2015年05月22日

『共同幻想』再選択って具体的にどういう状況か

このブログの読者は「どちらか言うとハードにロジカルななんとかに耐性ある人」が多いのではないかと思っているので、乱暴に言えば『単独者』か『歩留まり』的選択を模索してってパターンが主流かなと思いますが、
だからと言って「確信犯的『共同幻想』再選択」って状況の説明をすっ飛ばしたままだと「なんだだかんだ『共同幻想』社会と絡んでしまう状況が、強迫的退行なのか、自分が『共同幻想』を再選択しようとして試行錯誤しているのか」←ここの判断がどっちなんのかなかなかわからないって事にもなります。

そういう意味で「確信犯的『共同幻想』再選択」ってものを説明してみようと思う。
■「”再選択”なのは何故」という初歩的なところから説明しましょうか。
稀にナチュボーンの『単独者』ってレアケースもあると思いますが、おおよそ多数のケースで人の自我はどこやらの家庭クラス(階級)の子供属性として始まります。最初っから家族社会『共同幻想』に所属する形になるワケです。
数回の反抗期は幼児特有の誇大妄想の現実アップデート作業なんですが、「神話めいた妄想や迷信のような思い込みから醒めて、現実に置き換える作業」なんですな。だから反抗ってのはある意味「過去の自分(子供自我)に対する反抗でもある」のであって(むしろこっちが本質)、社会現象としては所属社会の権威的な存在に反抗するってな形で現れるので一般的には、そんな感じに荒れる若者みたいなイメージが『反抗期』となってます。

すごくざっくり分類すると
・幼児期反抗期は「神や女神かと思った権威者が、マジ人間と知り(ネタバレと現実置き換え)」
・小学生年次などの反抗期は「すっごく偉い人やすっごい美人のように思っていた家族社会権威者が、・普通のオッサンやオバチャンであると知り(現実情報による神話の崩壊と現実置き換え)」
・思春期の反抗期は(なんといってもその根幹に性的能力の獲得があるため)「権威者に認められる共同幻想的認知快感から個人的大人の快感との相克(家族社会権威性の崩壊、快感獲得の優先順位は外の社会へ)」
 ↑
こういう感じの分類なのね。
みたままだけれど最後の「思春期反抗期」こでは『共同幻想』全体への反抗が行われる事になります。瞬間風速で『共同幻想』の全否定、ガラガラポンが起きる。←時限性の『仮想単独者状態』と言ってもいい。だから昭和の思春期反抗期の典型イメージは「ひとり旅」だった。
(勿論そんなみごとな典型モデルは無いので、なにがしかの神話性や誇大妄想性を残しつつ、その後の個人的課題・反抗期の先送りみたいな形になっていくケースの方が多いでしょう。←言うならばここが先進国特有の「新卒社会人3年で退職」という第四次反抗期みたいなテーマとなる。)

話は戻りますが、
思春期反抗期を誘引させている要因は性的目覚めだけではありません。重要なポイントに「少なくとも発展途上国以上の環境の場合、同年齢は学生であり”働いていない”」のです。
所謂食い扶持・シノギのために「言わずもがなで就職という形式による社会適応を迫られる状況に無いワケです。」←社会学的にはゲゼルシャフト云々って奴。
(※まさかねいい年こいたオッサンが、突然思春期反抗期に目覚めて「会社に休職届けも出さず、盗んだバイクで走り出したら大変」なんですよ。逮捕されますww)
つまり思春期反抗期には『共同幻想』全否定・全面反抗って状況が環境的に整っているワケですよ。

そんでー
家族社会って『共同幻想』は特に欧米なんかだと宗教・教会の下部組織なので(日本の場合はあたかも集合無意識のモデルになりそうな”世間様”の下部組織)、いかにも地縁血縁宗教などのローカル社会系(ゲマインシャフト)帰属世界になるんだが、
こいつを思春期に全面反抗となり、
ある者はローロングストーン的な『単独者』となり、
発展途上国なら大半の者が「社会・経済・政治という利益性現実社会(ゲゼルシャフト)」を再選択する形で「市民や社会人」という帰属・称号を得るような格好で、『共同幻想』を再獲得するワケです。(近代で言えば「子供属性を破壊し労働者階級の再選択によって大人になる」みたいな。)

メンタル問題などにおいては年齢的に「もう生産労働年齢だろう」って状況も多くなるから、
前述の「思春期反抗期の環境という意味で”働かなくてもいい学生”」みたいな部分が担保できない場合も多いので、面倒ってか『単独者』系のが無難だったりするワケですよ。
(極端な事言っちゃえば、メンタル問題発現しとんのも「見ようによっては「単独者」の才能」みたいな部分もあるからね。)
■だからメンタル問題があって「反抗期不全により、子供心理系『共同幻想』が強迫心理として大人化(自立独立)しようとしている『自意識』の能動性を抑圧し、動機形成を偏向させている状況」ってのから脱する事を考える場合、

つまり、(法的には大人の)いい歳になった状態における「反抗期の追試」みたいな状況は、メンタル問題にしろ、先進国特有の「新卒社会人3年目の憂鬱」にしろ、この点で現実目線で仕事どうすすよとか目に入ってくると、『共同幻想』再獲得ってところの見分けがすごくわかり難いんだとね。
(ここは当人にも第三者にも簡単には特定できない)
何がわかり難いのかって、「その『共同幻想』選択は、強迫心理系の退行なのか、反抗期をプルーフした確信犯的再選択なのか?」どっちかある程度の経過なども見ていかないと即断できないワケさ。
目先がさ、食うために仕事って切迫感あるから(これは「社会的強迫」っつーんだけども)、個人心理学上の問題に集中できないところあるワケです。
本来はこの反抗期は「当面働かなくてもいい身分の環境」で発現するものなので、環境がなかなか整わない状況が継続してしまう。

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posted by kagewari at 05:12 | 心理学テキスト「Why not」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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所謂臨床系の言うところの行動療法ってほど堅い話ではありませんが期待感あるアプローチだと思います
自我と時間』参照




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