2015年10月19日

平和主義

その反対は『戦争論』でしょうか。
話を『戦争論』から始めると、なんつったって「始まりが安全保障目的」の『共同幻想』バリバリの時代は”戦争の時代”でもありました。
権威性の価値論より個人的価値意識が優先する『単独者化社会』になって初めて「社会的戦争欲求(覇権主義)」みたいなものは消えていきますが(金持ち喧嘩せずじゃないけども)、「社会の『単独者』化」要件は「後期先進国であること」ですから自動的に当該国家は経済的に豊かな国になります。

世界の全ての国家が先進国化するまで、その平和主義な当該国は「豊かな生活を見せつける大金持ち」同様なので、先日の心理学テキストレポートじゃありませんが、周辺国などの間では「激しくその姿が気になる、癪に障る」なんて社会心理が醸成される可能性を否定できません(心理学の原則から言えば自立性に問題があったり民主化が歪な国ほどその可能性は高まる)。
この状況で平和主義を安定・継続させるためには「ちゃんとする事」が条件になります。
(ちゃんとするってのは『共同幻想』権威主義の秩序意識では無く、自然界の法則に逆らわない合理的判断という意味です。)
法令遵守含めて高い合理性やら、バブルなども発生させず、経済は内需中心で、自前のエネルギー政策を持ち、政治的安定、言論の自由、などなど「特別不自然なところ無く合理的である事」が、周辺国家含めて域内の平和を成立させる条件です。
勿論そこに安全保障の空白があってはならず(『単独者化』により安全保障への社会的関心は後退しますから)、理詰めの軍事力保持は必須条件です。
PCスキル上位者がセキュリティーソフトを入れないなんて不自然な現象はこの世にありません。

理詰めの軍事力ってのは、意図として対艦巨砲主義のような国威発揚目的の派手なハードを並べるというものでは無く、現実の有効性をゴリゴリ検討したプロ意識の高い防衛に特化した軍事力の事です。
 ↑
●ここがですね、ちょいと前に書いてある「金持ちを見せ付けられた」みたいなほとんどメンタル問題のような周辺国の社会心理とならぬようにって目的としてもクレバーな判断になります。
(某国のようにいきなりこれ見よがしな航空母艦をお披露目するみたいなのが、”煽り”という点から最大の愚作。←逆に域内の戦争可能性を高めるだけの不安定要因になるだけ。)

そんなこんなを考えてみると、
■日本の自衛隊って概念は「実に都合のいい軍事組織」です。
ナチュボーンだと思いますが「戦略兵器無し・実質軽爆撃機すら無し・高度なシビリアンコントロール(身分がほとんど警察官)・突出した迎撃能力」域内の平和維持する上で、米国との軍事同盟が無ければ予算倍増してもいいぐらい優れた組織です。
将来的には米国の予算の都合で米軍規模が縮小し、それを根拠に予算増額もあると思いますが、規模の拡大は国産武器開発などにも好循環となり効率はむしろ高まるでしょう。
個人的意見ですが「憲法9条改正」が良作とは思えないんですよ。
自衛隊のまま徐々に規模を自然増させるのが得策だと思います。
(政治がしっかり機能している事が条件ですが。→その都度解釈改憲でいんじゃないですか?。政治についても『単独者』増により「日本の民主主義は機能する方向」になってきてます。)

■以前の米国のような「軍事制裁力が無くていいのか?」な側面ありますが(国連の要請的にも)、イラク紛争で判明してしまったように、現代社会において”対国家規模”で軍事制裁が有効なケースなんてもうあり得ないでしょう。民族浄化のような戦争犯罪が現在進行系である状況を例外に攻撃力が必要だとは思えません。同様ケースがあったとしても戦力的に大規模なものが必要ないのですから。
その程度の攻撃力は今後も米軍において健在だと思います。
ゆくゆくは「国連常設の無人攻撃機とあらゆる国家から独立する傭兵部隊」なんて構成になるのかもしれません。「国境なき傭兵団」とかね。
●日本の軍事力を考えた場合『存在しない攻撃力』と『突出した迎撃能力』←ここがキモでしょう。
海上自衛隊にとってイージス艦の存在は大変都合のいい兵器であり、9条的にも「なんぼでも増やせる」艦艇ですし、国連の要請があれば、紛争国に「ミサイル迎撃だけ専業で派遣」するのもアリアリでしょう。

『自衛隊』の要員も新卒採用に拘らず、幅広く募っていくのが今後ベターに思いますから(隊の『単独者』化促進)、そういう意味でも現行憲法9条のまま「警察の派生軍事組織」の姿の方が都合いいと思います。
関連する外局とかも軍事組織である必要無いですし参加する個人や企業にも自衛隊である方がハードル低いと思います(サイバー部隊なんてアウトソーシングのが効率いいでしょう)。
推測ですが、今後は「非軍事の自衛隊業務」が増えていくのではないかと思います。
(実際自衛隊は軍隊じゃありませんから。)

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posted by kagewari at 18:56 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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所謂臨床系の言うところの行動療法ってほど堅い話ではありませんが期待感あるアプローチだと思います
自我と時間』参照




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