的に中国の軍事的拡張を”間接的に煽っていた”も同然でしたから。←言い換えると中国はクゥエート侵攻前のフセインの心理になっていた。→「オバマはOKといっている。オバマ政権の間にガンガン既成事実を積み上げろ」)
これを一番喜んでいるのは(軍部のハンドリングに神経尖らせている)北京政府かも知れません。

推測ですが、米軍の「自由の航行作戦」となった今、
中国の(日米離間を意図した)反日政策もほとんど意味が無くなりましたから、今度は中国が反日店じまいを始めるのじゃないでしょうか。
中国にしたって、尖閣もそうですが「石油が枯渇しないエネルギーで安値で続くから」って事なら、最初からワザワザ(海底油田開発を巡って)面倒な騒ぎにする必要がなかったのであって、旧満州の大慶油田の復活技術でも研究した方が早かったてな事にもなります。
馬鹿騒ぎもいいとこですよ、、。
しっかし、煽りに煽って収拾つかなくなってる反日世論を今後どうすんでしょうね(笑
仕方が無いので、自衛隊のステルス実証機ATD-Xが飛んだ時に「50年たっても適わない技術」とか褒め殺しみたいな報道でもやろうって計略かも知れません。

さて、実際のところ「石油は化石燃料では無い説」の真偽は?


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posted by kagewari at 12:09 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月16日

米国のガンコントロール論

(凄く一部マニアの話ってだけでなく、心理学とはほとんど関係の無いエントリーです。興味の無い方は完全スルーでお願いします。)

私は過去ガンマニアだった人間なので、NRAの代理人じゃありませんが、ある程度彼らの意見には賛同するところもあります(銃が悪いのでは無く悪い奴が問題なのだ論)。
実際射撃場で実銃を撃つなんて状況になれば、銃の事をよく知る人ほど「身が引き締まる」じゃないけれども「危険物取り扱い責任者意識」みたいなものが派生します。
銃が文化として日常化する事自体には問題は無いと思います。
と、思いますが、
日本に実銃所持を米国式にするのが好ましく無いように、
(日本刀は随分アバウトな管理ですが文化が根付いている武器なので犯罪を誘発しないが、日本には銃が日常的にそこにある文化は無いため銃の所持を日本刀並みにルーズにしたら大変な事になる。)
米国の銃文化はもう過去のものでしょう。
その証拠に、様々な銃乱射事件で市民が自ら所有する銃で応戦したなりのケースがほとんど発生していません。仮に銃の文化が米国でも残っていれば(逆さまの話ですがアラブ社会も銃が好きでどこかしこにAKがあるのです←AKって町の鍛冶屋でも作れちゃうんですよ)誰かが応戦するなりの逸話があってもおかしくありません。
現代の日本に「日本刀二本差しで歩く人が滅多にいない」ように、現代米国社会で普段から銃を携行するなんてのは一般的でもなければですし、第一過半の州において銃の所持は合法でも携行は違法です。
米国でも「自分の家を守るための武装」は想定にあっても、市民が銃を携行して大立ち回り云々って想定はありません(西部劇の時代だって町の治安を守るのは保安官な訳で)。

唐突に市街地で銃撃戦があるって状況からして「銃文化の破綻」です(戦争じゃないんだから)。
欧米の銃文化だって、日本の武士ほどじゃないけれど「やたらと銃をホルスターから抜くもんじゃない」厳しい文化となってます(撃つ気が無い時には間違ってもトリガーガードに指を入れるな・銃口を向けるな←そういう事を知らない奴が失礼な振舞いした時には撃ってよし)。
所謂NRA(全米ライフル協会)の護身想定にも無い筈なんです。
そして銃の氾濫が銃撃事件の一因となっているようならガンコントロールをやるのが筋論でしょう。
米国だってガンマニアにもなれば、プリンキング(小口径銃の気ままな射撃)なんて射撃スタイルがあるように(ファクトリーロードの実弾は高価ですから)バンバン大口径の実弾を撃とうなんて輩はいません。自分でリロードしても弱装弾にするのが一般的です(フレームにガタきちゃいますから)。
射撃場で高価な44マグナムなどバンバン撃っていれば、「金持ちだな」とうらやましがられたり「音がウルサイんだよ」とクレームがきたりします(アホみたいに大口径撃つ事は少なからず嫌味だって事)。
仮に強いガンコントロールが施行されてもコアなファンが困る事は無いでしょう。
(日本の銃刀法を参考にすれば、大口径ライフルの所有は「10年など長期間安定所有者のみ・ハンティング用のショットガンは弾装3発まで・拳銃の所持はオリンピック選手みたいなのを例外に一切禁止」。)
日本の銃刀法を参考に、米国式のガンコントロールを考えてみると、
「オートマチックの拳銃所持禁止(ガバメント45口径シリーズなどシングルカラムマガジンの骨董枠機種は例外・6連発のリボルバーは可だが子供のいたずら防止のため別途トンチンカンでも安全装置を付ける)」「ショットガンの弾装3発まで」「ライフルの所持はレバーアクションかボルトアクション限定」「自動小銃(オートのライフル)所持・射撃全面禁止」「15歳以下の射撃や銃の所持禁止(15歳以下の実銃は高級エアーソフトガンという認識でOK)」といったところでしょうか。

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posted by kagewari at 22:56 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月13日

「高望み」

(ちょいと前回の続き的な)

向上心と高望みは違いますわね、
高望みってのはお門違いな水準を期待するもので、見合った努力なども計算されたものではありません。なんというか漠然と「もっと高いレベルじゃなければ満足しない」みたいな心理です。
あんまり馬鹿馬鹿しい話なので、ことわざじゃありませんが「高望みしてもキリがない」ってオチがあります。ええ、漠然としているから尚の事です。
即座に「極端な話をするつもりはありません。私は少なくとも○○程度であればって言っているんです」なんて返しが聞こえてきそうですが(まーこういう人はその水準になったらなったで違う高望みネタに変遷するだけなのですけれど)、「そりゃお門違い」ってものです。
「どの程度が高望みとは言えない水準なのか」なーんて誰にも決められる話ではありませんから。
つまり高望みってのは、現在の自分では手に入らない(1mmでも)権威的認知で”上位”と分類されている事が達成されていない限り満足できないって話です。

既におかしな事なってますね。
(権威性認知の無い『単独者』の場合、全ての事象は”それぞれ”であり、上位下位などの順位付けが標準的概念みたいに存在しないので、『共同幻想』適応人格などの「権威性の認知無しに事の上位や下位を認知できない」。)
なんだか、思いっきり、
最初っから、まずもって、
人間の認知構造上「高望み」ってのは当事者が『共同幻想』適応人格でなければ派生しないのであります。『単独者』にとって何が上で何が下だとかって決まってるのはエスカレーターの進行方向ぐらいなもので、標準化された上位・下位の認知が織り込まれている以上、当事者は『共同幻想』適応人格でなければならない。

おやおや、
これもおかしいのです。
当事者が『共同幻想』適応人格であれば(『共同幻想』社会の上昇志向はインセンティブであって本質では無い)、向上心として「できればこうありたいね」はあっても「こうでなければ満足しない」なんて心理にはなりません。
極論『共同幻想』適応人格ってのは、全ての優先順位の中でMAXなのが「所属社会の身分」ですから、「野球部補欠要員の幸福」のように、どんな立場にも生き様ってのが存在します。言うならば努力目標や理想はあっても「今そうなっていないから満足しない」と考える人物はいません。
そう考えちゃうのは『共同幻想』適応選択社会の中でも「ダメなパターン」であって、だからこそ冒頭の「高望みしてもキリがない」なんてオチまで用意されているのです。

前回エントリーの『殊更に「こうでなければならないのではないかと思ってしまう」心理』よりも強度の高い話になってます。
(強度というか、そんな風に思ってしまうだけでなく、そうなっていない事に不快興奮する形で興奮水準が倍化している。心理経済学的に反動化起すと興奮は反動係数が掛かり増大するため。)

ぶっちゃけ、高望みなんて心理は強迫系というかメンタル問題無しにあり得ないからです。
ここまで読めばわかると思いますが、
『共同幻想』適応人格としてメンタル的に破綻していなければそんな高望みしないのでありまして、
『単独者』であれば、上も下も無いワケで、
高望みって現象自体メンタル問題抜きに語れない。
(前回エントリーの「こうだったら妄想ホワンホワン」みたいな可愛い妄想では無い。)
皮肉な話で、
この「高望みしている人の話」を仮に『単独者』が聞くと「その話のどこに高い部分があるのかトンチンカンでさっぱりわからない」なんて事にもなります。

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posted by kagewari at 20:02 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月10日

殊更に「こうでなければならないのではないかと思ってしまう」心理

ざっくりいえば「後悔」や「罪悪感」であったり、
主観的には「物足りない」だとか「焦燥感」であったり、表現はいろいろです。
このようなパターンの心理には共通して”理想像”や”理想形”や”想定範囲”みたいな前提ありきで発生します。
「本当はかくかくしかじかであるべきなのに」
「こう(その姿)でなければならないのではないかと思ってしまう」心理ですね。

実に馬鹿らしい話です(笑
「そんな事言ったら人の向上心はどうなるんだ」なんて声も聞こえてきそうですが、
「やりたいことがみつからないシンドローム論」同様に、本来的な向上心志向があればそんな風には考えないのですよ。→「(迷わず)もっとこうしたい、是非こうしよう」と動き出しているからです。
実は、前述の「こうでなければならないのではないかと」なる心理にはどこか途方に暮れるというか、それを実現する手法(実際の行動)を思いつけていないから出てくる台詞でもあるのです。
結論、それは「そう思うだけで(だからといってどうしたものか)実際どうしたものか思いついていない」のですから、向上心も何もその後というか次の展開に繋がる要素は皆無です。
とても外面の似た心理に『反省』というのがありますが、
反省というのはその文字どおり「省(かえりみる)」であって、ジャーナリズムのような第三者性のある話です。現象が反省であればその心理は「どうすりゃよかったのか」「この手はどうだだっただろう」のように鬱的に落ち込むような事にはならず、ひたすら事実関係の裏取りや方策を考える状態になります。
似ているようでまったく違う心理なんですね。

そこで
「本当はかくかくしかじかであるべきなのに」
「こう(その姿)でなければならないのではないかと思ってしまう」心理
こいつを掘り下げて考えてみましょう。
話の鍵は”設定”や”想定”されている(あたかも本当に自分像であるかのような)「こうあるべきだ」なる前提条件の方になります。
論理矛盾してますよね?
預言者でもあるまいし、結果に対して「事前にこうでなくちゃ嫌だ」のような設定が(いったい何を根拠にそう思うのか)行われており、人間は神様じゃありませんので、そういう想定は「限りなく100%達成されません」(未来を予言できる人など別の意味で”ちょっとどうかしている人”だけです)。
どことはなしに、そこはかとなく現実はどこかが違っているものです。
勿論、その原因の過半は(自分の思惑とは関係無く)外側にある現実の事情によってです。

さて「そんな心理は誰にでもあるものだ」と思いますよね?実際そうです。
(私にだってうっかりしているとそんな事を思う時あります。)
ところが、
以下のようなパターンだと圧倒的に「いやはやそういう風にはなかなか考えませんね」となっていませんか?
●「アイドルグループのコンサートに行った、大枚はたいて最前列だ」
(勿論当人、そのアイドルが好きな訳だから間違って視線でも合わないだろうかと期待もしている)
●そりゃだからといってコンサートにおいて何も起きず、間近で見られて大満足
 ↑
この状況でですね、
「ああ、こうなっていさえすれば、ここであーなって、そーなって、僕はこうなるべきなのに。」
通常思いませんよね?
仮にそんな風に考える人がいたら「完璧ストーカーじゃネーの」と誰しも思うでしょう。

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posted by kagewari at 07:38 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月04日

「ひょうたんからなんとかみたいに」戦争起きるでしょうか

フランス政府はISに対して「戦争宣言」してますが、
「おっとっとちょっと待ちなさい」みたいな勢いで大国同士のガチ戦争に発展なんて可能性あるでしょうか。歴史的経緯から言えば「先進国同士の全面戦争はあり得ない」結論に間違いありません。
しかし、先日のトルコ軍のロシア爆撃機撃墜みたいな話を聞くと(誰が何を思って仕掛けたのやらまったく不明)偶発的な悪循環みたいなのなら確かに可能性あります。
なんといっても「それほど欧州の凋落が目に余る」状況です。
政治にしても、経済にしても、EUという実験の破綻にしてもかなりヤバイ。
なにやら来年あたり英国ではEU離脱の国民投票だなんて話も耳にしますが、中東の問題は更に深刻です。一番心配なのが「原油安が収まる気配無い」ところです(ロシアが減産に応じないって話らしいですが)。一部の中東産油国が財政赤字に陥るって予測もありまして、
その最中に例の環境問題会議で「とにかくCo2減らすために化石燃料は燃やしちゃダメ」みたいな話でゴリゴリ詰めているのであり、日本の省電力技術開発や代替エネルギー投資など含めて原油安に困っている中東にとっていい話はありません。
(ちなみに「本当に温暖化なの?」って論議には私も疑問感じてます。)

現在の原油安状況見れば、20世紀のエネルギー戦争というか、、原油が枯渇したら核戦争も待った無しだみたいな騒ぎは一体なんだったのだろうかと思っちゃいますが、、。
とにかく原油が余っているのであります(笑
ええ、、じゃぶじゃぶと枯渇どころか腐るほどあったのでございます。
21世紀は「エネルギーの埋蔵量の多さで戦争になるかも」となっておりましたが(こうなるともうもう底無しのバカでしたね)、皮肉な事に「資源輸出国ほど経済が不安定になっている(世界的景気に常に連動する)」状況です。
世界は50年代の米国のような牽引力を中国に期待したのかもしれませんが(一体どこを見とんのかと)、それも短く淡い期待に終わりました。
世界の総需要的にはASEANでも中国を越える人口があるインドでも、図式的には需要不足で困る事にならない計算になりますが、グローバリズムなどという無理のある経済によって(読み替えるなら「多国籍企業による明朗会計な帝国主義」)、世界経済における所得分配機能が焼畑農業的なアレになっちゃっているので(労働市場が国際化により常に供給過剰化してしまう)、言わずもがなに世界的過剰在庫・過剰投資の乱高下リスクが常に高止まりしているのです。
ドイツの投資によりガツンと成長したポーランドだって今後大丈夫なのだろうかと思ってしまいます(中南米もかなりヤバイ)。

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posted by kagewari at 19:14 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月02日

『自我と現実』(試し書き)

あからさまな現実ってモノが無いのは誰もが知ることかと思います。
(”おいしいモノなど無い”の原則論と同じ→おいしいモノ分類の射幸心のある食べ物が”おいしい食べ物”なのだけれど、「これがおいしいんだよ」な食通ほどそれは増えるワケで、個体によってその母数が変化しますから「おいしい食べ物を知る人」がいるってのが正解なのかも。)
現実ってのは相対論ですから「未来とは言わないが内容的には未来のこと」です。
「直面する隙間の無い次の時間」とでも言いましょうか、
「過去では直近のこと」とでも言いましょうか。
結果として前述括弧の”おいしいモノ論”にあるように、「(未来であって想定できない筈の)現実を知る人ほど現実の幅が広い」などと言う、言語として極めて怪しい状態が”あり得る”のでございます。

所詮イメージや認知の幅って事なのかも知れませんけれど、
「何をもって現実とするのか」みたいな捉え方は=「自我構造のファンダメンタルそのもの」でもありますから、メンタル状況が変化すると「現実すら可変する」という図式が成り立ちます。
※勿論、科学的にあり得ないことなので言語表現としても極めて怪しい説明になっております。

つまりメンタル問題がアレになるとなりますと→「想定する現実を指名(固定)することすら可能」となってしまい、この状況は(未来と過去の定義にあるとおり)「そこまでいっちゃうと”現実を喪失している”」という形で証明されます(不確定な可能性を否定するからです)。
「想定する現実を指名することすら可能」と表現するのは”×”で
「そこまでいっちゃうと”現実を喪失している”」と表現するのが”○”みたいな、
随分いい加減な説明になっちゃってますが、
なんせそこは自我や言語ってものからして、かなり制限のある(実態としては幻想)カオスな代物なので(”制限のあるカオス”ってからして言語的に壊れてんですが、、)、すっきり説明する事はおおよそ不可能なのであります。

なんだか場当たり的説明に終始する感じになりますが、
ぶっちゃけ「そこが説明限界」です。
■話を原則論に戻しますが
現実を「過去では無い直面する未来」と定義した場合、
空間的には屋外や外界などのイメージになりますが、そりゃネット空間だろうと脳内イメージだろうと場所も空間も特定されません。「次に脳内で思いつく話(直面する未来)」だってありますから。
そうなっちゃうと、現実ってのは自我そのものでもあり得るのでありまして(鏡像論でしょうか)、
さて、この場合自我の統合(自己の概念)も「これという制限無く可変」する事になってしまいます。
実体からして「そうなんです」が(笑
極端に言えば「1秒後は別人」なのが人類ヒト科の特性でもありまして、
それでも自我の統合が何故壊れてないのかって理由は簡単です。自我の統合ってのは「過去を材料に造られている」からです。
「1秒後は別人だが、1秒後はもう過去なので、その経過毎に”1秒後”は自我に取り込まれれ続ける(統合に途切れが無い)」ちゅうワケです。

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posted by kagewari at 05:14 | 心理学テキスト「Why not」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


『住まいの心理学』
Amazon 2
所謂臨床系の言うところの行動療法ってほど堅い話ではありませんが期待感あるアプローチだと思います
自我と時間』参照

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