2015年08月22日

自立性の意味

「自立」の反対が『依存』です。
少なからず『共同幻想』適応選択は一種の依存(や丸投げ)になりますが、それが無自覚では無く確信犯的選択であれば「自立的選択」となります。
のようにですね、
鬱ケースもそうですが、メンタル問題において問題視される事の多いテーマのひとつが『依存性』になります。『依存性』の説明は随分やってきたので、今回は逆方向から「自立性」について考えてみます。

関連キーワードを出していくならば、
「自立性」と「自己責任担保」は関連項目です。
自主的な賭けであれば、その勝敗の責任は全て自分にあり、結果に対してやれなにがどうこう誰がどうしただのって話は一切出てきません。そして、その結果責任は=(買っても負けても)全て自分の成果なのであり(買っても負けても)ある意味経験・スキルの獲得を意味します。
所謂”なんとか甲斐”って奴です。
時に「責任を求められる」と受身表現(『被(こうむる)』)となった瞬間に戦犯ってかな、あたかも犯人扱いされる認知になりますが、
「ここの責任者は私です、全権は私にあり口出ししないでください」と主体的表現(『抗(あらがう)』)となった瞬間、最大の私利私欲と申しましょうか「自己の存在に関わる重大事項(資産に対する所有権の意)」と話は180度逆転します。

これは関係論というか社会学的見方として、
関係が『依存的』だったり『従属的』だったりする場合、勿論の事(受身になる理由でもありますが)そこには権威性認知が関与し、同時に階級における上限関係を示唆するような話になります。
つまりそこで語られる責任とは”中間管理職的な業務や労役”の事になり、「上から追っ被された仕事や命令」みたいな事になってしまうからです。
しかし関係が自立的なものである場合、そこに上下も階級もありませんので(自分で選択した自己責任の担保と選択と結果に対する所有権の保証があるだけなので)、極論するとそれは(自主的選択で誰の命令でも無いので)「自分のやりたい事」になるんですよ。
(興味ある方はHPコンテンツの心理学テキストX参照)
http://kagewari.cside.com/kage_tex51.htm

なかなかこの辺のニュアンスが理解され難い事あるんですよね。
それがやりたかったからやりたい事って抽象概念が出てくるのでは”無い”んです。
実のところ、言語として正しいのか怪しい「やりたい事」なる抽象概念はですな、「それは自分が主体的に自己責任を担保したことなのだから」を背景にするから(結果として具体的に何をするなどの定義無いままに)抽象概念として「それは自分がやりたい事だ」と認知されて論旨矛盾しないのです。
(HPコンテンツにあるように「やりたい事がみつからない」という言語表現は完全に使用法的に、国語的に文法的にNGであって、日本語が破綻するぐらい論理矛盾になるワケ。)
全文を書くと、
たとえば、
「何故そんな事をとか言うのかもしれないが、これは俺が自分の意思で選んだ事であり、そうしたかったんだ(これは俺のやりたい事だった)。」
●何を選ぶとかの意味では無く
「主体的に選択したのである」を条件に「やりたい事」の概念が脳内で”認定される”んです。
ですから、
選択が依存的だったり従属的な場合(『被(こうむる)』)、考えるまでも無く「主体的選択」という認定条件が崩れる事により→「やりたい事を喪失」します。
後から探して見つかるようなものじゃ無く、認定要件の話なワケ、
 ↓
そこに「自己責任の担保が無いから、選択や行為や結果に対する所有権が無い」のですから。
「(やり甲斐を含む)やりたい事」認知の成立条件が「主体的・自立的選択」であり=その意図は「自己責任の担保」であり=「全ての責任は俺にあります」という台詞によって「関連事象の所有権」を成立させる。
その反対は、
「私には責任がありません」=当事者条件を満たしておらず、そこで起きた事やましてや結果に対する所有権もありませんから、そこになにがあろうが(それを選んだ当事者が自分だろうが)「私には関係がありません」→関連する事象に対して「私は関係が無い」になります。
こうなると「自分が存在していない」と言っているのと同義ですから、自我内に「(やり甲斐を含む)やりたい事」認知の成立条件を根本的に失っており、生存意義すら怪しくなります(その生存の証明すら他者に依存するようになる)。←ここが鬱症状などのバックグラウンドにもなる。

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posted by kagewari at 00:20 | 心理学テキスト「Why not」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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所謂臨床系の言うところの行動療法ってほど堅い話ではありませんが期待感あるアプローチだと思います
自我と時間』参照




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